
Tektronix AFG31152 任意波形発生器|150MHz・2ch・追加ライセンス・校正
AFG31152を導入したくても、150MHz・2チャンネルだけで決めてよいのか、追加機能や校正書類まで含めると迷いますよね。
正弦波150MHzと2信号が必要ならAFG31152がおすすめです。追加機能と詳しい校正書類は標準構成に含まれません。
出せる波形と2チャンネルの用途が分かれば、必要な追加機能と校正書類、Amazonで買える条件まで判断できます。
波形発生器の購入早見表
正弦波150MHz・2信号ならAFG31152。1信号でよければAFG31151、100MHz・2信号ならAFG31102まで価格を抑えられます。
正弦波250MHzでは、AFG31152拡張後とAFG31252の追加費用込み総額が比較対象になります。
| 商品 | 向く人 | 主な強み | 購入前の確認 | Amazon表示価格 |
|---|---|---|---|---|
| AFG31152 | 正弦波150MHzまで・信号2つ | 150MHzと2チャンネルを両立 | 追加機能、校正書類、電源コードの構成 | 1,903,000円 |
| AFG31151 | 正弦波150MHzまで・信号1つ | 同じ150MHzで本体価格を抑えられる | 2つの信号は同時に出せない | 1,342,000円 |
| AFG31102 | 正弦波100MHzまで・信号2つ | 2チャンネルを保ち価格を抑えられる | 150MHzは出せない | 1,595,000円 |
| AFG31252 | 正弦波250MHzまで・信号2つ | 150MHz超を本体だけで出せる | AFG31152へ周波数拡張を足す場合との総額 | 3,773,000円 |
表の価格は2026年7月29日のAmazon表示。注文前にそろえたいのは、販売元、納期、電源コード、校正書類の4条件です。
表示価格だけでは発注条件が足りません。先に固定するのは、波形、電圧、負荷条件。そのうえで比較するのが、追加機能と校正を含む総額です。

