
柴田科学 LD-5Rで何を測れる?K値・校正・ロギング
LD-5Rを調べても、表示値をそのまま粉じんの重さとして使えるのか分かりにくいですよね。
CPMは1分間の検出回数で、mg/m³は空気1立方メートル中の粉じん質量を表します。
換算係数(K値)でmg/m³を表示できますが、登録機関の精度確認(外部較正)や別売品が必要な用途もあります。
測れる粉じん、K値、校正、ログ保存、購入判断の順に見ていきましょう。
LD-5Rの用途早見
LD-5Rはレーザー光の散乱から、粉じん量の増減を示す相対濃度をCPMで測ります。
| 測りたいこと | 必要な構成 | 購入判断 |
|---|---|---|
| 工場、学校、ビル、一般作業場の浮遊粉じん | 柴田科学 LD-5R本体 法令用途はK値と外部較正を追加 | 濃度の時間変化や場所ごとの差を測る人にオススメ |
| 測定データをWindowsへ保存 | 柴田科学 LD-5R本体+柴田科学 ソフト付通信ケーブル LD-5R型用 | 表計算用データ(CSV)で保存する人はケーブルを追加 |
| PM2.5を選んで測定 | 柴田科学 LD-5R本体+柴田科学 PM2.5サイクロン LD-5/5R用(粒子を選ぶ装置) | PM2.5用の別売品を追加 |
| ずい道などのPM4(細かな粉じん)を測定 | 柴田科学 LD-5R本体+PM4用分粒装置(粒子を選ぶ装置)+用途別の外部較正 | PM2.5用とは別の装置と較正を用意 |
| 10mg/m³を超える高濃度を継続測定 | 柴田科学 LD-5D | 高濃度用の別機種を選択 |
| 作業者が身につけて濃度変化を測定 | 柴田科学 LD-6N2 | 装着型の別機種を選択 |
| 年に数回だけ測定 | 用途別の較正済みレンタル | 必要な装置と証明書を含むプランを選択 |
現行品目コード080000-73のLD-5Rは、工場や室内で濃度変化を繰り返し測る本体です。
2026年8月11日時点のAmazonでは、発送まで日数がかかる在庫表示でした。納期は注文前に見てください。
LD-5Rで測れる粉じん
標準本体では、浮遊粉じんのCPM、時間変化、場所ごとの差を測れます。
- 標準本体:浮遊粉じんのCPM、時間変化、場所ごとの差
- 適切なK値:画面にmg/m³またはµg/m³を表示
- PM2.5用サイクロン:PM2.5を選別。PM4用とは別商品
- PM4用分粒装置:ずい道などのPM4を選別
測定範囲は0.001~10.000mg/m³、測定精度は±10%です。どちらも基準となる粒子での仕様です。
成分、石綿繊維、遊離けい酸、粒径別の個数はLD-5Rだけで判定しないでください。オイルミストは購入前のメーカー確認が必要です。

