
IKA EUROSTAR 200 digitalとEUROSTAR 200 P4 controlの違い|撹拌量・トルク・必要付属品を比較
IKAの2機種は、どちらも最大100 Lと書かれています。これだけでは違いが見えず、どちらを買えばいいか迷いますよね。
速い回転なら200 digital、粘りの強い液体を低速で回すならP4 controlがおすすめです。
購入前に、回転数・撹拌量・回す力の違いと、必要な付属品、現行モデル名まで確認しておきましょう。
IKA 200とP4の違い
最大処理量は両方100 Lでも、200 digitalは高速向け、P4 controlは低速高トルク向けと役割が分かれます。
| 比較項目 | EUROSTAR 200 digital | EUROSTAR 200 P4 control(現行名:EUROSTAR 660 high torque control) | 購入判断 |
|---|---|---|---|
| 最大処理量(水を基準) | 100 L | 100 L | この数値だけでは決まりません |
| 液体の流れにくさ(mPa・s:粘度の単位) | 最大100,000 mPa・s | 最大150,000 mPa・s | 100,000 mPa・sを超えるならP4 |
| 回転数(rpm:1分間の回転数) | 6~2,000 rpm | 4~530 rpm | 530 rpmを超えるなら200 digital |
| 回す力(Ncm:軸をねじる力の単位) | 最大200 Ncm | 最大660 Ncm | 200 Ncmを超えるならP4 |
| 温度・負荷の表示 | 回転数を表示 | 温度と撹拌中の抵抗変化を表示 | 温度や負荷の変化を見るならP4 |
| タイマー・プログラム・パソコン接続 | なし | あり。パソコン用ソフトは別売り | 運転の記録や自動化が必要ならP4 |
| IKA表示価格(2026年7月30日時点) | 541,000円 | 838,000円 | 価格差は297,000円 |
530 rpmを超える回転なら200 digitalを選び、必要な回す力が200 Ncm以内かを確かめてください。
粘りの強い液体を低速で回すならP4 controlがおすすめですが、530 rpmを超える回転には対応できません。
IKAの用途別おすすめ
回転数だけを調整するなら200 digital、低速で強く回しながら温度や抵抗の変化も見るならP4 controlです。
- 530 rpmを超える回転が必要:EUROSTAR 200 digital
- 6~400 rpm・200 Ncm以内で単純に回す:EUROSTAR 200 digital
- 4~108 rpmで強い抵抗を回す:P4 control
- 100,000 mPa・sを超える液体を扱う:P4 control
- 温度・抵抗変化・タイマー・パソコン記録が必要:P4 control
表の回転数・トルク・粘度を超える条件や防爆環境では、IKAへ機種選定を依頼してください。
IKAの撹拌量とトルク
最大処理量100 Lは水を基準にした値で、粘りの強い液体100 Lを同じ条件で回せる保証ではありません。
実際に回せる量は液体、羽根、容器の組み合わせで変わるため、問い合わせる時は次の条件を一緒に伝えてください。
- 液体の量と比重(水を1とした重さの比率)
- 通常時と最大時の流れにくさ(粘度)
- 必要な回転数と運転時間
- 撹拌羽根の形・直径・軸の長さ
- 容器の内径・高さ・底や壁との隙間
- 起動時と粘度上昇時に必要な回す力
IKA P4の現行名
P4 controlを発注するときは、現行名「EUROSTAR 660 high torque control」を使ってください。
最大処理量100 L、最大回転数530 rpm、最大660 Ncmの主な仕様は一致します。
現行品の製品識別番号(ID No.)は0020140919、旧P4は0004090004です。
Amazonの旧名称商品は、100 V仕様と納品内容を販売元へ確かめてください。
IKAで必要な別売品
どちらも本体だけでは撹拌を始められないため、スタンド、本体を固定する金具(ボスヘッド)、撹拌羽根、容器を別に用意してください。
R 2723は設置面積と価格の確認が必要で、ボスヘッドはR 271かR 270のどちらか1個で足ります。
| 役割 | 両機種で必要な物 | 公式候補 | 購入時の確認 |
|---|---|---|---|
| 本体を支える | スタンド | R 2722 H型スタンド、R 2723 伸縮スタンド | 本体重量、支柱径、高さ、ベース寸法 |
| スタンドへ固定 | ボスヘッド | R 271またはR 270 | 2個は不要。支柱径と本体支持アーム径 |
| 液を混ぜる | 撹拌羽根 | 用途に合うIKA撹拌羽根 | 羽根径、軸長、最大回転数、容器との隙間 |
| 試料を入れる | 容器 | 試料の量と性質に合う容器 | 内径、高さ、材質、羽根と底・壁の隙間 |
| 容器の移動を防ぐ | 容器押さえ | RH 5 容器押さえ | R 2722/R 2723と容器への適合 |
| 回転部への接触を防ぐ | 撹拌シャフト保護カバー | R 301 撹拌シャフト保護カバー | 本体への取付と作業範囲 |



