
QNAP TS-h3077AFUのSSD30台構成|CPU・メモリ・国内保証
QNAP TS-h3077AFUは、本体を買っただけでは使い始められません。
保存用のSSDが30台別売りなので、総額と使える容量が分かりにくいですよね。
この記事では、SSD30台の容量、CPU、メモリ、国内保証を紹介していきます。
QNAPの構成早見表
まずは、自社の使い方に近い行から構成を確認してください。
RAIDは複数台の故障に備える方式です。誤削除や攻撃には別のバックアップも必要です。
| 主な用途 | 処理装置・メモリ | SSD30台 | 故障対策 | 通信 | 買い方 |
|---|---|---|---|---|---|
| ファイル共有・バックアップ先 | Ryzen 5・32GB | 1.92TBまたは3.84TB | RAID 60 | 標準10ギガビット通信(10GbE) | 保証確認後に本体とSSDを別調達 |
| 100TB以上を確保 | Ryzen 5・32GB以上 | 7.68TB | RAID 60 | 標準10ギガビット通信(10GbE) | 国内代理店へ一式見積もり |
| 複数の仮想サーバー | Ryzen 7・64GB以上 | 3.84TBまたは7.68TB | RAID 60 | 25ギガビット通信(25GbE) | 国内代理店へ一式見積もり |
| 細かな読み書きを優先 | Ryzen 7・64GB以上 | 必要容量から決定 | RAID 10 | 25ギガビット通信(25GbE) | 交換用SSDも含めて見積もり |
2026年8月11日時点のTS-H3077AFU-6は、Amazonで1,653,190円です。
- Amazon単純合計:本体+Kingston 3.84TB×30で8,096,170円
- 国内一式の参考:960GB×30で10,719,000円(税抜)
- 国内一式の参考:1.9TB×30で15,610,000円(税抜)
- 国内一式の参考:3.8TB×30で26,747,000円(税抜)
- 国内一式の参考:7.6TB×30で40,558,000円(税抜)
SSDは別売りです。国内5年保証、保証窓口、レールの有無は購入前に販売元へ確認してください。
SSD容量別の構成
SSD30台の合計容量から、故障対策に使う分を引いた概算が下表です。
画面上のTiBはTBより小さく見えます。予約領域を取ると、さらに減る点にも注意してください。
| SSD 1台 | 30台の合計 | RAID 50 | RAID 60 | RAID 10 |
|---|---|---|---|---|
| 960GB | 28.8TB | 約24.4TiB | 約22.7TiB | 約13.1TiB |
| 1.92TB | 57.6TB | 約48.9TiB | 約45.4TiB | 約26.2TiB |
| 3.84TB | 115.2TB | 約97.8TiB | 約90.8TiB | 約52.4TiB |
| 7.68TB | 230.4TB | 約195.6TiB | 約181.6TiB | 約104.8TiB |
| 15.36TB | 460.8TB | 約391.2TiB | 約363.2TiB | 約209.5TiB |
3.84TBのRAID 60は約90.8TiBにとどまります。100TB必要なら7.68TBがおすすめです。
次の3製品は互換性リストに載る例ですが、Amazonでは30台分の保証、在庫、制御ソフト版を確認できていません。
- Samsung PM893 3.84TB:部品番号 MZ7L33T8HBLT/制御ソフト版 JXTC304Q
- Kingston DC600M 3.84TB:部品番号 SEDC600M/3840G/制御ソフト版 SCEKH5.1
- Micron 5400 PRO 3.84TB:部品番号 MTFDDAK3T8TGA-1BC1ZABYY/制御ソフト版 D4MU002。Amazonでは部品番号未確認
- 30台は同じ部品番号と制御ソフト版でそろえ、交換用SSDも別に確保
QNAPのCPU選び
パソコンの処理を担うCPUは、Ryzen 5とRyzen 7の2構成です。
ファイル共有中心ならRyzen 5、複数の仮想サーバーならRyzen 7を選んでください。
| 国内流通資料の表記 | CPU | コア・同時処理数 | 標準メモリ | おすすめの使い方 |
|---|---|---|---|---|
| TS-H3077AFU-6 | Ryzen 5 7000シリーズ | 6コア・12処理 | 32GB | 10GbEのファイル共有、バックアップ、少数の仮想サーバー |
| TS-H3077AFU-8 | Ryzen 7 7000シリーズ | 8コア・16処理 | 64GB | 複数の仮想サーバー、重複排除、25GbE以上 |
国内流通資料では、末尾の6がRyzen 5、末尾の8がRyzen 7です。
具体的な市販CPU型番は示されていません。Ryzen 5 7600などとは断定できません。
QNAPのメモリ選び
メモリは、同時に動かす処理の数と重さで決めます。
- 32GB:ファイル共有とバックアップを中心に使う
- 64GB以上:複数の仮想サーバーや重複排除を使う
- 128GB超:実運用の必要量を測り、国内保証を確認してから発注
メモリはQNAP純正品を使い、2枚なら同じ容量でそろえてください。誤りを訂正するECC型と通常型は混ぜません。
現行上限は192GBですが、国内資料には128GB表記もあります。128GB超では保証条件の確認が必要です。
QNAPの回線増設
本体には10GbE端子2個と2.5GbE端子2個があります。少数の接続先なら、まず標準端子を使ってください。
- 複数の接続先へ同時転送:25GbEカードと対応スイッチを追加
- 100GbE:増設カード、接続部品、スイッチ、各パソコン側まで交換
公称値は、読み込み約17,327MB/s、書き込み約9,559MB/sです。
試験はR7・128GB、SSD30台のRAID 50、25GbEカード3枚、接続先5台です。
R5・32GBの本体だけで同じ速度が出るわけではありません。
QNAPの国内保証
本体の標準保証は5年ですが、購入地域の認定販売店から買うことが条件です。
Amazonの商品名だけでは、販売元、国内保証窓口、レールの付属を判断できません。
- 納品書:TS-H3077AFU-6とTS-h3077AFU-R5-32Gを併記
- 本体保証:国内5年保証と受付窓口を記載
- 購入証明:販売元、購入日、製造番号を保存
- レール:同梱の有無と型番を記載
- SSD30台:部品番号、制御ソフト版、初期不良窓口を記載
本体の5年保証は、SSDやレールまで同じ条件で保証するものではありません。
一つでも書面に残らない場合は、本体だけを注文せず、国内代理店の一式見積もりが必要です。
Q&A
停電対策は必要?
必要です。無停電電源装置(UPS)は、QNAP本体とスイッチを含む消費電力で選んでください。
電源は1,100W消費?
550W電源2基は、電源故障に備える構成です。通常消費電力はSSD全搭載時で380.23Wです。
ラック設置の重量は?
本体だけで12.73kgです。ラックの耐荷重は、SSD30台、レール、ケーブルを加えた重量で決めてください。
基本ソフトは変更できる?
本体の基本ソフト(OS)をQuTS heroからQTSへ変更すると、保存データが消えます。導入前に決めてください。
QNAP購入の結論
10GbEの共有とバックアップなら、Ryzen 5・32GBのTS-H3077AFU-6がおすすめです。
複数の仮想サーバーや25GbEなら、Ryzen 7・64GBのTS-H3077AFU-8を選んでください。
100TBを使う構成は、7.68TBのSSD30台とRAID 60です。
Amazon本体にSSDは付きません。保証とレールが書面にない場合は、国内代理店の一式見積もりが必要です。

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