AFG31152の波形上限
AFG31152の150MHzは、正弦波を続けて出す場合の上限。すべての波形を150MHzで出せるという意味ではありません。
| 波形と出し方 | 周波数の上限 |
|---|---|
| なめらかに上下する正弦波を続けて出力 | 150MHz |
| 正弦波を決めた回数だけ出力 | 75MHz |
| 角ばった方形波 | 120MHz |
| 幅を決めるパルス波 | 120MHz |
| 自分で作った任意波形を続けて出力 | 75MHz |
| 任意波形を決めた回数だけ出力 | 37.5MHz |
| その他の内蔵波形 | 1.5MHz |
正弦波150MHzならAFG31152が対象。一方、任意波形を75MHzより高く出す用途は、AFG31152の上限外です。
波形の上端から下端までの電圧は、50Ω(オーム)接続で1ミリボルト~5ボルト。入力抵抗が高い場合は2ミリボルト~10ボルトです。
販売元へ伝えるのは、必要な波形、周波数、電圧、直流の上乗せ電圧(DCオフセット)、50Ω終端の有無。この5項目が、出力条件を照合する材料になります。
AFG31152の2信号用途
2ch(2チャンネル)は、2つの信号を同時に出す機能。AFG31152が向くのは、その時間差を細かく変える試験です。
- 電源回路の制御信号と出力側の基準信号を同時に作る
- 機器の動作を刻む信号と、開始を指示する信号を同時に出す
- 2つの回路へ同じ周波数で時間をずらした信号を送る
- 自動試験で2系統の入力を繰り返し再現する
2つの信号をずらせる範囲は前後320ナノ秒。調整の細かさは0.1ナノ秒または設定値の4桁で、1ナノ秒は10億分の1秒です。
外部信号で動作を始める外部トリガや、10MHz基準クロックで他機器と時刻を合わせる用途では、その機能も見積条件。
信号が1つならAFG31151で十分です。3つ以上では、複数台を同じ時刻に合わせる構成が見積りの前提になります。
AFG31152波形長・速度
波形長とは、自作波形を何点で記録できるかという容量のこと。長い波形向けの機能では、1チャンネル1,600万点が標準です。
基本機能(ベーシックモード)の自作波形は最大13万1,072点。1万6,384点までは、1秒あたり20億点で出力します。
ベーシックモードで1万6,384点を超えると、出力速度は1秒あたり2億5,000万点へ低下。同じ時間に使える点数は8分の1です。
長い自作波形では、出力速度を最大1秒あたり20億点まで調整可能。1億2,800万点へ伸ばす場合だけ、追加ライセンスが必要です。
AFG31152用ライセンス
追加ライセンスは、本体に機能を加える購入コード。1,600万点までの自作波形を続けて出すだけなら、標準機能で足ります。
AUP-AFG3BW150T250-2:正弦波の上限を150MHzから250MHzへ拡張AUP-AFG3MEM-2:1チャンネルの波形長を1,600万点から1億2,800万点へ拡張AUP-AFG3SEQ-2:波形の順番出力と、外部信号による開始・停止を追加AUP-AFG3TRIAL:上の3機能を30日間試用
AFG31152用ライセンスは末尾「-2」で、「-1」は1チャンネル用。ライセンスは1台にひも付き、別のAFGへは移せません。
順番に並べられる波形の数は、最大25と最大256の2通りの記載。必要数を契約条件にする場合は、最大数の書面確定が発注条件です。
追加ライセンスはAmazonで取り扱いを確認できません。本体と必要な機能を同じ見積書にまとめるなら、依頼先は正規販売店。
AFG31152の校正書類
AFG31152に標準で付くのは、国家標準とのつながりを示すNISTトレーサブル校正証明書。本体保証は3年です。
| 必要なもの | 注文記号 | 内容 |
|---|---|---|
| 標準の証明書 | 本体標準 | 国家標準とのつながりを示すNISTトレーサブル校正証明書 |
| 測定値付きの書類 | D1 | 校正データ・レポート。日本語が必要なら書類言語を指定 |
| 3年間の定期校正と成績書 | C3+D3 | D3はC3と同時に注文 |
| 5年間の定期校正と成績書 | C5+D5 | D5はC5と同時に注文 |
| 第三者認定の校正 | 別見積り | 国際規格ISO/IEC 17025に沿う校正。認定マーク付き証明書、測定データ、測定結果の不確かさ |
標準証明書だけでは、個別の測定値、校正前後のデータ、測定結果の幅を示す不確かさ、第三者の認定マークまでそろうとは限りません。必要な書類の範囲は、表の注文記号で分かれます。
本体の自己校正は、外部の基準につながる校正や証明書の代わりにはならない仕組み。品質監査で使う書類は、本体と同時発注の対象です。
詳しい校正を付ける場合、見積書に入れるのは、書類名、言語、製造番号、校正周期の4項目。
AFG31152付属・別売
標準付属品には、信号用とパソコン接続用のケーブル、電源、校正証明書まで含まれます。内訳は次のとおり。
- 適合性と安全性に関する案内書
- 丸い差し込み式の信号端子(BNC)用シールドケーブル0.9m
- パソコン接続用USB A-Bケーブル0.9m
- 電源ケーブル
- NISTトレーサブル校正証明書
- 3年保証
信号用BNCケーブルは2チャンネル分の2本が標準。ただしAmazonでは、本数と日本向け100V電源コード「A6」を確認できません。
