自転車の泥除けステー交換|26・27インチと前後金具の見分け方

自転車の泥除けステー交換|26・27インチと前後金具の見分け方

オフ 投稿者: せせら編集部

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泥除けステーがタイヤやスポーク、ブレーキに触れている、固定部が緩んでいる、走ると異音がする。この状態なら乗らないでください。曲がったステーが車輪へ巻き込まれると危ないので、交換か自転車店の点検が終わるまでは走行できません。

交換品を「26インチ用」「27インチ用」という表示だけで決めないでください。同じ26インチでもタイヤ規格が複数あり、27インチと700Cも別規格です。タイヤ側面にETRTO表記は残っていますか。「37-622」のような表記が手がかりです。

ETRTOが分かれば、前用か後用か、ステーの径と長さ、取付金具の形、泥除け幅を手元の部品と比べられ、適合を特定できない時や泥除け本体まで割れている時には一式交換か自転車店への相談が必要です。

目次

ステーだけで直るか、泥除け本体も交換するかを先に確認

泥除け本体に割れや大きな変形はありませんか。ステーを留める穴も丸い形を保っていれば、ステーだけを交換できる余地があります。ステーだけが曲がった、途中で折れた、金具から抜けたという状態も単品交換を検討できる範囲です。ボルトが緩んだだけに見える時も、金具と車体側の取付穴まで確かめてから締め直してください。

さびは色だけで判断できません。曲がっている部分やねじの近くが細い、深い点状のさびが続く、手で触れると不自然にたわむ場合は、強度が落ちているおそれがあります。折れた部分の継ぎ足し、強い曲げ戻し、針金や結束バンドでの固定はやめてください。

見つかった状態交換する範囲
ステーだけが曲がった・折れた泥除け本体と取付穴が無傷ならステー交換
泥除け本体が割れた・大きく変形した泥除け本体を含む一式交換
ステーを留める穴が楕円に広がった・周囲が裂けたワッシャーで隠さず一式交換
車体側のダボ穴が曲がった・ねじが固定できない自転車店で車体側も点検

タイヤやスポーク、ブレーキにステーが触れる、泥除けが左右へ大きく揺れる、ねじを締めても緩むといった症状があれば、部品探しより点検が先です。本体と取付穴に問題がなければ、次に必要なのは車輪規格の特定です。危険な症状が残る車体には乗らず、自転車店へ持ち込んでください。

26・27インチだけで選ばず、タイヤ側面のETRTOを見る

泥除けステーを探す前に、タイヤ側面のサイズ表記をそのまま写真に残しましょう。「26×1 3/8」のようなインチ表記と「37-590」のようなETRTO表記が並んでいれば、両方が購入時の照合材料になります。26インチや27インチは呼び径であり、リムの実寸をそのまま示す数字ではありません。

ETRTOは2つの数字なので、後ろの数字まで読んでください。37-590の37はタイヤ幅の呼び寸法、590はタイヤのビードがリムにはまる部分の直径で、この590mmをビード座径と呼びます。同じ26インチでも559・571・590mmがあるため、「26インチ用」と書かれただけの商品では規格を特定できません。

タイヤ側面の表示例呼び方ビード座径注意点
26×1 3/8、37-590一般車で見かける26インチの例590mm26インチでも559mm系とは別規格
26インチ、ETRTO末尾559MTB系で使われる26インチの例559mm37-590とは互換扱いしない
27インチ、ETRTO末尾63027インチ630mm700Cよりビード座径が8mm大きい
700×35C、35-622700C622mm27インチ用を流用しない

27インチの630mmと700Cの622mmは数字が近くても別規格なので、ETRTO末尾まで照合してください。販売ページに似た泥除けが並んでいても、「27インチと700Cは同じくらい」という判断では買えません。タイヤや泥除けの交換では、呼び径とETRTOを一組で扱う必要があります。

ETRTOの一致は車輪サイズを外さないための必要条件にすぎず、前後の別、ステーの径と長さ、泥除けの曲がり、取付金具、車体側のダボ位置も違えば取り付けられないため、次は元の取付状態を写真に残しましょう。

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前後・左右とU形・V形・松葉形を外す前に記録する

外したステーの曲がりを見て、元の形か破損による変形か区別できますか。取り外す前なら、車輪全体を左右から見た写真、泥除け本体へ付く部分、フレームやフォークへ付く部分を記録できます。左右はサドルに座って前を向いた時の向きなので、「前右」「後左」と書いたマスキングテープを貼ってください。

