
ローカルLLM用PCおすすめランキング|VRAM・メモリ別に紹介!(24GB/32GB/64GB)
こんにちは、パソコン大好きなせせらです。最近はChatGPTなどクラウドのAIだけでなく、自分のPCにモデルをダウンロードして動かす「ローカルLLM」に関心を持つ方が増えていますね。
自分のPCで動かす場合、VRAMやメモリの数字だけ見ても、どのモデルまで使えるのか分かりにくいです。買った後に「動かない」「遅すぎる」とならないよう、GPUの要否、Macでの動き方、予算内で載せられるモデルを先に押さえておきたいところです。
ローカルLLM用のPCは、動かしたいモデルの大きさに対してVRAMまたはメモリが何GB必要かで大きく変わります。今回は24GB・32GB・64GBの3つの容量目安で、ローカルLLM用PCのおすすめを解説していきます。
目次
モデルサイズ別に必要なVRAMとメモリの目安
ローカルLLMを速く動かす主役はGPUのVRAMです。VRAMはモデルを載せる作業台で、広いほど大きいモデルを速く動かせます。RAMはVRAMに収まりきらない分の予備台で、GPU推論ではモデルの大部分をVRAMに載せます。
GPUがなくてもRAMを使ったCPU推論はできますが、VRAMに載せて動かすよりかなり遅く、基本は7B級のお試し向けです。MacのApple Siliconは統合メモリ方式なので、「24GB」「64GB」といったメモリ容量そのものがLLMを載せる作業台になります。WindowsのようにVRAMとRAMが分かれた構成とは、見方が少し違います。
動かしたいモデルサイズと必要VRAM・メモリを下の表にまとめました。GB実数は量子化(圧縮して載せる手法)前提で、モデルや設定で変わります。サイズでティアを読み取り、次の節へ進んでください。
| 動かしたいモデルサイズ | 必要なVRAM/メモリの目安 | 該当ティア | 推論の主な方法 |
|---|---|---|---|
| 7B級 | 6〜8GB | 32GB帯 | GPU 8GB / CPU+RAM |
| 14B級 | 12〜16GB | 24GB帯・32GB帯 | GPU 12〜16GB / Mac統合 |
| 32B級 | 24GB前後 | 24GB帯・64GB帯 | GPU 24GB / RAMオフロード |
| 70B級 | 48GB前後 | 64GB帯 | RAM 64GB+オフロード / Mac統合64GB |
14B級は24GB帯と32GB帯にまたがります。VRAM 12〜16GBなら14Bを載せられ、予算で24GB帯か32GB帯に振れます。動かしたいモデルを決めてから、必要なGBと予算を照らし合わせてティアを決めるのが、ローカルLLM用PCの近道です。
24GB帯のおすすめPC(14B〜32B向け)
24GB帯は、14Bモデルを全文脈で快適に動かし、32Bモデルも量子化なら載せられる本格構成です。GPUのVRAM 24GBは、ワンカードで載せられる容量としてかなり大きい部類になります。予算は40万円台から200万円台以上まで幅があり、RTX 4090搭載のデスクトップが中心になります。
RTX 3090中古・在庫限りなら24GB VRAMが20万円台から30万円台です。旧世代で在庫限りのため、新品で長く使うならRTX 4090寄りに予算を取ります。24GB VRAMがあれば、14Bモデルを全文脈でサクサク動かせます。32Bも量子化なら動きます。
24GB帯はGPUデスクトップだけではありません。Macの統合メモリ24GBでも14Bを実用範囲で動かせます。まずはデスクトップのRTX 4090・3090ルート、続いてMac・統合メモリ24GBルートの順に見ます。
デスクトップ(RTX 4090・3090)
24GB VRAMの王道は、RTX 4090を搭載した完成PCです。LIGHTNING THUNDER RTX 4090/14900KFやNEWLEAGUE i9-14900KF/RTX 4090は、80万円台から140万円台が目安になります。VRAM 24GB・RAM 64GBの構成なら、14Bは全文脈で動かしやすく、32Bも量子化すれば候補に入ります。
| 構成 | VRAM | RAM | 予算帯 | モデルサイズ目安 |
|---|---|---|---|---|
| RTX 4090完成PC | 24GB | 64GB | 80万〜140万円台 | 14B快適・32B量子化 |
| RTX 4090ボード単体 | 24GB | なし | 60万円台〜 | 既存PCへ増設 |
| RTX 3090(旧世代・在庫限り) | 24GB | なし | 20万〜30万円台 | 14B快適・32B可 |

