
アズワンVFD-03は本体だけで使える?必要な真空ポンプ・冷却水循環装置を解説
VFD-03は本体を買うだけで使えるのか、商品名だけでは別売品まで分からず迷いますよね。
結論からいうと、本体だけでは使えず、中の空気を抜く真空ポンプと棚を冷やす冷却水循環装置が別に必要です。
必要な機器と推奨品、手持ちの機器を使える条件、導入費まで順に見れば、購入前にそろえる物が分かります。
VFD-03購入早見表
何も持っていない人には、本体、空気を抜くGCD-051X、棚を冷やすLTC-450αの3台をそろえる構成がおすすめです。
ただし、主要3台だけでは運転できず、水分を受け止めるコールドトラップ、ホース、接続金具も別に必要です。
試料はVFD-03へ入れる前に凍らせるため、冷凍庫などを用意できない人や食品を大量生産したい人には向きません。
| 今の状況 | 主な強み | 弱点・最終確認 | そろえる物 |
|---|---|---|---|
| 機器を何も持っていない | 本体と周辺機器を一式でそろえられる | 主要3台だけでは運転できない。トラップと接続部品も必要 | VFD-03 GCD-051X LTC-450α コールドトラップ・接続部品・試料を凍らせる冷凍庫 |
| VFD-03だけ持っている | 本体は買い足さず、不足分だけそろえられる | 真空ポンプ、循環装置、トラップ、配管を確認 | GCD-051X LTC-450α コールドトラップ・接続部品 |
| 真空ポンプか循環装置がある | 条件を満たす手持ち機器を残せる | 流用条件をすべて満たすか型番ごとに確認 | VFD-03と不足している機器 |
| 中古のVFD-03を検討中 | 本体の購入費を抑えられる | 付属品、密閉状態、ホースと接続金具の欠品を確認 | 欠品している周辺機器 |
| 食品を大量生産したい | VFD-03は用途に合わない | 一度に扱える量が限られ、全自動運転もできない | 業務用の一体型を検討 |

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VFD-03用真空ポンプ
まず必要なのが庫内の空気を抜く真空ポンプで、VFD-03用として新しくそろえるならULVAC製GCD-051Xがおすすめです。
GCD-051Xは、VFD-03の庫内を必要な低い圧力まで下げられ、水分や薬品で傷みにくいタイプです。
ただし、ポンプとVFD-03では接続口の形が違うため、そのままホースをつなげず、吸気アダプターと外径8mmのホース口が要ります。
注文前に、電源、販売元、納期、付属品と、水蒸気をポンプの手前で受け止めるコールドトラップが別売であることを確認してください。
| 商品 | GCD-051X |
|---|---|
| 向く人 | VFD-03用ポンプを新しくそろえる人 |
| 空気を抜く量 | 電源の周波数が50Hz(ヘルツ)なら毎分50L、60Hzなら毎分60L |
| 電源 | 一般的な100V電源 |
| 追加で必要 | 接続口の形を変える吸気アダプター、外径8mmのホース口、コールドトラップ |
| 購入前の確認 | 販売元、納期、付属品、排気に混じる油を捕まえる装置 |

VFD-03用冷却水循環装置
真空ポンプだけでは棚を冷やせないため、冷却水循環装置を新しくそろえるならLTC-450αがおすすめです。
LTC-450αは、-20〜+20℃の液体をVFD-03へ毎分12Lまで送り、棚の温度を保ちます。
10℃未満では水や純水を使えないため、エチレングリコール水溶液かエタノールを循環させます。
| 商品 | LTC-450α |
|---|---|
| 向く人 | VFD-03用の循環装置を新しくそろえる人 |
| 液体の温度範囲 | -20〜+20℃ |
| 1分間に流せる量 | 最大12L |
| 電源 | 専用の100Vコンセントとアースが必要 |
| 追加で必要 | 低温用の循環液、両方の接続口に合う断熱ホース |
| 購入前の確認 | 約32kgを支える台、熱がこもらない設置場所、販売元と付属品 |

