
LenovoとHP、買うならどっちがマシ?徹底比較ガイド【2025年版】

この記事を書いている人(せせら)
普段はITフリーランスとして活動しています。
個人で作業効率化サービスを運営し、挑戦を続ける人々を静かに応援しています。
「LenovoとHP、どっちのパソコンを買うべき?」
「安くて性能がいいのはどっち?」
「デザインや使いやすさに違いはあるの?」
世界シェア1位・2位を争うLenovo(レノボ)とHP(エイチピー)。
どちらもコスパ抜群で、家電量販店やAmazonでもよく見かけるため、この2社で迷う人は非常に多いです。
結論から言うと、
- コスパとキーボード(打ちやすさ)を最優先するなら → Lenovo
- デザインの良さと、初心者への親切さ(サポート・マニュアル)なら → HP
- どちらも「世界標準」の品質なので、最終的には「見た目」と「その時の価格」で決めてOK
という選び方が正解です。
この記事では、LenovoとHPの違いを「特徴・キーボード・デザイン・壊れにくさ」で徹底比較し、あなたに合った1台が見つかるように解説します。
目次
LenovoとHPのざっくりイメージ比較
まずは、両社の「キャラクター」を掴んでおきましょう。
Lenovo(レノボ)のイメージ
Lenovoは世界シェアNo.1の巨人として君臨しています。
最大の特徴は、「ThinkPad」に代表される実用性と耐久性で、ビジネスの現場で圧倒的な支持を得ていることからも分かるように、「壊れにくくて使いやすい道具」を作るのが得意なメーカーです。
そして何より、コスパが最強クラスです。
同じCPUやメモリを搭載したPCを比較すると、他社よりも数千円〜数万円安いことが珍しくありません。
デザインはシンプルで、悪く言えば地味なモデルが多いですが、中身(性能)にお金をかけたい人にとっては最高の選択肢となります。
HP(エイチピー)のイメージ
HPの魅力は、なんといってもデザインがおしゃれで洗練されている点です。
ロゴのデザインひとつとってもスタイリッシュで、持っているだけで少し嬉しくなるような高級感があります。
特に「Spectre」や「Envy」といった上位シリーズは、薄型で美しく、MacBookのような所有欲を満たしてくれます。
また、外資系メーカーの中では初心者向けのマニュアルやサポートが丁寧な印象があります。
「初めてPCを買うけど、真っ黒なビジネスPCはちょっと…」という人には、HPの親しみやすさがぴったりハマるはずです。
ざっくり言うと、
Lenovo:質実剛健、コスパと使い勝手のプロ
HP:スタイリッシュ、見た目とバランスの優等生
というイメージです。
徹底比較:デザイン・キーボード・サポート
細かい違いを見ていきましょう。特に「キーボード」は好みが分かれる重要ポイントです。
1. デザイン・見た目
デザインに関しては、HPの方が一枚上手です。
全体的にデザインへのこだわりが強く、上位モデルはもちろん、普及帯のPavilionやOmniBookでも、金属の質感やロゴの配置が巧みで「安っぽさ」を感じさせません。カフェや大学で広げても様になるスタイリッシュさがあります。
一方のLenovoは、機能美を優先する傾向があります。
ビジネス向けのThinkPadは「黒い箱」という感じで無骨ですし、一般向けのIdeaPadもシンプルでスッキリしていますが、HPほどの華やかさは控えめです。「道具としての美しさ」ならLenovo、「ファッションアイテムとしての美しさ」ならHP、といったところでしょうか。
2. キーボードの打ちやすさ
キーボード重視なら、Lenovoが無難です。
Lenovoのキーボード評価は業界トップクラスです。特にThinkPadシリーズは、深く心地よい打鍵感で「一度使うと他に戻れない」というファンが続出します。安いモデルでもキー配列に変なクセがなく、素直で打ちやすいのが強みです。
対してHPは、配列に少し注意が必要です。
キータッチ自体は良好なのですが、一部のモデル(特に海外仕様ベースの13〜14インチ)で、「Enterキーのさらに右側に一列ボタンがある」タイプが存在します。
慣れれば問題ないですが、Enterを押そうとして誤ってPageUpなどを押してしまうことがあり、ここだけは好みが分かれます。購入前にキー配列の写真を確認することをおすすめします。
3. サポート・初心者への優しさ
サポート面では、HPがやや有利な印象です。
外資系メーカーの中では、日本のユーザーに向けたサポート体制が手厚いと言われています。初心者向けのガイドブックが同梱されていたり、公式サイトの解説が分かりやすかったりと、PCに詳しくない人でも入りやすい雰囲気作りがされています。
Lenovoも必要十分なサポートはありますが、どちらかと言えば「ある程度PCが分かる人」向けの実利的な対応です。ただ、日本国内(群馬県太田市など)に拠点を持っており、修理対応などは非常にスピーディーです。
壊れにくさはどっち?