グラボだけ増設するなら、Gigabyte RTX 4090 Gaming OCやASUS ROG Strix RTX 4090などが選べます。RTX 4090は消費電力と発熱が大きいため、電源ユニット(850W以上)とケースの収まりを先に確認します。

予算を抑えるならRTX 3090 24GBの中古・在庫限りが20万円台から30万円台で見つかります。MSI SUPRIM XやEVGA FTW3などのボードが該当します。RTX 3090は旧世代で在庫限りである点、消費電力も350W級と大きい点を割り引いて判断します。

14Bをしっかり使って32Bも挑戦したい人には、RTX 4090の24GBデスクトップがおすすめです。予算を抑えるならRTX 3090の中古・在庫限りもありですが、新品で長く使う前提ならRTX 4090寄りに予算を取ります。
Mac・統合メモリ24GB
Macの統合メモリ24GBは、14Bを実用範囲で動かしたい人向けの選択肢です。対象はMacBook Pro 24GBやMac mini 24GBで、予算は20万円台から40万円台が目安になります。RTX 4090のVRAM 24GBより速度は落ちますが、14Bの日常利用なら十分使える範囲です。

32Bモデルは統合メモリ24GBでも載せられますが、動作は重くなります。14Bを主役にして、32Bは時々試すくらいの使い方が合います。MacでローカルLLMを試しつつ、WindowsのRTX 4090のような発熱やファン音を避けたい人にも向きます。
14BをMacで静かに動かすなら、MacBook Pro 24GBかMac mini 24GBがおすすめです。32Bをしっかり速く動かす前提なら、デスクトップのRTX 4090 24GBが向きます。
32GB帯のおすすめPC(14B向け・コスパ帯)
32GB帯は、14BをGPUに載せつつ予算を抑えたい人に向きます。VRAM 12〜16GBのGPUとRAM 32GBを組み合わせれば、14Bを全文脈で動かしやすくなります。一方で32BはRAMへオフロードする場面が増えるため、14Bより返答は遅くなります。
デスクトップは20万円台から30万円台で、RTX 4060/4070系GPUに32GB RAMのBTO機が中心です。ノートも同価格帯でRTX 4060/5060/4070 Laptopが並びます。24GB帯まで予算を伸ばしにくい14B日常使い向けです。
GPUなしRAM 32GBのCPU推論は、GPU推論やMac統合メモリとは別の使い方になります。7B級など小さめのモデル向けで、詳しくは別記事でまとめます。この記事では、GPU付きPCかMac統合メモリで14Bを動かす前提で進めます。
デスクトップ(RTX 4070・4060系)
14Bを余裕をもって動かすなら、RTX 4070 Ti Super 16GB搭載デスクトップが見やすい候補になります。Corsair Vengeance i7500やiBUYPOWER Y40は60万円台から80万円台が目安です。VRAM 16GBなら14Bは全文脈で扱いやすく、32Bもオフロード前提で試せます。
| GPU | VRAM | RAM | 予算帯 | モデルサイズ目安 |
|---|---|---|---|---|
| RTX 4070 Ti Super | 16GB | 32GB | 60万〜80万円台 | 14B快適・32Bはオフロード |
| RTX 4070 SUPER / Ti | 12GB | 32GB | 30万円台 | 14B快適・32Bはオフロード |
| RTX 4060 | 8GB | 32GB | 20万円台 | 7B快適・14Bは量子化 |

予算30万円台なら、RTX 4070 SUPER 12GB/32GBのBTO機も候補になります。NEWLEAGUEやLIGHTNING THUNDER RTX 4070 Ti/4070 SUPER 32GBがこの価格帯に入ります。VRAM 12GBでも、14Bを量子化して使うなら日常チャットはかなり現実的です。

20万円台では、RTX 4060 8GB/32GB構成が中心になります。WaffleMK G-StormRやLIGHTNING THUNDER RTX 4060/32GBは20万円台前後で見つかります。VRAM 8GBだと14Bは量子化しても少し窮屈ですが、7Bは快適に使いやすいので、7Bを主役にしつつ14Bも試したい人向けです。

