
写真編集でモニターのsRGBを固定するやり方
編集した色が、別の画面だと少し違って見える。sRGBをどこで固定するのか、まだ分からない。
書き出した写真の色が、別の画面だと違って見えるのは困りますよね。
sRGBに固定する方法
写真編集では、モニターの表示をsRGBに固定してから、編集ソフトの作業用色空間もsRGBにそろえて書き出しましょう。WebやSNSで見る写真の多くはsRGBを前提にしているので、編集中の画面と書き出すファイルの色空間を同じ範囲にそろえるのが先です。
モニターがAdobe RGBやDCI-P3のような広い色域のままだと、編集中は鮮やかに見えても、sRGBで書き出したあとに別の画面で開くと色が落ち着いて見えます。表示側をsRGB相当に戻し、ソフト側の作業と書き出しもsRGBにすると、自分の画面で見ている範囲とファイルに残す範囲を近づけられます。
色をそろえる定番手段
色を決める場所は、モニターの表示モード、OSのカラープロファイル、編集ソフトの色空間の3か所に分かれます。どれか一つだけ変えても、残りが広い色域のままだと見た目はそろいません。
| ソフト名 | 種類 | 対応OS | 色をそろえる役割 |
|---|---|---|---|
| モニターの色モード | 画面の表示設定 | 機種による | 表示の色域をsRGB相当にする |
| Windowsのディスプレイ設定 | OS標準機能 | Windows | 表示に使うプロファイルを確認する |
| macOSのディスプレイ設定 | OS標準機能 | macOS | 表示に使うプロファイルを確認する |
| Photoshop | 写真編集ソフト | Windows、macOS | 作業と書き出しの色空間をsRGBにする |
| Lightroom | 写真現像ソフト | Windows、macOS | 書き出しの色空間をsRGBにする |
| GIMP | 無料の写真編集ソフト | Windows、macOS、Linux | 作業と書き出しの色空間をsRGBにする |
- WebやSNSに出す写真は、モニターの色モード、OSのプロファイル、編集ソフトの書き出しをすべてsRGBにそろえます。
- PhotoshopとGIMPは、作業中の色空間と書き出しの色空間の両方をsRGBにします。
- Lightroomは、現像中の見た目より、書き出すときの色空間をsRGBにするところを見ます。
- WindowsとmacOSのディスプレイ設定は、編集の代わりではなく、その画面がどのプロファイルで表示されているかの確認に使います。
- 印刷向けに広い色域で作業する場合は、Web用のsRGB固定とは目的が違います。確認用の書き出しだけsRGBに分けると混ざりません。
sRGB固定の流れ
ボタンの位置はソフトごとに違うので、ここではどのソフトでも共通する流れだけをまとめます。細かいメニュー名は追わず、色を決める順番だけをそろえてください。
- モニターの表示をsRGB相当の色モードにする。
- OSで、その画面のカラープロファイルが意図した表示になっているか確認する。
- 編集ソフトの作業用色空間をsRGBにして写真を開き、明るさや色を整える。
- 書き出しの色空間もsRGBにして保存し、別の画面で開き直して差を見る。
- モニターだけsRGBにして、書き出しを広い色域のままにしない。
- ソフトだけsRGBにして、画面が広い色域のまま編集しない。
- 画面側とソフト側の両方で色変換を重ねず、変換する場所は一つに決める。
- HDRの派手な表示やゲーム向けの高リフレッシュ設定は、写真の色確認とは分ける。
Web用写真の色合わせ
たとえば、花の写真をWebに出す美咲さんは、まずモニターの表示をsRGB相当にし、OSのプロファイルが同じ表示か確認します。編集ソフトの作業用色空間もsRGBにして明るさを整え、書き出しもsRGBにしたあと、別の画面で開き直して差を見ます。
おすすめのモニター
具体的な手順は上記のとおりで、外部モニターがまだない場合は、私はASUS ProArt PA279CRV-Jがおすすめです。シリーズの公称色域はDCI-P3 99%とAdobe RGB 99%で、写真の広い色の範囲を表示できますが、編集結果や印刷色の一致は保証されません。
シリーズの公称色域はDCI-P3 99%とAdobe RGB 99%です。USB-Cでつなぐときはパソコン側の映像出力と必要給電量を確認し、高フレームレートの対戦が主目的なら向きません。構成は27型4Kのモニター本体と標準付属品で、エルゴノミクススタンドも含まれます。公称の色域は、ProArt Display PA279CRVの公式商品ページで確認できます。

まず始めること
今使っている画面で、表示をsRGBに固定し、編集ソフトの作業と書き出しもsRGBにそろえてみましょう。外部モニターがまだない場合は、ASUS ProArt PA279CRV-Jの商品ページで色域と接続条件を確認してみてください。
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