
MacBook ProでDTMは快適?M5 Pro・メモリ・容量の選び方
こんにちは、せせらです。
今回は、MacBook ProでDTMをするならM5で足りるのか、M5 Proまで上げるべきかを書いていきます。
正直、DTMだけなら最初からM5 Maxまで盛らなくて良い人は多いです。ただ、MacBook Airと同じ感覚で安くまとめると、曲が重くなった時にファン、メモリ、容量、画面、ポートまわりでじわじわ差が出ます。
DTM用MacBook Proは制作中の止まり方で分ける
DTMで重いのは、アプリを開く瞬間だけではありません。録音しながらエフェクトをかける、ピアノ音源を鳴らす、ドラムを打ち込む、ミックスでプラグインを何本も挿す。このあたりでPCの余裕が削られます。
CPUは、再生しながら音を計算する頭です。メモリは、DAW、音源、プラグイン、ブラウザ、譜面を広げる作業机。SSDは、音源ライブラリと録音データを置く棚ですね。
DTM用MacBook Proは、ベンチマークの数字より「制作中にどこで詰まるか」で決めた方が実感に合います。
| 制作内容 | MacBook Air | MacBook Pro M5 | MacBook Pro M5 Pro |
|---|---|---|---|
| GarageBandで歌・ギター録り | ◎ 短い制作なら十分 | ◎ 余裕あり | △ ここまでは不要 |
| Logic Proで宅録・軽めのミックス | ○ ファンなしなので長時間は弱い | ◎ 合う | ○ 長く使うならあり |
| Abletonで音源・プラグイン多め | △ 熱とメモリで詰まりやすい | ○ 構成次第 | ◎ ここから欲しい |
| Kontakt系の大きな音源 | × 本体だけではきつい | △ メモリ次第 | ◎ 48GB以上が安心 |
| 映像編集や配信も同じMac | × DTM専用より重い | ○ 軽めなら可 | ◎ M5 Maxも検討 |
MacBook Proは、M5、M5 Pro、M5 Maxのどこまで上げるかで迷いやすいです。細かい仕様はApple公式のMacBook Pro仕様で確認できますが、DTM目線ではチップ名だけで決めるより、どの制作で引っかかるかを先に分けたいです。
M5で足りる制作、M5 Proが欲しい制作
M5で足りるのは、GarageBand、Logic Proの宅録、標準プラグイン中心のミックス、数十トラックくらいの曲作りです。歌を録る、ギターを重ねる、ドラムを少し打ち込む。このくらいなら、いきなり上位チップへ行かなくても全然使えます。
Logic Proは最小インストールで6GB、フルSound Libraryで72GBの空き容量が必要です。アプリ本体より、あとから入れる音源の方が容量を食います。仕様はLogic Proの技術仕様にもまとまっています。
歌録り、ギター録り、軽めの打ち込みなら、M5に24GBメモリと1TB SSDを合わせる構成で使えます。
ただ、Kontakt系の大きな音源をいくつも立ち上げる、Abletonで音源を重ねる、録音時の遅れを小さくしたい、外部モニターや機材を多めにつなぐ。このあたりに当てはまるならM5 Proにしたいです。
録音中は、バッファサイズを下げるほど演奏の遅れは減ります。その代わりMac側の負荷は上がるので、余裕がないとプチッと音が切れたり、再生が止まったりします。ここが、普通の事務作業とDTMで違うところです。
メモリとSSDは曲が増えてから困る
メモリは作業机なので、狭いとDAW、音源、プラグイン、ミキサー、ブラウザを同時に広げた時に身動きが取りづらくなります。DTMでは「今は1曲だけ」でも、制作に慣れるほどトラック数とプラグイン数が増えます。
16GBは入門用の下限です。GarageBandや軽めのLogicなら足りますが、長く使うなら24GB以上、重い音源を触るなら48GB以上まで上げた方が気持ちに余裕が出ます。
SSDは棚です。曲ファイルだけなら小さく見えますが、Logicの音源、AbletonのPack、録音データ、書き出し、過去バージョン、バックアップで一気に埋まります。外付けSSDでも運用できますが、毎回ケーブルをつないで音源を読みに行くのは地味に面倒です。
| 用途 | メモリ | SSD | 制作中の感覚 |
|---|---|---|---|
| GarageBand入門 | 16GB | 512GB〜1TB | 曲数が少ないうちは足りる |
| Logic / Abletonで宅録 | 24GB〜48GB | 1TB | 音源と録音データを置きやすい |
| 大容量音源・仕事寄り | 48GB以上 | 1TB〜2TB以上 | プラグインを増やしても粘れる |
DTMでは、M5 Maxへ上げる前にメモリとSSDへ予算を回した方が制作中のストレスは減りやすいです。
関連記事:MacBook Proの選び方
