Core Ultra 5 125U vs 135U：どっちを選ぶべき？性能差を徹底比較【2025年版】

この記事を書いている人（せせら）

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「Core Ultra 5搭載ノートPCを買いたいけど、125Uと135Uって何が違うの？」
「性能差はあるの？価格差に見合う？」

こんな疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。

Intel Core Ultra 5シリーズは、2023年末に登場した新世代のプロセッサーで、省電力と高性能を両立したノートPC向けのCPUです。特に125Uと135Uは同じ「Core Ultra 5」の名を持ちながら、微妙な違いがあるため、どちらを選ぶべきか迷う方も少なくありません。

この記事では、Core Ultra 5 125Uと135Uのスペック・性能・実際の使い勝手を分かりやすく比較し、どちらがあなたに合っているかを解説します。

Core Ultra 5とは？新世代の省電力CPU

まず、Core Ultra 5シリーズについて簡単に説明します。

Intel Core Ultra 5は、従来の第13世代Core i5の後継として2023年12月に登場した新世代プロセッサーです。薄型・軽量ノートPC向けに設計されており、以下の特徴があります。

• ハイブリッドアーキテクチャ：性能コア（P-Core）と効率コア（E-Core）の組み合わせ
• AI処理専用ユニット搭載：NPU（Neural Processing Unit）による効率的なAI処理
• 優れた省電力性：15WのTDPで長時間バッテリー駆動を実現
• 内蔵GPU強化：Intel Iris Xe Graphics（最大64 EU）

Core Ultra 5には、主に「125U」と「135U」の2つのモデルがあり、どちらも薄型ノートPC市場で人気を集めています。

125Uと135Uのスペック比較

それでは、両者の詳細なスペックを比較してみましょう。

スペックから見える違い

表を見ると分かる通り、125Uと135Uの違いはほぼ「最大ターボクロック」のみです。

• 125U：最大4.30 GHz
• 135U：最大4.40 GHz

つまり、135Uは125Uよりもわずか0.1 GHz（100 MHz）だけクロック周波数が高いという違いがあります。

それ以外のコア構成、キャッシュ容量、内蔵GPU、メモリサポートなどは完全に同じです。

実際のベンチマーク性能

スペック上の差はわずかですが、実際のパフォーマンスはどうでしょうか？

CPU性能（Geekbench 6）

総合パフォーマンス

複数のベンチマークサイトのデータを統合すると、135Uは125Uに対して総合スコアで約0.6〜2%程度の性能向上が見られます。

この差は実際の使用においてほとんど体感できないレベルです。

GPU性能

内蔵GPU（Intel Iris Xe 64 EU）は両モデルで同一のため、グラフィック性能に違いはありません。

• 軽い動画編集やフォト編集は快適
• ブラウザゲームや軽量な2Dゲームは問題なし
• 3Dゲームは設定を下げれば一部プレイ可能

実際の使い勝手での違い

ベンチマークスコアでは微差ですが、実際に使ってみるとどうでしょうか？

日常作業では差がない

以下のような一般的な用途では、125Uと135Uの違いを体感することはほぼ不可能です。

• Webブラウジング（Chrome、Edge）
• Office作業（Word、Excel、PowerPoint）
• 動画視聴（YouTube、Netflix）
• ビデオ通話（Zoom、Teams）
• 軽い画像編集（Photoshop Elements、Canva）

どちらのCPUを選んでも、サクサク快適に動作します。

負荷の高い作業でわずかに差が出る

次のような重い処理では、135Uがわずかに有利になる可能性があります。

• 4K動画の書き出し（Premiere Pro、DaVinci Resolve）
• 大量の写真のバッチ処理（Lightroom）
• プログラムのコンパイル
• 仮想マシンの実行

ただし、この差も数秒〜数十秒程度であり、体感上はほとんど気にならないレベルです。

バッテリー持ちはほぼ同じ

両者ともTDPは15Wで同じなので、バッテリー持続時間に大きな差はありません。

実際の使用では、搭載モデルのバッテリー容量や画面サイズ、メーカーの電源管理設定によって、バッテリー持ちが大きく変わります。CPUの違いよりも、ノートPC本体の設計の方が重要です。

