
テレビ音声を複数イヤホンで聞く方法|Auracast対応トランスミッターの選び方
こんにちは、せせらです。
テレビの音を家族それぞれのイヤホンで聞けたら便利ですよね。夜中に音を出しにくい時もありますし、親だけ音量を上げたい時、夫婦で別々の音量にしたい時もあります。
Auracast対応トランスミッターは、そういうテレビ音声の共有に向いた新しい選択肢です。ただ、送信機だけでは完結しません。今回は、テレビ音声を複数イヤホンや補聴器で聞くために、端子、受信側、技適、遅延まで含めて解説していきます。
複数イヤホンに必要な3条件
テレビ音声を複数イヤホンで聞くには、まず3つ確認します。テレビから音を取り出せること、イヤホンや補聴器がAuracastを受けられること、日本国内で使う無線機器として確認できることです。
Auracast対応トランスミッターだけ買っても、受信側が通常BluetoothだけならAuracastの音声は受けられません。 ここが通常のBluetooth送信機と混ざりやすいところです。
Bluetooth SIGは、Auracastを1つの送信元から複数の受信機へ音声を届ける仕組みとして説明しています。ただし、家庭のテレビで使う場合は、テレビ側の音声出力と受信側の対応を先にそろえる必要があります。
まず確認することの早見表
| 確認すること | 確認する場所 | 合わない時に起きること |
|---|---|---|
| テレビの音声出力 | 背面端子、取扱説明書、設定画面 | 送信機へテレビ音声を入れられない |
| 受信側のAuracast対応 | イヤホン、ヘッドホン、補聴器の公式仕様 | 送信しても音を受けられない |
| 通常Bluetoothとの違い | 送信機の同時接続台数と対応方式 | 1〜2台接続の話と混ざる |
| テレビスピーカー併用 | テレビの音声出力設定 | 家族側の聞こえ方が変わる |
| 技適と国内仕様 | 本体、説明書、認証番号、販売元情報 | 日本国内で使う確認が残る |
テレビ端子で送信機が変わる
テレビ用トランスミッターは、テレビの音声をどこから取るかで合う製品が変わります。古いテレビなら光デジタルやイヤホン端子、新しめの環境ならHDMI ARC、外部機器を含めるならサウンドバーとの兼ね合いも出ます。
USB端子があるテレビでも、そこが音声入力として使えるとは限りません。テレビ側のUSBは給電だけのことも多いので、USB-C送信機をテレビ用として見る時は注意が必要です。
光デジタルとAUXは対応品が多い
光デジタル出力や3.5mm AUXがあるテレビなら、テレビ用Auracastトランスミッターを合わせやすいです。Audikast 4はこの条件に近く、光デジタルとAUXでテレビ音声を受けるタイプです。
このタイプは、テレビの背面に光デジタル出力がある家庭や、イヤホン端子から音を取れる家庭に向きます。ただし、イヤホン端子に挿すとテレビ本体のスピーカーが消える機種もあります。家族がテレビスピーカーでも聞くなら、テレビ側の同時出力設定まで確認します。

HDMI ARCは国内仕様まで確認
HDMI ARCまで使いたい場合は、対応する送信機が限られます。Sennheiser BTA1は、公式情報でAuracast対応のテレビ用送信機として紹介されており、HDMIや光、アナログ系の接続に触れられています。
ただ、ここは国内仕様と技適確認を通してから判断したいところです。海外情報だけで見つかる製品や、日本向け型番がはっきりしない製品は、テレビ用途として魅力があっても本文では断定しません。
USB-C送信機はテレビ用とは限らない
Creative BT-W6やUGREEN、MoerLinkのようなUSB-C系送信機は、PC、ゲーム機、スマホの音声を飛ばす用途に近いものがあります。AuracastやLE Audioに関係していても、テレビの光デジタルやHDMI ARCから音を取る機器とは役割が違います。
テレビで使うなら、USB-Cという文字だけで判断せず、テレビ音声を入力できる端子があるかを確認します。給電用USBだけの機器だと、テレビ音声そのものは送れません。
| 自宅の条件 | 本文で扱う商品 | 確認すること |
|---|---|---|
| 光デジタルまたはAUXでテレビ音声を出せる | Audikast 4 | テレビ端子、受信側Auracast対応、技適表示 |