接続先を50Ωに合わせる、持ち運ぶ、計測ラックへ固定する――こうした用途では、必要な別売品が変わります。
012-1732-xx:シールドBNCケーブル0.9m012-0991-xx:計測器を外部制御するGPIBケーブル011-0049-02:信号線の端を50Ωに合わせるBNCターミネータACD4000B:ソフトキャリングケースHCTEK54:ハードケース。ACD4000Bと組み合わせて使用AFG31000-RMK:ラック固定用。現行品番と必要部材を販売店へ確認
不足する別売品は、上の品番で見積り可能。本体と別発注になるなら、それぞれの納期が発注条件です。
Amazon購入条件
Amazon購入が向くのは、販売元が明確で、標準構成をそのまま買う人。商品は型番AFG31152、150MHz・2チャンネルで一致しています。
一方、商品名に追加ライセンスや校正サービスの記載はありません。これらの条件を書面でもらえないなら、Amazon発注には不向きです。
- 販売元、新品、国内正規流通
- 具体的な納期、国内保証窓口、保証開始日
- 初期不良と返品の受付期限・送料負担
- 本体型番AFG31152、日本向け100V電源コード「A6」、BNCケーブル2本
- 追加ライセンスの2チャンネル用品番「-2」と導入方法
- 必要な校正書類、書類言語、本体製造番号の一致
- オプションとサービスを分けた見積書
Amazon価格だけでは、追加ライセンス、校正、送料、保証を含む総額になりません。正規販売店と比べるなら、この4項目を含む金額が同一条件。
販売元と返品条件を注文前に確定できるならAmazon。確定できない場合は、メーカーまたは正規販売店がおすすめです。
QA
本体画面だけで確認可能?
オシロスコープは不要になりません。出力先に届く波形を本体画面へ表示するInstaViewの対象は、50ΩのBNCケーブルを使うベーシックモードの連続出力で、ノイズ以外の波形に限られます。
AFG31152の測定範囲は、直流成分と交流ピークを合わせて-5V~+5V。範囲外の信号や詳しい波形観測には、オシロスコープによる測定が必要です。
パソコンで自動制御可能?
自動制御に使える接続は、GPIB、LAN、USB 2.0。計測器を制御する共通命令(SCPIコマンド)にも対応します。
既存の試験プログラムへ組み込む前にそろえるのは、ドライバの版、接続方法、設定切替時間、本体制御ソフト(ファームウェア)の4項目。
ライセンス導入の準備は?
用意するのは、本体を識別する番号(Host ID)、製造番号、購入したライセンスファイル、USBメモリの4点。Host IDの確認場所は「Home → Utility → License」です。
Host IDの表示にはファームウェア1.4.6以上が必要です。資産台帳では、ライセンス情報と本体の製造番号のひも付けが必要です。
測定前の待機と自己校正は?
仕様どおりの性能で使う前に必要なのは、電源投入後最低20分の待機。自己校正の実行手順は、すべてのケーブルを外して「Utility → Diagnostics/Calibration → Self-Calibration → Run」です。
自己校正は本体内部の調整であり、外部の基準につながる校正や校正証明書とは別物です。
波形発生器の購入結論
正弦波150MHz・2チャンネルならAFG31152がおすすめです。追加機能と校正書類は、必要なものだけ別見積り。
1億2,800万点と順番出力には追加ライセンスが必須です。250MHzでは、AFG31152拡張後とAFG31252の各総額が比較条件になります。
Amazonは、販売元と返品条件を確定できる標準構成向け。校正データや認定校正、国内保証、返品条件を書面でそろえる場合は、正規販売店がおすすめです。
- 正弦波150MHz・2チャンネル:AFG31152
- 正弦波150MHz・1チャンネル:AFG31151
- 正弦波100MHz・2チャンネル:AFG31102
- 正弦波150MHz超~250MHz:AFG31152の帯域拡張とAFG31252の総額比較
Amazon の PC をスコア化してみた

Amazonにある8〜14インチの小型WindowsタブレットやノートPCを、スペック別にスコア化して比較・ランキング。
※同一運営者のサイトです。
関連記事
- ダイヘン WB-M350Sの価格・仕様|三相200V・必要電源・10mセット内容

- HD 4/8 Classicの50Hz・60Hzはどっち?地域と電源の選び方

- HIOKI PW3365-10は本体のみで測定できる?必要なクランプセンサ・SDカードを解説

- マッサージベッドのヘッドレスト交換|差込径・棒間隔と固定方式の確認方法

- Tektronix TBS2204B オシロスコープ|200MHz・4ch・5Mポイント・付属プローブ

- 三陽山長 匠一郎 ビジネスシューズ|木型R2010のサイズ感・製法・修理対応

- RIGOL RSA3015Nを購入前に確認|1.5GHz・VNA・トラッキングジェネレータ

- カードリーダー用クリーニングカード|湿式・乾式と対応機器の選び方

- リオン NA-28 精密騒音計|検定付き・検定なしの違いと1/3オクターブ分析

- Fluke 725と726の違い|精度・RTD・パルス出力を比較














