ボルトクリッパーの替刃交換|本体サイズとメーカー品番の確認方法

ボルトクリッパーの替刃交換|本体サイズとメーカー品番の確認方法

オフ 投稿者: せせら編集部

この記事を書いている人(せせら)

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ボルトクリッパーの刃が欠けたり、ハンドルを閉じても切れにくくなったりすると、替刃だけで直せるのか、本体ごと替えるべきか迷います。

通販では300mm・600mmとサイズが並びますが、同じ数字でも取り付けられるとは限りません。

最初に、本体のメーカー名と品番を確認してください。同じメーカー・同じ600mmでも、標準モデル、特製モデル、電気作業向けの専用モデルで替刃が異なる例があります。

全長で絞れるのは、品番が読めないときの呼び寸法の候補までです。購入する替刃は、公式の対応表で本体品番と照合してください。

必要な確認を、本体表示と全長、メーカー別の対応品番、調整で戻る症状と交換が必要な損傷、機種ごとの取り付け方、交換を見送る条件の順に進めてください。

目次

ボルトクリッパーの替刃は本体サイズだけでなくメーカー品番まで合わせる

替刃選びでは、本体のメーカー名と品番を最初に確認してください。「600mm用」といった呼び寸法が同じでも、ヘッドの構造やボルト位置、切断対象の異なる替刃があります。

MCCの600mmを例にすると、標準モデルのBC-0760、特製モデルのBC-0960、電気が流れている線を扱う専用モデル(活線用)のZBC-600で替刃が分かれます。