記録する場所写真に残す内容交換時に分かること
前輪・後輪の全体ステーの本数、U形・V形・松葉形・棒形前後の取り違え防止
左右の取付部左右が一体か別部品か、曲げ位置、外側・内側の向き片側交換の可否と取付方向
泥除け本体側ダルマやクランプの位置、ステーが通る方向泥除け側金具との組合せ
フレーム・フォーク側ダボ穴、ボルト、スペーサー、安全機構車体側へ付ける順番
外した小物ボルト、平ワッシャー、ばねワッシャー、ナット、キャップ部品の表裏と重なる順番

U形、V形、松葉形という名前だけでは互換を決められず、本所工研のカンザシ方式は前輪がポールステー、後輪が松葉ステーの組合せです。SKSの交換セットには、VステーとASR安全機構付きステーを組み合わせた製品があります。前後の形に共通ルールを作らず、手元の泥除けとメーカーの部品構成に合わせてください。

左右が別々の棒なら、長さや曲げ、スペーサーの位置が同じとは限りません。U形やV形が左右一体の部品なら、片側だけを切り離して交換する部品ではありません。外した金具は順番どおりに並べ、別のワッシャーを足したり表裏を入れ替えたりせず、製品説明書の図と照合してください。

ステー径と長さは元の部品を測って合わせる

写真を残したら、丸棒の太さをノギスで測りましょう。測定箇所は、さびで細くなった所や金具でつぶれた所を避けた、傷のない直線部分です。本所工研の公式部品だけでも3.2mm、4mm、5mm、6mmの例があり、見た目が近いだけでは取付金具に入るか判断できません。

測る場所残す寸法・形測る時の注意
丸棒の直線部分ステー径ノギスを強く締めすぎず複数箇所で確認
端から泥除け固定部まで直線部分の長さ曲線に沿った長さと混同しない
端から最初の曲がりまで曲げ位置と向き左右を同じ面へ置いて比べる
左右それぞれ全長、曲げ、段差左右同寸とは決めつけない
端部と取付穴ねじ山の有無、ねじ部の長さ、穴径近いボルトを無理に通さない

直線部分を2〜3か所測った後、全長と曲げ位置も記録してください。長いステーを現物に合わせて切れるのは、商品説明書に切断調整の記載がある製品だけです。説明書に切断可と書かれていないステーや、ねじ山のある端は切れません。

切断できる製品でも、切る位置、使用工具、切り口の処理、保護キャップは製品指定に従いましょう。細いステーを太いクランプへ入れると、走行振動でずれたり抜けたりします。短いステーを引っ張って届かせると泥除けが片側へ寄り、タイヤとの隙間が減るほか、本体の取付穴にも力がかかります。

寸法差を針金、別径のねじ、ワッシャーで埋めないでください。元のステーが残っていない時は、車体と泥除けのメーカー・型番、タイヤのETRTO、前後左右の取付部、泥除け全体の写真が手がかりになります。型番と写真をそろえても寸法を特定できなければ、メーカー、購入店、自転車店へ問い合わせてください。

ダボ穴と取付金具を確認する|穴がない車体は専用アダプター

前後輪の固定部に、小さなねじ穴はありますか。このダボ穴は、ステーの左右端を留める場所です。泥除け本体は、前輪側ならフォーククラウン、後輪側ならシートステーブリッジやチェーンステーブリッジにも固定されます。

車体側の場所主な固定箇所
フロントフォーク端のダボ穴前泥除けステーの左右端
フォーククラウン前泥除け中央の金具
後輪側のフレーム端にあるダボ穴後泥除けステーの左右端
シートステーブリッジ後泥除けの上側・中央部
チェーンステーブリッジ後泥除けの前側・下部

取付ボルトは、元のボルトと車体、泥除けの説明書で照合してください。見た目が近くても径、ねじピッチ、長さが違うことがあります。荷台やライトとダボ穴を共用していた場合は、元の状態にある部品の重なる順序とボルトの長さが手がかりです。

途中で重くなるボルトを無理にねじ込まず、付属のクリップや外れ止めも似た金具へ置き換えないでください。リムブレーキ車ではキャリパーやブレーキアーム、ワイヤーに、ディスクブレーキ車ではローター、キャリパー、ホースにステーが触れない位置が必要です。専用スペーサーが指定された製品には、その部品を使う条件があります。

別製品の取付例を見て金具を継ぎ足す方法は避けてください。ダボ穴がない車体には、車軸へ固定するタイプや、ゴム付きストラップでフレームを挟むタイプなどの専用アダプターがあります。ただし、すべての車体や泥除けに流用できる部品ではありません。

メーカーが指定する組み合わせを選び、フレームやフォークへ勝手に穴を開けないでください。車軸へ取り付ける方式は車輪の固定にも関わるため、適合や作業に迷う場合は自転車店への相談が必要です。固定点の次に必要なのは、タイヤの周囲に泥除けが収まる空間の測定です。

