
IKA T50 digital ULTRA-TURRAX ホモジナイザー|本体のみ?分散ツール・電源仕様を確認
IKA T50 digitalは、試料を均一にする機械(ホモジナイザー)です。高額で、本体以外の必要部品も分かりにくいですよね。
T50 digitalは本体だけでは使えず、処理量や材料に合う先端部品(分散ツールなど)と固定用スタンドが必要です。
この記事では、同梱品と分散ツールの違い、必要部品、100V電源、Amazonの購入候補を紹介していきます。
T50は本体のみ?
同梱品はT50 digital本体と専用キー2点だけで、分散ツール、スタンド、固定金具は別売です。
新しく一式を揃えるなら、基本構成は次の4点です。スタンドはR 2722かR 2723のどちらか一方。
- T50 digital本体(専用キー2点付き)
- 用途に合う分散・撹拌ツール
- R 2722またはR 2723スタンド
- 本体をスタンドへ留めるR 271固定金具(ボスヘッド)
容器が動く場合はRH 5も追加します。本体単品では作業を始められないため、使用ツールと固定部品を含めた見積もりが必要です。
T50の用途別ツール表
T50 digitalでは、処理量と材料に合わせてツールを交換します。標準分散用と特殊用途用の違いは次の表の通り。
| 作業・処理量 | 強み・購入前確認 | 使うツール |
|---|---|---|
| 粗めの分散 0.5~20L | 標準3種類で最大量。M・Fより粗い仕上がり | S 50 N – G 45 G IKA製品番号:0008003000 |
| 中間の分散 0.5~15L | Gより細かく、Fより5L多い。最も細かい仕上がりはF | S 50 N – G 45 M IKA製品番号:0008003300 |
| 細かい分散 0.25~10L | 標準3種類で最も細かい。粗い材料は前処理が必要 | S 50 N – G 45 F IKA製品番号:0008003900 |
| 組織・繊維を粗めに分散 0.5~20L | 繊維質材料向け。細かな仕上がりの構成は材料条件で変わる | S 50 N – G 45 G – ST IKA製品番号:0008039500 |
| 植物を粗く砕く 1~10L | 最大50mmの材料向け。微細化には不使用 | S 50 N – W 65 SK(カッターヘッド) IKA製品番号:0008005100 |
| 粉末・沈殿物を混ぜる 1~30L | 粉末のダマや沈殿物向け。T50では30Lが上限 | S 50 N – W 80 SMK(ジェット混合ヘッド) IKA製品番号:0008006300 |
| 撹拌・溶解 0.25~30L | 高速撹拌と固まりの解砕。微細化とは別用途 | R 50 ハイスピード撹拌シャフト IKA製品番号:0001689300 |
表の処理量は、水を使った場合の目安です。材料の粘り、濃度、温度が変わると、同じ量でも仕上がりは一定になりません。
大きな粒が残る材料では、GやMによる前処理が先。Fへ替えて細かくする構成もあり、1本ですべての工程を担うツールではありません。
処理量別のT50ツール
実は、本体の上限30Lだけではツールを決められません。標準分散と特殊用途を、処理量ごとに分けると次の通りです。
| 処理量 | 標準分散 | 特殊用途 |
|---|---|---|
| 0.25L以上0.5L未満 | F(細かめ) | R50(撹拌・溶解) |
| 0.5L以上1L未満 | G(粗め)/M(中間)/F(細かめ)/G-ST(組織・繊維) | R50(撹拌・溶解) |
| 1L以上10L以下 | G(粗め)/M(中間)/F(細かめ)/G-ST(組織・繊維) | W65(植物の粗砕)/W80(粉末・沈殿物)/R50(撹拌・溶解) |
| 10L超15L以下 | G(粗め)/M(中間)/G-ST(組織・繊維) | W80(粉末・沈殿物)/R50(撹拌・溶解) |
| 15L超20L以下 | G(粗め)/G-ST(組織・繊維) | W80(粉末・沈殿物)/R50(撹拌・溶解) |
| 20L超30L以下 | 該当なし | W80(粉末・沈殿物)/R50(撹拌・溶解) |
| 30L超 | T50の範囲外。より大容量の分散機を使用 | |
20Lを超える微細化には、W80やR50ではなく、より大容量の分散機が必要です。
材料別のT50ツール
処理量が同じでも、液体、組織、粉末では必要な先端が違います。材料と作業目的から、次のように分けます。
- 液体を粗めに分散:0.5~20LはG
- 液体を中間まで分散:0.5~15LはM
- 液体を細かく分散:0.25~10LはF
- 組織・繊維を粗めに分散:0.5~20LはG-ST
- 最大50mmの植物を粗く砕く:1~10LはW65
- 粉末や沈殿物を混ぜる:1~30LはW80
- 撹拌・溶解:0.25~30LはR50
組織や繊維をさらに細かくする構成は、材料の粘りや粒の大きさをIKAへ伝えて確認してください。
G-STからM・Fへ替えると一律には決められません。次に確認するのは、本体の製品番号と電源です。
T50の100V電源
日本向けT50 digitalの電源は100~120V・50/60Hzで、100V仕様です。東日本と西日本のどちらにも対応。
ただし、同じT50 digitalでも製品番号によって電源が変わります。国内向けと海外向けの対応は次の通り。
- 0020027210:100~120V・50/60Hzの日本向けです。
- 0003787001/3787001:100~120Vの米国向けです。
- 0003787000/3787000:220~240V向けです。日本の100Vコンセントへ直接つなぎません。
消費電力は1100W。ほかの機器と回路を共用できるか、設置前に確認が必要です。
国内流通品では、電気用品安全法の表示(PSE)も購入条件に含まれます。
AmazonのT50本体
B00C3MD618:日本語名のT50本体です。0020027210・100~120V・付属品の記載がそろわない出品は買いません。