| HDMI ARCも含めて接続したい | Sennheiser BTA1 | 国内仕様、技適、テレビ側のARC設定 |
| 補聴器でテレビ音声を聞きたい | Audikast 4HA、TV hearMore、ReSound TV Streamer+ | 補聴器の対応機種、販売店確認、設定方法 |
| 同軸やRCAなど古い端子が必要 | eppfun系トランスミッター | 技適、型番、日本向け仕様 |
受信側もAuracast対応が必要
ここは本当に大事です。Auracastは、送信機だけで複数イヤホン化する仕組みではありません。イヤホン、ヘッドホン、補聴器の側もAuracastを受けられる必要があります。
従来Bluetoothイヤホンは、通常のペアリングで音を受ける前提です。Auracastの音声放送を探して参加する仕組みとは違うため、手元のイヤホンがそのまま使えるとは限りません。
通常Bluetoothイヤホンだけでは受けられない
通常Bluetooth送信機は、送信機とイヤホンを1対1、または製品によっては2台までつなぐ形が多いです。一方でAuracastは、対応する受信機が放送を受ける仕組みです。
つまり、従来Bluetoothイヤホンを2台つなぎたいだけなら、Auracastではなく通常Bluetooth送信機で足りる場合があります。3人以上、今後の受信機追加、補聴器まで含めるならAuracast側の確認が必要です。
家族で使うなら参加操作も確認
家族で使う場合は、接続できるかだけでなく、毎回の操作も大事です。放送を探す、参加する、パスワードを入れる、音量を別々に調整するなど、製品によって手順が変わります。
高齢の親が毎日使うなら、スマホアプリが毎回必要か、本体だけで済むか、電源を入れ直した時に戻りやすいかまで確認します。ここが複雑だと、結局テレビ本体の音量を上げる生活に戻りがちです。
2台までなら通常Bluetoothも比較対象
Auracastは複数人向けの可能性がありますが、すべての家庭で最初から必要とは限りません。1人だけ、または夫婦2人だけなら、通常Bluetooth送信機で目的に届く場面もあります。
ただし、通常Bluetooth送信機は接続台数、ペアリング、遅延差が製品ごとに変わります。2台同時対応と書かれていても、片方だけ遅れる、再接続が面倒、テレビスピーカーとの併用が合わないなどの確認は残ります。
1〜2台接続は従来型でも足りる場合
1人で夜中にテレビを見るだけなら、テレビ用ワイヤレスヘッドホンや通常Bluetooth送信機でも足りる場合があります。2人で聞く場合も、2台同時接続対応の製品なら候補に入ります。
ただ、この記事では通常Bluetooth送信機を中心にはしません。テーマは、テレビ音声を複数のAuracast対応イヤホンや補聴器へ送る方法です。従来型は比較対象として扱います。
3人以上や補聴器はAuracast向き
3人以上で同じテレビ音声を聞きたい場合や、補聴器ユーザーを含む場合は、Auracastの考え方が合いやすくなります。受信側が対応していれば、家族ごとに音量を調整できる余地もあります。
ただし、実際の接続可否は受信機側の仕様に左右されます。イヤホン、補聴器、送信機の組み合わせを公式仕様で確認してから進めます。
スピーカー併用はテレビ側で決まる
家庭では、イヤホンだけに音を出したいとは限りません。親は補聴器で聞き、家族はテレビスピーカーで聞く。夜中はイヤホンだけ、昼間はスピーカーも鳴らす。こういう使い分けが出てきます。
テレビスピーカーやサウンドバーとの併用は、送信機だけで決まらず、テレビ側の音声出力設定で変わります。 同じ送信機でも、テレビの機種が変わると結果が変わることがあります。
テレビスピーカーも鳴らす家庭
テレビスピーカーも同時に鳴らしたい場合は、テレビ側に同時出力の設定があるかを確認します。光デジタル出力とスピーカーを同時に出せる機種もあれば、イヤホン端子に挿すと本体スピーカーが消える機種もあります。
親だけが音を大きくしたい家庭では、ここが特に重要です。補聴器やイヤホン側だけで聞けても、家族側のテレビ音声が消えると使い方が変わります。
サウンドバー利用中は端子がぶつかる
サウンドバーを使っている家庭では、HDMI ARCや光デジタル出力をすでにサウンドバーが使っていることがあります。その場合、トランスミッターをどこにつなぐかが問題になります。
