テントポールのエンドチップ交換|ポール内径・先端径と形状の測り方

テントポールのエンドチップ交換|ポール内径・先端径と形状の測り方

オフ 投稿者: せせら編集部

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テントポール先端の部品(エンドチップ)が割れたり、いつの間にかなくなったりすると、見た目の近い交換品を急いで探したくなります。ところが、ポールの外径だけで選ぶと、部品が奥まで入らない、取り付けても抜ける、テント側の穴に収まらないといった失敗につながります。

交換品を決める前に確認するのは、テントの型番、部品の形と取り付け方、ポールの内側とテント側の穴です。測る場所と照合順が分かれば、外径だけで選ぶミスを防げます。

目次

テント本体にある型番とエンドチップの固定方式

確認するのは、テントのメーカー名、製品名、型番、おおよその購入年代です。テント本体に縫い付けられた表示を確認し、収納袋や説明書の記載と照合してください。同じ製品名でも型番や発売時期が違えば、使われているポールや先端部品が同じとは限りません。

エンドチップが残っているなら、割れていても保管してください。ポール全体、末端、エンドチップの横と先端、テント側の受けを複数方向から撮っておくと、ねじで留まるのか、管の内側へ差し込まれているのかを販売元に伝えられます。

型番に対応する純正部品やメーカー修理が利用できるなら、現物の寸法だけで汎用品を選ばず、先にメーカーへ問い合わせてください。型番が読めない、古い部品を紛失した、固定方法を見分けられないときは、確認できた情報と写真を添えてメーカーや修理業者へ相談しましょう。

テントポールのエンドチップはオス・メスとねじ込み・圧入で分かれる

先端は、細いピンがテント側の穴へ入るオス型と、穴やくぼみで相手側の部品を受けるメス型に分かれます。固定方法には、回して留めるねじ込み型と、細い部分をポールの内側へ押し込む圧入型があります。

確認する部分主な形見分けるポイント
テント側へつながる先端オス・メスピンを差す形か、穴で受ける形か
ポールへの固定ねじ込み・圧入回して外す形か、管の内側へ差し込む形か
抜け止めや位置決め段付きポール端や受けに当たる肩・段差があるか
専用の受けとの接続ボール型・特殊型専用の足、カップ、中央の連結部へつながるか

先端の形や固定方法が違えば、太さが同じに見えても置き換えられません。ねじ込み型では、ねじ径、ねじ山の間隔(ピッチ)、ねじ部分の長さも元の部品との照合が必要です。ピッチは家庭用ノギスだけで断定せず、純正型番やメーカー仕様、ねじ山の間隔を測る専用工具で確かめてください。内部のコードを結ぶ穴やフックがある場合は、古い部品の留め位置も写真に残します。

モンベルのステラリッジテント1型とNEMOの公式修理手順には、エンドチップを回して外し、内部のコードをつなぎ直す例があります。ただし、これはねじ込み型の実例で、両メーカーの全モデルに共通する仕様ではありません。交換品を探す前に、段付きや専用形状も含めて手元の部品を確かめてください。

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ノギスで測るポール内径・エンドチップ差込軸径・差込軸長

ノギスは、物の外側と穴の内側を細かく測れる工具で、エンドチップのうちポールの中へ入る細い部分を差込軸と呼びます。測定面の汚れを拭き、閉じた状態で目盛や表示がゼロ位置に合うことを確かめてください。

外側を挟む大きな測定部分が外側用ジョウ、穴へ入れる小さな測定部分が内側用ジョウです。ポール内径を測るときは、つぶれ、ささくれ、出っ張りを避けて内側用ジョウを管へ入れ、向きを変えながら最も大きい値と90度ずらした方向の値を読んでください。2方向の値が違えば管が変形している可能性があるため、両方の値を残します。細いポールへ内側用ジョウが十分に入らない場合は数値を確定せず、測定できる工具を使うかメーカーへ問い合わせましょう。

差込軸径は外側用ジョウで軽く挟み、差込軸長は軸の先端からポール端に当たる肩までを測ってください。強く挟んだり斜めに当てたりせず、数回の読み取りがそろうかを確かめます。

ポール内径と差込軸径が同じ表示でも、それだけで取り付けられるとは断定できません。ねじの有無、固定方法、肩の位置、部品の変形によって収まり方が変わるため、測った場所が分かる写真と数値を一緒に残してください。

テント側で測るエンドチップ先端径・先端長・グロメット穴径

ポールへ取り付けられる部品でも、外に出る先端がテント側の受けに合わなければ使えません。ポールの外へ出る部分が露出先端、テント四隅などにある補強されたハトメ穴がグロメットです。

露出先端径は外側用ジョウでピン部分を軽く挟み、先端長はポール端に当たる肩から先端までを測ってください。途中に段差があれば、太さが変わる位置も記録します。肩の位置や先端の長さが違うと、穴へ入っても奥まで収まらないことがあります。

グロメット穴径は内側用ジョウを穴へ入れ、最も大きい値を読みます。穴が摩耗して楕円になっているときは向きを90度変えた2方向を測り、深さを測る部分で穴の奥行きも確かめてください。小さな穴へ内側用ジョウが十分に入らない場合は数値を確定できません。先端径と穴径の差に一律の許容値はないため、元の部品の形、肩の位置、穴の変形も判断材料です。

交換用エンドチップに必要な型番・形状・ポール側とテント側の寸法

交換候補は、テントの型番を確認したうえで、ポール側、テント側、固定部分の3組を照らし合わせてください。どれか1組だけが一致しても、取り付けられるとは判断できません。

