
業務用冷凍ストッカー向け温度ロガー比較|測定範囲・センサー本数・記録間隔で選ぶ
冷凍ストッカーの温度を記録したくても、測定範囲やセンサー本数が違うと、どれを買うべきか迷いますよね。
温度ロガーは、庫内温度を時刻とともに残す機器です。異常が起きた時間や温度変化も追えます。
必要な商品の種類は、測定場所の数や記録間隔、データの回収方法によって変わります。
自分の条件に合う商品へ進めるよう、迷いやすい点とおすすめ商品をまとめてみました。
おすすめ早見表
| 条件 | おすすめ商品 | 決め手 | 不向きな条件 |
|---|---|---|---|
| 内蔵と外部の2点を記録 | A&D AD-5326TT | 最大525,600データ | 庫内2か所の測定 |
| 庫内2か所を同時記録 | シンワ測定 73126 | 外部プローブ2本 | スマホでの回収 |
| スマホで近距離回収 | INKBIRD ITH-11-B | Bluetooth・IP65 | 外出先への即時通知 |
| 低予算でUSB記録 | Elitech RC-5+ TE | 10秒~24時間 | 庫内2か所の測定 |
| 夜間も遠隔監視 | Elitech RCW-800W-TDE | Wi-Fi・外部2点 | クラウド不要の現場 |
| 専用機器で長期運用 | T&D TR-52i | 1秒~60分 | 単体でのUSB回収 |
A&Dの内外記録
A&DのAD-5326TTは、本体周辺と外部プローブ先端の温度を同時に記録します。
外部プローブでは、-40~90℃まで測定可能です。
外部プローブは1本だけです。庫内の上部と底部を測るなら、シンワ測定73126が適します。

シンワの2点測定
シンワ測定73126は、2本の外部プローブで庫内2か所の温度を同時に記録します。
測定範囲は-50~90℃です。記録間隔は1・5・10・30・60分から設定できます。
データの回収には、Windows 10以降のパソコンが必要です。スマホからは回収できません。

INKBIRDのスマホ型
INKBIRD ITH-11-Bは、Bluetoothで履歴を回収し、本体に最大300日分を保存します。
測定範囲は-40~60℃で、記録間隔は1・2・5・10分です。
外出先でも通知を受けたい場合は、Wi-Fi型がおすすめです。

ElitechのUSB型
Elitech RC-5+ TEは、外部センサーの記録をUSBで回収し、PDF形式でも出力できます。
記録間隔は10秒~24時間で、記録容量は32,000点です。
RC-5や複数個セットとは仕様が異なります。対象は外部センサー付きのRC-5+ TEです。

Elitechの遠隔型
Elitech RCW-800W-TDEは、2本の外部プローブで-40~80℃を測定します。
温度異常はブザーとメールで通知され、停電時も記録を続けます。校正証明書も付属します。
クラウドの保存期間と通知条件は、商品情報からは分かりません。

T&Dの長期記録
TR-51iは、本体を庫内に置く内蔵センサー式です。測定範囲は-40~80℃です。
TR-52iは外部センサー式で、-60~155℃まで測定できます。
どちらも16,000点を保存し、記録間隔は1秒~60分です。記録の回収には対応通信機が必要です。

主要仕様を比較
| 比較項目 | A&D AD-5326TT | シンワ測定 73126 | INKBIRD ITH-11-B | Elitech RC-5+ TE | Elitech RCW-800W-TDE | T&D TR-52i |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 測定範囲 | 外部-40~90℃ | -50~90℃ | -40~60℃ | -30~70℃ | -40~80℃ | -60~155℃ |
| 庫内測定点数 | 1点 | 2点 | 1点 | 1点 | 2点 | 1点 |
| センサー方式 | 内蔵+外部 | 外部2本 | 内蔵 | 内蔵+外部 | 外部2本 | 外部 |
| 記録間隔 | 設定式 | 1~60分 | 1~10分 | 10秒~24時間 | 設定式 | 1秒~60分 |
| 記録容量 | 最大525,600点 | 約63,000件 | 最大300日 | 32,000点 | クラウド保存 | 16,000点 |
| データ回収 | USB | USB | Bluetooth | USB | Wi-Fi | 専用通信機 |
| 異常通知 | 記載なし | 記載なし | アプリ | 本体表示 | ブザー・メール | 本体表示 |
| 防水性能 | 記載なし | IP54 | IP65 | 記載なし | 記載なし | IP64 |
| 校正関係 | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 証明書付き | 記載なし |
| 追加機器 | パソコン | Windowsパソコン | スマホ | パソコン | Wi-Fi環境 | 対応通信機 |
よくある質問
HACCPで必須?
すべての事業者に、温度ロガーが一律で求められているわけではありません。
始業前の温度確認と日誌への記録で衛生管理計画を満たす場合は、購入不要です。
夜間を含む連続記録や異常時刻の確認が必要なら、自動保存できる温度ロガーがおすすめです。
-60℃未満でも使える?
この記事で紹介した商品のうち、測定下限が最も低いのはT&D TR-52iの-60℃です。
-60℃未満の超低温設備やドライアイスの測定は、本記事の対象外です。
条件別の購入結論
- 本体周辺と外部プローブの温度を長期間残す場合は、A&D AD-5326TTがおすすめ
- 同じストッカー内の温度差を2本のプローブで追う場合は、シンワ測定 73126がおすすめ
- 巡回時にスマホで履歴を回収する場合は、INKBIRD ITH-11-Bがおすすめ
- 短時間の変化から長期保管までUSBで記録する場合は、Elitech RC-5+ TEがおすすめ
- 無人時間帯の異常をメールで受け取る場合は、Elitech RCW-800W-TDEがおすすめ
- 外部センサーと専用通信機で長期間運用する場合は、T&D TR-52iがおすすめ
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