14Bをしっかり動かすならRTX 4070 Ti Super 16GB、予算を抑えるならRTX 4070 SUPER 12GBがおすすめです。7B中心でたまに14Bという使い方なら、RTX 4060 8GB/32GBで十分です。
ノート(RTX 4070・5060・4060)
ノートでローカルLLMを動かすなら、32GB帯が現実的な選択です。24GB VRAMを積むノート(RTX 4090 Laptop等)は機種が少なく価格も100万円台に跳ね上がるため、14Bを持ち運んで動かすなら12〜16GB VRAMの32GB帯ノートに落ち着きます。
30万円台で14Bの量子化モデルを持ち運びたいなら、RTX 4070 Laptop 12GB搭載機が入り口になります。MSI Katana A15 RTX 4070/32GBは30万円台が目安です。Lenovo LOQ 17やHP OMEN 16のRTX 5070 Laptopモデルも同価格帯ですが、VRAM 8GB構成では14Bの余裕は少なくなります。

| GPU | VRAM | RAM | 予算帯 | モデルサイズ目安 |
|---|---|---|---|---|
| RTX 4070 Laptop | 12GB | 32GB | 30万円台 | 14B量子化で快適 |
| RTX 5070 Laptop | 8GB | 32GB | 30万円台 | 7B〜14B量子化 |
| RTX 5060 Laptop | 8GB | 32GB | 20万〜30万円台 | 7B快適・14B量子化 |
| RTX 4060 Laptop | 8GB | 32GB | 30万円台前後 | 7B快適・14B量子化 |
20万円台ならRTX 5060 LaptopかRTX 4060 Laptop 8GBです。ASUS TUF A16やLenovo LOQ 15(RTX 5060/32GB)が20万円台から30万円台。VRAM 8GBで7B主役、14Bは量子化です。

14Bをノートで外に持ち出すなら、RTX 4070 Laptop 12GBがおすすめです。7B中心の持ち運び用途なら、RTX 5060 LaptopかRTX 4060 Laptop 8GBで十分です。
64GB帯のおすすめPC(32B〜70B向け)
64GBクラスは、32Bを本格運用しながら70Bにも挑戦する容量です。RTX 4090の24GB VRAMで32Bを全文脈で動かすルートと、RTX 5080の16GB VRAMに64GB RAMでオフロードするルートに分かれます。予算は70万円台から200万円台以上です。
RTX 4090/64GBの完成PCは80万〜200万円台で、HP OMEN 45LやMSI Infinite RSが代表例です。RTX 5080/64GBは70万〜120万円台で、ASUS ROG G700やVelztormが候補になります。32Bを速く動かしたいなら4090、RAMへのオフロードを厚めに見たいなら5080という分け方です。
64GB帯はGPUデスクトップだけでなく、Mac統合メモリ64GBでも32Bを快適に動かし70Bを量子化で載せられます。同じ統合メモリ方式のWindows mini PCも載せます。RTX 4090・5080、続いてMac・統合メモリ64GBの順に見ます。
デスクトップ(RTX 4090・5080)
RTX 4090は24GB VRAMで32Bを全文脈、RTX 5080は16GB VRAMに64GB RAMでオフロード中心です。32Bを速く動かす主力はRTX 4090、予算を抑えつつ64GB RAMでオフロードを厚くしたい人はRTX 5080です。
RTX 4090/64GBの完成PCでは、HP OMEN 45Lが100万円台から、MSI Infinite RS 13NUIやCLX Horusも100万円台が目安です。LIGHTNING THUNDER RTX 4090/64GBは80万円台の入口になります。32Bは快適に扱いやすく、70Bは量子化とRAMオフロード前提で試す位置づけです。
| GPU | VRAM | RAM | 予算帯 | モデルサイズ目安 |
|---|---|---|---|---|
| RTX 4090 | 24GB | 64GB | 80万〜200万円台 | 32B快適・70B量子化+オフロード |
| RTX 5080 | 16GB | 64GB | 70万〜120万円台 | 32Bはオフロード中心・70Bは重め |

RTX 5080/64GBは、ASUS ROG G700が70万円台、Velztorm Ryzen 9800X3Dやi9-14900K構成が100万円台から並びます。VRAM 16GBに載る分は速く動かし、残りを64GB RAMへ逃がす構成です。70Bではオフロード量が増えるため、RTX 4090より遅くなりやすいです。

