
Kett PQ-520米麦単粒水分計を購入前に確認|対象穀類・測定粒数・水分分布
米や麦の乾燥むらは、平均の水分値だけでは見分けにくいものです。PQ-520が自分の使い方に合うのか、迷いますよね。
PQ-520は、6種類の米麦を一粒ずつ測り、水分のばらつき(水分分布)を確かめる機器です。粒ごとの差が必要な現場に向いています。
購入前に確認するのは、対象穀類、測定粒数、水分分布の見方、記録方法、必要書類、保証、納期です。
PQ-520適否早見表
PQ-520を選ぶ基準は、米や麦を一粒ずつ測り、水分のばらつきまで確認したいかです。まずは用途に合うかを早見表で確認しましょう。
| 使いたい条件 | PQ-520の適否 | 判断理由 |
|---|---|---|
| 6種類の米麦で粒ごとの水分差を見たい | 向く | 一粒ずつ測定・水分のばらつきを表示 |
| 10〜1000粒を測って分布を見たい | 向く | 10〜1000粒を設定・平均値と水分分布を表示 |
| 測定結果を印刷・パソコン保存したい | 条件付きで向く | 別売プリンタかパソコン用機器が必要 |
| 平均水分だけを現場で素早く測りたい | 別機種向き | 携帯型なら圃場で平均水分を測定 |
| 圃場へ持ち出したい | 合わない | AC100V・約9kgの据え置き機 |
| 6種類以外の穀類や食品も測りたい | 別機種向き | PQ-520の測定対象外 |
| 水分値ごとに粒を自動で分けたい | 合わない | 水分値の表示のみ・粒の選別機能なし |
| 農産物検査で使える機器が必要 | そのまま買わない | 最新一覧にPQ-520の掲載なし |
PQ-520の強みは、平均値だけでは分からない粒ごとの水分差を見られ、乾燥むらや荷受け試料の状態を調べられることです。
ただし、対象は6種類の米麦に限られます。平均値だけを素早く測る用途や、水分値ごとに粒を自動で分ける用途には使えません。
表の「向く」に当てはまり、販売元・保証・納期を確認できるなら、PQ-520がおすすめです。

PQ-520の対象穀類
PQ-520で測れるのは精米、玄米、もみ、大麦、小麦、はだか麦の6種類で、水分値の測定範囲は穀類によって異なります。
| 対象穀類 | 測定できる水分範囲 |
|---|---|
| 精米 | 11〜20% |
| 玄米 | 11〜20% |
| もみ | 11〜35% |
| 大麦 | 10〜40% |
| 小麦 | 10〜40% |
| はだか麦 | 10〜35% |
精米と玄米は11〜20%、もみや麦類は35〜40%まで測れます。20%を超える試料では、±0.5%の精度を前提にしないでください。
米粉、食品、薬品などは対象外です。6種類以外を測るなら、試料を加熱して水分を量る機種が必要です。
PQ-520の測定粒数
PQ-520は10〜1000粒で測定粒数を設定でき、出荷時の100粒から多くの粒を使う分布確認まで対応します。
水分13〜18%の試料を付属スプーン1杯で測れる粒数は次のとおりです。1000粒を測る場合は、途中で試料を追加してください。
- 精米:約200粒
- 玄米:約180粒
- もみ:約120粒
- 大麦:約110粒
- 小麦:約120粒
- はだか麦:約120粒
玄米100粒は平均水分の表示まで40秒以下ですが、ほかの穀類や1000粒へ同じ速度をそのまま当てはめることはできません。
PQ-520の水分分布
平均水分が同じでも、粒ごとの値がそろった試料と、高い粒・低い粒が混ざった試料では状態が変わります。
PQ-520は一粒ごとの値を棒グラフ(水分分布)で表示し、平均値だけでは見えない乾燥むらを確認できます。
棒グラフの範囲は、精米・玄米が10〜20%、もみ・麦類が10〜40%です。穀類ごとの測定範囲とは別なので、混同しないでください。
水分分布は、乾燥むらや刈り取り時期、荷受け試料の状態を判断する材料です。測定後の粒を水分値ごとに自動で分ける機能ではありません。
PQ-520の記録方法
本体だけでも穀類、平均水分、測定粒数、時刻、水分分布を画面で確認でき、画面で済むなら追加機器はいりません。
紙で残すなら、税別80,000円の別売プリンタVZ-380で、棒グラフや全粒の水分値まで印刷できます。
パソコンで管理するなら、税別50,000円の別売PDL-01をUSB接続すると、測定結果をExcelへ保存できます。
PDL-01をWindows 10/11で使う場合は、動作保証とExcelの対応版を購入前に確認する必要があります。
PQ-520以外が向く人
現場で平均水分だけならKett ライスタf2、多くの穀類と一定量あたりの重さも測るならKett PM-650です。
農産物検査には、対象品目と検査区分に合う最新掲載機種が必要です。Kett PM-640-2も、品目が掲載対象かを確認してください。
食品、薬品、泥、繊維などまで測るならKett FD-720です。試料を加熱して水分を求めるため、粒ごとの分布は出ません。
PQ-520と農産物検査
農産物検査で使うなら、PQ-520をそのまま購入しないでください。農産物検査用の最新一覧にPQ-520は掲載されていません。
精米の日本農林規格(JAS0017:2025)適合機種の一覧にはPQ-520が載っていますが、農産物検査用機器の一覧とは別です。
農産物検査では、対象品目と検査区分に対応し、最新一覧に載る機器を使ってください。米麦の水分分布を管理する用途ならPQ-520です。
PQ-520の購入前確認
税別定価は478,000円です。Amazonでは2026年7月30日に472,270〜473,220円の取り寄せ表示でした。
校正証明書が必要なら、本体と同時に販売店へ依頼してください。発行の可否、費用、納期の確認が注文前に必要です。
PQ-520には保証書と検査合格証が付きます。Amazon購入時も同じ書類が付くか、保証期間と修理窓口を販売元へ確認してください。
長く使うなら年1回程度の定期点検も必要です。注文前に確認する項目は、販売元、実納期、返品条件、点検費用、預かり期間です。

QA
PQ-520の使用環境は?
使用できる環境は5〜40℃、湿度85%以下で、結露しない場所です。範囲外の倉庫や結露が起きる場所では使わないでください。
冷えた穀物を測れる?
穀物と本体の温度が大きく違うと、測定誤差が増えます。穀物を本体と同じ温度に十分なじませてから測定してください。
試料不足でも続けられる?
測定中でも試料を追加できます。30秒以上粒数が増えず「追加投入」と表示されたら、試料切れと搬送部分の詰まりを確認してください。
PQ-520の購入判断
6種類の米麦を一粒ずつ測り、10〜1000粒の水分分布まで確認したいなら、Kett PQ-520が本命です。
用途が平均水分だけならKett ライスタf2、多くの穀類と一定量あたりの重さも測るならKett PM-650、食品や薬品まで対象にするならKett FD-720と、目的に合わせて選ぶ機種が変わります。
農産物検査だけは別で、Kett PM-640-2を含め、対象品目に合う最新掲載機種を選んでください。
AmazonのPQ-520は取り寄せ表示です。校正、保証、納期について販売元の回答を受けてから注文しましょう。

Amazon の PC をスコア化してみた

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※同一運営者のサイトです。
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