対応する替刃品番は、後のメーカー別対応表で確認してください。

取付穴の位置や刃の外形が似ていても、他社本体への流用は避けてください。

MCCも他社のボルトクリッパーへMCCの替刃を取り付けることを改造とし、事故につながるおそれがあると注意しています。「穴が合いそう」で互換と判断できません。

注文前は、本体のメーカー名、本体品番、標準用・特製・専用などの系統、公式の替刃品番の順で照合してください。

本体品番を特定できない場合は、近いサイズの替刃を買わず、メーカーや販売店に確認してから選ぶのが安全です。

ボルトクリッパーのラベルを確認し、全長は呼び寸法の候補絞りに使う

最初に確認するのは、ハンドル、連結板、刃の付いたヘッド周りのラベルや刻印です。汚れを落としてから読んでください。

メーカー名、本体品番、品番末尾の文字まで読み取り、分解前に本体の両面と表示部の拡大写真を撮ってください。

本体品番が消えている場合は、ハンドルを閉じ、刃先からグリップ末端までの概算全長をまっすぐ測ってください。

ただし、この数値は300・350・450・600といった呼び寸法の候補を絞るためのものです。

測定位置はメーカーごとに異なるため、各社の寸法図に合わせてください。全長だけで替刃を決めないでください。

例えば、MCCのBC-0730は呼びサイズが300でも、公式図の基準寸法Aは315mmです。

ロブテックスのEBC300も呼びは300ですが、公式の寸法1は320mmと示されています。「300」を実測全長が300mmという意味に受け取らないでください。

ラベルが読めず、全長が近いだけでは替刃の互換を決められません。

メーカーや販売店への照会には、ヘッドの外形、取付穴の中心間距離、ボルトの太さ、左右の刃の形が分かる写真と寸法が必要です。

本体品番と実測寸法を使う別の例として、手動タイルカッターの替輪で外径・穴径・厚みを照合する方法も参考にしてください。

これらは候補特定の補助情報に限り、他社刃を流用する根拠にしないでください。

MCC・HIT・ロブテックス・KNIPEXの対応替刃を本体品番から照合する

下表は、メーカーの公式表で本体と替刃を一対一に示せる組み合わせの対応表です。各メーカーの全機種一覧ではありません。

同じ行にある本体品番と替刃・ヘッドを対にしてください。表にない本体は、他の行や他社の品番を組み合わせず、本体の全品番で公式表を確認してください。

メーカー本体品番呼び専用替刃・ヘッド注意
MCCBC-0730300BCE0030標準用
MCCBC-0735350BCE0035標準用
MCCBC-0745450BCE0045標準用
MCCBC-0760600BCE0060標準用
MCCBC-0775750BCE0075標準用
MCCBC-0790900BCE0090標準用
MCCBC-07101050BCE0010標準用
MCCBC-0945450BCE0945特製用
MCCBC-0960600BCE0960特製用
MCCBC-0975750BCE0975特製用
MCCBC-0990900BCE0990特製用
MCCZBC-450450BCE0045活線用の公式指定
MCCZBC-600600ZBCE600活線用の公式指定
MCCZBC-600AZBCE600A呼びを推測せず本体品番で照合
HITBC 600-P600BCC 600-P公式カタログで完全一致を確認
HITBC 300JA300BCC 300JA公式カタログで完全一致を確認
HITBC 600-H GW-BL600BCC 600-H硬鋼線用。末尾を省かない
ロブテックスEBC300300BCK300ボルト・ナット付き
ロブテックスEBC350350BCK350ボルト・ナット付き
ロブテックスEBC450450BCK450ボルト・ナット付き
ロブテックスEBC600600BCK600ボルト・ナット付き
ロブテックスEBC750750BCK750ボルト・ナット付き
ロブテックスEBC900900BCK900ボルト・ナット付き
ロブテックスEBC10501050BCK1050ボルト・ナット付き
KNIPEX71 72 46046071 79 460ネジ付き交換ヘッド
KNIPEX71 72 61061071 79 610ネジ付き交換ヘッド
KNIPEX71 72 76076071 79 760ネジ付き交換ヘッド
KNIPEX71 72 91091071 79 910ネジ付き交換ヘッド

MCCは同じ600mmでも標準・特製・活線用で替刃品番が変わる

MCCは、標準のBC-0760BCE0060、特製のBC-0960BCE0960を指定しています。どちらも600mmですが、替刃品番の0009を取り違えないでください。

