陶芸作家の釉薬塗膜を測る湿膜厚計は?Walfrontの仕様を紹介

陶芸作家の釉薬塗膜を測る湿膜厚計は?Walfrontの仕様を紹介

オフ 投稿者: せせら編集部

この記事を書いている人(せせら)

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釉薬を掛けた直後、器の場所によって流れ方や厚みに差が出ていないか、目で見るだけでは迷うことがありますよね。作業の目安を数値で残せると、次の施釉へつなげやすくなります。

ただし、塗料用の湿膜厚計で測れるのは、測った場所の施釉直後の厚みです。焼成後の釉層の厚みや、仕上がりの良し悪しをそのまま示す数値ではありません。

今回紹介するWalfrontの湿膜厚計は、25〜3000μmの目盛りを持つステンレス製の櫛形ゲージです。

釉薬の厚みを見る

施釉の厚さを記録しておくと、釉薬の掛け方を変えた試験片どうしを比べるときに役立ちます。同じ釉薬でも、浸し時間や掛け方を変えた結果を、感覚だけでなく数値と一緒に残せます。

湿膜厚計が示すのは、釉薬を掛けてから乾燥する前の厚みです。乾燥や焼成を経たあとの釉層とは値が異なるので、焼成後の厚みを直接読む道具としては扱えません。

塗料用の櫛形ゲージは、濡れた塗膜に櫛を垂直に当て、濡れた歯と濡れていない歯の境目から厚みの範囲を読む仕組みです。塗膜の平滑面で使う測定方法として案内されています。Elcometerの測定手順

陶芸の釉薬は、素地の吸水や釉薬の流動性、表面の凹凸も関わります。数値を作品全体の厚みとみなさず、試験片の同じ位置で施釉条件を比べるための記録として使うのが現実的です。

早見表

商品測定範囲材質参考価格
Walfront 湿膜厚計Walfront 湿膜厚計25〜3000μmステンレス835円

参考価格は2026年9月28日時点のAmazon価格で、販売価格は時期によって変わります。ゲージ本体は35g。黒い保護ケースが付属します。

Walfrontの特徴

Walfrontの製品は、湿った塗膜に当てて厚みを測る櫛形ゲージです。素材はステンレスで、塗料やワニスなどの湿潤塗膜を対象にしています。

櫛の各段には、25μmから3000μmまでの目盛りがあります。低い範囲は25μm刻みです。厚い側へ進むと50μm、100μm、200μm刻みなどに変わり、範囲ごとに目盛りの間隔が広がります。

商品仕様では、側面の長さは40mm、重さは35gです。付属の黒いケースに収めて保管できます。

測定範囲が広く、薄い塗膜から厚めの塗膜まで確認できます。読み取れるのは目盛りの段階に応じた厚みです。数値は段階的な目安として記録してください。

目盛りで分かる範囲

このゲージでは、いちばん高い濡れた歯と、その隣にある濡れていない歯の間に実際の湿膜厚があると読みます。測定値は一点の数値ではなく、隣り合う目盛りで示す範囲です。

例えば、ある目盛りの歯が釉薬に触れ、次の高い歯には釉薬が付かなかった場合、その二つの目盛りの間が測定値の目安です。使用したゲージの目盛りと判定した範囲を記録すると、後から読み返せます。

目盛りの数値は25、50、75、100、125、150、175、200、225μmと続き、その先は刻み幅が広がります。さらに1000μmを超える範囲もあり、最上限は3000μmです。

陶芸で比べるなら、同じ素地の試験片で測り、測定位置をそろえると比較できます。作品本体や販売する作品に直接当てると、櫛の跡が残ります。

結論

施釉後の厚みを試験片で数値化し、同じ条件の記録を積み重ねたい陶芸作家には、Walfrontの湿膜厚計がおすすめです。25〜3000μmの目盛りとステンレス製の本体が特徴で、参考価格は835円です。

ただし、これは塗料・ワニス向けの湿膜厚計です。焼成後の釉層厚を測る用途や、作品の仕上げ面を傷つけずに測る用途には適しません。釉薬専用の厚み測定が必要なら、陶磁器向け計器を検討してください。

作業の記録用に使う場合は、まず試験片で櫛の跡と釉薬の動きを確かめ、測定位置と目盛りを固定して比較するのがおすすめです。価格は変動するため、購入時に最新価格も確認してください。

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