HDMI ARC対応の送信機や、光デジタルの分配、テレビ側の別出力など、家庭の構成によって確認する場所が変わります。ここは製品だけで決めず、テレビ、サウンドバー、送信機の端子を並べて確認します。
補聴器用途はメーカー確認が前提
補聴器でテレビ音声を直接聞きたい場合、通常のイヤホンより確認項目が増えます。Auracast対応と書かれた補聴器でも、送信機との組み合わせ、ファームウェア、設定アプリ、販売店側の調整が関係することがあります。
Audikast 4HA、TV hearMore、ReSound TV Streamer+のように補聴器文脈で出てくる製品はあります。ただ、この記事では補聴器そのものの推奨には寄せません。補聴器は医療・専門店の相談領域に近いためです。
補聴器は対応機種が限られる
補聴器は、メーカーやシリーズによって対応状況が変わります。送信機側がAuracast対応でも、補聴器側が対応していないとテレビ音声は受けられません。
購入前には、補聴器の型番、アプリ対応、販売店での設定可否を確認します。すでに補聴器を使っているなら、先に補聴器店やメーカー窓口へ確認した方が話が早いです。
毎日使うなら操作の少なさも大事
親が毎日テレビを見るなら、接続できるだけでは足りません。テレビをつけた後に毎回スマホ操作が必要なのか、音量を補聴器側で変えられるのか、家族が手伝わなくても戻せるのかが大事です。
設定が複雑な機器は、最初は使えても続かないことがあります。補聴器用途では、商品スペックよりも、販売店での設定サポートと日常操作まで含めて確認します。
映像とのズレは用途で差が出る
テレビ用途では、音質より先に映像とのズレが気になることがあります。ニュースやドラマでは口元と声のズレが目立ちますし、ゲームでは操作と音のズレがストレスになります。
低遅延をうたう送信機でも、テレビ側の処理、入力端子、受信側イヤホンの処理で変わります。送信機だけで完全に決まる話ではありません。
会話中心は口元のズレが気になる
ニュース、ドラマ、バラエティのように人の会話が中心の番組では、少しの遅延でも口元と声の違和感が出やすいです。家族がテレビスピーカーで聞いている時に、イヤホン側だけ遅れると余計に気になります。
会話番組が多い家庭では、送信機の遅延仕様だけでなく、テレビ側に音声遅延補正があるか、受信機側の遅延がどの程度かを確認します。
ゲームや映画は低遅延仕様も確認
ゲームや映画では、低遅延仕様の確認がさらに重要です。Sennheiser BTA1のように低遅延や動画視聴用途をうたう製品はありますが、国内仕様と受信側の組み合わせを確認してから判断します。
別々のイヤホンを家族で使う場合、受信機ごとの遅延差も出ることがあります。同じ番組を同じ部屋で聞くなら、できれば受信側も近い仕様でそろえた方が違和感は減ります。
技適と国内仕様は購入前に確認
Bluetooth送信機は無線機器です。日本国内で使うなら、技適マークや認証番号、国内向け仕様の確認が重要になります。
海外レビューで評判が良い製品でも、日本向けの技適や型番が確認できない場合は慎重に扱います。 安さや端子の多さだけで決めると、あとで確認が残ります。
技適マークと認証番号を確認
技適は、本体、外箱、説明書、電子表示、販売元情報などで確認します。認証番号が分かる場合は、総務省系の資料や検索で型式や周波数などを照合できる場合があります。
販売ページに「技適取得済み」と書かれていても、型番違いや海外版が混じることがあります。公開時点の販売情報だけでなく、届く製品の表示まで確認するのが現実的です。
海外品は国内仕様まで確認
eppfun系のように端子が多く価格も低めの製品は、条件によっては気になります。ただ、技適や日本向け型番が確認できないうちは、この記事の中心には置きません。
特にテレビ用トランスミッターは家で毎日使う機器です。国内仕様がはっきりする製品から確認し、海外品は販売元、型番、技適表示まで確認して判断します。
購入前チェックは端子と受信機から
最後に、購入前の確認を順番に戻します。先に商品名から入ると、端子や受信側の条件が後回しになります。テレビ、受信機、国内仕様の順で確認すると、必要な製品が絞れます。
| 順番 | 確認すること | 見る場所 |
|---|---|---|
| 1 | テレビの音声出力 | 背面端子、説明書、設定画面 |
| 2 | 受信側のAuracast対応 | イヤホン、ヘッドホン、補聴器の公式仕様 |
