
通信工事士向け屋外配線用ケーブルトレーサー|対応ケーブルと探索方式
屋外配線の経路を追いたいとき、ケーブルトレーサーならどれでも地中の通信線を探せる、と思いがちですよね。実際は、対応ケーブルと信号の送り方で得意な作業が変わります。
LANや同軸線を含む屋内配線の識別と、埋設ケーブルの経路・深さの調査は、必要な性能が別物です。商品名より、どのケーブルにどう信号を入れる機器かが大切。
商品の早見表
屋外で地中ケーブルをたどる作業には、埋設線向けと明記された機種が候補です。屋内配線やLAN対応の記載だけでは、土中での探索距離や深さまで同じように使えるとは限りません。
| 商品 | 得意分野・対応の目安 | 探索の特徴 | 参考価格 |
|---|---|---|---|
グッドマン 501 | 埋設ケーブル | アナログ、最大2km・深さ4m | 184,428円 |
デンサン CT-200 | 屋内配線・同軸線・LAN配線、電線の導通 | 送受信式、探査距離1km | 19,014円 |
Dazzix MS6818 | 屋内配線・地中ケーブルの検査 | デジタル信号、液晶表示 | 32,379円 |
SHEJP ケーブル探知機 | LAN・ネットワーク線など | 送受信式、感度6段階 | 16,136円 |
SHEJP 配線探知機 | 暗線・LAN・埋設配線など | 感度調整、ノイズカット | 14,237円 |
VVBB ケーブル探知機 | 電源線・ネットワーク線など | 送受信式、感度6段階 | 14,323円 |
Bassadoro 埋設線テスター | 地中線・ツイストペア・電話線など | 最大500m・深さ1m | — |
価格は2026年9月29日時点の参考値です。販売価格は時期や販売店で変わります。501は埋設線の経路探索と深さ測定を主目的にした機種で、CT-200は屋内配線や通信線の探査・導通検査が中心。ここが大きな分かれ目です。
探せるケーブル
トレーサーが信号を追えるのは、基本的に信号を流せる金属導体を含むケーブルです。電話線、制御線、LANケーブル、同軸線などは候補になりますが、製品ごとに対応範囲は異なります。
光ファイバーのガラス部分だけでは、電気信号を流して経路を追えません。金属製の支持線や別に敷設した導線があれば、その金属部分を手がかりにできる場合があります。光ケーブル対応という言葉だけで、ケーブル本体を直接探せると決めつけないこと。
ケーブルの導通検査と地中の位置を探す作業も別です。導通検査は電線がつながっているかを見る機能。埋設探索では送信信号をケーブルへ載せ、受信器で地表から追います。片方の機能だけでは、屋外作業全体をまかなえません。
埋設線には501
グッドマン501は、地中に埋設されたケーブルを長い距離で追う用途に使えます。探索距離は最大2km、深さは最大4m。屋外配線の経路調査に必要な機能がまとまっています。
参考価格は184,428円。安価な屋内配線用トレーサーと比べると高価ですが、探索距離や深さが作業要件なら、同じ価格帯だけで比較しないほうがよいでしょう。用途の違う機器を価格だけで置き換えると、現場で必要な探索ができません。

通信線にも使う機種
デンサン CT-200は、屋内配線、同軸線、LAN配線の経路探査と電線の導通検査に対応します。信号周波数は150kHz、探査距離は1km。電話配線の通電チェックもでき、屋内側の通信線確認に便利です。ジェフコムの製品情報

CT-200の対象は屋内配線・同軸線・LAN配線です。地中埋設線の深さ測定や、屋外の長距離埋設探索を主目的にする機種とは分けてください。電池は送信器・受信器とも9V形が各1個必要で、付属しません。
参考価格は19,014円で、定価の目安は29,040円。販売価格は変動します。配線盤から先のLAN・電話線の特定や導通確認が中心なら、機能と価格の釣り合いを取りやすい機種です。
Dazzix MS6818は、短絡・断線や地下ケーブルの方向を検出する送受信セットで、デジタル信号と液晶表示を備えます。参考価格は32,379円。地中の広い範囲を追う主力機として使う場合は、必要な探索距離と深さに対応するかを確認してください。

手頃な送受信セット
SHEJP ケーブル探知機とVVBBの製品は、送信器・受信器に加え、クリップやコンセントアダプターを組み合わせたセットです。参考価格はSHEJPが16,136円、VVBB ケーブル探知機が14,323円。感度を段階調整でき、屋内の配線やLANを特定する作業に使えます。
もう一つのSHEJP 配線探知機は参考価格14,237円で、暗線・LAN・埋設配線に対応し、受信器のライトや感度調整を備えます。Bassadoro 埋設線テスターは最大500m、深さ1mまでを対象とし、ツイストペア、ネットワーク、ビデオ、電話線などに対応します。


この価格帯の製品は、商品名や広告上の探知深度だけで業務用の埋設探索能力を判断しないことが大切です。活線・高電圧対応やクリップの耐圧表示も、機器全体をその電圧へ接続できるという意味ではありません。定格、接続方法、現場の電圧を取扱説明書で照合してください。


結論
通信工事で屋外の埋設線を追い、深さや長距離の探索も必要なら、埋設線向けの仕様が明記されたグッドマン501を選ぶのが明快です。屋内のLAN・同軸線や電話線の探査、導通検査が中心なら、デンサンCT-200が価格を抑えやすい候補になります。
SHEJP ケーブル探知機、VVBB ケーブル探知機、Dazzix MS6818、Bassadoro 埋設線テスターは予算を抑えた送受信セットとして比較できますが、埋設深さ・距離・活線条件が作業要件に合うことを取扱説明書で確認してから使ってください。光ファイバー単体の経路特定には、一般的なケーブルトレーサーは使えません。金属支持線や専用の探索手段が必要です。
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