業務フロー図をチームで作り共有するには?作図ツールの選び方

業務フロー図をチームで作り共有するには?作図ツールの選び方

オフ 投稿者: せせら編集部

この記事を書いている人(せせら)

普段は個人事業主のプログラマーとして仕事をしています。
個人で作業効率化サービスを運営し、挑戦を続ける人々を静かに応援しています。

引き継ぎ用に業務の流れを図にしたいけど、PowerPointで作るとファイルがあちこちに散らばって、誰が最新版を持っているのか分からなくなるんだよなぁ。

せっかく作った図が、更新されないまま古くなっていくのは残念ですよね。

フロー図を楽に作るには?

まずは、業務フロー図を作って共有する一般的な方法から確認しましょう。

仕事の流れを、箱と矢印で順番に表した図を「業務フロー図」といいます。ブラウザで図を描き、URLを送るだけで共有できるのが「オンライン作図ツール」です。

図をファイルで回さず、ブラウザ上の1枚を全員で直す形にしましょう。

図が1か所にしかなければ、「どれが最新版か」で迷うことがなくなります。

図は何から描く?

ツールを選ぶ前に、描く中身の決め方を押さえておきましょう。

まず、その仕事がどこで始まり、どこで終わるか(開始と終了)を決めます。次に、担当者ごとに作業を順番に並べ、矢印でつなぎます。

最初から整った図を目指す必要はありません。粗く描いてから、実際に作業している人に直してもらうほうが、正確な図に近づきます。

どのツールが候補?

ブラウザで共有すると決めたので、候補を見ていきましょう。

  • Miro
  • FigJam
  • draw.io:無料で使える作図ツールです。

いずれも図を描けるツールなので、描けるかどうかだけでは決まりません。絞り込む基準は「チームで同時に直せて外部の人も参加できるか」と「人数が増えても総額が読めるか」の2つです。各ツールの機能や料金は公式サイトで確認してください。

共同編集はどう見る?

候補はどれも図を描けるので、まずチームで直せるかを見ましょう。

複数人が同時に同じ図を直せることを「リアルタイム共同編集」といいます。また、取引先や他部署など、自分の組織のアカウントを持たない人(ゲスト)も編集に参加できるかで、使える場面が変わります。

同時に直せるか、アカウントのない人も参加できるかを確認しましょう。

費用はどう見る?

共同編集の次は、人数が増えたときの費用です。

料金が人数に比例して増える「ユーザー単位」のツールもあれば、人数にかかわらず定額のツールもあります。

関わる人が多い場合は、チーム全員分を払ったときの総額で比べましょう。

大人数で使うなら?

前の章の2つの基準、「同時に直せて外部の人も参加できるか」と「人数が増えても総額が読めるか」に照らすと、候補を一つに絞れます。

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今回の想定は、30名以上の部署で業務フロー図を作り、引き継ぎに使う場合です。この用途には、私はCacooをおすすめします。

選ぶ理由は、基準の2つを両方満たしているからです。図をURLで共有して、複数人でリアルタイムに共同編集できます。アカウントがなくても、招待されたメンバーはすぐに閲覧・編集に参加できます。そしてスペースプランは、ユーザー数が無制限の定額料金です。フローチャートや組織図などのテンプレートもそろっています。

一方で、数人で使うだけなら定額の負担が大きく感じるかもしれません。その場合は、一部機能に制限のあるフリープランなどと比べて検討しましょう。

料金はいくら?

「総額が読める」という理由を、実際の数字で確かめましょう。

2026年10月13日確認の公式料金では、スペースプランは月18,000円(年180,000円)で、いずれも税抜です。ユーザー数・シート数・共有フォルダーは無制限で、安定した運用のため1スペースあたり最大10,000ユーザーまでが推奨されています。

ほかに、エンタープライズプラン、エデュケーションプラン、フリープラン(一部機能に制限あり)があります。

費用を考える例

小林さんの部署の場合です。

  • 条件:40名、図に関わる人はこれから増える見込み
  • スペースプラン:月18,000円(税抜)、ユーザー数は無制限
  • 人数が増えたとき:月額は変わらない

掲載料金での計算例です。実際の判断は自分の組織の人数と予算で行ってください。

契約前の注意は?

金額が分かったら、戻せない条件と使える環境を確認しておきましょう。

契約期間の途中で解約しても、返金はありません。また、利用はPCのブラウザのみで、スマートフォンはブラウザ・アプリともに対応していません。

その代わり、30日間すべての機能を無料で使えるので、正式に登録する前に自分たちの業務で試せます。

試すまではどう進む?

条件を理解したら、試すところまでを順に進めます。

  1. アカウントを作成する
  2. 30日間の無料お試しを始める
  3. 図にする業務を1つ選び、あらかじめ用意された図のひな形(テンプレート)を使って描く
  4. URLで関係者に共有し、同時に直してもらう
  5. 使い続けるかを決め、正式に登録する

図を作る例

小林さんは、引き継ぎ資料にしたかった受注から請求までの業務を選んでお試しを始めました。テンプレートで流れを粗く描き、URLを担当の3人に送って、それぞれの作業を直接書き足してもらいました。1枚の図に全員の修正が集まったので、引き継ぎ資料として使えると判断しました。

まず何をする?

ここまでで、方法・選び方・手順がそろいました。

まずは、図にする業務を1つ選び、その開始と終了を書き出してみましょう。

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