
アイコム IC-705とIC-905の違い|周波数帯・出力・移動運用を比較
IC-705とIC-905は型番も外観も似ていますが、使える周波数帯は大きく違います。
HFや50MHzを使うならIC-705、1200MHz以上を使うならIC-905がおすすめです。
持ち運びやすさを重視するか、高い周波数まで運用したいかでも選ぶ機種が変わります。
IC-705とIC-905の違いを購入前に知りたいポイントから比較してみましょう。
どちらを選ぶ?
使いたい周波数帯が決まっていれば、購入する機種もほぼ決まります。
| 条件 | おすすめ |
|---|---|
| HFで交信したい | アイコム IC-705 |
| 50MHzを使いたい | アイコム IC-705 |
| 144/430MHz中心 | アイコム IC-705 |
| 1200MHzを使いたい | アイコム IC-905 |
| 2400MHzを使いたい | アイコム IC-905 |
| 5600MHzを使いたい | アイコム IC-905 |
| 10GHzまで使いたい | アイコム IC-905系 |
| 軽さを重視したい | アイコム IC-705 |
HFから430MHzまで広く使いたいならIC-705が向いています。
1200MHzより上の周波数を運用したいなら、IC-905を選びましょう。
主な違い
2機種は周波数帯だけでなく、電源方式や本体構成にも違いがあります。
| 比較項目 | アイコム IC-705 | アイコム IC-905 |
|---|---|---|
| HF | ○ | × |
| 50MHz | ○ | × |
| 144MHz | ○ | ○ |
| 430MHz | ○ | ○ |
| 1200MHz | × | ○ |
| 2400MHz | × | ○ |
| 5600MHz | × | ○ |
| 10GHz | × | 別売り対応 |
| 最大出力 | 10W | 10W※ |
| DD・ATV | × | ○ |
| 電源方式 | 電池/外部電源 | 外部電源 |
| 本体構成 | 一体型 | 分離型 |
| 携帯性 | ○ | △ |
IC-705はHFから430MHzまで、IC-905は144MHzから5600MHzまで使えます。
IC-905の10W出力は144/430/1200MHzで、2400/5600MHzは最大2Wです。
10GHzを使うにはCX-10Gが必要で、最大出力は0.5Wです。
移動運用の違い
外へ持ち出すなら、本体構成と重量の差も見逃せません。
IC-705は付属バッテリー込み約1.1kgで、バッテリーだけでも運用できます。
IC-905は操作部と無線部分が分かれ、無線部分の重量は約3.2kgです。
無線部分をアンテナ近くに置けるため、高い周波数で生じる信号損失を抑えられます。
高周波ならどっち
IC-905の強みは、IC-705では使えない1200MHz以上の帯域です。
- 1200MHzならIC-905
- 2400MHzならIC-905
- 5600MHzならIC-905
- 10GHzならIC-905またはIC-905XG
144MHzと430MHzは、どちらの機種でも使えます。
10GHzまで使うならCX-10Gが必要です。付属するIC-905XGなら追加購入は不要です。
周辺機器の違い
本体が似ていても、アンテナやケーブルまで共用できるとは限りません。
- アンテナは使用する周波数を確認する
- バッテリーは対応機種を確認する
- 専用ケーブルは対応機種を確認する
- 液晶保護フィルムには両機対応品がある
- マイク変換コードにも両機対応品がある
IC-705用のHFアンテナは、IC-905の1200MHz以上の運用には使えません。
液晶保護フィルムなど、両機対応と明記された製品は共用できます。
購入候補
本体と周辺機器の一覧です。
| 商品 | 対応機種/対応規格 | 用途 |
|---|---|---|
アイコム IC-705 | IC-705/HF~430MHz | 本体 |
インサイトエンジニアリング SPH-705 | IC-705・IC-905 | 液晶保護 |
HD Hanna Denshi H-8J-4(I) | IC-705・IC-905 | マイク変換 |
アイコム MBF-705 | IC-705 | スタンド |
IC-705本体は、HFから430MHzまでを1台で運用したい人向けです。
SPH-705は両機対応で、硬度9H、透明度97%の液晶保護フィルムです。
H-8J-4(I)も両機で使えますが、周波数の上下操作には対応していません。
MBF-705はIC-705用スタンドです。IC-905向けの商品としては掲載しません。
Q&A
Q. エアバンド受信も1台にまとめたいならどちら?
IC-705がおすすめです。アマチュア無線帯以外も広く受信でき、エアバンド受信にも使えます。
Q. 1200MHzでデータ通信も楽しみたいならどちら?
IC-905がおすすめです。1200MHz以上でDDモードに対応しています。
Q. 1200MHz以上でATVも試したいならどちら?
IC-905がおすすめです。1200MHz以上でATVに対応しています。
まとめ
- HFや50MHzを使うならアイコム IC-705
- 軽さとバッテリー運用ならアイコム IC-705
- 1200MHz以上を使うならアイコム IC-905
- 10GHzまで使うならアイコム IC-905またはIC-905XG
HFから430MHzまでを1台で楽しみたい人にはIC-705がおすすめです。
1200MHz、2400MHz、5600MHzを使いたいならIC-905を選びましょう。
10GHzまで予定している場合は、CX-10Gが付属するIC-905XGも候補です。

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