活線用のZBC-600は、さらに別のZBCE600が対応品です。一方、ZBC-450は公式表でBCE0045に対応します。

品番の規則を自分で補完せず、本体ごとの公式指定を見てください。

HITは本体品番の末尾まで読み、公式カタログの替刃と照合する

HITの公式カタログが示す、本体と替刃の完全な組み合わせは次の3例です。

BC 600-P → BCC 600-PBC 300JA → BCC 300JABC 600-H GW-BL → BCC 600-Hの3例を照合してください。

表のHIT欄は、公式カタログに本体と替刃の完全な組み合わせが示されたこの3例に限っています。

HITには標準用と硬鋼線用の替刃系統があり、末尾のHやハイフン以降の文字を省けません。

表にない本体は呼びから替刃品番を作らず、HITの公式カタログで本体品番の末尾まで照合してください。

ロブテックスEBCは本体と同じ呼びのBCK替刃セットを選ぶ

ロブテックスは、EBC300本体にBCK300EBC450BCK450と、EBC本体の呼び数字と同じBCK替刃セットを公式対応にしています。

300から1050までの対応を確認してください。

BCK替刃セットには、ハンドル取付用のボルトとナットが付きます。購入時は呼び数字だけではなく、本体のEBCと替刃セットのBCKまで一致させてください。

KNIPEX 71 72シリーズは対応する71 79交換ヘッドを選ぶ

KNIPEXの対象は、本体品番が71 72 460 / 610 / 760 / 910のボルトカッターです。

それぞれ71 79 460 / 610 / 760 / 910の交換カッターヘッドを選んでください。

この系列は左右の刃を1枚ずつ選ぶ形ではなく、ネジ付きの交換ヘッドを本体品番に合わせる構成です。

71 7271 79の違いに加え、末尾の460・610・760・910まで一致させてください。

ロブテックス BCK300
ロブテックス BCK300

刃先の欠けとすき間を見て、調整・替刃交換・使用中止を分ける

切れにくくなったときの確認点は、刃先の損傷、左右のすき間、本体のがたです。すぐに替刃を注文せず、原因を切り分けてください。

刃だけの問題か、位置調整で戻る状態か、本体も点検すべきかで次の行動が変わります。

状態判断次の行動
刃先に欠け、割れ、大きな変形がある調整で使い続けない使用を中止し、本体品番に合う替刃・ヘッドまたはメーカー点検を確認
刃に割れや大きな変形はないが、閉じてもすき間が広い機種によっては調整で戻る可能性がある所有機の公式手順で調整機構の有無を確認
左右の刃の一部だけが強く当たる位置ずれ、ボルト、連結部の異常も疑う試し切りせず、刃先の平行と固定部を点検
ハンドルや連結板、中心軸に大きながたや曲がりがある替刃だけでは直らない使用を中止し、メーカー点検・修理・本体交換を検討
機種指定の調整後もすき間や片当たりが戻らない刃、ボルト、連結部の摩耗を疑う使用を中止し、替刃交換で足りるか本体点検が必要か確認
硬い線材を切った直後に刃が凹んだ、欠けた材料の硬さ・直径と本体系列が合っていない可能性がある新しい刃を買う前に、切断能力と標準用・硬鋼線用などの本体系列を確認

