株・FXデイトレードに高いPCは必要?【2025年版】チャート監視用サブ機の選び方

株・FXデイトレードに高いPCは必要?【2025年版】チャート監視用サブ機の選び方

オフ 投稿者: sesera

この記事を書いている人(せせら)

普段はITフリーランスとして活動しています。
個人で作業効率化サービスを運営し、挑戦を続ける人々を静かに応援しています。

「デイトレードするのに高いPC必要?」
「チャートを複数モニターで見たいけど安いPCで大丈夫?」
「FX自動売買ってハイスペックじゃないと無理なの?」

こんな疑問でPC選びに悩んでいませんか?

結論から言うとチャート監視や手動トレードなら3万円台のN100搭載PCで十分です。マルチモニター出力にも対応しているのでサブ機として使うのにも最適です。

ただし複雑な自動売買や超高速スキャルピングには向きません。自分のトレードスタイルに合わせて選ぶことが大事です。

この記事では株やFXのデイトレードに必要なPCスペックと、コストを抑える賢い選び方を解説します。

目次

デイトレードに必要なスペックとは

デイトレードで実際にやる作業を考えてみましょう。

チャートを表示する、注文を出す、ニュースをチェックする、複数銘柄を監視する…これらの作業は思っているほど重くありません。

最低限必要なスペック

チャート監視と手動トレードなら以下のスペックで十分です。

  • CPU: Intel N100 クラス(PassMarkスコア5,000点以上)
  • メモリ: 16GB推奨(8GBでも軽い用途なら可)
  • ストレージ: SSD 256GB以上
  • モニター出力: HDMI×2以上(デュアルモニター用)

このスペックがあればMT4やMT5、各証券会社のWebツール、TradingViewなどが快適に動きます。

N100搭載PCは3〜4万円で買えるので初期投資を大幅に抑えられます。特にサブ機としてチャート監視専用に使うなら最高のコスパです。

N100搭載PCでできるトレード作業

具体的にどんな作業ができるのか見ていきましょう。

Web ベースの取引ツールは快適

SBI証券、楽天証券、DMM FXなどのWebベース取引ツールは全く問題なく動きます。

リアルタイムチャートを表示して注文を出す、板情報を確認する、ニュースをチェックする…こういった基本操作はN100で十分快適です。

複数のブラウザタブで異なる銘柄を監視したり、チャートと注文画面を同時に表示したりするのもスムーズにできます。

MT4・MT5 での裁量トレード

MT4やMT5といった定番の取引プラットフォームも普通に使えます。

チャートを表示してインジケーターを表示する、ラインを引いて分析する、手動で注文を出す…こういった裁量トレードは全く問題ありません。

複数の通貨ペアのチャートを開いて監視するのもスムーズです。4〜6通貨ペア程度なら動作が重くなることはないでしょう。

TradingView でのチャート分析

TradingViewは多くのトレーダーが使う人気のチャート分析ツールですがこれもN100で快適に動きます。

複数のインジケーターを表示したりラインを引いたりアラートを設定したり…こういった基本機能は問題なく使えます。

ただしリプレイ機能で大量のローソク足を高速再生するような使い方だと少し動作が重くなります。

マルチモニター対応

N100搭載のミニPCやノートPCの多くはHDMI端子を2つ以上搭載しています。

デュアルモニターやトリプルモニターでチャートを複数表示するのに最適です。片方のモニターでチャート分析、もう片方でニュースや板情報を表示する…こういった使い方が快適にできます。

トレーダーにとってマルチモニター環境は必須なのでN100でも対応できるのは大きなメリットです。

ニュース・情報収集

Bloomberg、ロイター、日経新聞などのニュースサイトを複数タブで開いて情報収集するのもスムーズです。

Twitterで著名トレーダーをフォローしてリアルタイムで情報をキャッチしたり、経済指標カレンダーをチェックしたり…こういった作業も全く問題ありません。

N100搭載PCでは厳しい作業

一方でN100では難しいトレード作業もあります。

複雑な自動売買(EA)

MT4やMT5で複数のEA(自動売買プログラム)を同時に動かすのは厳しいです。

1〜2個の軽いEAなら問題ありませんが、5個以上のEAを複数通貨ペアで動かすとCPU負荷が高くなります。バックテストも時間がかかりすぎてストレスになります。

本格的な自動売買をするなら最初から高スペックPCか、VPS(仮想プライベートサーバー)を使う方が良いです。

超高速スキャルピング

1秒単位で注文を繰り返すような超高速スキャルピングはN100では少し不安があります。

手動トレードの場合、PCのスペックより通信速度の方が重要なので光回線さえあれば問題ないかもしれません。ただし確実性を求めるなら高スペックPCの方が安心です。

大量データのバックテスト

過去10年分のティックデータを使った詳細なバックテストはN100では時間がかかりすぎます。

簡易的なバックテスト(1年分のデータ、日足ベース)なら何とかなりますが、本格的な検証作業には向きません。

サブ機としての活用法

N100搭載PCはメイン機の補助としても優秀です。

チャート監視専用サブ機

メインPCで取引や分析をして、サブ機でチャートを常時監視する…こういった使い方が最適です。

N100搭載ミニPCを3万円で買ってモニター1〜2枚に繋げば、低コストで監視環境が構築できます。省電力なので24時間つけっぱなしでも電気代が月200円程度です。

情報収集専用機

メインPCでトレードしながら、サブ機でTwitterやニュースサイトを常時表示しておく使い方も便利です。

重要なニュースが流れたらすぐに反応できますし、メインPCの作業を邪魔しません。

自動売買専用機(軽量EA限定)

