
LTBi-550AとLTB-250αの違い|温度範囲・冷却能力・循環条件で比較
LTBi-550AとLTB-250αは、温度範囲や本体サイズが違うため、どちらが設備に合うのか迷いますよね。
購入判断では、使いたい温度に加え、冷却能力や液体を送り出す条件まで比べる必要があります。
この記事では、アズワン2機種の違いを比べ、用途ごとにおすすめの機種を解説していきます。
アズワン2機種の早見表
置き場所と電源容量を抑えたい人にはLTBi-550A、-20℃未満や純水、強い循環が必要な人にはLTB-250αがおすすめです。
冷却能力は、決めた水温で取り除ける熱量をワット(W)で示す数値ですが、550Wと340Wは測定時の水温が違うため直接比べられません。
| 比較条件 | LTBi-550A | LTB-250α |
|---|---|---|
| 向く人 | 狭い場所へ置きたい人 電源の負担を抑えたい人 | -30℃まで使いたい人 純水や強い循環が必要な人 |
| 主な強み | 幅200mm・約21kg 最大電流8.5A | 約12Lの水槽 流量が大きい 電源周波数60Hzでは押し出す力も大きい |
| 温度範囲と使用液 | -20~+80℃ 水・不凍液に対応 7℃以下は不凍液、純水は使用不可 | -30~+80℃ 水・純水・不凍液・エタノールに対応 5℃未満は不凍液かエタノール |
| 冷やす力 | 550W 水温24℃で測定 | 340W 水温10℃・60Hzで測定 |
| 液体を送る力 | 1分間に最大4L 配管抵抗へ押し出す力は高さ換算3.5m | 1分間に最大6.7L(電源周波数50Hz)・7.5L(60Hz) 配管抵抗へ押し出す力は高さ換算3.5m(50Hz)・5.0m(60Hz) |
| 弱点 | 純水を使えない 水槽と循環能力は小さめ | 本体が大きく約39kg 最大15Aの電源が必要 |
| 購入前の最終確認 | 使う温度で必要な冷却能力を満たすか 設置寸法と接続ホースが合うか | 純水は電気の通りやすさが10μS/cm以上か 15Aの電源を用意できるか |


低温・純水はLTB-250α
-25℃など、-20℃を下回る設定ならLTB-250α一択で、-20℃までのLTBi-550Aでは代用できません。
純水を使う場合は、LTBi-550AではなくLTB-250αがおすすめです。
ただし、使える純水は電気の通りやすさが10μS/cm以上に限られ、5℃未満では不凍液かエタノールを使います。
-20℃未満では温度下限だけで決めず、目標温度で設備の発熱量を取り除けることも確認してください。
省スペースはLTBi
-20℃までで足り、純水を使わないなら、卓上の設置面積が小さいLTBi-550Aがおすすめです。
幅200×奥行432×高さ436mmで、設置面積はLTB-250αより約42%小さいです。重さ約21kg、最大電流8.5Aです。
周囲の放熱空間と、水槽へ手を入れる高さが必要なため、掲載値が異なる外寸・重さ・最大電流・ホース径は現行品と照合してください。
強い循環はLTB-250α
長いホースや接続部品が多い設備なら、LTBi-550Aより多くの液体を送れるLTB-250αがおすすめです。
LTB-250αの最大流量は50Hzで6.7L/分、60Hzで7.5L/分で、60Hz時の押し出す力は高さ換算5.0mです。
公称値は水をポンプだけで動かした場合で、次の配管条件が増えるほど実流量は下がります。
- ホースの長さと内径
- 接続部品と装置内の流路
- 使用液の種類と濃度
この3点と必要流量は、アズワンへ伝えてください。両機とも開いた水槽へは送れず、液が閉じた回路を通って戻る設備が前提です。
槽内利用はLTB-250α
本体の水槽へフラスコや容器を入れるなら、LTBi-550Aより広い約12L槽のLTB-250αがおすすめです。
槽内は239×299×200mmで、容器を出し入れする口は235×162×200mmなので、容器が通るか先に測ってください。
LTBi-550Aの槽内は150×115×150mmですが、使える容量と開口部は未掲載のため、小さな容器でも入るか確認が必要です。
容器の外寸だけでなく、必要な液位と固定具の高さ、液が戻ったときの水位まで測り、すべて収まることを確かめてください。
冷却能力は同条件で比較
冷却能力は数値の大きさだけで決められず、550Wは水温24℃、340Wは水温10℃・60Hzで測った値です。
冷やす力は水温で変わるため、LTBi-550Aが強いとは断定できません。
購入前は、20℃、0℃、-10℃などの目標温度と設備の発熱量をワットでアズワンへ伝え、両機の冷却能力を確認してください。
検査書付きは2機種とも別商品
機種が決まった後、検査書が必要なら、標準品ではなく「出荷前点検検査書付き」を注文してください。
LTBi-550Aは、標準品と検査書付きでAmazonの商品ページが分かれています。検査書の発行元と内容を注文前に確認してください。
LTB-250αも同じで、標準品1-5468-52と検査書付き1-5468-52-22は別商品です。品番の末尾まで照合してください。
検査書付きでも、設置時の動作確認や測定値のずれの確認まで済んでいるとは限りません。必要な書類名と検査項目を照合してください。


QA
恒温水槽2機種でホース共用?
循環ノズルの外径は両機とも11mmですが、ホース内径はLTBi-550Aが8~10mm、LTB-250αが8mmです。
外径だけで共用せず、ホースの内径と使用液・温度への耐性を機種ごとにそろえてください。
恒温水槽から温度を出力?
LTB-250αには、温度を測る外部センサー(Pt100)の入力、1~5Vの直流電圧による温度出力、警報出力があります。
LTBi-550Aで同等の入出力は確認できないため、外部記録や警報連動が必要ならLTB-250αです。接続する記録計の入力範囲もそろえてください。
LTB-250βはαの代替?
LTB-250βをLTB-250αの同一品とは扱えません。温度範囲、槽寸法、ポンプ条件は近い一方、冷媒と公称冷却能力が違います。
発注仕様がαを指定している場合は置き換えず、目標温度での冷却能力、外部入出力、保守条件がすべて一致した場合だけβへ変更します。
2機種の条件別購入結論
-20~+80℃で使い、置き場所と電源容量を抑えたい人にはLTBi-550Aがおすすめですが、純水は使えません。
-30℃、10μS/cm以上の純水、約12L槽、強い循環が必要ならLTB-250αがおすすめです。最大15Aの電源が必要です。
以下の購入先は標準品です。検査書が必要なら、上の検査書付き商品を注文してください。


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