
石彫職人 石材用ダイヤモンドポイントのおすすめ|径・粒度・軸径を解説
石材に細い線を彫ったり、角を落としたりするなら、先端にダイヤモンドを電着したポイントが便利です。ただ、商品名にある径・粒度・軸径は意味が別々。ここを混同すると、工具に入らないビットを買うことがあります。
石彫職人のように細部を仕上げたい人と、石の表面を広く削りたい人では、向く先端形状も大きさも変わります。セット本数の多さだけで決めると、欲しい形状が足りないこともありますよね。
今回は、石材用ダイヤモンドポイントの径・粒度・軸径を初心者向けに整理し、細部、溝、曲面、広い面に分けておすすめ商品を紹介します。
石材用の早見表
最初に、石材加工へ使いやすい商品を、先端の大きさと形状で並べました。細い線なら小径、丸いくぼみなら球形、広い面なら大きめの先端を使います。
表の先端径と軸径は別の数字です。例えば柳瀬 D03CAは先端径3mmですが、工具へ差し込む軸も3mm。数字が同じでも、示している場所は違います。
価格は2026年9月27日時点のAmazon価格を参考にしています。販売時期や在庫によって変わるため、注文時には表示価格を確認してください。
| 商品 | 先端・形状 | 粒度 | 軸径 | 向く作業 |
|---|---|---|---|---|
柳瀬 D03CA | φ3×14mm・トンガリ型 | #140 | 3mm | 輪郭・狭い範囲 |
ホーザン K-109-10 | 先端φ1mm | #120 | 2.35mm | 細い溝・小さな凹み |
新潟精機 R6 | 半丸5×12mm | #200 | 2.35mm | 曲面・浅い溝 |
Mgoodoo 円錐6本 | 1〜4mm・円錐 | #200 | 2.35mm | V溝・線彫り |
Mgoodoo 円筒8本 | 2.5〜6mm・円筒 | 記載なし | 2.35mm | 平底の溝・面 |
Mgoodoo 球形6本 | 1〜6mm・球形 | 記載なし | 2.35mm | 丸い凹み・曲面 |
TAKAGI 20本組 | 球・先細・三角など | 記載なし | 2.35mm | 形状を試す作業 |
uxcell 球形30本 | 3〜10mm・球形 | 記載なし | 3mm | 大きめの曲面 |
Sutekus S 50本 | 小粒ヘッド中心 | #120 | 3mm | 細部・精密加工 |
Sutekus L 50本 | 大粒ヘッド中心 | #120 | 3mm | 広い面・荒削り |

先端径は削る幅
先端径は、ダイヤモンド粒子が付いた削る部分の太さです。1mm前後は細い線や小さな凹みに使い、3mm前後は輪郭修正、5mm以上は丸いくぼみや広めの面に使います。

石材へ文字や模様を入れる場合、最初から太いビットを使うと線幅が広がり、角も崩れやすくなります。細い溝を残したい部分には、先端φ1〜2mm程度の製品が使いやすいでしょう。

広い面を1mmの先端だけで削ると作業量が増えます。面を均す作業では5〜10mmの球形や大粒ヘッドを使います。細部には小径を使う形です。

粒度は粗さの話
粒度は、ダイヤモンド砥粒の細かさを示す数字です。一般に数字が小さいほど砥粒は粗く、削り込み寄りになります。数字が大きいほど細かく、表面を整える作業へ回しやすい傾向です。

#120のホーザン K-109-10や、#140の柳瀬 D03CAは、細い先端でも荒削り寄りの感触になります。形が細いから仕上げ用とは限らない点に注意してください。
#200の新潟精機 R6やMgoodoo円錐6本は、#120より細かな砥粒です。大きく削るより、浅い溝の調整や荒削り後の表面を整える作業へ回せます。

軸径は工具に合わせる
軸径は、リューターや電動グラインダーのチャックへ差し込む金属部分の太さです。石材用かどうかより先に、手元の工具が2.35mm軸と3mm軸のどちらへ対応するかを確認します。

ホビー用ミニルーターには2.35mm対応の商品が多いです。ホーザン・プロクソン・新潟精機・Mgoodooの製品が該当します。3mm軸用の柳瀬やSutekusを、2.35mm専用工具へ無理に入れてはいけません。

3mm軸は、電動グラインダーやフレキシブルシャフトなど対応工具の幅があります。ただし、工具側のコレットが3mmに対応していることが条件です。変換部品を使う場合も、軸がぶれない組み合わせに限ります。

価格は参考値で見る
今回の候補では、新潟精機 R6が351円、柳瀬 D03CAが464円と単品価格を抑えやすい商品です。必要な形状や寸法が決まっているなら、安いセットを買うより余りが出ません。

柳瀬 D03CAは3mm軸で、先端はφ3×14mm、粒度は#140です。参考価格は464円。石材だけでなくコンクリートやガラスにも使える仕様ですが、3mm軸対応の工具が必要です。
本数をそろえたい人には、MgoodooやSutekusのセットがおすすめです。価格だけでなく、2.35mmか3mmか、球形中心か小粒中心かまで見てください。価格は時期によって変わります。
石材加工の結論
- 文字や細い溝を彫る場合は、先端φ1mm・軸径2.35mm・粒度#120のホーザン K-109-10がおすすめです。
- 3mm軸の工具で狭い範囲を削る場合は、先端φ3mm・粒度#140の柳瀬 D03CAがおすすめです。
- 丸い凹みや曲面を細かく加工する場合は、軸径2.35mmのMgoodoo球形6本セットがおすすめです。
- V溝や線幅を変えながら彫る場合は、Mgoodoo円錐6本セットがおすすめです。
- 平底の溝や面の幅を整える場合は、Mgoodoo円筒形8本セットがおすすめです。
- 広い石材面を荒削りする場合は、3mm軸・大粒ヘッド中心のSutekus Lがおすすめです。
- 軸径2.35mmの工具で複数形状を試す場合は、TAKAGIダイヤモンドビット20本組がおすすめです。
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