滝や渓流の水を糸のように写す低速シャッター撮影の手順

滝や渓流の水を糸のように写す低速シャッター撮影の手順

オフ 投稿者: せせら編集部

この記事を書いている人(せせら)

普段は個人事業主のプログラマーとして仕事をしています。
個人で作業効率化サービスを運営し、挑戦を続ける人々を静かに応援しています。

滝や渓流の水を、糸のようになめらかに写してみたい。周りの岩までぼやけずに撮れるだろうか。

水の流れを表現したくても、景色までぼやけるのは避けたいですよね。

低速シャッターで水を写す

カメラを三脚で固定し、低速シャッターで撮影して、水の流れ方と明るさを見ながら露光時間を調整しましょう。

シャッターを開けている間の水の動きが重なると、流れが線のように滑らかに写ります。カメラを固定するのは、周囲の岩や風景のぶれを抑えるためです。

使える撮影手段

手軽に効果を試す方法と、撮影時にシャッター速度を指定する方法があります。

ツール・手段種類主な役割
iPhoneの「カメラ」「写真」標準アプリLive Photosを撮影し、長時間露光の効果を付ける
カメラのシャッタースピード優先撮影モードシャッター速度を指定して水の流れ方を変える
カメラのマニュアル露出撮影モードシャッター速度と絞りを自分で調整する
  • iPhoneの長時間露光効果による仕上がりで目的を満たせれば、専用カメラは不要です。
  • 既存のカメラで低速シャッター撮影ができれば、その機材で進められます。
  • シャッター速度に加えて絞りも自分で決めたいときは、マニュアル露出を使います。iPhoneの長時間露光効果とは、撮影時に露光時間を指定できる点が異なります。

撮影の基本手順

撮影方法を選んだら、構図を決めて撮影し、水の表現と周囲の輪郭を確認します。カメラで撮る場合は、次の流れで露光時間と明るさを調整してください。

  1. 撮影位置と構図を決める。水しぶきがかかりにくい位置を選び、カメラを三脚に固定します。写す範囲とピントを決め、撮影中に構図が動かないようにします。
  2. 水の流れに合わせて設定する。カメラはシャッタースピード優先かマニュアル露出を使い、水量の多い滝は1/2〜1秒程度、緩やかな渓流は4〜8秒程度を出発点にします。iPhoneではLive Photosで撮影します。
  3. 明るさを整えて撮影する。カメラで明るくなりすぎるときはISO感度と絞りを確認し、必要な場合だけNDフィルターで減光します。セルフタイマーなどで撮影時の振動を避けます。iPhoneは撮影後に長時間露光の効果を付けます。
  4. 仕上がりを確認する。水の滑らかさ、岩の輪郭、明るい部分の写りを見ます。カメラでは露光時間や明るさの設定を変え、撮り直して比較します。
  • 露光時間の目安は固定の正解ではありません。水量や流速で見え方が変わるため、短めと長めを撮って比べてください。
  • 岩までぶれているときは、固定状態や撮影時の振動を見直してみてください。水の流れ方とは分けて確認すると調整しやすくなります。
  • 希望する露光時間で明るくなりすぎる場合にNDフィルターを検討し、使用レンズのフィルター径を確認してください。
  • 水を滑らかに写せても、風で動く葉などはぶれることがあります。水以外の動きも含めて構図と露光時間を判断してください。

露光時間の調整例

たとえば、春香さんが緩やかな渓流で、水の流れ方の違いを撮り比べる場面を考えます。カメラを三脚に固定し、同じ構図で露光時間を4秒と8秒に変えて撮影します。水の筋の残り方と岩の輪郭、明るさを見比べ、白く飛んでいる場合はISO感度や絞り、減光の必要性を見直して撮り直します。

カメラがない場合のおすすめ

露光時間を変えて水の流れを撮るためのカメラをこれから用意するなら、私はSony ZV-E10 II パワーズームレンズキット ブラック(ZV-E10M2K BQ、本体+SELP16502レンズ1本)をおすすめします。静止画で最長30秒の露光に対応しているため、前述の低速シャッターを試しながら水の表現を調整する用途に向いていると思います。三脚・対応SDカード・USB電源とケーブルは別途必要で、水しぶきへの対策や、明るさに応じた減光も考慮してください。

標準ズームレンズ付きで、滝や渓流を撮るための本体とレンズをまとめて用意できる点も便利です。すでに手持ちのカメラで低速シャッター撮影ができれば、買い足しは不要です。購入前に、ソニーのZV-E10M2公式仕様表で静止画のシャッター速度範囲を確認してみてください。

Sony ZV-E10 II パワーズームレンズキット ブラック
Sony ZV-E10 II パワーズームレンズキット ブラック

まずは撮り比べる

カメラを三脚に固定し、同じ構図でシャッター速度を変えて、水の流れ方と岩の輪郭を撮り比べてみましょう。露光時間を調整して撮れるカメラがまだ手元にない場合は、紹介したレンズキットの商品ページで、構成と別途必要な道具を確認してみてください。

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