照合する組手元で確認する寸法・形交換候補で確認する点
ポール側ポール内径差込軸径・差込軸長が明記されているか
テント側グロメット穴径・穴の深さ先端径・先端長・肩の位置が合うか
固定部分オス・メス、ねじ込み・圧入、コードの結び場所ねじ、段差、穴、フックなどが元の部品と同じか

商品名に「8.5mm用」とあっても、その数値がポール外径、ポール内径、差込軸径、先端径のどれを表すのか不明なら選べません。差込軸の太さや長さ、先端径、固定方法まで確認できない品は購入候補から外してください。

アルミやガラス繊維を使ったグラスファイバーという材質、ポール部品のメーカー・系列名であるDAC・Easton・Yunanが同じだけでも、互換品とは判断できません。型番、3組の照合、元の部品との形状比較のうち、不明点が1つでも残る品は購入しないでください。

ショックコードを保持したテントポールのエンドチップ交換

ポール内部を通る伸縮コードがショックコードです。交換場所は、テントを撤収し、ポールに曲げる力がかからない平らな場所にします。エンドチップが飛び出す方向へ顔や指を置かず、保護メガネを着けてください。グラスファイバー製のポールに割れやささくれがあれば、手袋も必要です。

ポールを伸ばし、ポールを構成する短い管(節)の順番と向きをテープや番号で記録してください。ショックコードはエンドチップから外す前にクリップで挟み、管の中へ戻らないよう保持します。引っ張ったコードから手を離すと急に戻るため、先端を固定してから結び目を外しましょう。

ねじ込み式だと確認できた場合は、元の取り付け方向を確かめながら回して外してください。モンベルのステラリッジテント1型では反時計回りに外し、NEMOの修理例でもチップを回して外しますが、全モデル共通の手順ではありません。圧入、接着、固着の疑いがある部品は、工具でこじったり加熱したりせず、メーカーや修理業者へ問い合わせてください。

交換品には元と同じ位置にショックコードを通すか結び、記録した順番でポールを戻してください。作業中もコードとエンドチップの延長線上から顔と指を外し、取り付け後はクリップをゆっくり外します。この段階では強く曲げず、各節が最後までつながるかを確かめましょう。

エンドチップ交換後の無荷重仮組みと低風時の試し張り

まずは平らな場所で、ポールを曲げずに全ての節をつないでください。確認項目は、記録した順番と向き、各節の差し込み、ショックコードの挟まりの3点です。

エンドチップを軽く引き、抜けやがたつきがないかを確かめてください。差込部分が途中で止まって肩が浮く状態と、先端が受けの奥へ突き当たる「底付き」がないことも確認が必要です。コードのねじれや片側だけ強い張りがあれば、試し張りへ進まず組み直しましょう。

無荷重で問題がなければ、風の弱い平地でテントを試し張りしてください。左右のポールへ偏った力がかからず、先端がグロメットへまっすぐ収まり、引いても外れない状態が確認項目です。交換直後から山岳や強風・悪天候へ持ち出さず、抜け、傾き、異音があれば使用を止めてメーカーや修理業者へ相談しましょう。

汎用エンドチップが使えない場合のメーカー修理・ポール節交換

寸法や固定方法を確認できる汎用エンドチップが見つからない場合、似た形への無理な加工は禁物です。問い合わせる順序は、型番に合う純正エンドチップ、ポールの1節、ポールセット全体、メーカーやテントポール専門業者の修理です。

複数のポールが集まる中央部品(ハブ)と一体の形、あらかじめ特殊な形に曲げてある形、専用の足や受けへつながる形は、末端部品だけを替えると全体の長さや力のかかり方が変わります。ポール端まで亀裂がある場合や、テントの型番が分からず元の部品も残っていない場合は、現物と写真を修理先へ見せて判断を依頼してください。

破損部分へかぶせてテープで固定する補修スリーブは、現地から戻るための応急処置です。恒久的な交換部品にはせず、帰宅後にポール節やポールセットの点検と修理が必要になります。

型番・固定方式・ポール側とテント側の寸法が交換用エンドチップの条件

交換品を探す順番は、テントの型番、元のエンドチップの形、ねじ込みや圧入などの固定方法、ポール側とテント側の寸法です。ポール内径と差込軸径に加え、差込軸の長さ、露出する先端径と長さ、グロメット穴径と深さまで照らし合わせてください。

商品名に対応径が書かれていても、その数値がどの部分を指すのか分からなければ使えません。型番、固定方法、必要な寸法のどれかを確認できない場合は、純正部品、ポール節、ポールセット、メーカーや専門業者の修理を依頼してください。

交換後は無荷重で抜けやがたつき、コードの挟まりがないかを確かめ、風の弱い平地で試し張りしてください。グロメットへまっすぐ収まらない、左右の張りが違う、異音や傾きがある場合は使用を止め、山岳や悪天候へ持ち出す前に修理先へ相談しましょう。

テントポールのエンドチップ交換でよくある質問

グロメット穴が楕円に広がっている場合はエンドチップだけ交換できますか

エンドチップだけを新品にしても、楕円に広がったグロメットのがたつきは直りません。穴へ合わせて太いチップを選ぶと、正常な部分へ無理な力がかかるおそれがあります。穴径を2方向から測って写真を残し、テントのメーカーや修理業者にグロメットの補修・交換と適合するエンドチップを一緒に確認してください。

左右で形が違うエンドチップに片側だけ交換しても大丈夫ですか

元から左右で形が違うテントでは、取り付け位置ごとに指定された形と長さを合わせる必要があります。片側だけ交換するのは、メーカーがその位置用として案内する部品か、形状・全長・固定方法が元の部品と一致すると確認できた場合に限ってください。左右差が本来の仕様か分からない場合は、反対側を見本にして汎用品を選ばず、型番と両側の写真を添えてメーカーへ問い合わせましょう。

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