薄手布がミシンで滑るときの抑え方

薄手布がミシンで滑るときの抑え方

オフ 投稿者: せせら編集部

この記事を書いている人(せせら)

普段は個人事業主のプログラマーとして仕事をしています。
個人で作業効率化サービスを運営し、挑戦を続ける人々を静かに応援しています。

薄手の布をミシンで縫うと、布だけが先へ進んで縫い目が伸び、端が針の下へ吸い込まれて最初からやり直したくなる。

布の端が針の下へ吸い込まれてしまうと、縫い始めのたびに気疲れします。

薄手布の滑り対策

薄手布は送りを短くし、押さえの力と下布の滑りをそろえて縫いましょう。シフォンやブラウス地は、厚地と同じ送りのままだと布だけが先へ進み、縫い目が伸びたり端が針の下へ吸い込まれたりします。

送りを短くし、押さえの力と下に敷く紙の滑りをそろえると、布だけが先へ進む距離が減り、端が針の下へ吸い込まれる負担が小さくなります。押さえが強すぎると布が逃げ、弱すぎると送り歯が布をつかめないので、滑らず送られる力に合わせます。

滑りを抑える手段

薄手布の滑りは、送りの設定、押さえの力、下に敷くもの、針の太さの4つで足ります。押さえ圧を変えられないミシンでは、送りを短くすることと下に紙を敷くことを先に使います。

手段種類向く場面滑りへの働き
送りを短くする縫いの設定シフォンや薄手の織物1針の進みを小さくし、布が先へ滑る量を減らす
押さえの力を弱める縫いの設定押さえ圧を変えられるミシン布を押しつけすぎず、送り歯が布をつかむ力を残す
下に紙を敷く手元の補助端が針穴へ落ちる薄手布下側の滑りを紙へ移し、端の吸い込みを減らす
細い針に替える針と糸織り目の細かい薄手布針穴を小さくし、布が穴へ引き込まれるのを抑える
  • 端が針の下へ落ちるときは、先に送りを短くし、そのうえで下に紙を敷きます。
  • 押さえ圧を変えられないミシンでは、押さえの力を無理に調整せず、送りと下の紙で滑りを抑えます。
  • 布が伸びて波打つときは、細い針へ替え、布を手で前後に引かないようにします。
  • 厚地用の長い送りのまま薄手を縫うと、設定を変えても滑りが残りやすいです。

滑りを抑える流れ

準備から試し縫いまでを、機種のボタン位置に依存しない4つの流れで進めます。ダイヤルの場所は機種ごとに違うので、送りを短くする、押さえを布に合わせる、下に紙を敷く、試し縫いで戻す、という順番だけを見ます。

  1. 薄手布に合う針と糸を付け、縫い代の端が針穴へ落ちないよう布端を整える。
  2. 送りを短くし、押さえ圧を変えられる場合だけ、布が滑らず送られるところまで力を弱める。
  3. 端の下に紙や薄い当て布を敷き、布を引っ張らずに短く縫って様子を見る。
  4. 試し布で縫い目の伸びと滑りを見て、送りの長さと下の紙の有無を本縫いへ戻す。
  • 縫い始めは押さえを下ろしてから布を送り、空転したまま布を置かない。
  • 布を後ろへ引くと送りが乱れ、薄手ほど縫い目が伸びる。
  • 紙は縫い終わりにミシン目で外し、布を引っ張って破らない。
  • 厚地が縫える設定のまま薄手へ移すと、送りが長く残って滑りやすい。
  • ロック専用の布端カットや自動糸切りは、この滑り対策の代わりにはしない。

薄手ブラウスの裾

たとえば、美咲さんが薄手ブラウスの裾を縫う場面では、先に細い針と糸へ替えてから送りを短くします。裾の端の下に紙を敷き、布を後ろへ引かずに短く縫って、縫い目が伸びていないかを見ます。紙は縫い終わりにミシン目で外し、本縫いの送りは試し布の様子に合わせます。

ミシンがない場合のおすすめ

上の流れで薄手布を縫うとき、ミシンがまだ手元にないなら、送りの長さを変えられるものを用意してください。個人的にはシンガー SN1851W ホワイトがおすすめです。模様の選択と送りの長さをダイヤルで変えられ、足元のコントローラーと糸通しの補助が付いているので、送りを短くして縫うときに使いやすいです。

薄手布で送りを短くしたいとき、送り長さのダイヤルでその長さを変えられます。自動糸切りやロック専用機の布端カットはなく、厚地が無条件に縫えるわけでもないので、置き場所、足元操作、針と糸、予定している縫いの調節範囲は先に確認してください。模様選択と送り長さのダイヤルの有無は、シンガー SN1851系列の公式資料で確認できます。

シンガー SN1851W ホワイト
シンガー SN1851W ホワイト

まず試し縫いから

手元の薄手布で、細い針に替えて送りを短くし、端の下に紙を敷いて短く縫ってみましょう。ミシンがまだ手元にない場合は、置き場所と足元操作、針と糸を確認したうえで、シンガー SN1851W ホワイトの商品ページを見てください。

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