陶芸用石膏型のおすすめ|鋳込み作品の寸法・石膏硬度別に紹介

陶芸用石膏型のおすすめ|鋳込み作品の寸法・石膏硬度別に紹介

オフ 投稿者: せせら編集部

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鋳込み用の石膏型は、作品の寸法に加えて、型を何度使うか、細部をどこまで残したいかで必要な硬さが変わります。完成型と型づくり用の石膏材は、別の商品ですよね。

形の決まった湯呑みをすぐ鋳込みたいなら完成型。オリジナル型を作るなら陶磁器型材用の石膏が候補です。硬質材は強度を重視できますが、陶磁器型材向けかどうかも確認したいところ。

6候補の早見

商品種類寸法・容量参考価格
鋳込み用湯呑み型 CA-15鋳込み用湯呑み型 CA-15完成型Φ88×H65mm4,320円
桜印 焼石膏 特級桜印 焼石膏 特級陶磁器型材用20kg6,400円
樹脂入りハード石膏樹脂入りハード石膏高硬度材500g995円
ハイストーンN 500gハイストーンN 500g高強度模型用500g750円
ハイストーンN 900gハイストーンN 900g高強度模型用900g1,000円
ハイストーンN 1kgハイストーンN 1kg硬質模型用1kg1,760円

価格はすべて2026年9月27日時点のAmazon参考価格です。購入時期によって変わります。完成品の鋳込み型はCA-15の1点で、残り5点は型づくりに使う粉末石膏です。

湯呑み型CA-15

湯呑みの鋳込み型をすぐ使いたい作家には、岡本陶材のCA-15がおすすめです。型の寸法は直径88mm、高さ65mm。小ぶりな湯呑みの寸法が決まっています。

同じ商品名にはCA-44(Φ86×H98mm)の表記もあります。ここで扱うCA-15はΦ88×H65mmで、高さが33mm違います。注文時は型番と寸法を一緒に照合してください。

完成型なので、粉末石膏から原型を起こす工程を省けます。ただし、掲載寸法は型の寸法で、焼成後の器の寸法ではありません。完成寸法は、普段使う土と焼成条件に合わせて設計してください。

参考価格は4,320円です。湯呑みの形状と寸法をこの型に合わせられるなら、材料をそろえる手間をかけず鋳込みを始められます。形や大きさを変えたい場合は、粉末石膏から型を作る方法があります。

鋳込み用湯呑み型 CA-15
鋳込み用湯呑み型 CA-15

桜印の特級

桜印 焼石膏 特級は、吉野石膏の陶磁器型材用で20kg入りです。型を複数作る工房や、作品寸法に合わせたオリジナル型を繰り返し製作する作家におすすめです。

混水量は粉末1kgに対して水620ml。流し込み開始時間は9分、凝結の始まりは14分、終結は35分以内です。練り置ける時間が長くないため、作業前に使用量を決め、型を準備しておきましょう。

メーカーは陶磁器・工芸型向けの焼石膏について、成形に適した作業性と、原型を忠実に再現する滑らかな表面を特長として案内しています。桜印の特級も陶磁器型材用として販売されています。吉野石膏の陶磁器型材用焼せっこうには、特級を含む複数の区分があります。

参考価格は6,400円です。20kgは小規模な試作には多い量ですが、同じ型を複数作るなら1kgあたりの価格を抑えられます。保管中は湿気を避け、開封後は袋を密閉してください。

樹脂入りハード

富士石膏の樹脂入りハード石膏は500g入りで、参考価格は995円です。樹脂入りで硬度が高く、細かな形状の再現性を特長とする小容量材。小さな原型や装飾の試作を始める作家にも手に取りやすい価格です。

混水量は石膏100gに水50〜55ccです。500gを一度に使う場合、水は250〜275ccが目安になります。桜印特級とは混水比が異なるため、材料ごとの配合を守ってください。

石膏型の複製や、陶芸・オブジェのケース型にも使えます。硬さを生かして細部や角を保ちたい試作に便利です。ただし、陶磁器型材用石膏とは用途の位置づけが異なります。鋳込み用の吸水性を重視する主型より、強度を持たせたい試作や外側の型づくりに使えます。

容量は500gです。大型型の本番用にまとめて使うより、少量で形状を試す作業に向いています。価格は2026年9月27日時点の参考値で、購入時には変動します。

樹脂入りハード石膏
樹脂入りハード石膏

ハイストーンN500g

Sin.のハイストーンN 500gは、模型用の高強度石膏です。参考価格は750円。少量を試したいときに手に取りやすく、型の一部や小さな模型づくりに使えます。

白色度が高く、強度があり割れにくい材として販売されています。石膏型の細い縁や薄い部分で強度を重視する場合に検討できます。ただし、陶磁器型材専用の石膏と同じ吸水性能とは限りません。

木型・金型製作や石膏装飾、工業模型、美術装飾に使われます。鋳込み型の主材にするなら、工房で必要な吸水性や成形後の離型具合を、小さな試作で確かめてください。

まず少量で硬さや仕上がりを試し、その後に大きな型へ進みたい人におすすめです。小分け品なので、粉末が湿気を吸わないよう保管してください。

ハイストーンN 500g
ハイストーンN 500g

ハイストーンN900g

900g入りの参考価格は1,000円です。500gでは足りなさそうな小型型や、複数の部品を作る場合に使える容量です。500g版と同じハイストーンNなので、容量差を硬さの違いとして扱わないでください。

白色度と高強度を特長とする模型用石膏で、pH中性タイプです。細かな面を整える模型や石膏装飾に使えます。陶磁器用の鋳込み型に使う場合は、強度だけで決めず、必要な吸水性を確かめてください。

本体型の試作では、作品より少し大きいからと材料を多めに練ると、余りが出ます。作る型の数や一回の仕込み量に合わせて容量を決めると、材料を無駄にしにくくなります。

500g版との差額は250円です。900gを使い切る見込みがあり、少量試作より作業量が多い場合はこちらがおすすめです。価格はいずれも2026年9月27日時点の参考値です。

ハイストーンN 900g
ハイストーンN 900g

ハイストーンN1kg

吉野石膏のハイストーンN 1kgは、硬質の模型用石膏です。参考価格は1,760円。小分け品とは別に、吉野石膏名義の製品を選びたい人にも向いています。

小型ケース型や原型の複製で硬さを重視する場合に検討できます。鋳込み成形の主型に必要な吸水性まで、硬度の表示だけから決めることはできません。

焼石膏は製品ごとに用途が分かれます。吉野石膏も陶磁器型材用と工業模型用などを別に案内しています。鋳込み型の主型には陶磁器型材用、強度を重視する模型や装飾にはハイストーンNという使い分けができます。

1kgを使い切る頻度がある工房には、ハイストーンN 1kgが候補です。作品の表面を受ける主型を作るなら、桜印の特級など陶磁器型材用を検討してください。

結論

寸法の決まった小型湯呑みをすぐ鋳込むなら、Φ88×H65mmのCA-15がおすすめです。オリジナルの鋳込み主型を作るなら、陶磁器型材用として販売される桜印の特級を選んでください。

型の複製や細部の保持で硬度を重視する場合は、樹脂入りハード石膏を少量から試せます。ハイストーンNは硬質模型向けとして必要量で選び、鋳込み主型には陶磁器型材用石膏を使い分けてください。

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