
マッフル炉300Plusを購入前に確認|炉内容量・電源12A・排気オプション
マッフル炉300Plusを見つけても、手元の試料が入るのか、今ある電源で使えるのか迷いますよね。
本体の機器電流は約12アンペア(12A)ですが、設置側には専用20アンペア(20A)回路が必要です。煙やガスが出る材料を扱うなら、排気装置も確認します。
この記事では、300Plusが合う条件や炉内の広さ、電源、排気オプションを簡潔に紹介していきます。
300Plusの購入早見表
300Plusを選べるのは、試料と容器が炉内に収まり、専用の20アンペア電源を用意できる人です。以下の早見表なら、購入条件をすぐ確認できます。
| 条件 | 300Plusの目安 |
|---|---|
| 向く人 | 試料と容器を含めて、幅120×奥行222×高さ110mm以内に収まる人 |
| 購入対象 | アズワン マッフル炉 300Plus(1-5057-11) |
| 温度 | 長時間は1000℃まで。1150℃は短時間 |
| 電源 | 機器側の電流目安は約12アンペア。設置側は専用20アンペア回路 |
| 煙やにおい | 煙を外へ出す装置(排煙装置)か、においを減らす装置(脱臭装置)を追加 |
| 弱点 | 排煙装置と脱臭装置は別売で、同時には使えない |
強みは、交流100ボルトで使える小型炉ながら、短時間なら1150℃まで加熱できる点です。排気用の追加装置は別売で、Amazonで本体と同時にそろうとは限りません。
300Plusが合う条件
小さな試料を1000℃以下で繰り返し加熱する研究室や作業場向けの機器です。想定する処理は次のとおり。
- セラミックスを焼き固める
- 金属部品から樹脂成分を取り除く
- ガラスを加熱して性質や形を変える
- 試料を燃やして残った灰分を測る
温度と時間の組み合わせは50通り、1通りあたり100段階まで保存できます。同じ条件を繰り返す作業でも、設定を呼び出して使えます。
1000℃を超える長時間運転、大きな容器、炉内の酸素濃度を厳密に制御する工程には不向きです。こうした条件では、上位サイズや専用炉を選ぶことになります。
300Plusの炉内寸法
炉内寸法は、幅120×奥行222×高さ110ミリメートル。炉内容量は2.9リットルですが、購入時は3方向の寸法で収まりを判定します。
- 幅:120ミリメートル
- 奥行:222ミリメートル
- 高さ:110ミリメートル
購入者は、試料だけでなく、試料を入れる耐熱容器(るつぼ)やトレイも含めて寸法を測ります。最も出ている部分まで収まるかが判定基準。
内寸ぎりぎりではなく、炉の中央に余裕を残せる大きさが目安です。幅・奥行・高さのどれか一つでも収まらない場合は、上位サイズを選びます。
300Plusの20A電源
300Plusは交流100ボルトで動きますが、家庭の一般的な15アンペア回路にそのままつなぐ前提ではありません。設備側には、300Plusだけをつなぐ20アンペアの専用回路が必要です。
本体側で約12アンペアと表示されることがありますが、これは機器が使う電流の目安です。購入前に12アンペアだけで判断せず、次の電源条件を確認しましょう。
- 300Plusだけをつなぐ20アンペア回路
- アース(接地)付きコンセント
- 変換用のプラグアダプターを使わない接続
一般的なコンセントしかない場合は、延長コードや変換アダプターで対応しません。分電盤や配線の容量は電気工事士に確認し、条件を満たしてから購入してください。
300Plusの排気選択
300Plusの排気装置は、煙やガスを外へ運ぶなら排煙装置、触媒(ガスを反応させる材料)で処理するなら脱臭装置を選びましょう。においがあるという理由だけで脱臭装置を決めず、処理中に何が出るのかを先に整理してください。
| 処理中の状態 | 選ぶ装置 | 役割 |
|---|---|---|
| 煙やガスを屋外やドラフト(排気設備)へ出す | KDF-VF71(排煙装置) | 発生した煙やガスを外へ運ぶ |
| 触媒で処理できるガスのにおいを減らす | KDF-ES71(脱臭装置) | 対象となるガスを触媒で処理する |
| 窒素などを炉内へ入れる | KDG-300(ガス導入ユニット) | 炉内へガスを導入する |
