
電源品質アナライザ おすすめ5選
電源品質アナライザは、測定対象やセンサの組み合わせが多く、どれを選べばよいか迷いますよね。
電力品質の規格や測定ライン、電圧レンジ、電流センサの条件を先に確認すると、必要な測定環境に合う候補を整理しやすくなります。
今回は、セット内容や別売条件も含めて、電源品質アナライザ5商品を早見表にまとめます。
おすすめ商品の早見表
| 商品名 | 参考価格 | 価格取得日 | 測定ライン | 接続形態 | 電圧レンジ | 電源品質規格 | メーカー資料記載の付属電流測定部材数(個) | 電流測定部材の型式 | 付属・別売条件 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
共立電気計器 電源品質アナライザセット 6315-01 | 259,980円(Amazon価格、時期で変わる) | 2026-10-13 | 単相2線、単相3線、三相3線、三相4線 | — | TRUE RMS 600.0/1000V | IEC 61000-4-30 Class S | 3 | MODEL 8125(500A・φ40mm) | 付属 |
共立電気計器 電源品質アナライザセット 6315-02 | 244,909円(Amazon価格、時期で変わる) | 2026-10-13 | 単相2線、単相3線、三相3線 | — | TRUE RMS 600.0/1000V | IEC 61000-4-30 Class S | 2 | MODEL 8125(500A・φ40mm) | 付属 |
| HIOKI 電源品質アナライザ PQ3198 | — | — | 単相2線、単相3線、三相3線、三相4線 | — | ch1〜3:600.00 Vrms、ch4:600.00 VrmsまたはDC | IEC 61000-4-30 Ed.3 Class A | — | — | 別売 |
| Fluke 1777 三相電力品質アナライザー | — | — | — | 単相、単相IT、分相、3相Δ、3相Y IT、3相アーロン/ブロンデル、3相Δオープン・レッグ、3相ハイ・レッグΔ | Y・単相:可変(50〜1,000V)、Δ:可変(100〜1,000V) | IEC 61000-4-30 クラスA、IEC 62586 PQI-A-PI | — | iFLEX 1500A 24 IN(2.0 M) | 付属 |
| AEMC PowerPad III Model 8336(No Probes) | — | — | 単相・二相・三相ネットワーク | — | Vrms(AC+DC):P-N 1000V、P-P 2000V、測定範囲2〜1000V | IEC 61000-4-30 Class B | — | — | プローブなし |
共立電気計器 電源品質アナライザセット 6315-01
単相・三相の配線で、電力と電源品質を同時に記録したい人には、共立電気計器の6315-01がおすすめです。KEW 6315にMODEL 8125(500A・φ40mm)が3個付属し、三相3線の3電流測定が対象となっているため、3電流を測定したい人にもおすすめです。
KEW 6315は、電圧3ch・電流4chで電力と電源品質を同時に記録します。電圧、電流、周波数や各種電力、高調波、スウェル/ディップ/瞬停、トランジェントオーバー電圧、インラッシュカレントなどを扱えるため、電力値と電源異常の両方を一つの測定で見たい人におすすめです。
対応する配線は単相2線(1~3系統)、単相3線、三相3線、三相4線で、三相3線では3電流測定が対象です。手持ちの設備がこれらの配線方式で、三相3線の3電流測定を必要とする人におすすめです。
付属のMODEL 8125は、被測定導体径がφ40mm、定格電流がAC500Aで、使用温湿度範囲は0~50℃、相対湿度85%以下(結露のないこと)です。測る導体の径がφ40mmで、定格電流AC500Aの条件に当てはまるか、使用場所がこの温湿度範囲にあるかが、購入前の確認ポイントです。測定に使うクランプセンサは、全チャンネルで同じ種類であることが条件です。また、本体に電池が入っていない状態でAC電源の供給が止まると、電源が切れて記録中データを失う可能性があるため、記録時の電源条件も選ぶ際の判断材料になります。
測定データは付属の2GB SDカードまたは内部メモリに保存でき、USB通信でパソコンへ転送できます。キャリングバッグも含まれるため、測定データの保存先やPCへの転送手段、機器と付属品の収納がまとめて必要な人には、このセットがおすすめです。

共立電気計器 電源品質アナライザセット 6315-02
