給排水設備設計の本おすすめ4選!衛生設備の実務入門を比較

給排水設備設計の本おすすめ4選!衛生設備の実務入門を比較

オフ 投稿者: せせら編集部

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給排水設備の本は、配管の知識だけでなく、衛生器具、建物全体の計画、図面の読み取りまで関係するため、最初の1冊で迷いますよね。タイトルが似ていても、実務の全体像を学ぶ本と、図面から入る本では役割がかなり違います。

給排水衛生設備の設計を初めて学ぶなら、実務の流れを広くつかめる本を中心に、図面用や辞書代わりの本を足すと無駄がありません。古い専門書も含まれるため、価格と刊行年も合わせて確認するのが現実的です。

この記事では、給排水設備設計の入門におすすめの4冊を紹介します。対象読者や情報量、刊行時期と価格の違いも扱います。施工寄りの人と設計を深めたい人では、図面が読めない人とはおすすめの本が変わってくるでしょう。

4冊の立ち位置

4冊にはそれぞれ役割があります。実務の全体像はオーム社、現場で使う手引きは秀和システムです。専門的な便覧は空気調和・衛生工学会、図面の読み取りは学芸出版社の本です。

価格は参考価格です。Amazonの価格は2026年9月26日時点の目安で、在庫や販売時期によって変わります。特に便覧は価格差が大きいため、購入前に販売ページの金額を確認してください。

書名おすすめの読者ページ数・刊行日参考価格
給排水衛生設備計画設計の実務の知識 改訂4版給排水衛生設備計画設計の実務の知識 改訂4版設計の全体像を学ぶ人408ページ・2017年3月5,060円
給排水衛生設備実務パーフェクトマニュアル 第2版給排水衛生設備実務パーフェクトマニュアル 第2版現場寄りに学ぶ人360ページ・2023年11月3,520円
空気調和・衛生工学便覧 4 給排水衛生設備設計編空気調和・衛生工学便覧 4 給排水衛生設備設計編詳しい資料を手元に置く人1995年3月刊行15,404円
建築設備図が読めるようになる本建築設備図が読めるようになる本設備図面から入りたい人192ページ・2026年8月3,300円

単にページ数だけで見ると、408ページの本と192ページの図面本では情報量の印象が変わります。ただし、ページ数が少ないから内容が浅いとは限りません。図面を読むことに絞った本なら、初心者が最初に理解しやすい場合もあります。

全体像を学ぶ本

給排水衛生設備計画設計の実務の知識 改訂4版は給排水衛生設備の計画と設計をまとめて学びたい人におすすめです。編集は空気調和・衛生工学会で、個人の経験談だけに寄らない専門団体の編集方針を期待できます。

408ページの単行本なので、薄い入門書のように数時間で読み終える本ではありません。建物の用途、必要な設備、配管計画、衛生器具などを一つの流れで理解したい人向け。設計業務へ進む人には、この広さが助けになります。

一方、配管記号や施工現場の細かな作業だけをすぐ確認したい人には、少し重く感じるでしょう。最初から全ページを暗記するより、担当している建物の設備図と照らしながら、関係する章を読み返す使い方が現実的です。

寸法は約18.4cm×2.2cm×25.8cm、ソフトカバーで、408ページとしては持ち運べない大きさではありません。参考価格は5,060円。給排水設備を設計の中心テーマとして学ぶなら、最初の専門書におすすめです。

給排水衛生設備計画設計の実務の知識 改訂4版
給排水衛生設備計画設計の実務の知識 改訂4版

実務を早くつかむ本

給排水衛生設備実務パーフェクトマニュアル 第2版は書名どおり、実務で必要になる項目を広く確認したい人におすすめです。著者は土井嚴、秀和システム新社から2023年11月10日に刊行されています。

第2版で比較的新しく、360ページに実務内容をまとめています。入社したばかりの設備担当者や、建築設備の仕事へ移った人が、専門用語と業務の流れをつなげる用途におすすめです。現場で疑問が出た時に開く本としても置きやすい構成です。

ただし、書名にパーフェクトとあっても、この1冊だけで法令、自治体の基準、メーカーごとの仕様まで確定できるわけではありません。給水方式や排水方式の判断を実案件へ適用する時は、必ず最新の基準や発注条件を別に確認してください。

サイズは約25.7cm×18.2cm×2.1cm、360ページのソフトカバーです。参考価格は3,520円で、今回の4冊では価格を抑えやすい部類。最初から専門便覧へ進む前に、給排水衛生設備の仕事を一通り把握したい人におすすめです。

給排水衛生設備実務パーフェクトマニュアル 第2版
給排水衛生設備実務パーフェクトマニュアル 第2版

詳細資料を置く本

空気調和・衛生工学便覧 4 給排水衛生設備設計編は、入門書というより、詳しい設計資料を手元に置きたい人におすすめです。給排水衛生設備設計編という題名からも、設備設計を深く調べるための位置づけが分かります。

一冊を読み物として最初から読むより、設計中に用語や考え方を確認する資料として使う性格が強いでしょう。実務経験が浅い人が買っても、前提知識が足りず、ページを開くたびに別の資料が必要になる可能性があります。

刊行日は1995年3月1日です。長く参照されてきた資料としての意味はありますが、現在の法令や機器、施工方法がそのまま反映されているとは限りません。環境配慮の考え方も同様です。新しい基準を確認する本と役割を分けてください。

参考価格は15,404円で、4冊の中では突出して高価です。空気調和・衛生工学会の便覧で、専門的な資料を必要とする事務所や、設計業務を継続して担当する人向け。初心者の最初の1冊にはおすすめしません。

空気調和・衛生工学便覧 4 給排水衛生設備設計編
空気調和・衛生工学便覧 4 給排水衛生設備設計編

図面から入る本

建築設備図が読めるようになる本は、給排水設備の専門書を読む前に、建築設備図そのものへ慣れたい人におすすめです。著者は日本建築協会と株式会社きんでんで、2026年8月6日に学芸出版社から刊行されています。

給排水だけに限定したタイトルではなく、建築設備図全体を扱う本です。そのため、衛生設備の設計計算を深く学ぶ本として買うと、目的と内容がずれる可能性があります。図面の線や記号を読む段階の人には、最初の1冊としておすすめです。

192ページのソフトカバーです。設計図を見ても、給水や排水、衛生器具とほかの設備の関係が読み取れない人は、厚い専門書へ進む前にこの本を挟むと負担が減ります。

参考価格は3,300円です。2026年刊行の新しい本なので、図面の読み取りから学びたい初心者には買いやすい価格帯でしょう。ただし、給排水衛生設備の計画設計を一冊で完結させる本ではありません。

建築設備図が読めるようになる本
建築設備図が読めるようになる本

購入判断の結論

設備設計の全体像を一冊で学びたい場合は、空気調和・衛生工学会編集の給排水衛生設備計画設計の実務の知識 改訂4版がおすすめです。価格と情報量のバランスが取れています。

現場寄りの実務入門を低めの予算で始める場合は、給排水衛生設備実務パーフェクトマニュアル 第2版がおすすめです。2023年刊行で、まず仕事の言葉をつなげたい人におすすめです。

図面の読み取りが出発点なら、建築設備図が読めるようになる本にしてください。専門書を読んでも図面で手が止まる人は、先に192ページの本で設備図の見方を身につける方が進みやすいでしょう。

詳しい資料を長く使う立場なら、空気調和・衛生工学便覧 4 給排水衛生設備設計編です。ただし、参考価格は15,404円と高く、刊行も1995年。初心者の最初の購入先ではなく、実務の調査資料として置く本です。

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