LD-5RのK値設定
K値は、LD-5Rが測ったCPMをmg/m³へ換算する係数です。粉じんの種類や測定条件で変わります。
| 用途 | 実際のK値 (mg/m³/CPM) | 本体入力値 | 使用条件 |
|---|---|---|---|
| ビル管理の浮遊粉じん | 0.0013 | 1.30 | ビル管理用途の有効な外部較正が必要 |
| ずい道などの建設工事 | 0.002 | 2.00 | PM4用分粒装置と定められた測定条件が必要 |
| 脱煙機能付き喫煙ブースの副流煙 | 0.0012 | 1.20 | 対象となる喫煙ブースの測定で使用 |
| 公示値を使えない粉じん | 現場で算出 | 実際のK値×1000 | フィルターで粉じんを集めて重さを量る方法と同時測定 |
実係数0.0013なら本体入力値は1.30です。保存データの濃度は、CPMと実係数0.0013の積です。
出荷時の1.00を全現場で使わないでください。公示値の条件外なら、現場の粉じんでK値を求めます。
K値と外部較正は別の条件です。次に、用途ごとの較正の要否を確認しましょう。
LD-5Rの校正判断
一般には「校正」と書かれますが、法令や登録機関では「較正」と表記します。
BG測定は本体内部の不要な検出回数を差し引き、SPAN測定は内蔵板で感度のずれを補正します。
BGとSPANだけで、法令用途の較正済みとは判断しないでください。
- 一般的な濃度変化の確認:外部較正が任意の場合もある
- 作業環境測定:日本作業環境測定協会の較正を選ぶ
- ビル管理法の測定:登録機関による1年以内ごとの較正が必要
- ずい道などのPM4測定:1年以内ごとの較正とPM4用分粒装置が必要
- 新規購入:作業環境測定用かビル管理用の新品較正を同時注文できる
Amazonの本体に必要な較正証明が付くとは限りません。較正機関、証明書、有効期限を販売元へ確認してください。
LD-5Rのログ保存
本体は最大60,000点を記録でき、最短1秒ごとの濃度変化を残せます。
- 記録周期:1秒~60分59秒
- 測定時間:最大9999時間59分
- 1回の測定開始から終了まで:1ログ
- メモリ上限:ログ記録は停止し、測定は続く
- 古いログへの上書き:できない
- ログ数:最大49件の表記と、50個になる00~49番の表記が併存。件数重視ならメーカー確認
画面にはK値換算後のmg/m³を表示できます。ただし、本体ログやPCへつなぐUSB出力にはCPMが残ります。
PCでmg/m³へ直す時は、CPMに実係数0.0013などを掛けてください。本体入力値1.30は使いません。
Windows 10/11へ表計算用データ(CSV)を移す人には、別売の通信ケーブル080000-7203がオススメです。
- 本体のログをまとめてPCへ保存できる
- 専用ソフトで本体設定も読み書きできる
- 対応OSはWindows 10/11
- macOS利用者は購入前にメーカーへ確認
- 本体とは別売

LD-5Rの購入とレンタル
年間を通して繰り返し測り、自社でK値や較正を管理できる人には購入がオススメです。
- 同じ現場で改善前後を比べる
- 1秒周期などの細かなログを蓄積する
- 外部較正やメモリ管理を社内で続ける
- 必要な分粒装置と通信ソフトを固定できる
年に数回だけ測る人や、必要な較正証明が決まっていない人には較正済みレンタルがオススメです。
- 短期間だけ使う
- 用途別の較正証明が必要
- PM2.5・PM4用の装置を自社管理しない
- 購入前に実機の運用を試す
本体の公式価格は税別378,000円です。Amazonでは2026年8月11日時点で362,855円でした。
税区分が違うため単純比較せず、較正費、別売品、納期を含む総額で決めてください。

Q&A
LD-5Rは乾電池だけで何時間使えますか?
単3アルカリ乾電池6本で約10時間です。ACアダプターも標準付属します。
測定前後のBG・SPANはどの順番で行いますか?
測定前は採気口を閉じてBGを行い、散乱板を感度調整位置へ合わせてSPANを実施します。測定時は散乱板を測定位置へ戻します。測定後もBGしてから電源を切ります。
LD-5Rを屋外へ設置して24時間監視できますか?
長時間設定だけで屋外常設向けにはなりません。敷地境界や建設現場の連続監視には、屋外常時監視用の別機種が必要です。
LD-5Rの購入判断
工場、ビル、学校で浮遊粉じんの変化を繰り返し測るなら、LD-5R本体がオススメです。
- 浮遊粉じんの変化を測る:柴田科学 LD-5R本体
- Windowsへ記録を残す:柴田科学 LD-5R本体+柴田科学 ソフト付通信ケーブル LD-5R型用
- PM2.5を測る:柴田科学 LD-5R本体+柴田科学 PM2.5サイクロン LD-5/5R用
- ずい道などでPM4を測る:PM4用分粒装置+用途別の外部較正
- 10mg/m³を超える高濃度を測る:柴田科学 LD-5D
- 作業者が身につけて測る:柴田科学 LD-6N2
- 年に数回だけ測る:用途別の較正済みレンタル
本体は現行品目コード080000-73を選び、較正証明、別売品、納期まで決めてから注文してください。

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