i3-8130Uは遅い?重い?CPUの性能と対処法を解説
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ITフリーランスをしているせせらと言います。
小さい頃からPCが大好きで、自作PCやプログラミングを小学生の頃からしていました。
目次
i3-8130Uのスペック
i3-8130Uは2018年に登場したノートPC向けのCPUです。以下のようなスペックをしています。
- コア数:2コア4スレッド
- 基本クロック:2.2GHz
- 最大クロック:3.4GHz
- TDP:15W
コア数自体は2コアですが、4スレッドで最大クロック3.4GHzと悪くなさそうな性能をしています。ですが、発売から何年も経った今では少し厳しい状況です。
どのくらいの用途が限界?
最近のアプリケーションは、以前より多くの処理能力を必要とします。i3-8130Uほどの処理性能では以下のような場面で動作の遅さを感じるでしょう。
- Microsoft Teams、Zoomでの画面共有を伴うビデオ会議
- ChromeやEdgeで多数のタブを開いての作業
- フルHD画質以上の動画視聴
- スマートフォンで撮影した高解像度写真の編集
特に複数タブでの作業など、同時に複数の処理をしなければならない場面では2コアのCPUは辛くなってしまいます。
最新安価モデルCPUと比較
最新の安価モデルのCPUの中にN100という物があります。
このN100というCPUが現在の安価なモデルの中での基準となっているので、i3-8130Uとも比べてみましょう。
CPU名 | コア数/スレッド数 | 最大クロック数 | ベンチマークスコア |
Core i3-8130U | 2/4 | 3.4GHz | 3547 |
N100 | 4/4 | 3.4GHz | 5489 |
スレッド数、最大クロック数と共にN100と同じであるにも関わらず、1.5倍以上の差がついてしまっています。
Core i3-8130Uも3500ほどのスコアが出ているので、ブラウジングなどの軽い作業なら全然可能なのですが、複数タブを開いたり、Excel・Wordなど他のソフトを立ち上げたりすると動作に遅さを感じてしまいます。
N100程度の性能が出せれば、複数タブでの作業や、軽い動画編集、zoomなどを利用したテレビ会議でもスムーズに動作するので、一歩物足りない性能だと感じます。
買い換えた方が良い?
Core i3-8130Uは使うに堪えないほど性能が悪い訳ではないので、現在の用途でPCの動作が遅いと感じていなければ無理に買い換える必要もないと思います。
ですが、複数のアプリを開いて作業をしたり、テレビ会議で画面共有したりなど、そういった事は一般用途でも全然あり得るので、性能不足を感じる場面も無くはないでしょう。
N100搭載のPCであれば、そのような用途でもスムーズに動作しますし、3、4万円を払って日々の作業がストレスなく効率的にできるなら良い投資ではないでしょうか。
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