xTool P2SとP3の違い|出力55W・80W、加工範囲・設置条件を比較

xTool P2SとP3の違い|出力55W・80W、加工範囲・設置条件を比較

オフ 投稿者: せせら編集部

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xTool P2SとP3は、木材やアクリルを切断・彫刻するレーザー加工機です。似ていますが、必要な場所と予算は大きく違います。

小物を少量作るならP2S、大判作品や量産ならP3です。ただ、作品の大きさだけでは決められません。

迷った時は、出力、加工範囲、搬入、電源、ソフト、追加費用の順で比べると、制作環境に必要な機種を絞れます。

xTool P2SとP3比較

P2Sは600×305mm以内の作品を少量作る人に向きます。出力は55Wで、本体は45kgあります。

P3なら600mmを超える作品を作り、小物も多く並べられます。80Wで、加工面積は約2.29倍です。

比較項目xTool P2SxTool P3
向く人600×305mm以内の作品や少量制作大判作品や同じ小物の量産
出力55W80W
加工範囲600×305mm915×458mm
最大速度600mm/秒1200mm/秒
バスウッド(シナノキ系の軽い木材)の1パス最大値18mm20mm
アクリルの1パス最大値20mm25mm
本体サイズ幅1000×奥行639×高さ268mm幅1250×奥行780〜808×高さ496mm
本体重量45kg105kg
主な強み初期費用と設置場所を抑えやすい大判・厚材・量産に強い
購入前の確認作品寸法と追加部品広い設置場所と導入総額

切断厚はxToolの調整条件での最大値です。Amazonの商品ページには、現在の価格と在庫が表示されます。

xTool P2Sの小物加工

透明アクリルや木材の小物を少量作るなら、P2Sで十分です。P3の広さを使わないなら、差額を払う必要はありません。

公式の1パス最大値は、バスウッド18mm、アクリル20mmです。ただし、12mmを超える合板は推奨されていません。

本体45kgの搬入は複数人で行ってください。背の高い箱や長い材料には、P2S専用の追加部品が必要です。

xTool P3の大判・量産

600mmを超える看板や、小物を一度に多く作るならP3がおすすめです。加工範囲は915×458mmあります。

80Wに加え、材料の高さを測って台を動かす自動昇降が強みです。手動設定なら高さ220mmまで扱えます。

P2S用のライザーとコンベヤーは流用できません。P3の周辺機器まで買い直しても、量産で費用を回収できる人向けです。

xTool P2S・P3出力

P3の80Wは、P2Sの55Wより約45.5%高い出力です。薄い板の彫刻や小物の少量制作なら55Wで足ります。

公式の1パス最大値は、バスウッドが18mmと20mm、アクリルが20mmと25mmです。P3の差は2mmと5mmです。

最大値はxToolが調整した材料と設定での結果です。樹種、接着剤、含水率、レンズ、排煙で変わります。

20mmを超えるアクリルではP3の25mm上限が必要です。速度は1200mm/秒でも、加工時間が必ず半分にはなりません。

xTool P2S・P3加工

P2Sの加工範囲は600×305mm、P3は915×458mmです。P3の面積は約2.29倍です。

P3なら600mmを超える看板を作り、小物を一度に多く並べられます。作品の形や間隔で実際の個数は変わります。

915mmを超える材料にはP3用コンベヤーが必要です。標準キットは幅610×長さ1500mmまでで、前後の空間も使います。

xTool P2S・P3設置

本体の外寸に加え、蓋、排気ホース、手元作業の空間が必要です。

設置項目xTool P2SxTool P3
本体サイズ・重量1000×639×268mm・45kg1250×780〜808×496mm・105kg
最大入力700W1400Wと1700Wの公式表記あり
電源100〜120V接地付き3ピン環境を推奨
排煙内蔵ファンと排気パイプ付属の外付け排煙ファン。室内ろ過はAP2 Max
動作温度5〜35℃、推奨10〜30℃10〜30℃、湿度90%未満
安全区分高出力レーザーを直接扱う区分(クラス4)本体単独は筐体内運転(クラス1)、コンベヤー時はクラス4
消火機構Fire Safety Setは別売り内蔵。炭酸ガス(CO2)シリンダーは日本向けに付属しない

