
RP3608DAとRP3608DBの違い|乾湿両用・無線連動・ホースを比較
RP3608DAとRP3608DBは型番が一文字違うため機能の差をつかみにくく、販売ページでは末尾に「(L)」が付く現行品と旧型が並ぶこともあります。
水や濡れたゴミも吸いたいならDA(L)、対応する丸ノコやサンダーのスイッチに合わせて集じん機を動かしたいならDB(L)がおすすめですが、見た目がよく似ていても想定されている使い道は異なります。
吸水の可否、工具との連動、ホースの太さと長さが、DA(L)とDB(L)を分ける主な違いです。
目次
吸水はDA(L)、工具連動はDB(L)
水や濡れたゴミまで吸うならRP3608DA(L)、丸ノコやサンダーのスイッチに合わせて集じん機を動かすならRP3608DB(L)で、DB(L)は床用吸口が付いていても乾式なので液体は吸えません。
| 比較 | RP3608DA(L)(NN) | RP3608DB(L)(NN) |
|---|---|---|
| 乾湿 | 乾湿両用 | 粉じん用・乾式 |
| 水を吸えるか | 吸える | 吸えない |
| 工具との連動 | なし | Bluetooth連動あり |
| 標準ホース | 内径38mm×1.5m | 内径28mm×5m、ホースカバー付き |
| フィルタ | 布フィルタ | 新トリプルフィルタ |
| 吸込仕事率 | 300W | 220W |
| 容量 | 集じん8L、吸水6L | 集じん8L、吸水設定なし |
DA(L)は吸込仕事率300W、DB(L)は220Wですが、この数字だけでDA(L)が上とは言えません。DB(L)は細く長いホース、粉じん用フィルタ、Bluetooth連動を組み合わせて、工具から出る粉じんを集めます。
作業場の水や濡れた床まで掃除するならDA(L)、工具の始動と同時に吸わせたいならDB(L)がおすすめです。下の2商品はどちらも蓄電池と充電器が付かないNN仕様なので、対応するマルチボルト蓄電池と充電器をすでに持っている人向けです。


乾湿両用と粉じん用の違い
DA(L)は、水や濡れたゴミまで吸える乾湿両用で、タンクには乾いたゴミ8L、水6Lまで入るため、作業場の水たまりや濡れた床の掃除にも使えます。
DB(L)には床用吸口とすき間用吸口が付いていますが、メーカーの区分は「粉じん用・乾式」であり、液体を吸う使い方には対応していません。
「粉じん用」は石綿などの有害粉じんに対応するという意味ではなく、HiKOKIの製品ページにも有害粉じん向けの認証や粉じんクラスは示されていないため、その用途では使わないでください。
無線連動を使えるのはDB(L)
DB(L)は、対応するBluetooth工具、またはBluetooth付き蓄電池を装着した対象工具とペアリングでき、工具のスイッチ操作に合わせて集じん機が運転・停止します。
連動モードのまま約2時間操作がなければDB(L)の電源は自動で切れますが、Bluetooth付き蓄電池を別の工具へ付け替える時は、意図しない始動を防ぐため、先に連動モードをOFFにしてください。
DA(L)もホースを工具へ接続できますが、無線連動機能はないため、工具と集じん機のスイッチをそれぞれ手で操作します。
なお、DB(L)はHiKOKIの電動工具すべてに対応するわけではないので、使う工具の型番と蓄電池の組み合わせが対応表に載っているか、購入前に確認してください。
38mmと28mmホースの使い分け
DA(L)のホースは内径38mm×1.5mの一般清掃用で、床のごみや水を吸う時に本体の近くで掃除する使い方に向きます。
DB(L)は内径28mm×5mの細く長いホースで、ホースカバーも付くため、丸ノコやサンダーを動かしながら粉じんを回収する使い方に向きます。
| 比較 | DA(L) | DB(L) |
|---|---|---|
| 標準ホース | 内径38mm×1.5m | 内径28mm×5m、ホースカバー付き |
| 主な用途 | 床清掃、吸水 | 工具の粉じん回収 |
| 主な接続部品 | ジョイントA・B・C、D38アダプタ38mm用・26mm用 | ジョイントH・B、D25アダプタM26用・M38用 |
ホースの内径が同じでも、工具側の集じん口の形や接続部品が合わなければ取り付けできません。使う工具の型番から、必要なジョイントとD25・D38アダプタまで確認してください。
関連記事:
・丸ノコと集塵機の接続|ホース径と集塵アダプターの選び方
・サンダーと集塵機の接続|ホース径と変換アダプターの選び方
布フィルタとトリプルフィルタの違い
DA(L)には乾いたゴミと液体の両方に対応する布フィルタが使われ、乾湿両用に合わせた構成なのに対し、DB(L)には粉じん用フィルタとプレフィルタを組み合わせた新トリプルフィルタが使われ、丸ノコやサンダーから出る乾いた粉じんの回収に向きます。