B00DDOTWOU:3787001・115Vの米国向け単品です。国内利用では、プラグ・流通条件・保証・修理受付を確認してください。

国内100Vと国内保証を求める場合、対象は製品番号0020027210の販売品です。2候補は製品番号と電源が違い、価格だけでは比べられません。
B00DDOTWOUは本体単品で、B00C3MD618も付属品が未確認です。必要なIKA製品番号を指定し、一式で見積もってください。
QA
Q. 粘度上限内で使える?
A. 5,000mPa・sはT50本体の上限です。範囲内でも、材料の濃度や温度、処理中の粘度変化によって負荷は変わります。
試料名、粘度、処理量、温度、容器、希望する粒の細かさを伝え、使用ツールまで決めてから購入してください。
Q. 連続運転できる?
A. T50本体は連続運転に対応します。ただし、実際の運転時間は試料の負荷と使用ツールの条件に合わせます。
高粘度の試料や温度が上がりやすい工程では、試料温度と本体負荷を確認したうえで運転条件を決めてください。
Q. 溶剤・洗浄・滅菌は?
A. 標準のG・M・Fツールは溶剤に対応し、液体に触れる部分にはステンレス鋼とフッ素樹脂が使われています。ただし、すべての溶剤や洗浄方法へ一律に対応するわけではありません。
使用する溶剤、濃度、温度、洗浄剤、滅菌方法を伝え、シールやベアリングを含む適合を購入前に確認してください。
Q. 校正・据付書類は?
A. Amazonの商品情報だけでは、据え付け時の確認書類、稼働確認書類、校正証明書の付属範囲が分かりません。
品質管理で書類が必要なら、必要書類を先に決め、IKAまたは理化学機器販売店の見積もりへ含めてください。
条件別のT50構成
T50は、本体、使用ツール、R 2722またはR 2723スタンド、R 271固定金具を合わせて見積もります。
- 日本100V:製品番号0020027210・100~120Vが購入条件です。
- 国内保証:T50-DIGITAL(B00C3MD618)は、付属範囲と国内保証が明記された出品だけが候補です。
- 米国向け115V:国内流通条件と修理受付が明確な場合だけ3787001(B00DDOTWOU)を購入してください。
- 一般液体:粗め20LはG、中間15LはM、細かめ10LはF
- 組織・植物・粉末:組織や繊維はG-ST、最大50mmの植物はW65、粉末や沈殿物はW80、撹拌や溶解はR50
T50本体の公称処理量は250mL以上30L以下(対水)で、範囲外は別容量の分散機が対象です。注文時には、製品番号、電源、保証、使用ツール、固定部品がそろった見積もりが必要です。
Amazon の PC をスコア化してみた

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※同一運営者のサイトです。
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