
HORIBA U-52マルチ水質チェッカの10mと30mの違い|測定深度・取り回し・校正消耗品を確認
HORIBA U-52の10mと30mは、価格差があるぶん測定性能も違うのか、長いケーブルが必要なのか迷いますよね。
測定項目や精度はどちらも同じです。10mと30mを選び分ける基準は、手元から測定点までケーブルが余裕を持って届くかどうかです。
10mと30m向けの現場に加え、センサを沈められる深さ、取り回し、測定値を合わせる校正用品と消耗品まで確認できます。
U-52の10m・30m比較
| 比較項目 | U-52 10m | U-52 30m |
|---|---|---|
| ケーブルの長さ | 10m | 30m |
| 注文用の品目コード | 3200164502 | 3200164503 |
| 希望販売価格 | 税抜533,000円 | 税抜593,000円 |
| 測定項目・精度 | 同じ | 同じ |
| 向く人 | 10m以内で余裕がある人 | 10mでは不足し、30mで余裕がある人 |
| 主な強み | 価格と管理の負担を抑えやすい | 深い井戸や橋上まで届きやすい |
| 弱点 | 10mを超える経路には届かない | 価格とケーブル管理の負担が増える |
測定点まで10m以内で余裕があるなら10m仕様で十分ですが、経路が10mを超える深い井戸や橋上では30m仕様が必要です。
30m仕様は税抜60,000円高く、余ったケーブルの洗浄や収納にも時間がかかるため、経路が10m以内なら10m仕様で足ります。
U-52の10m向け現場
河川岸や排水槽、浅い井戸で、手元から測定点までの経路が10m以内に余裕を持って収まるなら、U-52の10m仕様がおすすめです。
- 水面までの高低差が小さい河川岸
- 測定点までの合計距離が短い排水槽
- 表示器から測定点まで10m以内の浅い井戸
希望販売価格は30m仕様より税抜60,000円安く、20m分の巻き取りと収納を省けるため、浅い現場なら10m仕様で十分です。
必要長は表示器を持つ位置から測定点までの経路全体で決まり、高低差と横距離を含めて10mに近いなら30m仕様が必要です。

U-52の30m向け現場
表示器から測定点まで10mを超える深い井戸や橋上ではU-52の30m仕様が必要で、ケーブル長は水深、高低差、横距離の合計です。
- 表示器から測定点まで10mを超える井戸
- 水面までの高低差が大きい橋や護岸
- 横方向にもケーブルを伸ばす貯水池
30m仕様なら橋や護岸から水面まで高さがあっても測定点まで余裕を残せますが、浅い現場では余分な長さが残ります。
経路や水中へ沈める深さが30mに近い場合は余長を残せないため、販売店へ現場条件を伝えて発注してください。
2026年7月30日時点でAmazonの30m仕様は在庫切れで価格も表示されていないため、再入荷後に価格を確かめてください。

U-52の測定深度
ケーブル長とは別にU-52のセンサを水中へ沈められる深さは30mまでで、この上限は10m仕様と30m仕様で変わりません。
10m仕様はケーブルが10mなので30m地点には届かず、30m仕様も30m地点では手元の余裕がなく、深さの上限に達します。
U-52は水質を測る機器で水深そのものは記録できないため、水深データも必要ならU-52Gが必要です。
U-52の取り回し
センサは最大直径約96mm・長さ約340mm・重さ約1.8kgで、細い井戸や管へ入れる場合は通過できる広さも必要です。
浅い現場では10m仕様なら洗浄・乾燥・巻き取りを短く済ませられますが、30m仕様では余ったケーブルが絡まないよう注意が必要です。
約1.8kgのセンサはゆっくり水中へ下ろし、落下を防ぐためにケーブルを伸ばす場所と回収後の置き場を確保してください。
U-52の校正消耗品
U-52には、酸性・アルカリ性を示すpHの標準液、比較電極の内部液、水中の酸素(DO)センサの内部液が付属します。
初回の自動校正は付属のpH 4標準液で始められますが、手動で2点校正する場合は別の標準液も必要です。
| 消耗品 | 使う場面 | 購入の目安 |
|---|---|---|
| pH 4標準液 #100-4 | 自動校正 | 付属500mL・使い切る前に補充 |
| pH測定の基準となる比較電極内部液 #330 | 比較電極の内部液交換 | 付属250mL・約2か月ごと |
| 水中の酸素(DO)センサ内部液 #306 | 隔膜キャップ交換 | 付属50mL・約2か月ごと |
| DO隔膜キャップ 3200170194 | センサ先端の薄い膜の交換 | 交換用は別売・約2か月ごと |
| pH 7標準液 #100-7 | pHの2点校正 | 2点校正を行う場合 |
| pH 9標準液 #100-9 | アルカリ側のpH校正 | pH 9を使う場合 |
自動校正ではpH 4標準液を約200mL使うため、付属の500mLを使い切る前に#100-4を買い足す必要があります。
pHの2点校正にはpH 7とpH 4またはpH 9を使い、比較電極の内部液は専用の#330で、一般用#300ではありません。



関連記事:
・HORIBA F-74 卓上型pH・電気伝導率メータ|F-74S・F-74Tの違い・付属電極
QA
U-52の記録件数は?
測定データは最大10,000件まで保存できます。複数地点を回る場合は、保存件数を確認してから測定を始めてください。
連続測定の間隔は?
U-52の連続測定は最短10秒間隔です。10秒未満の変化を自動記録する用途には対応しません。
電池は何を使いますか?
アルカリ単2乾電池4本を使い、初回付属品にも含まれます。60日を超えて保管する場合は、表示器から電池を抜いてください。
表示器も防水ですか?
日本産業規格(JIS)の防水等級で、センサプローブは8級、表示器はセンサケーブル接続時に7級です。水中へ沈めるのはセンサ側で、表示器を水中で使う機器ではありません。
U-52はどちらを買う?
測定点まで10m以内に余裕があり、浅い井戸、河川岸、排水槽で洗浄や収納の手間を減らすならU-52の10m仕様で十分です。

10mでは届かない深い井戸や橋上、護岸からの測定ではU-52の30m仕様が必要です。価格は10m仕様より税抜60,000円高く、2026年7月30日時点でAmazonは在庫切れのため、再入荷後の価格を確認してください。
U-52の10m仕様と30m仕様は水深を記録できないため、水深データが必要な場合の対象はU-52Gです。
U-52の継続運用には、pH 4標準液 #100-4、比較電極の内部液、水中の酸素(DO)センサの内部液なども必要です。
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