32Bを本格的に速く動かすなら、RTX 4090/64GBのデスクトップがおすすめです。32Bを全文脈で動かすならRTX 4090の24GB、70Bに挑戦するなら64GB RAMへのオフロードが前提です。予算を抑えて64GB RAMを確保するなら、RTX 5080/64GBもありです。
Mac・統合メモリ64GB
Macの統合メモリ64GBに加え、同じ統合メモリ方式のWindows mini PCも1台載せます。統合メモリ64GBは、分離型のVRAM+RAMと違って64GB全体をLLM用に使えるため、32Bを快適に、70Bを量子化で動かせます。
MacBook Pro Max統合メモリ64GBは持ち運びながら32Bを動かせる数少ない選択です。Mac Studio 64GBは冷却に余裕があり長時間推論に向きます。Mac mini M4 Pro 64GBは統合メモリ64GBの手頃な入口です。
| 機種 | メモリ方式 | 予算帯 | モデルサイズ目安 |
|---|---|---|---|
| MacBook Pro Max 64GB | 統合64GB | 60万円台〜 | 32B快適・70B量子化 |
| Mac Studio 64GB | 統合64GB | 40万円台〜 | 32B快適・70B量子化 |
| Mac mini M4 Pro 64GB | 統合64GB | 20万〜30万円台 | 32B可・70Bは量子化で重め |
| GMKtec EVO-X2 64GB | LPDDR5X統合64GB | 30万円台 | 32B可・ローカルAI対応 |
GMKtec EVO-X2は、Ryzen AI MAX+ 395と64GB LPDDR5X統合メモリを積んだWindows mini PCです。Macに近い統合メモリ方式で、価格は30万円台が目安になります。Mac Studioの代わりになる小型機を探す人向けですが、購入前に在庫と価格は必ず確認しておきたいところです。

Macで32Bを本格的に動かすなら、Mac Studio 64GBかMacBook Pro Max 64GBがおすすめです。手頃な入口ならMac mini M4 Pro 64GB、WindowsでMac統合メモリ方式を試すならGMKtec EVO-X2もありです。
ティア別のおすすめPCまとめ
ここまで24GB・32GB・64GBの3つの容量帯でおすすめPCを見てきました。ざっくり分けると、24GB帯は14Bを全文脈で動かし、32Bも量子化で試す本格寄りの構成。32GB帯は14BをGPUに載せて予算を抑える構成。64GB帯は32Bをしっかり使い、70Bにも手を伸ばす構成です。
14Bを日常使いする人は24GB帯か32GB帯、32B〜70Bに挑戦する人は64GB帯が目安です。24GB帯はRTX 4090かMac統合メモリ24GB、32GB帯はRTX 4070/4060系、64GB帯はRTX 4090/5080の64GB RAMかMac統合メモリ64GBです。
ティアと予算の目安は立ちました。次は、買い方の直前で迷いやすいポイントをFAQで拾います。予算と動かしたいモデルが両立するか、Macで本当に動くか、RTX 3090の中古・在庫限りはアリかなどを個別に確認してください。
よくある質問
14Bを日常使いするなら24GB帯と32GB帯のどちらにすべき?
14Bを全文脈で余裕をもって動かすなら、VRAM 24GBの24GB帯が向きます。予算30万円台で14Bを量子化して使うなら、VRAM 12GB/RAM 32GBの32GB帯でも候補になります。速度を取るなら24GB帯、予算を抑えるなら32GB帯です。
32Bを本格的に動かすならRTX 4090の24GBと64GB RAMオフロードはどちらが現実的?
32Bを速く動かす主力ならRTX 4090の24GB VRAMで全文脈に載せる方が速いです。RTX 5080 16GB/64GBなど64GB RAMへオフロードでも動きますが速度は落ちます。32Bを日常で速く使うならRTX 4090です。
RTX 3090の中古・在庫限りはローカルLLM用にアリ?
VRAM 24GBが20万〜30万円台で手に入るため予算面では有力です。旧世代で在庫限り、消費電力も350W級です。新品で長く使うならRTX 4090寄りに予算を取り、RTX 3090は予算優先で割り切る人向けです。
Mac mini M4 Proの64GBで70Bは動く?
統合メモリ64GBなら70Bを量子化で載せられます。70Bは重めで、32Bを快適に動かす帯として扱う方が現実的です。70B本格運用ならMac Studio 64GBやMacBook Pro Max 64GBが向きます。
予算20万円台で14Bを動かすならデスクトップとノートのどちら?
20万円台ならRTX 4060(8GB)/32GBデスクトップかRTX 5060 Laptop(8GB)/32GBノートです。VRAM 8GBでは14Bは量子化でやや厳しく7B級が主役です。14Bを動かすなら30万円台のVRAM 12GB機まで予算を上げる方が無難です。
7B級だけならGPUなしRAM 32GBでも足りる?
7B級はRAM 32GBのCPU推論でも動きます。ただしGPU推論よりずっと遅くなるため、サクサク動かすならGPU 8GB/RAM 32GBの32GB帯が向きます。速度を割り切って7B級を試すだけならGPUなしRAM 32GBもありです。
24GB VRAMを積むノートは現実的な選択?
RTX 4090 Laptop等の24GB VRAMノートは機種が少なく100万円台です。14Bを持ち運ぶなら12〜16GB VRAMの32GB帯ノートが現実的です。24GB VRAMノートの用途は限定的です。
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