泥除け幅とタイヤの隙間まで確認して適合を決める

泥除けとタイヤの左右の隙間は同じですか。車輪径とステー寸法が合っていても、泥除けがタイヤに対して狭すぎると取り付けられません。ETRTOにある幅は呼び寸法なので、装着中のタイヤの実幅が購入時の照合材料です。適正空気圧にしたタイヤの最も太い部分と、泥除け内側の最も狭い部分を測ってください。

見る場所合わない状態
タイヤの上側トレッドと泥除け内面の間が狭い
タイヤの左右サイドウォールが泥除けの縁や取付金具へ近い
前後の固定部フォーククラウンやフレームのブリッジ付近だけ隙間が減る
ブレーキ周辺キャリパー、アーム、ワイヤー、ローターなどへ泥除けやステーが触れる

商品に記載された泥除け幅が外幅か内幅か分からなければ、メーカーへ問い合わせてください。隙間は一か所だけではなく、タイヤの全周に必要です。泥除けが片側へ寄っていたり、ステーが左右でずれていたりすると、正面では離れていても別の位置で接触します。

ホイールやタイヤに横振れがある場合も、回転すると左右の隙間が増減するため、自転車店で状態を見てもらいましょう。位置調整で直らない変形や振れは、部品を選ぶ前に整備が必要です。同じ車輪規格でも、太いタイヤへ替えると上側と左右の空間が減ります。

タイヤがフレームやブレーキに収まっていても、その外側へ泥除けを通す余裕があるとは限らないため、ステーを無理に曲げないと収まらない商品は購入しないでください。雨天や未舗装路では、タイヤが巻き上げた泥や小石が泥除けの内側にたまることもあります。

乾いた状態で接触しないだけでは足りないため、メーカーが示す対応タイヤ幅、必要な距離、想定用途に従ってください。特定メーカーの幅差や距離を全製品に共通する数値にはできません。数値が分からない商品は、販売元か自転車店への問い合わせが必要です。

26・27・700Cの交換候補|合わない時は泥除け一式を選ぶ

交換候補は、ここまでに調べたETRTO、前後、形、径、長さ、金具、隙間を満たす必要があります。27インチと700Cは別規格なので、27インチ用ステーを700Cへ流用できません。下表の商品は、車体との適合条件を購入前に確かめてください。

候補ASIN車輪呼び単品・一式購入前に残る確認点
EnergyPrice 泥除け用ステー ステンレスB08GZZ5STX26インチ用ステー単品候補ETRTO、前後構成、ステー径・全長、曲げ、付属金具
EnergyPrice 泥除け用ステー ブラックB08GZYFMFT27インチ用ステー単品候補27インチの適合規格、前後構成、径・全長、付属金具。700Cには使わない
浅み U型泥よけステーB00SVQ43SK26インチ用ステー単品の保留候補商品名に金具付とあるが、金具の内容・形状、ステー径・全長、前後の適合
浅み U型泥よけステーB00SVQ4B4G27インチ用ステー単品の保留候補商品名に金具付とあるが、詳細寸法と前後の適合。700Cには使わない
RITEWAY ダブルステーフルフェンダー 700C×45mmB0B1ZDNB5R700C用泥除け一式候補対応するタイヤ幅、車体側の取付部、ブレーキとの隙間、ステー切断方法

ステー単品で交換できるのは、泥除け本体と固定穴が傷んでおらず、元の部品と候補品の前後、形、径、全長、金具を照らし合わせられる場合です。販売ページに寸法がない時は、写真から推測して注文できません。販売元へ車体と泥除けの型番を伝え、適合を問い合わせてください。

前後構成や長さが分からない、元のステーが残っていない、左右とも欠品している場合は、泥除け一式を選びましょう。本体の割れ、変形、固定穴の広がりがある時も単品交換では直せず、一式でもタイヤ実幅、ダボ穴、ブレーキ、フレームとの隙間の照合が必要です。

RITEWAYの700C×45mmは一式側の候補ですが、26インチ用や27インチ用ステーの代用品ではありません。タイヤとの隙間、ダボ穴、ブレーキとの干渉、説明書に沿ったステーカットを確認できる車体に限って検討してください。寸法や金具を特定できない場合は、自転車店への車体持ち込みと相談が必要です。

RITEWAY(ライトウェイ) 自転車フェンダー ダブルステークロスバイクフルフェンダー 泥除け 前後セット 700C用 幅45mm グロスブラック
RITEWAY(ライトウェイ) 自転車フェンダー ダブルステークロスバイクフルフェンダー 泥除け 前後セット 700C用 幅45mm グロスブラック