メーカーの「吸込持続力34%向上」は、旧RP80YD用トリプルフィルタと新型を比べた数字であり、DA(L)との比較ではないため、DB(L)がDA(L)より34%長く吸える、またはどの用途でも高性能という意味ではありません。
NN・2WPZと旧型を見分ける
現行品の正式な表記はRP3608DA(L)・RP3608DB(L)の後ろに「(NN)」または「(2WPZ)」が付き、NNは蓄電池と充電器が付かないため、対応するマルチボルト蓄電池をすでに持っている人向けです。
2WPZにはBSL36B18Xが2個、急速充電器UC18YDL2、ツールボックスが付属するため、電池付きセットを買う時は、商品名と型番欄が正式な「2WPZ」になっているか確認してください。
| 表記 | 主な付属内容 | 購入前の確認 |
|---|---|---|
| NN | 蓄電池・充電器は別売 | 対応するマルチボルト蓄電池と充電器を持っているか |
| 2WPZ | BSL36B18X×2、UC18YDL2、ツールボックス | 現行の(L)表記と2WPZが商品名・型番欄にあるか |
| 旧2WP(Lなし) | 旧型のセット品 | 現行2WPZとは別。取扱説明書も現行(L)と別 |
Amazonには「(L)」のないRP3608DA(2WP)など、旧型の在庫が残ることがありますが、旧型は現行のDA(L)・DB(L)と取扱説明書が別なので、画像だけで決めず、「(L)」「NN」「2WPZ」まで文字で照合してください。
対応する蓄電池と充電器をまだ持っていないなら、下の2WPZが必要なものをまとめたセットです。吸水が必要ならDA(L)、工具の無線連動が必要ならDB(L)がおすすめです。


使い方別にどちらを買うか
水や濡れたゴミまで処理するならDA(L)がおすすめです。液体を吸う可能性が少しでもあるなら、乾式のDB(L)は選ばないでください。
対応するBluetooth工具との粉じん集じんが中心ならDB(L)がおすすめです。細い5mホースが工具の動きに付いてくるので、本体を頻繁に移動せず作業できます。
| 使い方 | 購入する機種 | 理由 |
|---|---|---|
| 水、濡れたゴミ、濡れた床の掃除 | DA(L) | 乾湿両用で吸水容量6L |
| 太く短いホースで床清掃と吸水 | DA(L) | 内径38mm×1.5mの一般清掃用ホース |
| Bluetooth対応工具と粉じん集じん | DB(L) | 工具のON・OFFに合わせて運転・停止 |
| 細く長いホースで工具を動かす | DB(L) | 内径28mm×5m、ホースカバー付き |
| 液体を吸う可能性がある | DA(L) | DB(L)は乾式で液体を吸えない |
乾いた床の掃除だけなら、どちらも付属の床用吸口を使えます。ただし、あとで水を吸う可能性があるならDA(L)、工具の無線連動と5mホースが必要ならDB(L)がおすすめです。
まとめ:吸水はDA(L)、工具連動はDB(L)
国内の現行品はRP3608DA(L)とRP3608DB(L)で、水や濡れたゴミまで吸うなら、吸水容量6Lと内径38mm×1.5mホースを備えた乾湿両用のDA(L)がおすすめです。一方、乾いた粉じんを対応工具から集めるなら、Bluetooth無線連動と内径28mm×5mホースを備えたDB(L)がおすすめです。
対応する蓄電池と充電器を持っているならNN、持っていないならBSL36B18Xが2個、UC18YDL2、ツールボックスが付く2WPZです。購入前は商品名に「(L)」があり、手持ち電池に合わせた「NN」または「2WPZ」まで一致しているか確認してください。
RP3608DA(L)・DB(L)のよくある質問
RP3608DA(L)とRP3608DB(L)はどちらも水を吸えますか?
水を吸えるのはRP3608DA(L)だけです。DA(L)の吸水容量は6Lです。RP3608DB(L)は床用吸口が付属しますが、粉じん用・乾式なので液体を吸わないでください。
RP3608DA(L)・DB(L)は蓄電池1個でも運転できますか?
どちらも残量表示付きマルチボルト蓄電池1個で運転できます。ただし、メーカーの連続使用時間の目安であるeco約120分、標準約52分、ターボ約14分は、BSL36B18を2個使った場合の数値です。NNは蓄電池と充電器が別売で、2WPZにはBSL36B18Xが2個と急速充電器UC18YDL2が付属します。
Bluetooth非対応の工具でもRP3608DB(L)を接続できますか?
Bluetooth非対応の工具でも、集じん口とジョイント・アダプタが合えばホースを接続できます。ただし、工具のON・OFFに合わせた無線連動は使えないため、RP3608DB(L)本体のスイッチを手で操作してください。工具の型番ごとに、必要なジョイントとD25・D38アダプタを購入前に確認してください。
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