
プログラミング初心者に3万円のPCは使える?【2025年版】学習用スペックの真実

この記事を書いている人(せせら)
普段はITフリーランスとして活動しています。
個人で作業効率化サービスを運営し、挑戦を続ける人々を静かに応援しています。
「プログラミング勉強したいけど3万円のPCで大丈夫?」
「安いPCだとコードが重くて動かないんじゃ…」
「どこまでできてどこからが無理なの?」
こんな不安ありますよね。私もプログラミングを始めたばかりの頃、PCスペックで悩みました。
結論から言うとWeb制作や軽い開発なら3万円台のN100搭載PCで十分学習できます。ただしスマホアプリ開発や機械学習といった重い開発は厳しいです。この境界線を理解しておかないと「買ってから後悔する」ことになります。
この記事ではプログラミング初心者が3万円のPCを選ぶ前に知っておくべきスペックの真実を解説します。
目次
プログラミング学習に必要なスペックとは
そもそもプログラミングってどれくらいのスペックが必要なんでしょうか。
実はプログラミングの種類によって要求スペックが全く違います。HTMLやCSS、JavaScriptといったWeb系は軽いですが、スマホアプリ開発や機械学習は重いです。
最低限必要なスペック
プログラミング学習の最低ラインはこんな感じです。
- CPU: PassMarkスコア5,000点以上
- メモリ: 8GB以上(16GB推奨)
- ストレージ: SSD 256GB以上
Intel N100はPassMarkスコア5,456点なのでギリギリ最低ラインをクリアしています。メモリも16GBモデルを選べば大丈夫です。
ただし「最低ライン」というのは軽い開発に限った話です。Unity や Android Studio みたいな重いツールを使うなら10万円以上のPCが必要になります。
3万円PC(N100)でできるプログラミング
では具体的にN100搭載の3万円台PCでどんなプログラミングができるのか見ていきましょう。
Web制作は余裕
HTML、CSS、JavaScriptといったWeb制作は全く問題ありません。Visual Studio CodeやAtomといったエディタも軽快に動きます。
Reactや Vue.js といったフレームワークを使った開発もできます。npm install で パッケージをインストールするのも特に遅いと感じることはないでしょう。
ローカルサーバーを立ち上げてブラウザでプレビューしながら開発するのもスムーズです。Chrome の デベロッパーツールを開きながらコードを書いても重くなりません。
「Webエンジニアを目指して勉強したい」という人なら3万円台のPCで十分です。実際に多くのプログラミングスクールでもN100クラスのスペックで学習している人がいます。
Python や Java の基礎学習
PythonやJava、C++といった言語の基礎学習も問題なくできます。
小規模なプログラム(数百行程度)ならコンパイルや実行も快適です。Visual Studio Codeに拡張機能を入れてコードを書いて実行するくらいなら全くストレスを感じません。
データ構造やアルゴリズムの勉強、競技プログラミングの入門、簡単なCLIツールの作成…こういった学習はN100でも十分対応できます。
Git や GitHub の操作
バージョン管理システムのGitやGitHubの操作も問題ありません。
リポジトリのクローン、コミット、プッシュ、プルリクエスト…こういった基本操作は軽快にできます。GitHubのWebページを開きながらVS Codeでコードを書くのもスムーズです。
プログラミング学習において「Gitが使える」というのは重要なスキルなのでこれができるのは大きいです。
データベースの基礎
MySQLやPostgreSQLといったデータベースの基礎学習もできます。
小規模なデータベースを作ってSQLを練習したりPHPやPythonから接続してデータを取得したり…こういった基本的な操作なら問題ありません。
ただし数十万件を超えるような大規模データを扱うと動作が重くなります。あくまで「学習用の小規模データベース」が限界です。
3万円PCでは厳しいプログラミング
一方でN100搭載の3万円PCでは難しいプログラミングもあります。ここを理解しておかないと買ってから後悔します。
スマホアプリ開発は無理
Android StudioやXcodeといったスマホアプリ開発ツールは正直かなり厳しいです。
Android Studioは起動するだけで数分かかりますしエミュレーターを動かすとメモリが足りなくなります。ビルドにも時間がかかるので開発効率が悪すぎます。
「スマホアプリを作りたい」という目的なら最初から10万円以上のPCを買った方が良いです。3万円PCで無理やり開発しようとするとストレスで挫折します。
ゲーム開発も厳しい
UnityやUnreal Engineといったゲームエンジンも重すぎます。
Unityは起動できますが3Dモデルを配置してプレビューするとカクカクします。ビルドにも時間がかかりますし複雑なシーンを作ると動作が重くなります。
簡単な2Dゲームなら何とかなるかもしれませんが本格的なゲーム開発は諦めた方が良いでしょう。
機械学習・AI開発
PythonでTensorFlowやPyTorchを使った機械学習もN100では厳しいです。
学習データを読み込んでモデルをトレーニングするのに膨大な時間がかかります。GPUがないのでディープラーニングは実質不可能です。
「AIエンジニアを目指したい」という人は最初からGPU搭載の15万円以上のPCが必要になります。