取付後はタイヤ・ブレーキとの接触と前輪の安全機構を確認する

候補品を取り付けても、ボルトを締めただけでは作業完了ではありません。走り出す前に、自転車が倒れない状態で前後の車輪を一輪ずつ浮かせ、次の項目を点検してください。

  • 車輪を手でゆっくり一周以上回し、タイヤと泥除けの隙間が全周で保たれているかを見る
  • ステー、ボルト、取付金具がタイヤやスポークへ触れていないかを見る
  • ブレーキのアームやワイヤー、ローター、キャリパー、ホースと干渉していないかを見る
  • ハンドルを左右いっぱいまでゆっくり切り、前泥除けやステーがフレームへ当たらず、ケーブルやホースが引かれないかを見る
  • 泥除けとステーを軽く動かし、固定部にがたつきやずれがないかを見る
  • 切断したステーの端が指定どおり処理され、突出部に付属の保護キャップが付いているかを見る

車輪を回した時に一定の場所だけ隙間が狭くなるなら、泥除けの偏り、ステーの左右差、ホイールやタイヤの振れが考えられます。ボルトを強く締めて位置を押さえ込むと原因を残してしまうため、偏りや振れを分けて直してください。締付トルクは泥除けや金具の説明書に記載された値が指定値です。

他製品のトルク値を流用しないでください。前泥除けには、異物を巻き込んだ時にステーを外して前輪のロックを防ぐ安全機構が使われる製品があります。SKSのESCやASRなどがその例です。

ESCやASRを普通の固定金具へ替えたり、外れないよう結束バンドで縛ったりしないでください。固定を強めると、異物を挟んだ時にステーが外れる本来の動きを失うため、戻し方や交換部品は製品説明書の手順に従う必要があります。

手回しで擦れる音がする、ブレーキ操作で金具が動く、泥除けが揺れる、固定部のがたつきが消えない場合は走行できません。短い試走で確かめず、自転車店へ持ち込んでください。取付状態に加え、車輪とブレーキの点検も必要です。

まとめ|ETRTO・前後・径・固定方法を順番に確認

泥除けステーは、26インチ用や27インチ用という表示だけでは選べません。最初の判断材料は、泥除け本体の割れ・変形と固定穴の傷みです。タイヤやスポーク、ブレーキへの接触、固定できない緩みがある時は走行しないでください。

交換品を探す順番は、次のとおりです。

  1. タイヤ側面のETRTOを写真に残す
  2. 外す前に前後・左右とU形、V形、松葉形などを記録する
  3. 元のステーの径、全長、曲げ位置、端部を測る
  4. ダボ穴、ボルト、泥除け側の金具と取付順を照合する
  5. タイヤ実幅と泥除け内幅、上下・左右の隙間を確かめる
  6. すべての条件が合う単品候補を選び、特定できなければ泥除け一式へ切り替える

単品の適合を特定できない場合や、本体と固定穴まで傷んでいる場合は、泥除け一式を選びましょう。一式にもタイヤ実幅、固定方法、ブレーキとの隙間を照合する必要があります。取付後は前後の車輪を手で回し、ハンドルを左右へ切って接触がないか確かめてください。

前輪の安全機構や保護キャップには指定部品が必要で、締付トルクも製品説明書に記載された値です。擦れ、異音、がたつきが残る自転車は走行できません。原因が分からない時は、自転車店へ持ち込んでください。

よくある質問

26インチ用と27インチ用の泥除けステーは流用できますか?

呼び径だけでは流用できません。タイヤ側面のETRTO、前後の別、ステーの形・径・長さ、取付金具、泥除け幅をすべて照合してください。27インチの630mmと700Cの622mmも別規格です。

泥除け本体が無傷ならステーだけ交換できますか?

本体と固定穴が無傷か確かめてください。元部品と交換品の前後、形、径、全長、金具を照合できれば、単品交換を検討できます。寸法や金具が分からない場合や本体まで傷んでいる場合は、一式交換か自転車店への相談が必要です。

ダボ穴がない自転車にも泥除けステーを取り付けられますか?

ダボ穴がない車体には、メーカー指定の車軸固定式やストラップ式アダプターを使ってください。すべての車体や泥除けへ流用できる部品ではありません。車軸へ固定する方式の適合や作業に迷う場合は、自転車店への相談が必要です。

交換後にタイヤへ擦れる音がする時は走ってもよいですか?

走行しないでください。タイヤ、スポーク、ブレーキ、ローター、ケーブルとの接触や、固定部のがたつきを調べる必要があります。ESCやASRなどの前輪安全機構も、普通の固定金具へ置き換えられません。

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