
SUZUKID APC-15Eで鉄板を切断|切断能力と必要なものを解説
鉄板を自由な形に切りたいと思っても、グラインダーでは曲線や中抜きに手間がかかり、どの機械がよいか迷いますよね。
APC-15Eは100Vで動きます。ただし、15Aコンセントで切れる軟鋼は厚さ1.6mmまでなんです。
厚い鉄板を切るには、専用電源や上位機に加えて、別売りのコンプレッサーも必要になります。
この記事では、APC-15Eの切断能力や必要なもの、条件別の購入候補をまとめました。
条件別の早見表
| 条件 | おすすめ商品 | 決め手 | 不向きな条件 |
|---|---|---|---|
| 100V・15Aで軟鋼1.6mmまで | SUZUKID エスパーダ15トゥット APC-15E | 本体質量が約7kg | 軟鋼3.2mmを超える切断 |
| 100V専用回路があり始動性を重視 | SUZUKID エスパーダ15フォルテ APC-15S | 母材に触れずに始動 | 薄板を時々切るだけの用途 |
| 200Vで厚さ10mmまでの鉄板 | SUZUKID エスパーダ40 APC-40 | 200V時の出力が40A | 100V・15Aだけの環境 |
| 付属品の多さを重視 | ANDELI CUT-50DS | 初期消耗品が付属 | 必要な空気量が不明な環境 |
薄板ならAPC-15E
100V・15Aの環境では、APC-15Eで切れる軟鋼は厚さ1.6mmまでとなります。
本体質量は約7kgで、薄板の短い直線や曲線、中抜きに使える機種です。
始動時は先端を母材に触れさせます。塗装やさびがある材料なら、APC-15Sがおすすめです。
別売りのコンプレッサーには、0.4MPaで毎分100L以上の空気供給が求められます。
始動性ならAPC-15S
APC-15Sは、母材に先端を触れずに始動します。中抜きや塗装板を切る人におすすめです。
100V・23Aでは、厚さ4.0mmの軟鋼、3.0mmのステンレス、2.0mmのアルミまで切れます。
誤操作を抑える安全カバーに加えて、電力を効率よく使う機能も備わっています。
必要な空気供給は0.45MPaで毎分50L以上。接触式より始動しやすい機種を求める人向けでしょう。

厚板ならAPC-40
APC-40は100Vと200Vの両方で使えます。200Vなら厚さ10mmの鉄まで切断可能です。
ステンレスの最大切断板厚は9mm。定格使用率は100Vで100%、200Vで60%となります。
本体質量は16kgです。必要な空気圧は、100Vで0.2~0.3MPa、200Vで0.4~0.5MPaとなります。
100V・15Aで薄板を時々切るには重いため、200Vで厚板を扱う人におすすめです。

付属品ならANDELI
CUT-50DSは100Vと200Vの両方で使え、非接触始動と空気圧調整器を備えています。
切断トーチやアース線、空気ホースのほか、電極とチップも2個ずつ付属する構成です。
最大切断板厚20mmは200Vでの販売情報で、日本の100Vにおける実用切断厚は公表されていません。
必要な空気量と交換部品の供給も不明です。コンプレッサーを同時に選ぶ人にはおすすめできません。

主要仕様を比較
| 比較項目 | SUZUKID エスパーダ15トゥット APC-15E | SUZUKID エスパーダ15フォルテ APC-15S | SUZUKID エスパーダ40 APC-40 | ANDELI CUT-50DS |
|---|---|---|---|---|
| 入力電圧 | 100V | 100V | 100V・200V | 100V・200V |
| 15A時の軟鋼切断板厚 | 1.6mm | 公表なし | 3.2mm | 公表なし |
| 最大切断板厚 | 鉄3.2mm | 鉄4.0mm | 鉄10mm | 20mm・200V時 |
| 始動方式 | 接触式 | 非接触式 | 非接触式 | 非接触式 |
| 定格使用率 | 40% | 40% | 100V時100% | 公表なし |
| 200V時の定格使用率 | 非対応 | 非対応 | 60% | 公表なし |
| 本体質量 | 約7.0kg | 8.3kg | 16kg | 公表なし |
| 必要な空気圧 | 0.3~0.4MPa | 0.35~0.45MPa | 0.2~0.5MPa | 公表なし |
| 必要な空気量 | 毎分100L以上 | 毎分50L以上 | 公表なし | 公表なし |
| 空気圧調整器 | 付属 | 非付属 | 非付属 | 付属 |
| 予備電極 | 付属 | 1個付属 | 1個付属 | 2個付属 |
| 予備チップ | 付属 | 1個付属 | 1個付属 | 2個付属 |
| 空気ホース | 非付属 | 非付属 | 非付属 | 3m付属 |
APC-15Eの必要品
- 0.4MPaで毎分100L以上を供給できるコンプレッサー
- 本体の接続口に合う空気ホースとカプラ
- 接地できる100V電源
- 顔を守る遮光面
- 目を守る保護メガネ
- 熱から手を守る革手袋
- 火花に強い難燃性の長袖
- 足を守る安全靴
- 金属の煙を排出する換気設備
- 金属の粉じんに対応する防じんマスク
- 火花を受けるスパッタシート
- ガレージ内に置ける消火器
- 材料を載せる不燃性作業台
- 材料を固定するクランプ
- 切断面を整えるグラインダーか金属用ヤスリ
本体には空気圧調整器、電極、チップが付属しています。新品購入時に追加で買う必要はありません。
厚さ3.2mmの軟鋼を切るには、100V・25Aの専用回路が必要です。回路の新設は電気工事士に依頼します。
密閉したガレージや可燃物の近くでは使えません。換気と火災対策も購入条件に含まれるためです。
専用消耗品の対応表
| 交換対象 | 購入商品 | 対応機種 | 入り数 | 交換判断 |
|---|---|---|---|---|
| 電極 | SUZUKID APC-15E用 電極 P-782 | APC-15E | 5個 | 電極が減少したとき |
| チップ | SUZUKID APC-15E用 チップ P-783 | APC-15E | 5個 | 先端穴が変形したとき |
| シールドカップ | SUZUKID APC-15E用 シールドカップ P-784 | APC-15E | 1個 | ひびが入ったとき |
| ディストリビューター | SUZUKID APC-15E用 ディストリビューター P-785 | APC-15E | 1個 | 破損したとき |
| 空気圧調整器 | SUZUKID エアーレギュレーター P-775 | APC-15E・APC-15S | 1個 | 付属品を紛失したとき |
購入前のQ&A
発電機でAPC-15Eを動かせますか?
APC-15Eには、定格入力容量2.5kVAの1.5倍に当たる、3.75kVA以上のインバーター発電機が必要です。
3.75kVA未満の発電機しか用意できないなら、家庭用コンセントで使える範囲に限るか、購入を見送ることになります。
購入結論
- 家庭用コンセントで薄板を加工するなら、SUZUKID エスパーダ15トゥット APC-15Eがおすすめ
- 中抜きの始動しやすさを求めるなら、SUZUKID エスパーダ15フォルテ APC-15Sがおすすめ
- 200V電源で厚板を継続して扱うなら、SUZUKID エスパーダ40 APC-40がおすすめ
- ANDELI CUT-50DSは必要な空気量が不明なため、コンプレッサーを同時に買う人にはすすめられない

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