
富士インパルスの足踏みシーラー|Fi-300-10とFi-300-10WKの違い
富士インパルスのFi-300-10とFi-300-10WKは、どちらを選べば使う袋を閉じられるのか迷いますよね。
選び分ける基準は、袋の厚さと折り込み部分の段差です。
まずは次の早見表で、袋の厚さや形に合う機種を確かめましょう。
富士インパルス2機種早見表
合計厚さ0.3mm以下の平袋にはFi-300-10、0.4mm以下の厚手や段差のある袋にはFi-300-10WKがおすすめです。
| 使用条件 | 判断 | 購入前の確認 | おすすめの機種 |
|---|---|---|---|
| 折り込みのない平らな袋で、シール部分の重なりが合計0.3mm以下 | 下側からの加熱で閉じられ、購入費を抑えられる | 最も厚い場所を測り、実際の袋で試しシール | Fi-300-10 |
| 厚手の袋や折り込みのある袋で、シール部分の重なりが合計0.4mm以下 | 上下から熱をかけ、段差へなじみやすい | 網目状の跡を許容できるか、実際の袋で試しシール | Fi-300-10WK |
| 重なりが0.4mm超、または袋口が300mm超 | 2機種の対応範囲を超える | 袋に合うシール長と加熱方式を確認 | 別仕様のシーラー |
| 1日3,000袋超、または足踏み操作を自動化したい | 足踏み式の作業量目安を超える | 電動式の処理量を確認 | 富士インパルスの電動FAシリーズ |
| 粉や粒状の内容物がこぼれ、水平なシール部では作業しにくい | シール部の角度を変えられる機種が向く | 袋口と内容物の位置を確認 | 富士インパルスFiKシリーズ |
| 袋の空気を抜く真空引きや、ガス充填も必要 | 2機種はシール専用 | 必要な工程を同時に行えるか確認 | 真空・ガス充填対応機 |


表の厚さは、シールする場所で重なるすべての層の合計です。折り込み部分は層が増えるので、最も厚い場所で判断してください。
0.3mmと0.4mmは対応上限であり、仕上がりの保証値ではないため、袋の材質や内容物を含めて購入前に試しシールしてください。
富士インパルス2機種の違い
袋への加熱方向と対応厚さが違い、シール長300mm、幅10mm、100V・1500W、重さ23kgは共通です。
| 比較項目 | Fi-300-10 | Fi-300-10WK |
|---|---|---|
| 熱のかけ方 | 袋の下側だけから加熱 | 袋の上下から加熱 |
| 標準の発熱部品 | 平らな帯状の部品(リボンヒーター) | 段差になじむ、ひも状の部品(組紐ヒーター) |
| 袋の厚さ | シール部分の重なりが合計0.3mm以下 | シール部分の重なりが合計0.4mm以下 |
| 加熱時間の設定範囲 | 0.1〜1.6秒 | 0.1〜2.0秒 |
| 作業量の目安 | 1日1,000〜3,000袋 | 1日1,000〜3,000袋 |
| 袋の内側への印字 | 追加装置で対応 | 追加装置で対応 |
| 袋の外側への印字 | 追加装置で対応 | 対応しない |


WKでは、厚さ上限が0.1mm増えるほか、加熱方向と発熱部品も変わります。
加熱時間は袋ごとの設定範囲で、冷却が終わるまでペダルを踏むため、数値だけで処理速度を比べないでください。
富士インパルス標準機が合う人
平らな薄手袋だけなら、上下加熱へ上げずに本体代を抑えられるFi-300-10がおすすめです。
袋の外側へ印字する追加装置を使えるのもFi-300-10だけです。段差が小さくても、購入前に試しシールしてください。

富士インパルスWKが合う人
複数素材を貼り合わせた厚手の袋や、側面や底に折り込みがある袋にはFi-300-10WKがおすすめです。
上下から熱をかけるうえ、ひも状の発熱部品が段差になじむため、標準機で閉じにくい袋を扱えます。
ただし、外側印字の追加装置は使えず、シール面には網目状の跡が残るため、0.4mm以下でも実袋で仕上がりを確かめてください。

