
サーフボードのフィンネジをなくした|FCS用イモネジとUSボックス用ネジの見分け方
フィンネジが見つからない時は、固定できるまで海へ入らないでください。フィンが緩んだままでは、入水中に外れるおそれがあります。
見た目だけで交換品を決めないでください。FCS系は小さなイモネジを使い、USボックスは上から通すねじと溝の中のプレートで固定します。
買う前にボード裏のフィンシステムを調べ、残っている部品と現物の太さ・長さを比べてください。手元のボードに必要な部品から、順番に確認していきましょう。
目次
フィンネジをなくしたら、そのまま海へ入らない
ねじで固定するフィンから部品がなくなった時は、入水をやめて陸上で確認してください。少し揺れるだけでも、波の力が加わればフィンが抜けたり、フィンボックスを傷めたりするおそれがあります。
フィンを無理なく外せるなら、砂のない場所で取り外して保管しましょう。ねじ穴に砂や塩が残っていないか、USボックスなら四角いプレートが溝の中に残っているかを見ておきましょう。残った小部品は、ジッパー付きの袋へ入れておくと紛失を防げます。
プラグやボックスの周りに割れ・浮き・亀裂がある場合は、新しいねじだけで直そうとしないでください。フィンが固くて外れない時や、ねじ穴の内側がつぶれている時も力を加えず、ボードとフィンをサーフショップへ持ち込むのがおすすめです。
- フィンが外れる:フィンと残ったねじを別々に保管
- プレートが残っている:溝から外せる場合は小袋へ保管
- ねじ穴に砂がある:真水で流して乾燥
- ボックスに割れや浮きがある:入水せずリペア店へ相談
ボックスとフィンの形から固定方式を見分ける
交換品を探す前に、フィン基部のタブ数とボックスの溝を確認しましょう。FCS用とFutures用は、タブの形とねじの位置が異なります。
| 固定方式 | フィン基部とボックス | 必要な部品 |
|---|---|---|
| FCS I | 2本のタブと、ねじ穴のある小さなプラグ | FCS用グラブスクリュー |
| FCS II | 2本のタブを差し込むスロット | 純正FCS IIフィンなら原則不要 |
| Futures | 1本の長いタブと、ねじ穴のあるボックス | Futures指定ねじ |
| USボックス | 中央の長い溝と、フィンの取付穴 | ねじとプレート |
FCS Iは2本のタブをイモネジで留める
FCS Iのフィンは基部から短いタブが2本出ており、ボード側の小さなプラグへ差し込み、六角穴のあるグラブスクリューでタブを押さえる構造です。
交換品には、FCSフィンボックス用と明記されたイモネジを使ってください。片側のねじが残っていれば、外径と長さを比べる見本にしてください。
FCS スクリューネジ6個セットは、FCS Iプラグ用のグラブスクリューが必要で、残っているねじまたはメーカー指定と太さ・ねじ山・長さが一致する場合の候補です。純正FCS IIフィン、Futures、USボックスには使わず、Amazonの商品情報にある「M6」という表示だけで適合を決めないでください。

FCS II純正フィンはねじを使わない
FCS II純正フィンは、前後のタブをスロットへ入れて内部の機構で固定するキーレス方式で、フィンが正しく収まっているなら、ねじ穴が空いているように見えても交換ねじは要りません。
ただし、FCS IフィンをFCS IIボックスへ取り付ける時は、FCS公式が案内するインフィルとグラブスクリューを使う構成です。フィン側がFCS IかFCS IIかまで確認してください。
Futuresは1本の長いタブと専用ねじで固定する
Futures系はフィン基部に長いタブが1本あり、ボックスのねじで固定するため、2本の短いタブを使うFCS Iとは形が違います。
Futures公式の交換セットにも3/32インチ六角キーが使われています。FCS用のキーと同じ寸法でもねじの適合までは分からないため、Futures指定品を使ってください。
USボックスは長い溝へプレートを入れて上から留める
USボックスはボード中央に前後へ長い溝があり、その中の四角いプレートへフィンの取付穴からねじを通す方式です。
なくした物が上側のねじだけとは限らないため、プレートまで落ちていれば両方を一組で用意しましょう。工具不要で固定できる専用フィンもあるので、元のフィンに取付穴があるかも見ておきましょう。
FCS Long Board Screw and Plateは、ロングボードのシングルフィン用USボックスで、上から通すねじと溝内のプレートを一組で交換する場合の候補です。Amazonの商品情報はM6×25mmですが、FCS I、純正FCS II、Futuresには使わず、既存ねじ・プレート・フィン穴と寸法や形が違う場合も使用しないでください。

FCS系のイモネジは六角穴だけで決めない
FCS Iや、FCS IフィンをFCS IIボックスへ付ける時に使うイモネジは、フィンキーが入るかだけでは決められません。FCSとFuturesの公式交換品には、どちらも3/32インチ六角キーを使う物があり、同じキーでもねじ本体まで同じとは限りません。
