
LaserPecker LP4とLP5の違い|金属加工・レーザー出力・速度
LP4とLP5は、どちらも木材から金属まで加工できます。価格差ほど違いが見えにくいんですよね。
LP5は約19万円高いため、出力の数字だけでは価格差を判断できません。LP4で足りず、買い直すのも避けたいところ。
違いは金属を彫る深さ、切る素材、加工する個数です。自分の作業を当てはめれば、LP4とLP5を選べます。
LP4とLP5早見表
LP4は木材や革の名入れ、金属表面への文字入れにおすすめ。金属の深彫りや切断はできません。
LP5は金属の深彫りや薄板切断、複数個の加工におすすめです。価格はLP4の約2倍。
LP4とLP5は木材や革に青色レーザーを使います。金属用の1064nmは、LP4が2W赤外線、LP5が20Wファイバーです。
加工範囲は両機とも同じ。約19万円の価格差は、LP5の金属深彫りと20W出力に対するもの。
| 比較項目 | LaserPecker LP4 | LaserPecker LP5 | おすすめする人 |
|---|---|---|---|
| Amazon価格(2026年8月11日時点) | 189,900円 | 375,000円 | 予算重視ならLP4 深彫り・切断ならLP5 |
| 木材・革用の青色レーザー | 10W | 20W | 厚い素材を切るならLP5 |
| 金属用レーザー | 2W赤外線 | 20Wファイバー | 深く彫るならLP5 |
| 金属加工 | 浅彫り最大0.1mm 切断不可 | 深彫り・立体彫刻 薄板切断 | 表面の文字入れはLP4 深彫り・切断はLP5 |
| 最大線彫り速度 | 毎秒4,000mm | 毎秒10,000mm | 複数個を加工するならLP5 |
| 標準加工範囲 | 120×160mmの楕円 100×100mmの正方形 | 120×160mmの楕円 100×100mmの正方形 | 作業面積では差がない |
| 総重量 | 4kg | 6.02kg | 持ち運ぶならLP4 |
| 本体画面 | あり | なし | 本体で進捗を見るならLP4 |
金属加工はLP5
金属加工が購入目的の中心なら、20Wの金属用レーザーで深く彫れるLP5がおすすめです。
LP4は名前やロゴ、番号を表面へ入れる用途なら十分。彫れる深さは最大0.1mmで、金属切断は不可。
LP5は画像の明暗に合わせて深さを変え、凹凸を作る3Dグレースケール彫刻にも対応します。
金属切断の厚さと必要回数は、素材や設定で変わります。次の数値は、購入上限ではなく加工テスト値。
- 鉄:0.4mmを2回で切断
- アルミ:0.2mmを1回で切断
- ステンレス:0.5mmを4回で切断
- 真鍮:0.5mmを2回で切断
- カラー彫刻:金属表面の酸化で発色するため、素材と設定で色が変わる
木材・革の名入れはLP4
木材や革へ名前、ロゴ、写真を彫るなら、LP4がおすすめです。小物を1個ずつ作る用途なら十分。
木製キーホルダー、革小物、紙、コルクを扱えるため、小規模なイベント販売にも使えます。
LP4の切断目安は、バルサ材8mm、暗色の不透明アクリル5mm。素材や設定で切断厚は変わります。
厚い板を切るならLP5です。透明アクリルは、黒と同じ条件で切断できるとは限らない点に注意。
- バスウッド(シナノキ系の木材):約20mmまで
- 黒アクリル:約15mmまで
- LP4とは木材の種類が違うため、切断厚を単純比較しない
量産するならLP5
連番、日付、名前を変えて複数個を作るなら、文字を打ち直す手間を減らせるLP5がおすすめです。
最大線彫り速度はLP4が毎秒4,000mm、LP5が毎秒10,000mm。数字上の差は2.5倍。
最大速度が2.5倍でも、写真や面彫り、深彫り、立体彫刻、切断の時間は別。
注文数が少なく1個ずつ加工するならLP4で十分で、速度だけに約19万円を足す必要はありません。
- 可変テキスト:連番や名前を自動で差し替える
- 線で作った図柄データ:複数をまとめて配置確認する
- USBメモリ:パソコンをつながず同じ作業を繰り返す
- スライド台:複数個を並べて順番に加工する
- 実機レビュー例:付属の立体コインデータは約4時間。一般的な所要時間ではない