富士インパルスの費用差
使う袋に合う機種が決まったら、本体と消耗品の費用差を確認しましょう。
2026年7月28日のAmazon表示価格は、標準機が145,200円、WKが185,900円で、差額は40,700円でした。
| 費用項目 | Fi-300-10 | Fi-300-10WK |
|---|---|---|
| Amazon本体価格 2026年7月28日 | 145,200円 | 185,900円 |
| 本体の差額 2026年7月28日 | 差額なし | 40,700円高い |
| 部品販売店の交換用ヒーター価格 2026年7月28日 | 10本で10,890円 | 5本で10,505円 |
| 1本当たりの単純換算 | 1,089円 | 2,101円 |
| 付属ヒーター | 5本 | 3本 |


厚手や段差のある袋ではWKの40,700円分が本体価格へ加わる一方、薄手の平袋だけなら標準機で本体代を抑えられます。
本体とヒーターの価格はどちらも変動するため、年間維持費を比べる場合は実際の交換頻度も含めて計算してください。
関連記事:
・シーラーのヒーター線交換|溶着・溶断の違いと対応サイズの調べ方
富士インパルスの導入条件
費用だけでなく、電源や搬入経路も購入前に確認が必要で、Fi-300-10とFi-300-10WKの設置条件は共通です。
| 確認項目 | 2機種で確認した内容 | 購入前の判断 |
|---|---|---|
| 電源 | 100V・1500W | 同じ回路で使う機器を含めて、電源容量を確認 |
| プラグ | 2本の刃が平行な100Vプラグ | 別形状へ変更する場合は電気工事が必要 |
| 本体幅・奥行 | 幅390×奥行530mm | 搬入と足踏み操作の空間も確保 |
| 本体高さ | 920mmと940mmの記載が混在 | 940mm以上を見込み、現行品の寸法を確認 |
| 本体重量 | 23kg | 搬入経路と組み立て場所を確保 |
| 設置方法 | 到着後に組み立て | 水平で安定した床へ設置 |
| 標準テーブル | 300×150mm・最大2kg | 2kgを超える袋は標準状態では載せない |
| 特殊テーブル | 最大20kg | 2kg超の重量物に使用。20kg超は対象外 |
1500Wは単純計算で15アンペア(A)相当です。別の高消費電力機器を同じ回路で使うなら、設置先の電源容量を確認してください。
本体高さの記載には20mmの差があります。狭い場所では940mm以上を見込み、現行品の寸法を販売店へ確認してください。
標準テーブルは2kgまでです。2kg超20kg以下なら特殊テーブルを使い、20kgを超える袋は載せないでください。
富士インパルスQA
富士インパルスWKの平型対応
Fi-300-10WKには、平らな帯状のリボンヒーターも取り付けられます。ただし、標準のひも状ヒーターから替えると加熱条件と仕上がりが変わるため、同じ設定のまま使わず、加熱時間を調整して実際の袋で試してください。
富士インパルスW・WKの区別
Fi-300-10WとFi-300-10WKは別型式です。Fi-300-10Wは販売終了品なので、中古本体や交換部品を探す際は、末尾のWとWKを取り違えないでください。
富士インパルスの冷却時間
出荷時の冷却時間は、設定した加熱時間の3倍が基本です。ブザーが鳴るまでペダルを踏み続け、袋によって冷却が足りない場合は、ブザー後も保持時間を延ばします。
富士インパルス購入結論
シール部分の合計厚さが0.3mm以下の薄手の平袋なら、試しシールで仕上がりを確かめたうえでFi-300-10がおすすめです。

合計厚さが0.4mm以下で、網目状の跡を許容できる厚手や段差のある袋なら、Fi-300-10WKがおすすめです。

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