単相2線・単相3線・三相3線の電力と電源品質を記録したい人には、共立電気計器の6315-02がおすすめです。KEW 6315に被測定導体径φ40mm・定格電流AC500AのMODEL 8125が2個付属しているため、同じ種類のクランプセンサを2個使う測定を予定している人にもおすすめです。
KEW 6315は、電圧3ch・電流4chで電力と電源品質を同時に記録します。電圧、電流、周波数、有効・無効・皮相電力、高調波、スウェル/ディップ/瞬停、トランジェントオーバー電圧、インラッシュカレントなどを扱えるため、電力値と電源異常を同じ記録で確認したい人におすすめです。
電源品質測定の国際規格IEC 61000-4-30 Class Sに適合していることも記載されています。
測定可能な配線は単相2線(1~3系統)、単相3線、三相3線です。
付属のMODEL 8125(500Aタイプ)は、電流測定レンジが50.00A/500.0A/オートで、被測定導体径はφ40mm、定格電流はAC500Aです。KEW 6315本体の使用温湿度範囲は0~45℃、相対湿度85%以下(結露のないこと)なので、導体の径と電流条件、使用場所の環境を購入前に確認したいポイントです。測定に使うクランプセンサは、全チャンネルで同じ種類であることが条件です。また、本体に電池が入っていない状態でAC電源の供給が止まると、電源が切れて記録中データを失う可能性があるため、記録時の電源条件も選ぶ際の判断材料になります。
測定データは付属の2GB SDカードまたは内部メモリに保存でき、USB通信でパソコンへ転送できます。キャリングバッグも含まれるため、測定データの保存先やPCへの転送手段、機器と付属品の収納がまとめて必要な人には、このセットがおすすめです。

HIOKI 電源品質アナライザ PQ3198
電源品質の異常と電力を同時に記録したい人には、HIOKIのPQ3198がおすすめです。波形キャプチャと電力ロギングを同時に行えるため、異常の瞬間と電力の推移を一緒に確認したい用途に向いています。電圧スウェル・ディップ、停電、周波数変動、突入電流、高調波、不平衡を測定でき、2kHz~80kHzの高次高調波(Supraharmonics)も測定できます。トランジェント電圧は最大6000 V peak、700 kHzまで測定でき、IEC 61000-4-30 Ed.3 Class Aに対応しているため、複数の電源品質異常を確認したい人におすすめです。
測定ラインは単相2線、単相3線、三相3線、三相4線に対応しています。
絶縁された電圧CH1~3とCH4により2系統の電力測定と効率測定ができ、CH4では直流または交流の電圧・電流・電力も測定できます。EV急速充電器のAC入力とDC出力、またはDCの三相インバーターを測定したい人にもおすすめです。
PQ3198は本体のみで、電流センサは別売のため、電流・電力測定には別途カレントセンサが必要です。単相用は1個、三相用は2個以上が必要で、電流レンジは使用するセンサによって異なり、AC 500.00 mA~5.0000 kAまでです。手持ちのセンサを使う予定がある場合は、必要な個数とセンサごとに異なる電流レンジが、選ぶ際の判断材料になります。
電力品質異常は最大9999件、トレンドデータは最長1年間記録でき、付属アプリPQ ONEでレポートも作成できます。SD/SDHCメモリカード、LAN(HTTPサーバ機能・FTP機能)、USB 2.0通信を使えますが、SDカードはメーカーの付属品またはオプション品に限られ、メーカーの付属品・オプション品以外のカードでは正常に保存・読み出しできない場合があり、動作保証はできません。
Fluke 1777 三相電力品質アナライザー
三相設備の電力品質を自動測定し、過渡現象まで記録したい人には、Fluke 1777がおすすめです。電力と電力品質パラメーターを自動測定できるため、測定項目を広く扱いたい用途に向いています。電圧入力は4個で、三相・PE基準のニュートラルに対応し、電流入力も4個で、三相およびニュートラルが測定対象です。接続したセンサーに合わせてレンジを自動選択し、単相、単相IT、分相、三相Δ、三相Y ITなどの接続形態に対応しているため、設備の結線方式を基準に選びたい人におすすめです。
過渡現象の測定範囲は±8 kV、電圧過渡現象の帯域幅はDC~1 MHzです。1777は1 MS/sまたは20 MS/sで500,000 pointsの過渡現象波形を記録でき、最大30 kHzの高調波と500以上の電力品質パラメーターを扱えるため、瞬間的な異常と複数の品質項目を記録したい人におすすめです。
電力品質規格はIEC 61000-4-30クラスAとIEC 62586 PQI-A-PIです。