次の5か所を比べてください。ねじ山は外側にあるらせん状の溝なので、間隔が違う物を入れず、表の順で残存ねじと比べてください。
| 比べる場所 | 確認内容 |
|---|---|
| 太さ | ねじ外側の直径 |
| ねじ山 | 溝の間隔と向き |
| 長さ | イモネジの端から端まで |
| 先端 | 平ら、丸いなど元のねじと同じ形か |
| 六角穴 | フィンキーが奥まで無理なく入るか |
ボードやフィンのメーカーがFCS用純正ねじを案内しているなら、その部品が最も確実です。型番が分からない時は、フィンボックス全体と刻印を撮り、残ったねじをサーフショップへ持ち込むと話が早いでしょう。
新しいねじが最初から重い、斜めに入る、途中で急に固くなる場合は、フィンボックス側を傷める前に回すのをやめてください。
USボックス用はねじとプレートを一緒に確認する
USボックスでは、フィン上部から通したねじを、長い溝の中にある四角いプレートへ締め込みます。ねじだけ買っても、プレートがなくなっていればフィンを固定できません。
フィンを外したら、プレートが溝の中に残っているかを確かめましょう。残っていたら、ねじ穴の状態とプレートの幅・厚さを記録してください。プレートまでなければ、ねじとプレートのセットが必要です。
測るのは、ねじの頭の下から先端までの長さで、プラス溝や六角穴などの頭の形だけでは適合を決められません。フィン根元の取付穴へ無理なく通り、プレートへ真っすぐ入る物を使ってください。
| 部品 | 購入前に比べる場所 |
|---|---|
| ねじ | 外径、ねじ山、頭下の長さ、頭の形 |
| プレート | 幅、厚さ、ねじ穴 |
| フィン | 根元の取付穴径、穴周りの欠け |
| ボックス | 溝の幅、プレートが動く範囲 |
砂や塩でプレートが動かない時は、真水で流してから動きを確かめましょう。ドライバーでこじるとボックスを傷めるため、固着したまま動かない時や穴周りに欠けがある時は、サーフショップへ持ち込むのがおすすめです。
購入前にボードと残っているねじを撮影する
ボードの型番が分からなくても、フィン周りの写真があれば販売店へ状況を伝えられます。ボックスだけを大きく撮るのではなく、ボードのどの位置に付いている部品なのか分かる全景も1枚残しておきましょう。
次の5種類を撮影してください。ねじは正面だけでなく横からも撮り、定規を並べると長さの目安が伝わります。
- ボード裏面とフィン配置が分かる全景
- ねじ穴と溝が見えるフィンボックス
- FCS・FCS II・Futuresなどの刻印
- 残っている同型ねじの六角穴・側面・先端
- 定規を添えたねじとプレートの寸法
販売店やメーカーへ伝えるのは、ボードのメーカー名・モデル名、フィンのメーカー名、タブの本数、なくした部品の数です。USボックスなら、プレートが残っているかも伝えてください。これで、ねじ単品で足りるのかセットが必要なのかが分かります。
ただし、遠近感のある写真だけでは外径やねじ山の間隔まで正確に測れません。写真は固定方式を判別する材料にして、最終的な適合は純正部品番号、残存ねじの実寸、販売店の案内まで確かめてください。
新しいねじは軽くかけてから固定する
取り付け前は、フィン・ねじ穴・USボックスの溝を真水で洗い、砂と塩を落として十分に乾かす必要があります。ボードはフィン面を上にして、傷が付かない柔らかい場所へ安定させてください。
FCS Iは2本のタブをプラグの奥まで入れ、イモネジをフィンキーで軽くかけます。USボックスはプレートの穴とフィン根元の穴を合わせ、手回しねじなら指、六角穴付きなら対応するキーで真っすぐ入れましょう。
- フィンを正しい向きと位置へ入れる
- ねじを軽く回し、ねじ山が自然にかみ合うか確かめる
- 複数のねじは、片方だけを一気に締めず少しずつ固定する
- フィンが動かなくなった位置で止める
- フィンを手で軽く揺らし、浮き・がたつき・ねじの飛び出しを見る
強く締め続けても、固定力が際限なく上がるわけではありません。六角穴がなめたり、プラグやプレートのねじ山を傷めたりするため、フィンが固定された後の増し締めは避けましょう。
フィンの根元がボード側へ収まり、手で揺らしても動かなければ固定完了です。少しでもがたつく場合は入水せず、ねじの適合とプレートの位置をもう一度確かめてください。
途中で固い、空回りする、ボックスが浮く時は中止する
適合するねじは、最初から強い力をかけなくても真っすぐ入ります。違和感が出たまま回し続けると、交換できるねじよりボード側のねじ穴を傷めるため、その場で手を止めてください。
| 症状 | 考えられる原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 最初から固い、斜めに入る | 太さやねじ山の違い、斜めねじ込み | ねじを抜き、元のねじと寸法を再確認 |
| 途中で急に固くなる | 砂・塩・傷んだねじ山 | 無理に回さず、真水で洗浄して乾燥 |
