産業用音響イメージャー おすすめ3選

産業用音響イメージャー おすすめ3選

オフ 投稿者: せせら編集部

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産業用音響イメージャーは、どの製品を選べばよいか迷いやすいですよね。

製品ごとに確認できる検出対象や、音響周波数帯域・距離範囲を見比べると、現場の測定条件に合わせて選びやすくなります。

今回は、HIKMICRO AI56、FOTRIC TD2e、FLIR Si2-LDを、確認できた情報でまとめます。

おすすめ商品の早見表

商品名参考価格検出対象音響周波数帯域距離範囲MEMSマイク数(個)
HIKMICRO AI56HIKMICRO AI561,341,091円(2026-10-14時点のAmazon価格。時期で変わる)加圧空気の漏れ(産業環境)、高電圧システムの部分放電(Partial Discharge mode時)0 kHz〜96 kHz0.3m〜150m64個のMEMSマイク
FOTRIC TD2eFOTRIC TD2e157,000円(2026-10-14時点のAmazon価格。時期で変わる)圧縮空気システム漏れ(バルブ・継手を含む)、加圧ガス漏れ(ガス種を問わない)、真空・負圧漏れ、緩んだ接合部の異常な高周波振動2 kHz〜100 kHz0.3m〜60m64個のMEMSデジタルマイク
FLIR Si2-LD$19,849.00加圧漏れ、機械的故障(ベアリングの欠陥);ガス検出は十分な圧力が条件2 kHz〜130 kHz0.3m〜200m124個の低ノイズMEMSマイクロフォン

HIKMICRO AI56

工場の開閉器や配電盤、送風管、蒸気管などを音響検知カメラで点検したい人には、HIKMICRO AI56がおすすめです。

自動漏れ検出と部分放電分類を備え、圧縮ガス漏れを検出対象とし、Partial Discharge modeでは高電圧システムの部分放電が検出対象になります。

圧縮ガス漏れは、.0003cfmほどの小さな漏れまで識別し、漏れ率や推定費用、漏れの深刻度も表示します。

騒音のある産業環境での問題特定にも使え、漏れの位置だけでなく検査結果の程度まで扱えます。

修理・現場監査・エネルギー還付プログラム向けにレポートを作成したい人には、Analyzer Acoustic for PCが追加費用や継続料金なしで含まれていることが、選ぶときの条件になります。画像は20,000枚、動画は60時間、音声メモは最大60秒、テキストメモは最大255文字を保存できます。

Partial Discharge modeでは、高電圧システムが部分放電の対象で、動作温度は−20〜50℃、相対湿度は95%未満・結露なしです。

三脚取付けはUNC ¼”-20で、外形は292.2×127×110.7mm、重量は約940gなので、使用温度・湿度の条件や手持ちの三脚の接続規格、本体のサイズ・重量も購入時の判断材料になります。

FOTRIC TD2e

圧縮空気や真空・負圧の漏れ、機器の異常振動を非接触で探したい人には、FOTRIC TD2eがおすすめです。

不可聴の超音波信号を可視化し、バルブや継手を含む圧縮空気システム、ガス種を問わない加圧ガス、真空・負圧、緩んだ接合部の異常な高周波振動が検出対象になっています。

64個のMEMSデジタルマイクを使ったリアルタイムのビームフォーミングと複数音源の可視化に対応し、単一音源・複数音源・全音源の画像モードも備えています。

位置特定周波数範囲は2kHz〜100kHz、動作距離は0.3〜60mなので、設備の近くから離れた位置まで音源を探すときの距離条件を確認できます。

圧縮空気漏れでは20kHz〜40kHz、真空・負圧漏れでは30kHz〜60kHz、一般検査や音源不明時は2kHz〜100kHzの全範囲スキャンが案内されています。2kHz未満の音声・足音・工場の環境騒音は意図的にフィルターされるため、低周波音を主な対象にする用途では検出範囲外です。