VFD-03の水分トラップ
ポンプと循環装置に加え、試料から出る水分を受け止めてポンプを守るコールドトラップも必須です。
液体窒素などで強く冷やすならH2SO5がおすすめですが、台、固定金具、切替部品、冷やす液体は別に要ります。
TR250はLTC-450αの槽で冷やせますが、トラップは-50℃以下が望ましいのに、槽の下限は-20℃です。
H2SO5とTR250は同じホースで交換できないため、水分量、必要温度、接続口を伝え、どちらで足りるかメーカーへ確認してください。
| 比較項目 | H2SO5 | TR250 |
|---|---|---|
| 向く人 | 液体窒素などで強く冷やしたい人 | LTC-450αの槽を使いたい人 |
| 冷やし方 | 液体窒素などの低温の液体を使う | LTC-450αの槽へ浸す |
| 主な強み | -50℃以下の低温を保ちやすい | 循環装置の槽を利用できる |
| 追加で必要 | 台、固定金具、真空ホース、流れを切り替える三方コック、冷やす液体 | LTC-450α、接続口に合う真空ホース |
| 購入前の確認 | 販売元、付属品、接続口の太さ | -20℃で試料の蒸気量に足りるかメーカーへ確認。接続口の太さ |


VFD-03の接続部品
トラップを選んだ後も接続部品が必要で、VFD-03、GCD-051X、LTC-450αは接続口が違い、ホースだけではつなげません。
GCD-051Xには、接続口を変える1-898-11と外径8mmホース用の1-672-21が要り、どちらもポンプとは別売です。
ポンプの排気に混じる油を減らすならOMC-050がおすすめで、取り付けには固定金具のSCK-1025が別に必要です。
ホースは選ぶトラップによって太さが変わるため、真空用ホース、断熱ホース2本、固定用バンドには各接続口に合う太さが必要です。
| 接続場所 | 必要な部品 | 役割 | 購入前の確認 |
|---|---|---|---|
| 真空ポンプの入口 | 接続口を変える部品、外径8mmホース用の口 | ポンプへ真空ホースをつなぐ | 2点ともポンプとは別売 |
| 真空ポンプの排気側 | 排気の油を捕まえる装置、固定金具 | 油が周囲へ飛ぶのを抑える | ポンプの排気口に合うか |
| VFD-03からポンプ | 真空用ホース、空気の流れを切り替える三方コック、ホースを締める部品 | 途中へコールドトラップをつなぐ | 選んだトラップの接続口に合うか |
| VFD-03から循環装置 | 断熱ホース2本、ホースを締める部品 | 冷たい液体を往復させる | 両方の接続口に合うか |
| H2SO5の固定 | 台、トラップを支える固定金具 | 使用中のトラップを安定させる | 選ぶトラップ構成に含まれるか |