| 締めても空回りする | ねじ山のつぶれ、USボックスのプレートずれ・紛失 | プレート位置を確認し、直らなければショップへ相談 |
| フィンキーが滑る | 六角穴のつぶれ、キー寸法の不一致 | 別のキーで力を加えず、ねじ外しをショップへ依頼 |
| プラグやボックスが浮く | ボックス周辺の破損 | 入水をやめ、リペア店へ持ち込む |
| 乾燥後も亀裂から水分が出る | 衝撃による割れ、内部への浸水 | 乾かすだけで再使用せず、修理を相談 |
電動工具や長いレンチを使うと、小さなねじへ一気に力がかかります。ねじが固い時ほど工具で押し切らず、残っている部品とボードをそのままサーフショップへ持ち込んでください。
ねじを交換してもフィンが浮く、手で揺らすと動く、同じ場所で再び緩む場合も入水できる状態ではありません。ねじだけの問題か、プラグやボックスまで傷んでいるかをリペア店で確認してもらいましょう。
FCS II表記と寸法だけで買う落とし穴
商品名にFCS、FCS2、ロングボード、SUPと並んでいても、すべてのボードに合うわけではありません。フィンシステムと元の固定方法が分からないまま買うと、ねじが余るだけでなく、ボックス側のねじ山を傷めることがあります。
| よくある誤購入 | 起きる問題 | 買う前の確認 |
|---|---|---|
| FCS IIならイモネジが必要だと思う | 純正FCS IIフィンは原則キーレスで、ねじを使わない | フィンがFCS IかFCS IIかを確認 |
| 3/32インチキーが入る物をFCS用とする | Futures用にも同じキー寸法の公式品がある | タブ数とフィンシステム名を確認 |
| USボックス用のねじだけ買う | 溝内のプレートがないと固定できない | プレートの残存とセット内容を確認 |
| 太さだけ同じねじを買う | 長さ・ねじ山・先端が違い、固定できない | 残存ねじと5項目を比較 |
| 長いねじなら届くと判断する | 先に底へ当たり、フィンを押さえられない場合がある | 元のねじと頭下の長さを比較 |
| 最小本数のセットを買う | 使用箇所に足りず、再注文が必要 | 元からねじを使う穴と紛失数を数える |
セット本数はフィンの枚数から決めず、元からねじを使う位置を一つずつ確認しましょう。必要数が分かったら、予備もフィンキーと一緒に小袋へ保管しましょう。
FCS系はイモネジ、USボックスはねじとプレート
フィンネジをなくした時は、商品名よりボード側の固定方式を確かめるのが先で、FCS I系ならグラブスクリュー、USボックスなら上から通すねじと溝内のプレートが必要になります。
- タブ数とボックスの溝から固定方式を確認
- 残ったねじ、刻印、純正部品番号を確認
- ねじの太さ・ねじ山・長さ・先端・六角穴を比較
- 新しいねじを軽くかけ、フィンが動かない位置で停止
- 固い、空回り、浮き、亀裂があれば入水を中止
| 固定方式 | 必要な部品 |
|---|---|
| FCS I系 | FCS スクリューネジ 6個セット。残存ねじまたはメーカー指定との寸法一致が必要 |
| FCS Iフィン+FCS IIボックス | 対応インフィルとFCS用グラブスクリュー |
| Futures | Futures指定の交換ねじ |
| USボックス | FCS Long Board Screw and Plate。シングルフィン用USボックスと寸法一致が必要 |
| 純正FCS IIフィン | 原則ねじ不要 |
AmazonにはFCSブランドのスクリューネジ6個セットとFCS Long Board Screw and Plateがありますが、FCS用互換セットや汎用プレートセットは、残っている部品やメーカー指定と寸法が一致する時だけ使うのがおすすめです。
フィンネジをなくした時のよくある質問
予備のフィンネジはどのように保管しますか?
予備ねじは真水で洗って十分に乾かし、フィンキーと一緒に小さなジッパー付き袋へ入れてください。FCS用、Futures用、USボックス用が混ざらないよう、固定方式と使用するボード名を袋に書き、USボックス用はねじとプレートを一組で保管します。
海水で使った後は、毎回フィンネジを外したほうがよいですか?
毎回外す必要はありません。使用後はボードとフィン周りを真水で洗い、乾燥後に緩み、砂、塩の固着を確認し、取り外し頻度はボードやフィンメーカーの手入れ方法に従ってください。
別の位置に残っているフィンネジを見本として外してもよいですか?
同じ固定方式で同じ仕様のねじだと確認できる場合に限り、ボードを陸上へ置いて、元の取付位置を記録してから見本にできます。別のフィンシステムや位置のねじを同一品と決めつけず、固い時は無理に外さず、外したねじは適合確認後に元の位置へ戻してください。
Amazon の PC をスコア化してみた

Amazonにある8〜14インチの小型WindowsタブレットやノートPCを、スペック別にスコア化して比較・ランキング。
※同一運営者のサイトです。
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