P3は梱包時152kgです。階段搬入は配送会社への相談が必要で、プラスチック製の台は使えません。

P3の最大入力は資料で1400Wと1700Wに分かれます。3ピン接地、ブレーカー容量、延長コードの可否を確認してください。

加工中はどちらからも離れず、可燃物と切りくずを残さないでください。P3の消火機構にもCO2シリンダーが必要です。

xToolP2S/P3ソフト

xTool Studioは、加工データの作成と本体操作に使う専用ソフトです。P2SとP3の両方で使えます。

P3はWindowsまたはMacのパソコン版だけに対応します。他社製ソフトLightBurn、スマホ版、iPad版は使えません。

P2SはLightBurnや旧操作ソフト(XCS)が使えない場合があります。本体更新前に、最新の対応状況を確認する必要があります。

対応OSはWindows 10かmacOS 11以降です。メモリは最低8GB、推奨16GBで、対応パソコンの費用も必要です。

xTool P2S・P3費用

2026年7月24日時点の価格は販売先ごとに異なります。実際の支払額は、注文時の商品ページに表示されます。

販売先xTool P2SxTool P3確認事項
xTool Japan商品ページ569,100円1,032,786円P2Sは別の公式比較ページで512,190円
Amazon669,100円1,032,786円両機とも納期・在庫の確認が必要

本体以外では、設置設備と用途別の追加品にも費用がかかります。主な費用は次の通りです。

追加項目必要になる条件xTool P2SxTool P3
室内の空気清浄屋外排気が難しいAP2・156,800円AP2 Max・409,730円
長い材料標準範囲を超えるP2S専用品・価格確認コンベヤー98,210円、追加レール24,430円
背の高い物標準高さを超えるライザー・Amazon 88,708円自動昇降を標準搭載
円筒加工ボトルなどを加工するRA2 Pro・Amazon 43,600円RA3のP3/F2用・57,220円
消火消火機構を整えるFire Safety Set・価格確認CO2シリンダー・価格確認
設置工事作業環境による作業台、排気ダクト耐荷重台、搬入、電源工事、排気ダクト

P2SからP3へ替える時は、ライザーとコンベヤーを買い直します。作業台、搬入、電源工事も導入総額に加わります。

xTool Q&A

xTool P3で金属切断?

切れません。P3の標準80W CO2レーザーは、金属板を切断する機械ではありません。

別売りの5W赤外線モジュールは、金属への彫刻・マーキング用です。金属切断が主目的なら、P2SとP3のどちらも購入対象から外してください。

xTool P3でRA2?

RA2 ProはP3でも使えます。ただし、自動フォーカスはP3用RA3の機能で、RA2 Proでは使えません。

手元のRA2 Proで円筒加工を続けられます。自動フォーカスが必要なら、P3用RA3の購入費を加えてください。

xToolレーザー管寿命は?

公式目安はP2Sが6,000〜8,000時間、P3が約10,000時間です。P3の方が長い目安ですが、使用出力や冷却状態で交換時期は変わります。

毎日の稼働時間から交換時期を見積もり、保証範囲と交換費用を購入前に確認してください。

xTool P2SとP3結論

600×305mm以内の小物を少量作るなら、xTool P2Sがおすすめです。55Wで、初期費用と設置場所を抑えられます。

600mmを超える作品や量産へ広げる予定があるなら、最初からxTool P3にすると追加部品の買い直しを減らせます。

xTool P2S 55W CO2 レーザーカッター
xTool P2S 55W CO2 レーザーカッター

600mmを超える作品や量産には、xTool P3がおすすめです。80Wと915×458mmの加工範囲を使えます。

P3は、搬入・電源・排煙の条件を満たせる工房向けです。周辺機器を含む総額まで用意できることが購入条件です。

xTool P3 80W CO2 レーザーカッター
xTool P3 80W CO2 レーザーカッター

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