
金工作家におすすめの卓上糸鋸盤3選|フトコロ寸法・回転数別
金工作家にとって卓上糸鋸盤は、薄板の切り抜きや小さな曲線加工を行うための機械です。選ぶときに気になるのは、刃から奥へどれだけ材料を入れられるか、そして刃がどのくらいの速さで動くかですよね。
今回の3商品は、フトコロ400mmの90W機が2点と、速度を6段階で調整できるBonvoisin機です。仕様の違いは、作業範囲だけでなく、金属の切断能力が明示されているかにも表れています。
金属加工が中心なら、素材と厚さの条件が分かるBonvoisinは板材の検討に使えます。400mm機は広いフトコロが特徴です。
作業域と速度
フトコロ寸法は、刃から本体側の奥まで材料を差し込める距離の目安です。400mm機なら奥行きのある板でも刃の位置まで材料を送りやすく、広い部材の曲線切りにも使えます。
ストローク幅と回転数は別の数値です。400mm機はストローク幅18mm、無負荷回転数は50Hzで1500min-1、60Hzで1600min-1。Bonvoisinは回転数を1200〜2200RPMの範囲で6段階に調整できます。
| 商品 | フトコロ | ストローク幅 | 無負荷回転数 | 切断厚 | 参考価格 |
|---|---|---|---|---|---|
400mm 90W機 | 400mm | 18mm | 50Hzで1500min-1、60Hzで1600min-1 | 最大50mm | 13,250円 |
400mm 90W機・刃5本付き | 約400mm | 18mm | 50Hzで1500min-1、60Hzで1600min-1 | 最大50mm | 12,833円 |
Bonvoisin SXH-49 | 1200〜2200RPM・6段階 | 軟木40mm、硬木10mm、真鍮2mm | 25,777円 |
参考価格は2026年9月28日時点のAmazon価格です。販売時期によって変わります。400mm機の最大切断厚50mmは素材別の数値ではないため、Bonvoisinの木材や真鍮の厚さと同じ条件では比べられません。
400mm標準機
フトコロ400mm、テーブル250×410mm、消費電力90Wの卓上機です。無負荷回転数は50Hzで1500min-1、60Hzで1600min-1。ストローク幅は18mmで、最大切断厚は50mmです。
テーブルは45度まで傾斜でき、作品の縁を斜めに落とす加工にも使えます。本体寸法は約63×25×32.5cm、重量は12.5kg。卓上型ですが、設置場所には奥行きと横幅の両方が必要です。
金工作家が見るべき点は、フトコロの広さと加工素材の条件を分けること。400mmという寸法は材料を差し込める奥行きに関わりますが、金属板の対応厚さを示す数字ではありません。
回転数は電源周波数に応じて1500min-1または1600min-1です。Bonvoisinの6段階調整とは仕様が異なります。

刃5本付きの400mm機
こちらもフトコロ約400mm、テーブル約250×410mm、消費電力90W。ストローク幅18mm、無負荷回転数は50Hzで1500min-1、60Hzで1600min-1、最大切断厚50mmと、基本的な加工寸法は標準機と共通です。
付属品としてピンエンドの糸鋸刃が5本、ピンなし刃用のブレードアダプタが2個あります。六角棒レンチも2本付属します。ピンなし刃を使う場合は、付属のアダプタを使えます。
本体寸法は標準機と同じ約63×25×32.5cm。
価格は標準機より417円低い参考価格です。差額は小さく、刃やアダプタの付属も含めて比べると、製品ごとの違いが分かります。切断能力や作業域そのものは標準機と同じ仕様です。

Bonvoisin SXH-49
Bonvoisinは素材ごとの切断能力を示しています。軟質木材は40mm以下、硬質木材は10mm以下、真鍮板は2mm以下。薄鉄板にも対応し、木材やプラスチックの直線切り・曲線切りに使えます。
回転数は約1200〜2200RPMの範囲で6段階に調整可能です。400mm機のように50Hz・60Hzで回転数が分かれる仕様とは異なり、LEDライトも備えています。
本体は約44×26.5×28cm、重量は約4.9kg。400mm機の約12.5kgより軽く、作業台上での移動や収納の際に持ち運ぶ重さを抑えられます。テーブルは22.8×16.5cmで、400mm機の250×410mmより小さめです。
糸鋸刃は3番・7番・12番が各2本、合計6本付属します。角度切りガイド、予備ベルト、集塵アダプターも同梱。フレキシブルシャフトは本体に付属しないため、研磨作業をする場合は別途用意が必要です。

結論
フトコロ400mmと広いテーブルを優先するなら、90Wの400mm機が候補です。2商品は切断寸法と回転数が同じため、刃5本とブレードアダプタが付くタイプを選ぶと、付属品の面で差が出ます。
金属板の対応を素材別に確認し、速度も調整したいならBonvoisin SXH-49。真鍮2mm以下、薄鉄板対応、6段階の回転数調整が仕様に含まれます。作業台を広く使いたい場合は、テーブル寸法も合わせて判断してください。
金工作家の作業台に置く一台として、金属の切断条件を具体的に照らせるのはBonvoisinです。大きな材料を置く余裕と400mmのフトコロを重視するなら400mm機。決め手は速度調整より、加工する板の厚さと材料の広さです。
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