VFD-03の流用条件
手持ちの真空ポンプや冷却水循環装置を使うなら、数値一つだけで決めず、下の条件をすべて確認しましょう。
Pa(パスカル)は圧力の単位で、数字が小さいほど空気が少なく、ポンプは庫内を133Pa以下にする必要があります。
冷却水循環装置は、試料を入れた状態でも棚を-5℃以下に保ち、0℃未満で使える液体を流せる機種に限ります。
数値がそろっても、組み合わせの動作保証にはなりません。型番、接続部品、試料の種類を伝え、購入前にメーカーへ確認してください。
| 手持ちの機器 | 流用に必要な条件 | 流用できない例 |
|---|---|---|
| 真空ポンプ |
|
|
| 冷却水循環装置 |
|
|
VFD-03の導入費
2026年7月24日時点の税別標準価格では、VFD-03、GCD-051X、LTC-450αの主要3台で97万5,000円です。
H2SO5、吸気アダプター、ホース口、OMC-050、SCK-1025まで加えた一例は、税別105万3,900円です。
別途必要なのは、断熱・真空ホース、台、固定金具、三方コック、循環液、トラップを冷やす液体、送料です。
TR250を選ぶと金額が変わります。価格も改定されるため、比較するのは選んだ構成の全品と送料を含む見積もりです。
| 購入項目 | 税別標準価格 2026年7月24日時点 | この機器の役割 |
|---|---|---|
| VFD-03 | 514,000円 | 試料を入れる真空室と冷却棚 |
| GCD-051X | 253,000円 | 真空室から空気を抜く |
| LTC-450α | 208,000円 | 棚へ低温の液体を送る |
| 主要3台の小計 | 975,000円 | トラップや接続部品は含まない |
| H2SO5・吸気アダプター・ホース口・OMC-050・SCK-1025を含む一例 | 1,053,900円 | 配管、循環液、トラップを冷やす液体、送料は別途 |
VFD-03が向く用途
研究室や学校で少量の試料を乾燥し、条件を試したい人には、VFD-03がおすすめです。
一度に扱える量は、200×200mmの冷却棚へ薄く均一に置ける程度です。材料、化学、生物分野で少量ずつ条件を比べる用途に向きます。
試料ごとに変えるのは、温度、庫内の圧力、乾燥時間、厚さです。温度や時間を変えた結果を比べながら、乾燥条件を決められます。
食品の大量生産や全自動運転には向きません。乾燥後に食べる試料へ使う場合は、食品接触用途に適合する装置かメーカーへ確認してください。
| 使いたい用途 | 適性 | 判断の理由 |
|---|---|---|
| 研究室での小規模な試料乾燥 | 向く | 少量ずつ条件を変えて試せる |
| 材料・化学・生物分野の条件検討 | 向く | 温度、圧力、時間、試料の厚さを調整できる |
| 食品の少量試作 | 条件付き | 棚へ薄く置いて条件を決める。食べる前提なら食品接触用途への適合確認も必要 |
| 食品の大量生産 | 向かない | 一度に扱える量が限られ、製造用の装置ではない |
| ボタンだけで行う全自動運転 | 向かない | 外部機器を操作し、乾燥条件を自分で決める必要がある |
QA
VFD-03の設置荷重は?
VFD-03、GCD-051X、LTC-450αは、3台だけで合計約75.1kgです。トラップや循環液、配管の重さも加わるため、実験台の耐荷重と設置面積を先に確認してください。
VFD-03一式の電源は?
1つの電源タップへまとめる前提にはできません。LTC-450αは専用100Vコンセントと接地が必要で、GCD-051Xも100Vで動くため、回路容量と回路分けを設備担当者へ確認してください。
VFD-03購入まとめ
初めて購入するなら、VFD-03、GCD-051X、LTC-450αの主要3台がおすすめです。
主要3台にコールドトラップ、真空・断熱ホース、変換部品、循環液、試料を凍らせる冷凍庫を加えると運転できます。
主要3台は、2026年7月24日時点の税別標準価格で97万5,000円です。トラップや配管、循環液、送料は別に加わります。
少量試料の条件検討に向きます。食品の大量生産や全自動運転には向かず、食用の試料へ使う場合は食品接触用途の適合確認が必要です。
| 向く人 | 強みと最終確認 | 購入品 |
|---|---|---|
| 少量の試料で乾燥条件を試す人 | 試料を入れる真空室と冷却棚。本体だけでは使えない | VFD-03 |
| 対応する真空ポンプがない人 | 庫内の空気を抜ける。接続部品とトラップは別に必要 | GCD-051X |
| 対応する循環装置がない人 | 棚へ低温の液体を送れる。循環液と断熱ホースを別に用意 | LTC-450α |
| トラップを強く冷やしたい人 | 低温を保ちやすい。台、固定金具、冷やす液体は別に必要 | H2SO5 |
| LTC-450αの槽でトラップを冷やす人 | 循環装置の槽を使える。下限-20℃で足りるかメーカーへ確認 | TR250 |
| GCD-051Xへ真空ホースをつなぐ人 | 2点で接続口を変えられる。どちらもポンプとは別売 | 1-898-11 1-672-21 |
| ポンプの排気に混じる油を減らしたい人 | OMC-050を取り付ける固定金具。OMC-050は別に必要 | SCK-1025 |
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