大規模プロジェクトのビルド
数千ファイル規模の大きなプロジェクトをビルドするのも時間がかかります。
Dockerでコンテナをいくつも起動したりKubernetesを動かしたり…こういったインフラ系の学習もメモリが足りなくて厳しいです。
実務レベルの開発環境を構築しようとするとN100では力不足を感じます。
おすすめのスペック構成
プログラミング学習用に3万円PCを買うならこのスペックを選びましょう。
最低限のスペック
- CPU: Intel N100 または N200
- メモリ: 16GB(絶対に8GBはやめておく)
- ストレージ: SSD 512GB以上
メモリは絶対に16GBにしてください。8GBだとエディタとブラウザを同時に開くだけでメモリ不足になります。
プログラミングではブラウザで調べ物をしながらコードを書くことが多いのでメモリが足りないと開発効率が落ちます。
ストレージは大きめが安心
プログラミング学習では意外とストレージを使います。
開発環境(VS Code、Git、Node.js、Python)だけで10GB以上使いますしプロジェクトが増えると更にストレージを圧迫します。256GBだと足りなくなる可能性があるので512GB以上を選んでおくと安心です。
外付けSSDを使う手もありますが開発環境は内蔵SSDにインストールした方が動作が速いです。
ミニPCかノートPCか
家で勉強するならミニPC、外でも勉強したいならノートPCを選びましょう。
ミニPCの方が同じ価格でもスペックが高いことが多いです。デュアルモニターにすればコードと実行結果を同時に見られるので開発効率が上がります。
ノートPCはカフェや図書館で勉強したい人向けです。場所を選ばず学習できるのは大きなメリットです。
N100搭載PCの具体的なモデルを知りたい場合はN100搭載PCのランキング記事も参考になります。そちらではミニPCとノートPCそれぞれのおすすめモデルを詳しく紹介しています。
👉 コスパ最強のN100搭載PCオススメランキング|ノートPC, ミニPC
よくある質問
Q1. プログラミングスクールの課題はこなせますか?
Web系のプログラミングスクールならN100搭載PCで十分です。
HTML/CSS/JavaScript、React、PHP、Ruby on Rails…こういった技術を学ぶスクールなら問題なく課題をこなせます。実際にN100クラスのPCで受講している人もいます。
ただしiOSアプリ開発やUnityを使うコースだと厳しいです。スクール側が推奨スペックを公開しているので事前に確認しましょう。
Q2. VS Codeの拡張機能は使えますか?
はい、普通に使えます。
ESLint、Prettier、GitLens…よく使われる拡張機能は問題なく動きます。10個くらい拡張機能を入れても特に重くなりません。
ただしAI補完ツール(GitHub Copilot)を使うとメモリを多く消費するので16GBモデルを選んでおいた方が良いです。
Q3. Dockerは使えますか?
軽い用途なら使えます。
コンテナを1〜2個起動する程度なら問題ありませんが複数のコンテナを同時に動かすとメモリ不足になります。
Docker Composeで複雑な環境を構築するのは厳しいです。あくまで「Dockerの基礎を学ぶ」程度の使い方が限界だと考えてください。
Q4. オンライン学習サイトの動画は見られますか?
全く問題ありません。
Udemy、ドットインストール、Progate…こういったオンライン学習サイトの動画はスムーズに再生できます。動画を見ながらコードを書くのも快適です。
画面が小さいと感じる場合は外部モニターを接続するとより快適に学習できます。
Q5. 将来的にスペック不足になりませんか?
Web制作を続けるなら数年は使えます。
HTML/CSS/JavaScriptの基礎はスペックをそこまで要求しないので3〜4年は問題なく使えるでしょう。
ただし学習が進んで「スマホアプリを作りたい」「機械学習をやりたい」となった時点で買い替えが必要になります。最初から高いPCを買うのではなく必要になったタイミングで買い替える方が効率的です。
Q6. プログラミング以外の作業もできますか?
はい、普通に使えます。
Web閲覧、動画視聴、Office作業、Zoom会議…日常的な使い方は全く問題ありません。プログラミング学習用に買っても普段使いのPCとして十分活躍します。
むしろプログラミング用途の方がスペック要求が高いので普段使いは余裕です。
Q7. 中古のCore i5と新品のN100どっちが良い?
新品のN100の方がおすすめです。
中古の第6〜7世代Core i5は実はN100より性能が低いです。しかも中古だとバッテリーが劣化していたり保証がなかったりします。
プログラミング学習では長時間PCを使うのでバッテリー持ちが良い新品の方が快適です。
まとめ
プログラミング初心者が3万円のPCを選ぶならIntel N100搭載モデルでWeb制作や基礎学習は十分できます。ただしスマホアプリ開発やゲーム開発、機械学習は厳しいです。
選び方のポイントはCPU(N100/N200)、メモリ(16GB必須)、ストレージ(512GB推奨)の3つです。特にメモリを8GBにするのは絶対に避けてください。
「まずはWeb制作を学びたい」「プログラミングの基礎を勉強したい」という人なら3万円台のPCで十分スタートできます。必要になったタイミングで高スペックPCに買い替える方が効率的です。
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