
リベッターのノーズピースをなくした|2.4・3.2・4.0・4.8mmと本体型番の確認方法
いざリベッターを使おうとした時、ノーズピースが見当たらないと困りますよね。2.4mmや4.8mmなど、数字だけではどれを付けるのか迷うものです。
交換品を決める手掛かりは、本体型番、リベットの呼び径、純正部品番号の3点です。どれか一つだけでは、使うノーズピースを特定できません。
径が同じという理由だけで別メーカー品を選ぶと、ねじや内部部品が合わないこともあります。ノーズピースが見つからない間は作業を続けず、最初に本体の動力を切ってください。
目次
ノーズピースがない状態は使用中止
ノーズピースがないまま動かすと、マンドレルの排出不良や内部詰まり、部品の破損につながるおそれがあります。リベットの差し込みや、ハンドル・トリガーの操作も避けてください。
コードレス式は電池パック、コード式は電源プラグを外してください。エアー式では供給を止めてホースを外し、取扱説明書に記載された方法で残圧も抜く必要があります。
動力を切った後も、先端を顔や人へ向けたり、本体先端の穴をのぞき込んだりしないでください。保護メガネを着けたら、本体のメーカー名と型番を控えましょう。
本体型番は銘板・ケース・保証書から探せる
交換品を探す出発点は、メーカー名と本体型番です。同じ4.8mm用でも、機種やリベットの種類が違えば部品番号は変わります。
本体の刻印や銘板は、ハンドル付近、シリンダー底面、電池の差し込み部の周りを探してください。たとえばロブテックスR2A1は、シリンダーカップ底面にシリアル番号があります。
文字が薄くて読めない時は、取扱説明書、ケースのラベル、保証書、購入履歴も手掛かりになります。型番は末尾記号まで、シリアル番号と一緒に写真に残しておきましょう。
本体先端、ハンドル内、付属レンチの周り、ケースの成形ポケットに、予備が残っているかもしれません。収納場所は機種ごとに違い、出荷時の1個が本体に付いたままの製品もあります。
刻印の数字はリベットの呼び径(ボディ径)
ノーズピースの2.4、3.2、4.0、4.8という刻印は、ブラインドリベットの呼び径を示します。リベット径が3.2mmなら、3.2刻印を選びましょう。
呼び径は、母材の穴へ入る筒状のボディ部分の太さです。かしめた後に表面へ残る広い頭部はボディより大きいため、頭部の外径をノーズピースの数字と取り違えないでください。
下穴径と、引っ張って切断する細いマンドレル径も別の寸法です。ノーズピースへマンドレルを差し込みますが、2.4mmや4.8mmの表示はマンドレルの太さではありません。
リベットの箱や袋にある「リベット径」「ボディ径」と、製品型番の公式仕様を確認しましょう。現物しかない時は、頭部やマンドレルの実測だけで決めず、本体メーカーへ型番とリベットの仕様を伝えてください。
3/32・1/8・5/32・3/16インチの対応表
海外製のリベッターやノーズピースは、サイズをインチの分数で表すことがあります。国内の2.4・3.2・4.0・4.8mmと照合する時は、次の表を使ってください。
| インチ表記 | 国内の呼び | 厳密な換算値 |
|---|---|---|
| 3/32インチ | 2.4mm | 2.38125mm |
| 1/8インチ | 3.2mm | 3.175mm |
| 5/32インチ | 4.0mm | 3.96875mm |
| 3/16インチ | 4.8mm | 4.7625mm |
2.4mmと2.38125mmのように、呼び寸法と計算上の数値は完全には一致しません。海外製品には2mm、2.5mm、5mmと丸めた表示もあるため、数字の近さだけで別メーカーの部品を流用せず、本体型番と部品表まで確かめてください。
純正部品表には前方部品の指定もある
サイズが分かったら、本体型番の取扱説明書や純正部品表を開きましょう。ノーズピースの部品番号だけでなく、使うリベットの種類と、同時に替える前方部品まで照合してください。