最大入力電圧は1000 V rms/1000 V dc(1700 Vpk)、測定カテゴリーは1000 V CAT III / 600 V CAT IVです。公称電圧レンジはY結線・単相で50~1000 V、Δ結線で100~1000 V、IEC 61000-4-30クラスA準拠では100~690 Vで、作動温度範囲は-10~50℃です。対象設備の電圧、測定カテゴリー、結線方式、使用温度が、購入前に確認しておきたい条件です。
パッケージにはiFLEX 1500A 24 IN(2.0 m)の電流プローブ、Wi-Fi/BLEモジュール、回転式ハードケースが含まれます。iFLEXプローブで電流を測定し、Wi-Fiでデータをダウンロードし、ハードケースで機器を持ち運びたい人にはおすすめです。32 GB microSDカードを装備し、Fluke Energy Analyze Plusソフトウェアが標準で付属しています。USBメモリ、WiFi、LTE、有線イーサネット、USBケーブルでデータをダウンロードでき、ワンタッチでEN 50160、IEEE 519、GOST 33073、IEC 61000-2-2などに準じた標準化レポートを作成できます。
AEMC PowerPad III Model 8336(No Probes)
プローブを別途用意して、単相・二相・三相ネットワークの電力品質を診断したい人には、AEMC PowerPad III Model 8336(No Probes)がおすすめです。トレンドデータや電力品質の異常を記録し、長期的な変化と瞬間的な異常を確認したい用途に向いています。トレンドデータは数日・数週間・数か月にわたって記録でき、最大40種類のパラメーターについてアラームイベントを最大10,000件、各アクティブ入力では4サイクルを含むトランジェントを最大210件記録できます。突入電流も捕捉して保存できるため、長期の変化と瞬間的な異常を記録したい人におすすめです。
本体はIEC 61000-4-30 Class B、600 V CAT IVの安全定格で、周波数範囲は40~70 Hzです。AC・DCのTRMS電圧はP-N 1000 V、P-P 2000 Vで、測定範囲は2~1000 Vです。AmpFlexまたはMiniFlexプローブ使用時の電力測定範囲は10 mW~10 MWです。対象設備の電圧・周波数と、測定時の安全カテゴリーがこの条件に収まるかが、購入前に確認したいポイントです。
No Probes仕様のためプローブは付属せず、AmpFlexまたはMiniFlexプローブを使う電力測定の構成は別途用意する前提です。センサーによってはTRMS電流を最大6500 Armsまで測れますが、測定範囲は使うセンサーによって変わるため、手持ちのプローブを流用する予定がある人は、型式と電流条件が選ぶ際の確認ポイントです。
電源は充電式9.6 V NiMHバッテリーパックで、バッテリー寿命はディスプレイ点灯時13時間超、ディスプレイ消灯で記録時25時間です。
外形寸法は250×200×67 mm、質量は1.95 kgで、作動温度は0~42.5℃、相対湿度85%以下、保護等級はIP53なので、持ち運びや使用環境を重視して選ぶ人にもおすすめです。
大型ツールバッグ、10 ftの黒色電圧リード5本、黒色ワニ口クリップ5個、色分け入力IDマーカー12個、DataViewソフトウェア入りUSBスティックなどが付属します。電圧リードとワニ口クリップで電圧入力を測り、入力IDマーカーで各入力を識別し、DataViewでリアルタイムデータやレポートを扱いたい人にはおすすめです。
条件別の選び方
- 単相2線・単相3線・三相3線で電力と電源品質を記録したい人
- 三相3線の3電流測定を必要とする人
- 同じ種類のクランプセンサを2個使う測定を予定している人
- EV急速充電器のAC入力とDC出力、またはDCの三相インバーターを測定したい人
- 瞬間的な異常と複数の品質項目を記録したい人
- プローブを別途用意して単相・二相・三相ネットワークを診断したい人
PQ3198は電流センサとSDカードの付属条件が別
PQ3198は「本体のみ、電流センサ別売」とされていますが、SDメモリカード2GB Z4001は標準付属です。電流・電力測定用のカレントセンサと、測定データを保存するカードは、同じ別売構成ではありません。
電流センサだけを別に選び、記録媒体は標準付属分を使う構成を選びたい人には、HIOKI 電源品質アナライザ PQ3198がおすすめです。追加・交換用のSDカードは、メーカーの付属品またはオプション品に限られます。
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