金工職人向けケガキコンパスのおすすめは?開脚範囲・目盛精度・先端形状を比較

金工職人向けケガキコンパスのおすすめは?開脚範囲・目盛精度・先端形状を比較

オフ 投稿者: せせら編集部

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金属板に円や弧をケガくとき、普通の製図コンパスでは先端が滑ったり、開き幅が足りなかったりします。金工職人が使うなら、鋼材へ当てる先端の強さと、必要な円の大きさを先に決めたいところですね。

ケガキコンパスは、商品名の長さだけでは開脚範囲が分かりません。全長100mmでも円直径150mmに対応する商品があり、長さと描ける円の大きさは別の数字です。

目盛精度についても注意が必要です。今回の商品群は目盛りの有無や公差を明記したものが少なく、ノギスのように本体の目盛りだけで寸法を保証する道具ではありません。開脚範囲、先端形状、微調整機構を分けて確認します。

大きさの見方

ケガキコンパスの長さは、脚を閉じた時の本体寸法に近い値です。円直径は描ける円の最大サイズを示すため、同じ150mmでも全長や脚の形は商品ごとに変わります。

たとえばTRUSCO PC-100は全長100mmですが、円直径は150mmです。円の半径にすると75mmなので、先端間の開きはおおむね75mm相当。ただし、これは最大円直径から算出した目安で、実際の開脚幅を保証する数字ではありません。

手のひらサイズの部品や小さな鋼板ならPC-100で足ります。 直径300mmの円まで必要ならPC-200、460mmまで描きたいならPC-300と、作業対象から逆算すると迷いません。

商品全長・サイズ最大円直径先端情報調整機構参考価格
TRUSCO PC-100TRUSCO PC-100100mm150mm仕様欄に記載なし記載なし808円
TRUSCO PC-200TRUSCO PC-200200mm300mm仕様欄に記載なし記載なし1,091円
TRUSCO PC-300TRUSCO PC-300300mm460mm仕様欄に記載なし記載なし1,673円
シンワ 73059シンワ 73059全長約195mm記載なし仕様欄に記載なしスプリング付き2,122円
SK SD-200DSK SD-200D全長250mm記載なし片足先端焼入スプリング付き1,917円
SK BC-200SK BC-200全長250mm約200mm先端焼入マーカーホルダ対応5,216円
SK BC-150SK BC-150全長195mm約150mm先端焼入マーカーホルダ対応3,620円
Hilitand 200mmHilitand 200mm200mm200mm先端焼入ペンホルダー付き2,126円
LEDMOMOLEDMOMO約110mm記載なし両針タイプ中央ホイール1,699円
Uccellino 150mmUccellino 150mm商品名150mm150mm表記仕様欄に記載なしペンホルダー付き2,290円
Uccellino 300mmUccellino 300mm商品名300mm300mm表記仕様欄に記載なしペンホルダー付き3,190円
SSUHHELJSSUHHELJ約110mm記載なし両針・先端調整ねじ中央微調整ねじ575円

価格は2026年9月27日時点の参考価格です。Amazonの販売価格は在庫や時期で変わるため、808円や1,091円を固定価格として見ないでください。定価の目安と実売価格が大きく違う商品もあります。

目盛りの扱い

目盛精度を重視する人ほど、ケガキコンパス本体に細かな目盛りがあると思いがちです。しかし、掲載仕様を見る限り、今回の商品には目盛りの刻み幅や測定公差が示されていません。 寸法を読む道具ではなく、決めた幅を移したり円を描いたりする道具です。

鋼材へ正確な位置を出す場合は、ノギスや定規で脚先の間隔を合わせてから、捨て板で一度円を描きます。コンパスの脚が開く角度によって見た目の幅が変わるため、机上の数値だけでなく、実際の線が目的の位置へ来るかを確認した方が確実でしょう。

微調整ねじが付くLEDMOMOやSSUHHELJは、両針の間隔を細かく動かしたい場面に向きます。 ただし、ミリ単位の微調整機構があっても、製品の精度を示す公差とは別の話です。精度を数値で保証する商品としては扱えません。

先端形状の差

金属へ線を付けるなら、先端の情報は見逃せません。SK SD-200D、BC-150、BC-200は先端焼入れの記載があり、硬い材料へ当てる用途を想定しやすい商品です。 特にSD-200Dは一般鋼材や寸法移し取りが用途として明記されています。

BC-150とBC-200は、カラートタンへのケガキや合板等への墨付けに加え、直径6〜7mmのマーカーホルダを取り付けられます。鋼板へ細い針跡を残すより、見やすい墨付けをしたい現場なら便利な構成です。最大円直径はBC-150が約150mm、BC-200が約200mmです。

LEDMOMOとSSUHHELJは両脚が針の両針タイプです。片側を中心に固定して鉛筆線を描く一般的なコンパスとは役割が違い、寸法の移し取りや等分、距離の比較に使えます。 円を描く道具として買うなら、ペンやマーカーを持てる商品と区別してください。

Hilitand 200mmは先端焼入れとペンホルダーの両方が記載された200mm品です。Uccellinoもペンホルダー付きですが、150mm品は商品名が150mmである一方、サイズ欄に300mmの表記があります。寸法が重要な作業では、販売ページの現物表記を確認してから注文したい商品です。

条件別の結論

  • 直径150mmまでの円を安くケガく場合は、TRUSCO PC-100がおすすめです。808円の参考価格で、全長100mm、円直径150mmに収まります
  • 一般鋼材へのケガキと寸法移し取りが中心の場合は、先端焼入れを明記した新潟精機 SK SD-200Dがおすすめです
  • マーカーホルダを使って直径150mmの墨付けをする場合はSK BC-150、直径200mmまで必要な場合はSK BC-200がおすすめです
  • 直径300mmの円ならTRUSCO PC-200、直径460mmまで必要ならTRUSCO PC-300がおすすめです
  • 両針で寸法を移したり等分したりする場合は、微調整ねじ付きのSSUHHELJ、または中央ホイール付きのLEDMOMOがおすすめです
  • ペンホルダー付きで200mm級を使う場合はHilitand 200mmがおすすめです。Uccellino 150mmはサイズ表記を確認してから注文してください

ケガキコンパスの目盛精度は、商品名や価格だけでは判断できません。目盛りの公差が必要な仕事ならノギスを併用し、コンパスには線を移す役割を持たせます。円の大きさ、先端焼入れの有無、針かマーカーかを決めると、購入する型番がかなり絞れます。

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