
宅内LANの配線検査にFluke Networks MS2-100は必要?おすすめLANテスターを比較
宅内LANを敷設したあと、「通信できているから問題ない」と思っていても、配線が完全に正しいとは限りません。
断線や誤配線はもちろん、通信速度や安定性に影響するスプリットペアが残っていることもあります。
宅内LANの配線状態を細かく調べたいなら、Fluke Networks MicroScanner2 MS2-100が本命です。
この記事では、必要な検査内容ごとに、どのLANテスターが向いているかを整理します。
宅内LAN検査早見表
| 条件 | おすすめ商品 | 主な強み | 不向きな用途 |
|---|---|---|---|
| 障害位置まで調べたい | Fluke Networks MicroScanner2 MS2-100 | 障害位置を測定 | Cat6A性能認証 |
| LAN専用で測長したい | HIOKI LANケーブルハイテスタ 3665 | 2〜300mを測長 | 同軸の検査 |
| 結線とPoEを見たい | サンワダイレクト PoE対応LANテスター | PoE給電を確認 | 障害位置測定 |
| 基本的な結線だけ見たい | サンワサプライ LAN-TST7 | 導通・誤配線確認 | スプリットペア検出 |
| Cat6A性能を証明したい | 認証試験器 | 規格の合否判定 | 簡易的な配線確認 |
フルークが本命
Fluke Networks MicroScanner2 MS2-100は、宅内LANの配線状態を細かく調べたい人に向いています。
断線や誤配線だけでなく、ケーブル長や障害位置まで確認できるのが大きな強みです。
通信品質を落とす原因になるスプリットペアも検出できます。
宅内LANの不具合調査には使いやすい一方、Cat6Aとして性能を保証する認証試験まではできません。

LAN専用ならHIOKI
宅内LANの配線検査に用途を絞るなら、HIOKI LANケーブルハイテスタ 3665も有力です。
スプリットペアや配線状態を判別でき、2〜300mのケーブル長も測れます。
断線位置まで分かるため、壁内配線で不具合が起きている場所を絞れます。
同軸やRJ11まで調べない宅内LAN中心の用途なら、HIOKI 3665がおすすめです。

安価にPoEも確認
配線不良に加えてPoE給電も見たいなら、サンワダイレクトのPoE対応LANテスターが候補です。
導通、断線、結線ミスを調べられ、PoEの給電モードも判別できます。
ケーブル長や障害位置、スプリットペアの検出には対応していません。
宅内LANの基本的な配線不良とPoE給電をまとめて見たい人におすすめです。

結線だけなら十分
導通や結線ミスまで分かれば十分という人なら、サンワサプライ LAN-TST7で足ります。
RJ45のUTP・STPケーブルに対応し、導通、断線、結線ミスを調べられます。
グランドも判別できますが、ケーブル長や障害位置までは測れません。
断線位置まで追わない基本チェックなら、サンワサプライ LAN-TST7で十分です。

主要仕様を比較
| 比較項目 | Fluke Networks MicroScanner2 MS2-100 | HIOKI LANケーブルハイテスタ 3665 | サンワダイレクト PoE対応LANテスター | サンワサプライ LAN-TST7 |
|---|---|---|---|---|
| ワイヤマップ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| スプリットペア検出 | ○ | ○ | × | × |
| ケーブル長測定 | ○ | ○ | × | × |
| 障害位置測定 | ○ | ○ | × | × |
| PoE確認 | ○ | × | ○ | × |
| RJ11対応 | ○ | × | ○ | ○ |
| 同軸対応 | ○ | × | × | × |
| 複数配線の識別 | ○ | ○ | △ | × |
| 向く用途 | 総合検査 | LAN配線検査 | 基本検査+PoE | 基本結線確認 |
よくある質問
at・btも判定可能?
MS2-100で確認できるのは802.3afのPoEです。
802.3atや802.3btまで判定したい場合は、MS2-100ではなく現行のPoE対応上位機が必要です。
複数配線も識別可能?
MS2-100は配線識別に対応しています。
複数本を番号ごとに識別するRemote ID #2〜7は別売です。
複数の宅内LAN配線をまとめて識別するなら、Remote IDを含む構成が必要です。
宅内LANならこれ
- 障害位置やスプリットペアまで追うならFluke Networks MicroScanner2 MS2-100が本命
- LAN配線の測長を重視するならHIOKI LANケーブルハイテスタ 3665がおすすめ
- 基本確認とPoE給電ならサンワダイレクト PoE対応LANテスター
- 導通や結線ミスの確認だけならサンワサプライ LAN-TST7
- Cat6Aの性能保証が必要なら4機種ではなく認証試験器
宅内LANを一度きちんと調べたいなら、検査できる範囲が広いMS2-100がおすすめです。

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