現行660の標準付属品は、H 67.60温度センサーと、取り外し式操作部(WiCo)用のWH 11ホルダーです。
Amazonの旧P4は電源ユニットとケーブルの有無を確かめ、別売りのパソコン用ソフトも見積もってください。
IKAの撹拌羽根
軸径が0.5~10 mmに収まっていても、液の粘り、流れ、羽根径、回転数、容器との隙間が違えば、選ぶ型番も変わります。
digitalで上下に循環させるなら、最大2,000 rpmのプロペラ型が向きます。P4には流用せず、R 1342を選びましょう。

粘りの強い液を低速で回すなら、両機種対応のアンカー型です。羽根径90 mmと容器の隙間を確保して、R 1331を選びましょう。

P4では上向きの流れにR 3003系、粒子を崩す用途にR 1302/R 1303を使えますが、型番は容器径と回転数で変わります。
・IKA T50 digital ULTRA-TURRAX ホモジナイザー|本体のみ?分散ツール・電源仕様を確認
IKAの価格と納期
2026年7月30日時点のIKA表示価格は、200 digitalが541,000円、P4 controlが838,000円です。
同日のAmazon表示は630,806円と921,800円で、どちらも即納表示ではないため、実納期を販売元へ確認してください。
- 200 digital+R 2723+R 271+R 1342:814,009円
- P4 control+R 2723+R 271+R 1331:1,168,295円
この合計には容器、RH 5、R 301、送料、ソフト代を含みません。
販売元の見積書で確かめるのは、国内保証と返品条件です。
QA
Q. P4 controlのトルク表示で粘度を測れますか?
測れません。表示するのは撹拌中の抵抗変化で、粘度計の測定値とは別です。粘度の数値が必要なら、粘度計を併用してください。
Q. 撹拌軸を本体上部へ通して高さを調整できますか?
200 digitalは停止中に直径10.3 mmまでの軸を通せます。P4 control側は同じ構造と決めつけず、使う軸と設置高さを発注前に確認してください。
Q. 長時間の連続運転に使えますか?
両機種とも連続運転に対応します。ただし、使用中の回転数と回す力が各ギアの範囲に収まり、スタンドと容器が動かない構成にしてください。
IKA2機種の購入結論
530 rpmを超える回転が必要で、温度表示や運転記録が不要なら、最大200 Ncmの200 digitalがおすすめです。
530 rpmで足り、最大660 Ncm、高粘度、温度表示・タイマー・パソコン記録が必要なら、P4 controlがおすすめです。
本体価格だけで決めず、スタンド、ボスヘッド、撹拌羽根、容器、安全部品を含む総額で比べましょう。


Amazon の PC をスコア化してみた

Amazonにある8〜14インチの小型WindowsタブレットやノートPCを、スペック別にスコア化して比較・ランキング。
※同一運営者のサイトです。
関連記事
- マルシェのテント重りは何キロ必要?脚数・設置場所別の選び方

- Fluke 725と726の違い|精度・RTD・パルス出力を比較

- カノマックス6710を購入前に確認|風量範囲・フードサイズ・校正

- Keithley DMM7510 デジタルマルチメータ|7.5桁・1MS/s・前後端子・校正

- アサダ R550 ドレンクリーナ|対応管径40〜100mm・ワイヤ径・付属ヘッド

- Fluke 1775と1777の違い|過渡現象のサンプリング・iFlex長さ・ケースで比較

- Keysight DSOX1204Gを購入前に確認|70MHz・4ch・WaveGen・帯域アップグレード

- Tektronix RSA306BはPC必須?SignalVu-PC・必要スペック・追加ライセンスを解説

- ダイヘン WB-M350Sの価格・仕様|三相200V・必要電源・10mセット内容

- エアコン洗浄カバーのサイズ選び|壁掛け・天カセ・天吊りの違い















