
ThinkPad P16とP1の違いを比較|性能重視と持ち運び重視で選ぶ
ThinkPad P16とP1は、どちらも16型の高性能ワークステーションです。
名前が似ているので迷いやすいですが、実際にはかなり方向性が違います。
重い処理や拡張性を重視するならP16、持ち運びやすさを重視するならP1が向いています。
この記事では、両機の違いを比べながら、どちらが自分に合うのかを分かりやすく整理します。
おすすめ早見表
| 条件 | おすすめ |
|---|---|
| 大規模CAD・CAEを長時間使う | Lenovo ThinkPad P16 Gen 2 |
| 3DCGレンダリングを重視する | Lenovo ThinkPad P16 Gen 2 |
| RTX PRO 3000以上が必要 | Lenovo ThinkPad P16 Gen 2 |
| 64GBを超えるメモリが必要 | Lenovo ThinkPad P16 Gen 2 |
| SSDを3基使いたい | Lenovo ThinkPad P16 Gen 2 |
| RAID構成が必要 | Lenovo ThinkPad P16 Gen 2 |
| 有線LANを本体へ直結したい | Lenovo ThinkPad P16 Gen 2 |
| 毎日持ち歩く | Lenovo ThinkPad P1 Gen 8 |
| RTX PRO 2000・64GB以内で足りる | Lenovo ThinkPad P1 Gen 8 |
| テンキーを重視する | Lenovo ThinkPad P16 Gen 2 |
ThinkPad P16
ThinkPad P16は、重い処理を長時間行いたい人や、後から構成を広げたい人に向いています。
P16 Gen 3は最大24コアCPUとRTX PRO 5000まで搭載できます。
メモリは最大192GB、SSDは最大3基まで搭載でき、RAIDも利用できます。
そのぶん本体は約2.54kgからと重めで、毎日持ち歩く用途にはあまり向きません。
Amazon候補はP16 Gen 2で、この記事で比較するP16 Gen 3とはCPUやGPUの世代が異なります。

ThinkPad P1
ThinkPad P1は、高性能なワークステーションが欲しいけれど、持ち運びやすさも譲れない人向けです。
P1 Gen 8は約1.84kgからで、厚さも約20.6mmに抑えられています。
GPUはRTX PRO 2000まで、メモリは最大64GBまで搭載できます。
P16ほどの性能上限はありませんが、普段から持ち歩くならP1のほうが扱いやすいです。
Amazon候補は英語キーボード仕様のP1 Gen 8です。
日本語配列が必要な人には、このAmazon候補はおすすめできません。

主要仕様の違い
| 比較項目 | ThinkPad P16 Gen 3 | Lenovo ThinkPad P1 Gen 8 |
|---|---|---|
| CPU上限 | 最大24コア | 最大16コア |
| GPU上限 | RTX PRO 5000 | RTX PRO 2000 |
| GPU電力 | 最大105W | 最大75W |
| 映像用メモリ | 最大24GB | 最大8GB |
| メモリ上限 | 最大192GB | 最大64GB |
| メモリ構成 | 4スロット | 1モジュール |
| SSD数 | 最大3基 | 最大2基 |
| RAID | ○ | × |
| 重量 | 約2.54kg~ | 約1.84kg~ |
| 厚さ | 約29.8mm | 約20.6mm |
| バッテリー | 99.9Wh | 90Wh |
| ACアダプター | 180W | 140W |
| テンキー | ○ | × |
| 有線LAN | 2.5GbE | × |
| Thunderbolt 5 | ○ | ○ |
性能差はどこに出る?
- CPUレンダリングや大規模コンパイルではP16が有利
- AI処理やGPUレンダリングではP16が有利
- 多数の仮想マシンを動かす用途ではP16が有利
- 写真編集や一般的な動画編集ならP1でも十分
- 通常規模の開発やCADならP1でも対応しやすい
P16は、CPUとGPUにより多くの電力を割り当てられます。
同じ系統のGPUでも、長時間負荷をかけ続ける場面ではP16のほうが性能を維持しやすいです。
P1は、性能上限を少し抑える代わりに、薄さと軽さを重視しています。
RTX PRO 2000・64GB以内で足りて、持ち運ぶ回数が多いならP1がおすすめです。
持ち運びならどちら?
毎日持ち運ぶなら、約1.84kgからのP1がおすすめです。
最低重量ではP16より約700g軽く、バッグに入れたときの負担も変わってきます。
電源アダプターもP1は140W、P16は180Wです。
自宅や会社の机で使う時間が長いならP16、移動が多いならP1と考えると分かりやすいです。
入力と端子の違い
- 数字入力が多いならテンキー付きのP16
- 文字入力中心なら中央配置に近いP1
- 2.5GbE有線LANを直結するならP16
- 有線LANをほぼ使わないならP1でも困りにくい
- Thunderbolt 5を重視するなら両機とも対応
P16はテンキー付きなので、表計算やCADで数字を多く入力する人には便利です。
その代わり、文字入力部分は本体中央よりやや左側に寄ります。
P1はテンキーがないぶん、キーボード全体が中央寄りです。
文章入力や開発が中心なら、P1の配置のほうが使いやすく感じる人もいます。
結局どちらを買う?
- RTX PRO 3000以上や64GB超のメモリが必要ならLenovo ThinkPad P16 Gen 2が本命
- SSDを3基使う構成や長時間の高負荷処理ならLenovo ThinkPad P16が向く
- 毎日持ち歩くならLenovo ThinkPad P1 Gen 8が向く
- RTX PRO 2000・64GB以内で足りるならLenovo ThinkPad P1 Gen 8でも十分
- テンキーを重視するならLenovo ThinkPad P16が向く
ThinkPad P16は、とにかく性能と拡張性を重視したい人向けです。
ThinkPad P1は、必要な性能を確保しつつ、持ち運びやすさも重視したい人向けです。
机上中心ならP16、毎日持ち運ぶならP1という分け方で考えると選びやすいです。
P16 Gen 3とP1 Gen 8は別シリーズなので、Genの数字だけで新旧を比べることはできません。

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