壁や土壌などの固体障壁は空気伝搬音波を遮るため、壁越しまたは土壌越しの地下水道管漏れは検出対象外です。一方、露出した水道管から加圧水が漏れている場合は検出できるとされているため、対象物が空気伝搬音波で捉えられる状態かどうかは、購入前の判断条件になります。

記録をPCで扱う場合は、USB Type-CポートまたはSDカード経由で画像を書き出せて、音響ヒートマップを重ねた標準JPGとして保存されます。ただし生の音響データは含まれないため、PCソフトで追加分析や加工はできません。

TD2e StandardとKitは本体が同じで、Standardには充電式バッテリー1個と1年保証、Kitには長時間の現場使用向けにバッテリー2個、ハードキャリングケース、携帯用ソフトバッグ、ベルトクリップ、18か月保証が含まれています。長時間の現場でバッテリー2個や携行用具をまとめて用意したい人には、Kitの付属内容が選ぶときの条件になります。

動作温度は−20〜45℃、相対湿度は<95%RHで、湿気・ほこり・極端な高温・低温環境での使用は避ける条件です。

寸法は249mm×95mm×150mm、重量は780g、三脚接続はUNC 1/4-20インターフェースなので、使用環境の条件や手持ちの三脚の接続規格、本体のサイズ・重量も購入時の判断材料になります。

FLIR Si2-LD

圧縮空気や特定ガスの漏れを遠距離から探し、機械的故障も点検したい人には、FLIR Si2-LDがおすすめです。

加圧漏れと機械的故障を検出する用途で、ベアリングの欠陥も対象になっています。

124個の低ノイズMEMSマイクロフォンとリアルタイム音響可視化を備え、音響測定距離は0.3 m〜200 mです。圧縮空気や特定のガスの漏れを最大200 m離れたところから特定・定量化し、リークレートによるコストも算出します。リーク率は2.5 mで0.0032 l/分、6 mで0.0044 l/分です。

ガス検出は、十分な圧力があればあらゆるガスを検出できます。リークレートによるコスト算出の対象ガスには、圧縮空気、アンモニア、アルゴン、CO2、ヘリウム、水素、メタン、天然ガス、窒素が含まれ、検査したい音が帯域幅2 kHz〜130 kHzにある設備を対象にする人には、FLIR Si2-LDがおすすめです。

音響画像とサーモグラフィ画像を同じレポートにまとめられ、フリート管理、クラウドデータ統合、OTAソフトウェア更新にも対応しています。音響画像とサーモグラフィ画像を同じレポートで扱う用途では、FLIR Thermal Studio用のFLIR Siシリーズプラグインが付属しています。

RRC 2054のリチウムイオン充電式バッテリーパックを使います。同梱品にはバッテリー2個、バッテリーチャージャー、電源ケーブル4本のほか、ネックストラップとハードキャリングケースも入っています。電源と携行用の付属品を購入時にそろえたい人には、この同梱内容が選ぶときの条件になります。

使用温度範囲は−10°C〜50°C、保存温度範囲は−20°C〜70°C、操作・保存湿度は0〜90%が推奨されていて、保護クラスはIP54です。使用・保管する環境がこの温度と湿度の条件に収まるかどうかが、購入前の判断材料になります。

選び分けの結論

  • 圧縮ガス漏れを.0003cfmほどの小さなものまで識別したい人
  • 露出した水道管からの加圧水漏れを検出したい人
  • 圧縮空気や特定ガスの漏れを最大200 m離れた場所から特定・定量化し、機械的故障も点検したい人

FOTRIC TD2eはバッテリー構成で選び分ける

FOTRIC TD2eで注文前に迷いやすいのは、長時間の現場でバッテリーを何個使うかです。StandardとKitは本体が同じで、バッテリー1個あたりの連続運転時間は3時間以上とされていますが、実際の動作時間は環境条件と使用条件に依存します。

  • 1個で運用するならStandard
  • 2個で終日のホットスワップを想定するならKit
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