たとえばロブテックスR2B1の取扱説明書では、2.4・3.2・4.0・4.8mmごとに、保持ノーズピースとジョープッシャーユニットのコードが分かれています。
| リベット径 | 保持ノーズ品番 | プッシャー品番 |
|---|---|---|
| 2.4mm | 71357 | 68439 |
| 3.2mm | 71358 | 68438 |
| 4.0mm | 71359 | 68437 |
| 4.8mm | 71360 | 68436 |
エアー式のR2A1では、2.4・3.2mm用のガイドパイプと、4.0・4.8mm用のガイドパイプカラーも分かれています。ノーズピースを4.8mmへ替える時は、内部部品も4.8mm用へ交換してください。
ProSet 3400の取扱説明書では、同じ4.8mmでも、オープンエンド、クローズドエンド、HR、Ultra-Gripなどの種類に応じて、PRN614、PRN624、PRN634、PRN6HR、N-406を使うよう指定しています。購入前には、本体型番、ノーズピース品番、リベット種類、前方部品の4項目を部品表で照らし合わせてください。
取付ねじが合っても他社品は流用できない
取付ねじの径やピッチが違う部品は、その時点で不適合です。ただし、ねじが入っても、リベッター全体との適合は確定しません。
適合確認では、全長、先端形状、着座位置、ノーズ穴径も照合してください。全長や穴径が違うと、マンドレルの排出不良、内部詰まり、かしめの仕上がり不良、前方部品の破損につながるおそれがあります。
商品名に「汎用」とあっても、全メーカー共通とは限りません。GESIPAのUniversal nosepieceも対応する本体を指定しているため、メーカーが自分の本体型番への適合を明記したものだけを使ってください。
対応本体や純正部品番号が分からない時は、ねじの実測だけで他社品を決めず、本体型番と使うリベットの仕様をメーカー窓口へ伝えて、部品番号を問い合わせてください。
取り付けに使うのは本体指定のレンチ
取り外しへ進む前に動力が切れていることを確かめ、取り付けが終わるまで電池やエアーホースを外しておいてください。
取り外しに使うのは、本体付属または取扱説明書指定のレンチです。ロブテックスR2A1では、対辺21mm側を保持しながら、対辺10mmのノーズピースを回します。ねじ部に切粉や変形があれば、そのまま新しい部品を締め込まないでください。
径を変える場合、R2A1のガイドパイプやR2B1のジョープッシャーなど、部品表で指定された前方部品も同じサイズ用が必要です。新しいノーズピースは手でまっすぐねじ込み、斜めになったり途中で重くなったりしたら一度外してください。
最後の締付けは、その機種の取扱説明書に従ってください。ProSet 3400の6.8〜7.3N・mは同機だけの指定値なので、ほかのリベッターへ流用せず、取り付け後の緩みも確かめてください。
マンドレル排出は端材試験で確認
取り付け後はいきなり本番の母材へ使わず、使用予定と同じ径・種類のリベットを端材で試してください。確認するのは、ノーズピースの緩み、フランジの浮き、切断したマンドレルの排出です。
マンドレルが抜けない、ハンドルやトリガーが重い、異音がするといった時は、続けて動かさないでください。すぐに動力を切り、エアー式は説明書どおりに残圧も抜きましょう。
最初にマンドレルコレクターを空にし、ノーズピースの刻印と、ジョープッシャーやガイドパイプの組み合わせを見直しましょう。清掃は取扱説明書で許された範囲だけにし、ドリル、釘、硬い棒で詰まりを押し込んではいけません。
変形、ねじの傷み、ジョーの摩耗、油漏れがある時や、清掃しても排出できない時はメーカー修理が必要です。修理を依頼する時は、本体型番、詰まったリベットの呼び径、起きている症状をメーカーへ伝えましょう。
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