| 3 | テレビスピーカーやサウンドバーとの併用 | テレビ音声設定、サウンドバーの接続端子 |
| 4 | 遅延と音量調整 | 送信機仕様、受信機仕様、テレビ設定 |
| 5 | 技適と国内仕様 | 本体表示、説明書、販売元情報 |
テレビ背面と説明書で出力を確認
まずテレビの背面を確認します。光デジタル、HDMI ARC、3.5mmイヤホン端子、RCA、同軸など、どの出力があるかで合う送信機が変わります。
説明書も重要です。端子があっても、テレビスピーカーとの同時出力や音声形式に制限がある場合があります。特にサウンドバー利用中の家庭は、今どの端子を使っているかを先に整理します。
イヤホンと補聴器の対応を確認
次に受信側です。使いたいイヤホン、ヘッドホン、補聴器がAuracast対応かを確認します。通常Bluetooth対応だけでは、Auracastの音声放送を受けられない場合があります。
補聴器の場合は、販売店やメーカー確認も入れます。対応機種、設定アプリ、店舗での調整、ファームウェアまで関係することがあります。
最後に国内仕様と型番を確認
最後に、国内仕様と型番です。同じ商品名でも国内向けと海外向けで仕様が違うことがあります。技適マークや認証番号の確認が残る製品は、本文では強くすすめません。
光/AUXのテレビならAudikast 4が本文の中心です。HDMI ARCも含めたい場合はSennheiser BTA1が気になりますが、国内仕様と技適確認が取れる場合に限って検討する位置づけです。
よくある質問
Auracast対応トランスミッターだけ買えば、今のBluetoothイヤホンを複数台つなげますか?
つなげるとは限りません。Auracastの音声を受けるには、イヤホンやヘッドホン側もAuracast対応である必要があります。通常Bluetoothだけのイヤホンは、従来のペアリング用として確認します。
テレビに光デジタル出力があれば、家族2人で別々のイヤホンに音を送れますか?
光デジタル出力があれば、送信機へテレビ音声を入れやすくなります。ただし、2人それぞれの受信機がAuracast対応か、テレビスピーカーも同時に鳴らせるかは別に確認します。
HDMI ARCをサウンドバーで使っている場合、Auracast送信機はどこにつなぎますか?
家庭の接続構成で変わります。HDMI ARCをサウンドバーが使っているなら、光デジタル出力、別の音声出力、ARC対応送信機、分配機器などを確認します。テレビとサウンドバーの説明書を先に見ます。
親だけ補聴器で聞いて、家族はテレビスピーカーで聞けますか?
できる場合もありますが、テレビ側の同時出力設定に左右されます。補聴器側がAuracast対応でも、テレビスピーカーが消える接続だと家族側の聞き方が変わります。
Auracast対応補聴器なら、どのテレビ用送信機でもつながりますか?
どれでも同じとは言えません。補聴器のメーカー、機種、ファームウェア、設定アプリ、販売店での調整が関係します。補聴器用途では、購入前にメーカーや専門店で確認します。
映画やゲームで音ズレが気になる時は、どこを確認しますか?
送信機の低遅延仕様、受信側イヤホンの対応、テレビ側の音声遅延補正を確認します。ゲームでは操作と音のズレが気になりやすいので、送信機だけでなく受信側の仕様も確認します。
海外製のAuracast送信機を日本のテレビで使う時、技適はどう確認しますか?
本体、外箱、説明書、電子表示、販売元情報で技適マークや認証番号を確認します。日本向け型番がはっきりしない製品は、国内利用の確認が残るため慎重に扱います。
まとめ
テレビ音声を複数イヤホンで聞くなら、最初に確認するのは送信機の名前ではありません。テレビの音声出力、受信側のAuracast対応、技適と国内仕様です。
光デジタルやAUXでテレビ音声を出せる家庭なら、Audikast 4のようなテレビ用Auracastトランスミッターが中心になります。HDMI ARCまで含めたい場合はSennheiser BTA1も気になりますが、国内仕様と技適確認が取れる場合に限って検討する形です。
補聴器用途では、商品名だけで決めず、メーカーや専門店で対応機種と設定方法を確認します。テレビ、受信機、国内仕様の順で確認すれば、自宅で使える形まで絞りやすくなります。
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