KDF-VF71とKDF-ES71は、同時に取り付けたり使ったりできません。煙やガスを屋外へ出すならVF71、触媒で処理できるガスならES71という分け方が基本です。
KDG-300はガスを入れる装置で、炉内の酸素濃度や気密性を一定に保つ装置ではありません。厳密な雰囲気制御が必要な場合や、既存・中古の本体へVF71・ES71を後付けする場合は、対応条件を確認してから選びましょう。
300Plusと処理材料
300Plusは材料を入れて加熱する機器ですが、試料が入るだけでは使えません。加熱中に出るガスや液体が、ヒーターや断熱材を傷めないか確認してください。
- 爆発性ガスが出る材料:使用しない
- 硫黄、ハロゲン、塩類、腐食性ガスが出る材料:ヒーターなどを傷めるおそれがある
- 樹脂など多量の炭素が出る材料:少量で試す
- 成分や発生ガスが分からない材料:自己判断で入れない
試料は、炉床板(炉の底に敷く板)へ直接置きません。試料と反応しないアルミナやムライトなどの耐熱容器(るつぼ)・トレイに入れ、炉の中央へ置きます。
材料から出るものが分からないまま脱臭装置を追加しても、適合するとは限りません。ガスの種類や量、加熱温度を整理できない場合は、300Plusを購入する前に用途に適した炉か確認してください。
Amazonの300Plus
Amazonで本体を探すなら、型式と品番が一致する「アズワン マッフル炉 300Plus(1-5057-11)」が候補です。商品名に300Plusと品番が入り、別型式との取り違えを避けやすい商品です。
向く人:炉内寸法と専用20アンペア電源を確認済みで、本体をAmazonから手配したい人。
主な強み:アズワン品番1-5057-11を指定して探せる点です。弱点・購入前の最終確認:排煙・脱臭・ガス導入オプションは別売です。Amazon掲載商品に同梱されるとは限りません。
2026年8月2日の調査時点では表示価格511,500円、在庫状態は取り寄せ扱いでした。価格や納期は動くため、注文前に確認する項目は、販売元、発送元、搬入・設置、保証窓口、専用20アンペア回路の工事費。本体の条件を満たせばAmazonから購入できますが、排気装置は別途手配です。

QA
昇温時間の目安は?
空の炉であれば、室温から1150℃まで約40分が目安です。ただし、試料や容器を入れた実運転の時間を保証する数字ではありません。
試料の量や容器の材質で加熱時間は変わるため、納期や処理数を決めるときは、空の炉の昇温時間だけで計算しないでください。
設置場所に必要な広さは?
本体は約22kgあるため、水平で丈夫な台に置きます。天面は100cm以上、左右や背面などは壁・周囲の機器から30cm以上離してください。
転倒を防ぐため、背面のアイボルトを金属ワイヤーなどで丈夫な建物へ固定します。外寸だけで置き場所を決めず、離隔と固定方法まで確保しましょう。
長期間使わなかった場合は?
長期間使わなかった場合、断熱材が湿気を含んでいる可能性があります。再使用時は試料を入れず、空の炉を加熱する空焼きが必要です。
保証で注意する部品は?
保証期間は納入日から1年。ただし、ヒーター、断熱材、温度センサー、炉床板など消耗しやすい部品は保証対象外です。
処理材料との反応による損傷も有償になる場合があります。材料適合を確認し、保証の範囲と修理窓口を注文前に確認してください。
300Plusの購入結論
300Plusは、幅120×奥行222×高さ110ミリメートルの炉内に試料と容器が収まり、1000℃以下の加熱を繰り返す人におすすめです。交流100ボルトでも、設置場所には専用20アンペア回路が必要です。
- 小型試料を同じ条件で加熱する人:300Plus
- 煙やガスを外へ出す人:KDF-VF71を別途検討
- 触媒で処理できるガスを扱う人:KDF-ES71を別途検討
- 大きな容器、1000℃超の長時間運転、厳密な酸素濃度管理が必要な人:別の炉
Amazonで本体を買うなら、「アズワン マッフル炉 300Plus(1-5057-11)」がおすすめです。注文前に20アンペア回路、納期、搬入・設置、保証、オプションの手配先を確認しましょう。
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