軽いEAを1〜2個動かすだけならN100でも問題ないので、サブ機で自動売買を動かしっぱなしにするのもありです。

ただしこの場合もVPSの方が安定性が高いので、月1,000円程度のVPSと比較検討する価値があります。

コストを抑える賢い選び方

トレードで安定して稼げるようになる前に高額なPCを買うのはリスクです。

まずは低コストで始める

トレードで安定した利益が出る前に10万円以上のPCを買う必要はありません。

まずは3万円台のN100搭載PCで始めて、月30万円以上安定して稼げるようになってから高スペックPCに買い替えるのが現実的です。

高いPCを買っても勝率が上がるわけではありません。まずは手法を確立することが先決です。

メモリは16GBを推奨

チャートを複数表示したりブラウザタブを大量に開いたりするのでメモリは16GBがおすすめです。

8GBでも軽い使い方なら大丈夫ですが、複数通貨ペアを監視したり自動売買を動かしたりするとメモリ不足になる可能性があります。

ミニPCならマルチモニター環境が安く作れる

N100搭載ミニPC(3万円)+ フルHDモニター2枚(1枚1万円)= 合計5万円で本格的なトレード環境が構築できます。

トレーダーにとってマルチモニターは必須ですがノートPCだと外部モニター接続が1枚だけのことが多いです。ミニPCなら最初から2〜3枚のモニターに対応しているので便利です。

省電力で電気代も安い

N100は消費電力6Wなので24時間つけっぱなしでも電気代は月200円程度です。

チャート監視用に常時起動しておくサブ機として最適です。従来のPCだと月1,000円以上かかることもあるので長期的にはかなりの節約になります。

具体的なN100搭載PCのモデルを知りたい場合はN100搭載PCのランキング記事が参考になります。そちらではミニPCとノートPCそれぞれのおすすめモデルを詳しく紹介しています。

👉 コスパ最強のN100搭載PCオススメランキング|ノートPC, ミニPC

よくある質問

Q1. 証券会社のツールは全部使えますか?

主要な証券会社のツールはほぼ全て使えます。

SBI証券のHYPER SBI 2、楽天証券のマーケットスピード、松井証券のネットストック…こういったツールは問題なく動作します。動作環境の推奨スペックを確認すればほとんどN100で足りています。

Q2. 複数口座を同時に使えますか?

はい、使えます。

3〜4つの証券会社のツールを同時に起動して、銘柄やタイミングによって使い分けることもできます。メモリが16GBあれば複数ツールの同時使用も快適です。

Q3. 板情報の更新は遅れませんか?

N100でもリアルタイムに更新されます。

板情報の更新速度はPCスペックより通信速度の方が重要です。光回線を使っていれば遅延を感じることはありません。

ただし超高速スキャルピングをする場合は1ミリ秒単位の差が気になるかもしれません。

Q4. バックテストはどれくらい時間がかかりますか?

簡易的なバックテストなら数分〜数十分です。

1年分のデータで日足ベースのテストなら数分で終わります。ただし10年分のティックデータで詳細テストとなると数時間かかることもあります。

本格的なバックテストを頻繁にやるなら高スペックPCが必要です。

Q5. VPS と比較してどっちが良いですか?

用途によります。

自動売買を24時間動かしたいならVPS(月1,000〜2,000円)の方が安定性が高いです。停電や回線トラブルのリスクもありません。

一方で裁量トレードのチャート監視用ならN100搭載PCの方がコスパが良いです。一度買えばランニングコストは電気代だけです。

Q6. 複数通貨ペアの同時監視はできますか?

6〜8通貨ペアなら問題なく監視できます。

MT4で複数チャートを開いたり、TradingViewで複数の通貨ペアを表示したり…こういった使い方は全く問題ありません。

ただし20通貨ペア以上を同時監視するような使い方だと動作が重くなる可能性があります。

Q7. トレード以外にも使えますか?

もちろん使えます。

Web閲覧、動画視聴、Office作業、メールチェック…普段使いのPCとしても十分な性能があります。

トレード専用機として買っても、相場が休みの日は普通のPCとして活用できるので無駄になりません。

まとめ

株やFXのデイトレードならN100搭載の3万円台PCで十分チャート監視と手動トレードができます。マルチモニター出力にも対応しているのでサブ機としても最適です。

ただし複雑な自動売買や超高速スキャルピングは厳しいので、自分のトレードスタイルに合わせて選ぶことが重要です。

選び方のポイントはCPU(N100/N200)、メモリ(16GB推奨)、ストレージ(SSD 256GB以上)、モニター出力端子(HDMI×2以上)の4つです。

安定して稼げるようになってから高スペックPCに買い替える方が賢い戦略です。まずは低コストで始めて、手法を確立することに集中しましょう!

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