刃が傷んだ直前の切断物も確認してください。MCCの標準ボルトクリッパーは軟らかい材料用で、HITも標準用と硬鋼線用を分けています。

材料の硬さや直径が本体の能力を超えていたなら、替刃だけを交換しても同じ損傷を繰り返します。

刃先に欠けや割れがある場合は、刃を近づける調整で切れ味を戻そうとしないでください。

損傷が広がったり、刃の破片や切断物が飛んだりするおそれがあります。使用を中止し、専用替刃の有無を確認してください。

反対に、刃先に目立つ損傷がなく、ハンドルを閉じたときのすき間だけが広いなら、摩耗分を調整で補える機種があります。

MCCの替刃取付手順ロブテックスEBCの取扱説明書には、刃先の開きを調整する機構が示されているため、所有機の説明書と照合してください。

刃の一部だけが当たる、ハンドルを動かすと中心軸が大きくずれるなどの症状は、刃の摩耗だけとは限りません。

ロブテックスも使用前に損傷、摩耗、がたつきを点検するよう求めています。固定部や本体に異常があれば、替刃交換に進む前に使用を中止してください。

替刃を外す前に部品の向きを記録し、機種別の手順で刃先を調整する

通常のボルトクリッパーのグリップは、絶縁用ではありません。交換と調整は、電気が流れている物から離れた場所で行ってください。

活線用モデルの絶縁性能に関わる作業は、一般用の替刃交換と分けてください。

保護めがねと刃で切りにくい手袋を着け、周囲の人を刃や小部品が飛ぶおそれのある範囲から離してください。

大型の本体は、ハンドルが倒れたり急に閉じたりしないよう、安定した作業台に置いてください。MCCの手順では、万力があれば本体の片側を固定する方法も示されています。

ボルト、ナット、平たい輪状の部品(ワッシャー)、刃の向きは、外す前に両面から写真を撮ってください。

取り外した部品は小さなトレーへ順番に置いてください。新しい替刃にボルトやナットが付く場合は、旧部品と自己判断で混ぜないでください。

刃の向き、刃先のすき間、ナットの向き、締め付けの数値は全社共通ではありません。

公式資料に数値がない機種へ、別メーカーの値や独自の締め付け値を当てはめないでください。本体品番に対応する説明書と替刃の同梱資料に従ってください。

MCCの公式取替PDF対象機は、止めねじを緩めて刃先すき間を0.1~0.5mmに調整する

以下は、MCC公式PDF「ボルトクリッパ替刃取替方法」の対象機に限る手順です。

特製のBC-09xxや活線用のZBC系列へ、0.1~0.5mmの数値やねじの扱いをそのまま適用しないでください。

公式PDFに示された順序は、押しねじ用のロックナット、押しねじ、止めねじです。この順に緩め、新しい刃の取付穴を本体に合わせて六角ボルトで取り付けてください。

次に、ハンドルを閉じたときに本体同士が接触する部分(当たり部)が触れるまで閉じ、刃先の開きを確認してください。

開いていれば、止めねじを緩めた状態のまま押しねじを締め、刃先のすき間を0.1~0.5mmに調整してください。

この数値はMCCの該当手順に対する指定で、他社のボルトクリッパーには使いません。

調整後は、押しねじ、押しねじ用ロックナット、止めねじを締め、六角ボルトにロックナットを固定してください。

MCCは止めねじが破損する場合があると注意しているため、止めねじを締めたまま刃先を調整しないでください。

HITは刃先位置を動かす偏心ボルトで左右を平行にそろえる

HITの標準ボルトクリッパーは、偏心ボルトで刃先の位置を調整する構造です。偏心ボルトとは、回すと軸の位置がずれ、左右の刃先を動かせる調整ボルトのことです。

左右の刃先は、HITの公式解説に沿って平行にそろえてください。

HITの公式資料には、MCCの0.1~0.5mmをHITへ使うという指定はありません。

刃の外し方、ナットの向き、締め付けは、所有する本体品番の説明書と対応替刃に付く手順に従ってください。

ロブテックスEBCはBCK付属のボルト・ナットと調整ボルトを確認する

ロブテックスのBCK替刃セットには、ハンドル取付ボルトとナットが付きます。古いボルト・ナットと付属品を混ぜず、BCKの同梱手順と対応するEBC本体の説明書に従ってください。

EBCの公式説明書では、ハンドルを完全に閉じた状態で横のロックナットを緩め、調整ボルトの高さを変えます。調整ボルトは右に回すと刃先が狭まり、左に回すと広がります。

刃先の開きを見ながら調整した後は、ロックに使う六角ナットを元どおり締めてください。この回転方向と手順はEBCの公式説明に基づくもので、他メーカーの調整ボルトには当てはめません。

KNIPEX 71 72シリーズは交換ヘッド付属の最新手順に従う

2021年付のKNIPEX公式説明書は3個のナットを外す手順ですが、2023年のKNIPEX公式ブログは中央ナットに触れない手順を示しています。

手元の本体と交換ヘッドに付く最新手順を確認できるまで、どのナットも外さないでください。

付属手順が2021年付の公式説明書と一致する場合は、3本のねじを外し、旧ヘッドをホルダーから抜いてハンドルを左右に分けてください。継手を清掃し、軽く注油してから組み戻します。

同説明書に従う場合は、ハンドルを中央の継手ねじに戻し、新しいヘッドをホルダーへ押し込んでください。

外側の2本の偏心ねじとナットで固定し、説明書指定の方法で緩み止めしてください。この手順は71 72本体と対応する71 79ヘッドの組み合わせに限定されます。

KNIPEXの同説明書では、出荷時の刃先すき間を約0.4mmとし、外側2個のナットと偏心ねじで12段階に調整する方法が示されています。

破損するおそれがあるため、刃先を完全に閉じないでください。約0.4mmもKNIPEXの対象機に限る値で、他社機の調整値には使いません。

替刃交換後は無負荷で開閉し、本体の能力範囲内で試し切りする

替刃を取り付けた直後は、材料を挟まず、無負荷で本体を開閉してください。

保護めがねと刃で切りにくい手袋を着け、刃先やハンドルの動く方向から周囲の人を離してから、次の順で確認してください。

  1. 取り付けに使ったボルト、ナット、ロック機構が、所有機の公式手順どおり固定されているか見る。
  2. ハンドルをゆっくり開閉し、引っ掛かりや異音がないか確認する。
  3. 左右の刃の一部だけが強く当たる片当たりや、目視で分かるずれがないか見る。
  4. 本体の当たり部が正常に接触し、刃先を必要以上に押しつぶしていないか確認する。
  5. ハンドル、連結板、中心軸に大きながたがないか見る。異常があれば試し切りへ進まない。

無負荷の確認に問題がなければ、本体に表示された材料の硬さと最大径を下回る材料で試し切りしてください。

HITも公式の取扱説明書で、工具の切断能力を確認するよう求めています。材料の硬さが分からない場合は、「細いから切れる」と判断しません。

材料は刃に対して直角に入れ、できるだけ支点に近い刃の奥側で挟んでください。RIDGIDの公式資料も、斜めに挟んだり、ねじったりこじったりしないよう注意しています。

切断片が飛ばないよう端部の向きを決め、人のいない方向へ向けてください。

ハンドルにパイプを足したり、ハンマーでたたいたりして切断能力を超えないでください。また、通常のグリップは絶縁用ではないため、電気が流れている電線を試し切りに使わないでください。

