
大学生協のPCは高すぎる?【2025年版】3万円台で十分な理由

この記事を書いている人(せせら)
普段はITフリーランスとして活動しています。
個人で作業効率化サービスを運営し、挑戦を続ける人々を静かに応援しています。
「大学生協の推奨PC、セットで20万円!?」
「入学金や授業料でただでさえお金がかかるのに…」
「みんな買ってるから、うちも買わないといけないの?」
春が近づくと、こんな悲鳴が聞こえてきます。
結論から言います。
文系、あるいは一般的な理系の学生に、20万円の生協PCは必要ありません。
3〜4万円台の「N100搭載PC」で、大学生活の9割はカバーできます。
「でも、先輩たちはみんな生協のPC使ってるし…」
「4年間保証がないと不安だし…」
その不安、実は「保険料」として高額な支払いをさせられているだけかもしれません。
この記事では、元ITエンジニアの視点で、大学生協PCの「価格のカラクリ」と、賢い学生が選ぶべきコスパ最強の選択肢を解説します。
目次
なぜ生協のPCはあんなに高いのか?
PanasonicのLet’s Noteや富士通のLIFEBOOK。
生協パンフレットに載っているのは、確かに良いPCです。軽くて頑丈です。
でも、市場価格より遥かに高い「20万円」という価格設定には理由があります。
正体は「PC」ではなく「保険商品」
生協PCの価格の内訳は、ざっくり言うとこんな感じです。
- PC本体代:約12〜15万円
- 4年間の動産保険:約5〜8万円
この「動産保険」がキモです。
「コーヒーをこぼして壊した」「自転車で転んで画面を割った」
こういった自分の不注意による故障でも、4年間無料で修理してくれる。
これが生協PCの最大の、そしてほぼ唯一のメリットです。
逆に言えば、「壊さなければ、ただ高い買い物をしただけ」になります。
多くの学生に「Core i7」は不要
生協PCはスペックも無駄に高いことが多いです。
最新のCore i7、メモリ16GB…プロのプログラマーが使うようなスペックです。
しかし、文系学生がやることは何でしょうか?
- Wordでレポートを書く
- PowerPointでプレゼン資料を作る
- Zoomで授業を受ける
- YouTubeを見る
これ、3万円台の「Intel N100」というCPUで全部サクサク動きます。
レポートを書くのに、F1カーのようなエンジンは必要ないのです。
賢い学生の「3万円PC戦略」
ここで、私が提案する「賢いお金の使い方」を紹介します。
戦略:壊れたら「買い直せ」ばいい
生協PC(20万円)を買う代わりに、3〜4万円のN100搭載PCを買うとどうなるでしょうか。
- 1台目:4万円で購入。
- 2年後:コーヒーをこぼして壊した!→ 2台目を4万円で購入。
- 4年間:無事に卒業。
総額8万円です。
生協PCとの差額は12万円。
この12万円で何ができますか?
- 海外旅行に行ける
- 資格の勉強ができる
- 友人と美味しいものを食べに行ける
- 投資の種銭にできる
「万が一のための保険」に20万円払うより、「壊れたら買い替える」と割り切った方が、圧倒的にコスパが良いのです。
しかも買い替えるたびに、PCは新品・最新になります。
注意!「安いPC」でダメな学部
ただし、全ての学生に3万円PCを勧めるわけではありません。
以下の学部の学生は、大学の推奨スペックをよく確認してください。
- 理系(情報系・機械系・建築系)
- プログラミングのコンパイル、3D CAD、シミュレーションなどで高い処理能力が必要です。N100では力不足です。
- 芸術・デザイン系
- Adobeソフト(Illustrator, Photoshop)や動画編集をするなら、最低でも15万円クラスのクリエイターPCが必要です。
逆に言えば、経済・法・文・教育・社会などの文系学部、あるいは看護・医療系であれば、3万円PCで全く問題ありません。
よくある不安(FAQ)
Q1. Microsoft Office(Word/Excel)はどうするの?
A. ほとんどの大学で「無料」で使えます。
今の大学は、Microsoftと包括契約を結んでいることが多く、学生は在学中「Office 365」を無料でダウンロードして使えます。
生協PCに入っている「Office Home & Business(約3万円相当)」は、実は二重課金のようなものです。
※入学予定の大学がOfficeを提供しているか、必ず確認してください。
Q2. 「MacBook」じゃなくていいの?
A. カッコいいですが、必須ではありません。
iPhoneユーザーだとMacBook(約15万円〜)を欲しがりますが、大学のシステムはWindows基準で作られていることが多いです。
「周りがみんなMacだから」という理由だけで選ぶと、授業で「Windowsではこう操作します」と言われた時に混乱するかもしれません。
もちろん、デザイン系ならMac一択です。
Q3. PCが苦手だからサポートが心配…
A. 生協カウンターだけがサポートではありません。
生協PCのメリットは「学内のカウンターで相談できること」ですが、今はネットで検索すれば大抵のことは解決します。
また、3万円PCでもメーカー保証(1年)はありますし、何より「壊れても安いから買い直せる」という気楽さは大きいです。
Q4. 4年間バッテリー持ちますか?
A. 持ちません。それは20万円のPCでも同じです。
リチウムイオン電池は消耗品です。どんな高いPCでも、2〜3年使えばバッテリーは劣化します。
生協PCならバッテリー交換も無料(または安価)かもしれませんが、3万円PCなら「本体ごと買い替え」てしまえば、バッテリーも新品になります。
まとめ:その20万円、もっと有意義に使おう
大学生活は、人生で一番「時間」と「自由」がある時期です。
その貴重な時期の資金を、オーバースペックなPCと使わない保険代に消してしまうのはもったいないと思いませんか?
- 文系学生なら3万円台のN100 PC(メモリ16GB推奨)で十分。
- 浮いた15万円は、経験や貯金に回す。
- 壊れたら、新しい新品を買えばいい。
これが、2025年の賢い大学生のPC選びです。
「みんなと同じ」安心感よりも、「自分の用途に合った」賢い選択をしてください。
具体的なおすすめモデル(3〜4万円台)については、以下の記事で厳選して紹介しています。
このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。