Airとの差はファン、画面、ポート
MacBook Airでも軽いDTMはできます。GarageBandで歌を録る、Logicで数トラック作る、軽い打ち込みをするくらいなら、Airでも普通に曲は作れます。
ただ、Airはファンがありません。短い作業では静かで良いのですが、長時間のミックス、音源を多めに立ち上げた制作、書き出しを続ける作業では熱がこもりやすいです。Proはファンで熱を逃がせるので、長く負荷をかけた時に粘りやすいです。
画面も地味に大事です。DAWはトラック、ミキサー、ピアノロール、プラグイン画面、音源ブラウザを同時に開きます。小さい画面だと、ウィンドウを閉じたり開いたりする時間が増えて、曲作りの流れが切れます。
ポートもDTMでは実際に困る問題です。オーディオインターフェース、MIDIキーボード、外付けSSD、外部モニター、充電。これを毎回ハブでまとめると、机の上がケーブルだらけになります。
AirとProで迷うなら、持ち運びの軽さを取るか、長時間負荷とポートの余裕を取るかで分かれます。自宅固定なら、ノート型にこだわらずMac miniも比較対象です。
関連記事:Airで足りる範囲、Mac miniでDTM
14インチと16インチは制作場所で分ける
14インチは、学校、スタジオ、ライブ現場、リハーサルに持っていく人向けです。オーディオインターフェースやヘッドホンも一緒に持つなら、本体が小さいだけで助かります。
16インチは、外部モニターなしで作る人向けです。ミキサーやプラグインを広げた時に、画面が広いだけで作業の迷子が減ります。机の上でじっくり作るなら、16インチの方が気持ち良いです。
気をつけたいのは、録音時のマイク位置です。静かな部屋で本体の近くにマイクを置くなら、書き出し直後や重い音源を立ち上げたまま録らない方が良いです。ファン付きのProは粘れますが、ファン音が絶対にゼロになるわけではありません。
Windowsノートも含めて横並びで確認するなら、SpecsyのノートPC一覧も使えます。Macでしか動かない作業がない人は、ここで価格とスペックを比べても良いですね。
私ならこの構成
初めてのDTMなら、M5 / 24GB / 1TB。GarageBand、Logic Pro、歌録り、ギター録り、軽めの打ち込みなら、このあたりで気持ちよく作れます。
長く使う前提なら、M5 Pro / 48GB / 1TB。Kontakt系の音源、Ableton、プラグイン多めのミックス、低レイテンシ録音まで入ってくるなら、こっちの方が余裕を残せます。
DTM用MacBook Proは「一番上のチップ」より「メモリと容量で詰まらない構成」の方が大事です。
2TB以上は、サンプル音源をたくさん本体に入れる人、録音データを長く残す人、外付けSSDを毎回つなぐのが嫌な人向けです。音楽制作だけなら、M5 Maxより先にここを厚くした方が使い心地に出ます。
あと、DTMはMacだけで完結しません。オーディオインターフェース、マイク、ヘッドホン、MIDIキーボードにも予算を残したいです。Mac本体に全部突っ込むと、良いMacなのに録音環境が弱い、という変なことになります。

よくある質問
MacBook ProはDTMに必要ですか?
GarageBandで短い曲を作る、Logicで数トラック録るくらいならMacBook Airでも足ります。MacBook Proにする意味が出るのは、長時間のミックス、音源を多めに立ち上げる制作、低レイテンシ録音、外部機材を同時につなぐ作業まで入る場合です。
M5とM5 Proはどこで差が出ますか?
M5は歌録り、ギター録り、標準プラグイン中心のLogic制作なら十分です。M5 ProはKontakt系の大きな音源、Abletonで音源を重ねる制作、録音時のバッファを小さくしたい場面で余裕が出ます。
メモリは24GBと48GBのどっちがDTM向きですか?
24GBは、Logic ProやGarageBandで宅録し、ブラウザや譜面を開きながら作る人に合います。48GBは、大きなサンプル音源、プラグイン多めのミックス、Abletonで音を重ねる制作まで入る人向けです。
SSDは512GBで足りますか?
曲数が少ない入門期だけなら512GBでも始められます。ただ、LogicのSound Library、AbletonのPack、録音データ、書き出し、バックアップまで本体に置くなら1TBは欲しいです。
AirではなくProにする場面はどこですか?
長時間のミックス、複数のソフト音源、外部モニター、オーディオインターフェース、MIDIキーボード、外付けSSDを同時に使うならProが合います。Airは軽い曲作りには使えますが、ファンなしなので熱がこもる作業では伸びにくいです。
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