本体にがた・曲がり・ねじ損傷があれば替刃交換を見送る

新しい刃に替えても、連結部やハンドルの異常は直りません。連結板、中心軸、フレーム、ハンドル、閉じたときに接触する当たり部まで点検してください。

次のどれかがあれば、替刃を注文・取り付けする前に使用を止めてください。

  • 連結板、フレーム、ハンドルにひび、曲がり、目立つ変形がある。
  • 中心軸や当たり部に大きながた、片減り、異常な摩耗がある。
  • ボルト穴が広がり、ねじ山がつぶれて、指定のナットを固定できない。
  • 本体品番に合う専用刃を付け、機種別の範囲で調整しても、左右の刃先が平行にならない。
  • 絶縁性能のある専用モデルのグリップ、ハンドル、被覆に傷、ひび、劣化がある。
  • 正確な本体品番に対応する公式替刃・ヘッドがなく、他社刃や取付穴を加工した刃しか選べない。

ロブテックスEBCの公式説明書でも、使用前に各部の損傷、摩耗、がたつきを点検し、異常があるときは使わないよう求めています。

絶縁用の被覆が傷んでいる場合も、替刃を交換しただけで絶縁性能が戻ったと判断せず、メーカーの点検へ回してください。

寸法が近くても、他社の替刃を取り付けたり、穴を広げて合わせたりしないでください。

MCCは他社のボルトクリッパーへMCC替刃を取り付けることを改造とし、事故につながるおそれを注意しているため、他社本体へ取り付けないでください。

MCCの替刃供給方針では、替刃式カッタの替刃は商品販売終了後10年の供給です。期間を超え、対応品を入手できないときは本体更新が必要になります。

小型機では、替刃の価格、新しいボルト・ナット、必要な工具、交換にかかる時間を合計し、新品本体と比較してください。

これはメーカーの安全基準ではなく、費用と作業時間の判断です。価格は変わるため固定値を基準にせず、購入時点の替刃と本体を同時に比較してください。

ボルトクリッパーの替刃交換で迷ったときの確認順

替刃交換を、通販で同じサイズを探すことから始めないでください。本体の識別、刃と本体の点検、機種別の交換、交換後の確認は次の順です。

  1. 本体のメーカー名と品番を読み取る。
  2. メーカーの公式表で専用替刃・交換ヘッド品番を照合する。
  3. 刃先の欠け・割れ・変形と、閉じたときのすき間を分けて見る。
  4. 連結板、中心軸、フレーム、ハンドル、ボルト穴に損傷がないか確認する。
  5. 外す前の向きを写真で残し、所有機の手順で替刃を取り付け、刃先を調整する。
  6. 材料を挟まずに開閉し、ナットの固定、片当たり、引っ掛かり、異音、がたを確認する。
  7. 本体の能力範囲内の材料を、刃に直角・奥側に入れて試し切りする。

品番を特定できない、専用刃を入手できない、本体に曲がりや大きながたがあるなら、交換作業を進めません。

他社刃の流用や取付穴の加工で合わせず、メーカー点検または本体更新を選んでください。

刃先のすき間とボルトの扱いは、メーカーと機種ごとに異なります。

MCCの0.1~0.5mmやKNIPEXの約0.4mmを他社機に当てはめず、所有機と替刃に付く手順に従ってください。

最後の確認事項は、保護めがねと手袋、周囲への飛散対策です。通常のグリップを絶縁用とみなさず、刃を斜めに当てたりハンドルにパイプを足したりせずに使用してください。

ボルトクリッパーの替刃交換でよくある質問

ボルトクリッパーの刃は裏返してもう一度使えますか?

メーカーが「片刃」「両刃」と表記していても、刃を反転して再使用できるとは判断しないでください。

MCCの公式FAQでは、標準モデルの300~450を片刃、600以上と特製全サイズを両刃とする区分です。

この区分は反転再使用の許可ではないため、欠けや摩耗があれば専用替刃と付属資料に従ってください。

硬い材料を切るときは、保護めがねと手袋だけで十分ですか?

保護めがねと手袋だけで十分とは限りません。

KNIPEX 71 72シリーズの2021年付公式説明書は、硬質材の切断時に保護めがね、保護手袋、ヘルメットの着用を示しています。

所有機の説明書に従い、周囲の人も切断片や刃の破片が飛ぶ範囲から離してください。

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