価格差と選び方

価格の違い

2025年1月時点で、Core Ultra 5搭載ノートPCの価格帯は以下の通りです。

• 125U搭載モデル：8万円〜12万円
• 135U搭載モデル：9万円〜13万円

135U搭載モデルは125U搭載モデルに比べて、5,000円〜10,000円ほど高い傾向があります。

どちらを選ぶべきか？

選び方のポイントをまとめると以下のようになります。

Core Ultra 5 125Uがおすすめな人

• コスパ重視：性能差が微小なので、安い方を選びたい
• 一般的な用途がメイン：Webブラウジング、Office作業、動画視聴など
• 長く使える性能があればOK：最新CPUを安く手に入れたい

Core Ultra 5 135Uがおすすめな人

• 少しでも高性能を求める：0.1 GHzの差でもこだわりたい
• クリエイティブ作業がある：動画編集や画像処理を頻繁にする
• 最上位モデルが欲しい：Core Ultra 5シリーズの中で最高スペックを選びたい

正直なところ、125Uと135Uの性能差は極めて小さいため、価格差が5,000円以上あるなら125Uを選ぶ方がコスパは良いです。

逆に価格差が2,000〜3,000円程度なら、135Uを選んでも損はありません。

他のCPUとの比較

参考までに、Core Ultra 5と他のCPUとの性能も比較してみましょう。

前世代との比較（Core i5-1335U）

Core Ultra 5は前世代のCore i5-1335Uより約10〜15%性能が向上しています。ただし、GPU性能では1335Uの方がわずかに優れています。

AMD Ryzen 5 7530Uとの比較

Core Ultra 5は、同価格帯のRyzen 5 7530UよりもCPU性能とバッテリー持ちで優位です。ただし、GPU性能ではRyzenのRadeon Graphicsの方が強力です。

まとめ：結局どっちを選ぶべき？

Core Ultra 5の125Uと135Uを比較した結果、以下のことが分かりました。

• 性能差はわずか0.6〜2%：体感できるレベルではない
• スペックの違いは最大クロックのみ：0.1 GHzの差だけ
• 日常用途では全く同じ：Webや動画視聴では差を感じない
• 価格差は5,000円〜10,000円：コスパ重視なら125U

筆者の結論

価格差が5,000円以上あるなら、Core Ultra 5 125Uを選ぶべきです。

性能差がほとんどないため、安い方を選んでも後悔することはありません。浮いた予算でメモリを16GBにしたり、ストレージを512GBに増やしたりする方が、体感速度の向上につながります。

逆に、価格差が3,000円以下で「少しでも高性能なモデルが欲しい」という方は、135Uを選んでも良いでしょう。

どちらを選んでも、Core Ultra 5シリーズは省電力で高性能な優れたCPUです。自分の予算と用途に合わせて、納得のいく選択をしてください。

よくある質問

Q1. Core Ultra 5 125Uと135Uの違いは何ですか？

A. 最大ターボクロックが125Uは4.30 GHz、135Uは4.40 GHzで、わずか0.1 GHzの差があります。それ以外のスペックは全く同じです。

Q2. 性能差は体感できますか？

A. 通常の使用では体感できません。ベンチマークでも1〜2%程度の差しかなく、日常作業では全く同じように感じます。

Q3. どちらがコスパが良いですか？

A. 価格差が5,000円以上ある場合は、125Uの方がコスパが良いです。性能差が小さいため、安い方を選んで問題ありません。

Q4. ゲームはできますか？

A. 軽量な2Dゲームやブラウザゲームは快適です。3Dゲームは設定を下げれば一部プレイ可能ですが、本格的なゲームには外付けGPU（eGPU）や専用のゲーミングPCをおすすめします。

Q5. Core i5-1335Uとどっちが良いですか？

A. Core Ultra 5（125U/135U）の方が約10〜15%高性能で、AI処理も強化されています。価格が同じなら、Core Ultra 5を選ぶ方が良いでしょう。