持ち運びならLP4
クラフトフェアや出張加工へ頻繁に運ぶならLP4がおすすめ。総重量は4kgで、LP5より2.02kg軽い設計。
LP4は本体画面でレーザー切替、進捗確認、履歴からの再加工が可能。接続はUSBと近距離無線(Bluetooth)です。
LP5は本体画面がなく、パソコンやスマホをUSBかWi-Fiでつなぐか、作業データ入りのUSBメモリで操作します。
LP5のレーザー部分だけで3.36kg。加工範囲は同じ。運用は手持ちよりスタンド固定が中心で、付属品は次の表から選択。

LP4とLP5のセット
平らな小物を1個ずつ加工するなら基本構成で十分。追加部品は、円筒なら回転軸、長物や複数個ならスライド台。
基本構成はClass 4。目や皮膚、反射光、火災の危険がある強いレーザーを扱う区分です。
LP4は加工部を完全に覆う保護カバーが必要。LP5は専用カバーをロックした時だけ、外へ危険な光が出ないClass 1条件です。
| 加工する物・場所 | 必要な構成 | LP4でそろえる物 | LP5でそろえる物 |
|---|---|---|---|
| 平らな小物を1個ずつ加工 | 基本構成 | LP4基本構成 | LP5基本構成 |
| タンブラー・ボトル・指輪 | 回転軸 | LP4回転軸+スライド | LP5回転軸+スライド |
| 長物・複数個の一括加工 | 素材を送るスライド台 | LP4回転軸+スライド | LP5回転軸+スライド |
| 室内で煙・臭い・金属粉を減らす | 排気または集じん機 | LP4基本構成 +LP2〜LP5対応集じん機 | LP5基本構成 +LP2〜LP5対応集じん機 |
| 家庭・店舗・学校 | 全周安全カバー 排気・集じん | LP4用全周カバーを先に用意 対応型番を確定するまで本体を購入しない | LP5専用安全カバー ロック時はClass 1条件 位置決めカメラ内蔵 |
家庭・店舗・学校でLP4を使うなら、全周カバーの対応型番を確認してから本体を購入してください。セット内容も変わる点に注意。

Q&A
LightBurn対応は?
両機ともレーザー加工ソフトのLightBurnに対応。メーカー専用のLaserPecker Design Spaceも使えます。
Mac・Windows対応?
両機ともWindows 10以降とmacOS 10以降に対応。スマホはiOS 9以降とAndroid 7以降です。
加工データは共通?
写真画像や線で作った図柄など、読み込める形式はほぼ共通です。ただし、出力とレーザー方式が違うため、加工設定は作り直します。
LP4とLP5まとめ
金属の深彫り・切断・複数個の加工をするかが、約19万円の価格差を払う境目。
LP4がおすすめな人
- 木材・革の名入れが中心
- 金属は名前・ロゴ・番号の表面彫刻まで
- 小物を1個ずつ作る
- 持ち運びと本体画面を重視する
- 予算を抑えたい
LP5がおすすめな人
- 金属の深彫り・立体彫刻・薄板切断をする
- 厚めの木材や黒アクリルを切る
- 連番・個別名・複数個を繰り返し加工する
- 価格より加工能力と作業時間を重視する
金属を切る、深く彫る、立体彫刻を作る予定が1つでもあるなら、LaserPecker LP5がおすすめです。
その予定がなく、小物への名入れから始めるならLaserPecker LP4がおすすめ。約19万円を付属品や材料の購入に使えます。
家庭・店舗・学校では、全周カバーと排気をそろえてから本体を購入してください。価格、在庫、セット内容も購入時に変わる点に注意。

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