「海外メーカーってすぐ壊れるんじゃないの?」と心配する声もありますが、結論、どちらも耐久性は高いです。
LenovoのThinkPadは、米軍調達基準(MIL規格)をクリアする頑丈さで有名です。宇宙ステーションで採用されるほどで、「頑丈なPC」の代名詞とも言えます。一般向けのIdeaPadも、普通に使う分には全く問題ありません。
HPも負けていません。ビジネス向けのEliteBook / ProBookも同様にMIL規格をパスしており、ThinkPadに劣らない堅牢性を持っています。一般向けのPavilionなども作りがしっかりしており、ヒンジ(開閉部分)などが極端に弱いという話も最近はあまり聞きません。
「持ち運びが多くて、落としたりぶつけたりが心配」なら、LenovoのThinkPadかHPのEliteBookを選べば間違いありません。
家庭で丁寧に使うなら、どちらの一般モデルでも寿命は大きく変わらないでしょう。
価格帯別:おすすめシリーズ比較
予算ごとに、どちらのメーカーのどのシリーズを見るべきか整理します。
6〜9万円(コスパ重視・家庭用・学生用)
もっとも売れ筋の価格帯です。
Lenovo:IdeaPad(アイデアパッド) Slim / Flex
この価格帯でのスペックの高さは異常です。他社なら10万円する構成が7〜8万円で買えることもザラにあります。見た目はシンプルですが、中身(CPUやメモリ)にお金をかけたいなら最強の選択肢です。
HP:Pavilion(パビリオン) / HP Laptop
性能とデザインのバランスが良いです。Lenovoより数千円高いこともありますが、見た目がオシャレで所有欲を満たしてくれます。週末セールなどで大幅に安くなることがあるので、タイミングが合えば狙い目です。
結論:
1円でも安く高性能が良いなら Lenovo
見た目の良さも捨てられないなら HP
10〜15万円(メインPC・ビジネス・持ち運び)
長く使えるしっかりしたPCが欲しい価格帯です。
Lenovo:ThinkPad(シンクパッド) E / L / X シリーズ
キーボードが打ちやすく、仕事の効率が爆上がりします。見た目は無骨ですが、使い込むほどに愛着が湧く「道具」としての魅力があります。Yoga(ヨガ)シリーズも高品質で、画面が綺麗で軽量なモデルが多いです。
HP:Envy(エンヴィ) / OmniBook(オムニブック)
アルミボディの質感が非常に高く、MacBookのような高級感があります。ディスプレイも綺麗で、動画視聴や画像編集にも向いています。「カフェで使いたいWindows PC」の筆頭候補です。
結論:
ガッツリ仕事・作業をするなら Lenovo(ThinkPad)
クリエイティブな作業やスタイル重視なら HP(Envy)
結論:あなたに向いているのはこっち!
最後にまとめます。
Lenovo(レノボ)を買うべき人
- とにかくコスパ最優先! 同じ予算で一番いい性能を手に入れたい
- キーボードの打ちやすさは譲れない(レポート、ブログ、プログラミングなど)
- 「ThinkPad」の無骨なデザインやブランドが好き
- 実用性重視で、飾り気はいらない
HP(エイチピー)を買うべき人
- デザイン重視! 持っていて嬉しくなるオシャレなPCがいい
- キーボード配列のクセ(Enter横のキーなど)は確認して許容できる
- 「HP」のロゴのかっこよさに惹かれる
- 外資系でも、少しでもサポートの評判が良いほうが安心
迷ったらどうする?
正直なところ、スペック(CPUやメモリ)が同じなら、できることに差はありません。
- 欲しいスペックのモデルを見つける(例:Core i5 / メモリ16GB)
- 両社のサイトで価格をチェックする
- 安い方、もしくは「見た目が好き」な方を買う
これで失敗することはありません。
特にLenovoとHPは頻繁にセールをやっているので、そのタイミングで安くなっている方を狙うのが賢い買い方です。










