
HORIBA 3551-10Dはどんな人向け?3552・3553との違いと対応機種を比較
純水やイオン交換水の電気伝導率を測るために、HORIBA 3551-10Dを探している方も多いのではないでしょうか。
見た目や型番がよく似た3552-10Dや3553-10Dもありますが、それぞれ測定できる範囲が異なります。価格や型番の近さだけで選ぶと、測りたい範囲に合わないことがあります。
この記事では、HORIBA 3551-10Dが向いている条件や、ほかの電気伝導率セルとの違い、対応する測定器までまとめました。
まず結論
| 条件 | おすすめ商品 |
|---|---|
| 純水・イオン交換水など低導電率 | HORIBA 3551-10D |
| 一般的な水溶液 | HORIBA 3552-10D |
| 高導電率の試料 | HORIBA 3553-10D |
| 防水性を重視した現場測定 | HORIBA 9382-10D |
| 低導電率用に本体も用意 | HORIBA F-2000C 3551-10Dセット |
純水やイオン交換水など、低い電気伝導率を測りたいなら3551-10Dがおすすめです。
3552-10Dや3553-10Dとは測定範囲が違うため、測りたい試料に合わせて選びましょう。
4機種の違い
| 比較項目 | HORIBA 3551-10D | HORIBA 3552-10D | HORIBA 3553-10D | HORIBA 9382-10D |
|---|---|---|---|---|
| 主用途 | 低導電率 | 汎用 | 高導電率 | 汎用・防水 |
| セル定数 | 0.1cm⁻¹ | 1cm⁻¹ | 10cm⁻¹ | 1cm⁻¹ |
| 測定範囲 | 0.1μS/cm~10mS/cm | 1μS/cm~100mS/cm | 10μS/cm~1S/cm | 1μS/cm~100mS/cm |
| 必要量 | 50mL | 15mL | 50mL | 20~30mL |
| 使用温度 | 0~60℃ | 0~100℃ | 0~60℃ | 0~80℃ |
| 特徴 | 低導電率向け | 標準的 | 高導電率向け | 防水仕様 |
セル定数は、電極ごとに決められている測定用の係数です。
3551-10Dは0.1μS/cmから測れるため、低導電率の測定に向いています。
一般的な水溶液には3552-10D、高導電率の試料には3553-10Dが向いています。
9382-10Dは汎用レンジを測れ、防水性が必要な用途にも使えるタイプです。
3551が向く人
- 純水やイオン交換水を測りたい
- 0.1μS/cm付近から測定したい
- 低導電率側の測定を重視したい
- 50mLの試料を確保できる
- 使用する測定器が3551-10Dに対応している
3551-10Dは、必要サンプル量が50mL、使用温度は0~60℃です。
この条件で低導電率を測るなら、3551-10Dがおすすめです。
本体との対応
| 対応機種・シリーズ | 購入対象 |
|---|---|
| F-2000C | HORIBA 3551-10D |
| F-74 | HORIBA 3551-10D |
| DS-72 | HORIBA 3551-10D |
F-2000C、F-74、DS-72では、3551-10Dとの組み合わせが確認されています。
手元の測定器が表にない場合は、3551-10Dに対応しているか購入前に確認しましょう。
同じHORIBA製でも、すべての測定器で使えるわけではありません。
本体ごと買うなら
| 比較項目 | HORIBA F-2000C 3551-10Dセット | HORIBA F-2000C 3552-10Dセット | HORIBA D-210C-S |
|---|---|---|---|
| 付属セル | 3551-10D | 3552-10D | 9383-10D |
| 測定対象 | 低導電率 | 汎用 | 汎用 |
| 主な用途 | 卓上測定 | 卓上測定 | 現場測定 |
| 携帯性 | △ | △ | ○ |
測定器も新しく用意するなら、3551-10D付きのF-2000Cセットがあります。
F-2000Cは電気伝導率のほか、水に溶けた物質の総量(TDS)や塩分も測定できます。
低導電率を卓上で測りたいなら、3551-10D付きセットがおすすめです。

D-210C-Sは9383-10D付きの携帯型です。汎用レンジを現場で測りたい場合に向いています。
代用品は選べる?
3552-10Dは、3551-10Dの後継品ではありません。
3551-10Dが0.1μS/cmから測れるのに対し、3552-10Dは1μS/cmからの汎用タイプです。
3553-10Dは高導電率向けで、9382-10Dや9383-10Dも測定範囲が異なります。
0.1μS/cm付近まで測りたいなら、3551-10Dを選びましょう。
買う前の確認点
- 測定対象が低導電率か確認する
- 本体が3551-10Dに対応するか確認する
- 50mLの試料を確保できるか確認する
- 使用温度が0~60℃に収まるか確認する
- ガラス製セルを扱える環境か確認する
- 校正証明書などが必要か確認する
特に確認したいのは、測定範囲と使用する本体の型番です。
この2点が3551-10Dの条件に合っていれば、購入する型番を3551-10Dに絞れます。
Q&A
試料が50mL未満なら?
3551-10Dは必要サンプル量が50mLなので、50mL未満の試料には向いていません。
3552-10Dなら15mLで測れます。ただし、測定範囲は1μS/cmからです。
0.1μS/cm付近を測りたい場合は、3552-10Dでは代用できません。
60℃を超える試料は?
3551-10Dの使用温度範囲は0~60℃なので、60℃を超える試料には向きません。
測定したい範囲も合っているなら、0~100℃の3552-10Dが候補になります。
1μS/cm未満を現場で?
D-210C-Sに付属する9383-10Dの測定範囲は、1μS/cm~100mS/cmです。
1μS/cm未満まで測る必要があるなら、3551-10Dの測定範囲が適しています。
TDSや塩分も測るなら?
本体も新しく用意するなら、3551-10D付きF-2000Cがおすすめです。
F-2000Cは電気伝導率に加えて、TDSや塩分、電気抵抗率も測定できます。
まとめ
- 低導電率ならHORIBA 3551-10D
- 一般的な水溶液ならHORIBA 3552-10D
- 高導電率ならHORIBA 3553-10D
- 防水仕様ならHORIBA 9382-10D
- 本体も必要ならHORIBA F-2000C 3551-10Dセット
純水やイオン交換水など、低導電率の測定が目的ならHORIBA 3551-10Dがおすすめです。
測定器も新しく用意したい場合は、3551-10D付きF-2000Cを選ぶと目的に合います。

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