SSL FusionとTHE BUS+の違い|色付け・バスコンプ・ダイナミックEQで比較

SSL FusionとTHE BUS+の違い|色付け・バスコンプ・ダイナミックEQで比較

オフ 投稿者: せせら編集部

この記事を書いている人(せせら)

普段は個人事業主のプログラマーとして仕事をしています。
個人で作業効率化サービスを運営し、挑戦を続ける人々を静かに応援しています。

広告
Amazonタイムセール開催中!
割引中の商品を今すぐチェック

SSL FusionとSSL THE BUS+(以下、BUS+)は、どちらもミックスの仕上げに使うアナログ機器です。名前だけでは役割の違いが分かりにくく、どちらを先に買うべきか迷いますよね。

音色の厚みや広がりを足したいならFusion、ミックス全体の音量差を整えてまとまりを出したいならTHE BUS+です。性能の上下ではなく、今の環境に足りない機能で決まります。

比較の軸は、色付け、ミックス全体をまとめる圧縮(バスコンプ)、音量に応じて特定の帯域だけを変える機能(ダイナミックEQ)です。FusionとTHE BUS+の違いは、手持ち機材ごとの条件まで含めて整理できます。

SSLFusion/BUS+

手持ちの機材と足したい変化で、向く製品が分かれます。

向く人主な強み弱点・購入前の最終確認商品
使えるバスコンプを持っていて、厚み・高域の丸さ・左右の広がりを足したい人音の厚みを足す回路、低域と高域の音色調整、高域だけの圧縮、左右の広がり、低域に厚みを足す専用回路ミックス全体用のバスコンプは非搭載。連続ノブの設定は写真やメモで残す必要があるSSL Fusion
ハードウェアのバスコンプを持っておらず、ミックス全体のまとまりやパンチを作りたい人ミックス全体用の圧縮、音量に応じて特定の帯域だけを変える2バンドEQ、圧縮の質感を変える3種類の回路Fusionの専用トランス回路と左右の幅調整は非搭載。本体に設定を保存する機能はないSSL THE BUS+

すでに使っているバスコンプに不満がなく、音色や広がりを加えたいならFusion。1台でミックス全体の圧縮と帯域ごとの動きまで整えたいなら、THE BUS+が向きます。

どちらも高額な本体なので、購入判断では、SSL FusionまたはSSL THE BUS+の本体か、販売元、国内正規保証、電源仕様、納期が要点になります。

SSLFusion色付け

すでに使えるバスコンプがあり、ミックスへ厚みや広がりを足したい場面ではFusionが合います。5つの回路を個別に使えるため、必要な色だけを重ねることが可能です。

音の厚みと倍音を足すVintage Driveは、ピークを丸めながら密度を高める回路です。低域と高域を整えるViolet EQは、低域の重みや高域の艶を狙う調整役。

耳につく高域だけを抑える圧縮、左右の広がりを変える回路、低域へ厚みを足す専用トランス回路まで搭載。音量の動きを整えるより、音色と奥行きづくりが主役の一台です。

Fusionに通常のミックス全体用バスコンプはありません。Vintage Driveを強く使うと低いレベルのヒスが加わるため、手持ちのバスコンプと役割が重ならないかは購入前の確認ポイントです。

SSL BUS+コンプ

ハードウェアのバスコンプがなく、ミックス全体の音量差を整えたいならTHE BUS+が候補になります。音をまとめながら、ドラムの勢いやパンチを残したい人向き。

圧縮を始める音量、反応の速さ、戻る速さ、圧縮の強さまで細かく調整できます。元の音と圧縮後の音を混ぜられるため、強く押さえた音を薄く足す使い方も可能。

左右をまとめる処理だけでなく、左右を別々に動かしたり、中央と左右の成分を分けたりする処理もあります。低域の歪みを抑える設定、緩やかに音をつかむ設定、倍音を足す設定まで選択可能。

Fusionにある専用の倍音回路、低域へ厚みを足す回路、左右の幅調整はTHE BUS+にありません。バスコンプを先に導入するならTHE BUS+、色付けを後から足すならFusionという役割分担です。

SSL BUS+D-EQ

D-EQは、音量に応じて選んだ帯域だけを変える2バンドEQです。低域や高域が特定の瞬間だけ出過ぎるミックスでは、THE BUS+のD-EQが役立ちます。

低域と高域は、それぞれ16か所から処理する周波数を選択可能。出過ぎた帯域を抑える圧縮と、足りない帯域を広げる処理を選び、変化量は0.5〜15dBに制限できます。

キックとベースが重なる瞬間だけ低域を抑えたり、刺さる瞬間だけ高域を丸めたりする用途に向く機能です。バスコンプの前後も切り替えられるため、圧縮前と圧縮後のどちらで効かせるかを比べる設計。

制約は2バンドで、選べる周波数も限られます。多数の帯域を細かく補正する用途には向かず、低域や高域を常に同じ量だけ変えるならFusionの出番です。

SSLFusion追加

バスコンプに満足しているなら、次に足す一台はFusionです。ミックス全体を押さえる役割を重ねず、今の音へ別の変化を加える構成。

Fusionでは、倍音を足してピークを丸める回路、低域と高域を常に少し変えるEQ、高域だけを抑える圧縮が使えます。バスコンプの設定を崩さず、低域の重みや高域の艶を足す場面に向きます。

左右の広がりを変える回路と、低域へ厚みを足す専用トランス回路もFusionの強み。ステレオの幅や奥行きは、THE BUS+のバスコンプ機能よりFusionのほうが直接扱えます。

Fusionだけでは、一般的なミックス全体用のバスコンプを補えません。手持ち機材に同じ倍音回路、低域・高域EQ、左右の幅調整が揃っているなら、追加効果は限定的です。

SSL BUS+1台

最初に1台だけ選ぶなら、ミックス全体をまとめるバスコンプを軸に、少しの色付けと帯域制御も欲しい人はTHE BUS+です。Fusionのような多段の音色変化より、バスコンプ・軽い色付け・帯域制御を一台へ集約できる構成。

THE BUS+は、ミックス全体の音量差を整える圧縮に加えて、圧縮の回路へ倍音を足す4K MODEを備えています。低域の歪みを抑える設定や、圧縮をゆるやかにする設定も選べるため、音のまとまり方を変えられます。

さらに、音量に応じて低域や高域だけを動かすD-EQも使えます。バスコンプ、軽い色付け、特定の帯域の調整を1台へ集約できる点がTHE BUS+の強み。

Fusionの専用Vintage Drive、低域へ厚みを足すトランス回路、左右の幅調整は、THE BUS+では同じ形にできません。これらの音色変化まで一台へ求めるなら、THE BUS+単体では不足。併用には、空き入出力、往復遅延、レベル、ラック条件が必要です。

SSLFusion+BUS+

ミックス全体のまとまりと、Fusionの厚みや広がりを両方使うなら、THE BUS+とFusionの併用が有効です。圧縮と色付けを別の機材へ分ける構成なら、どちらか一方で無理に代用する必要はありません。

DAW(音楽制作ソフト)のステレオバスと2台の機材を往復させ、加工後の音をDAWへ戻す経路が必要です。この経路の呼び名がハードウェアインサート。

先にバスコンプで音量差をまとめてから色付けする方法もあれば、Fusionで厚みを足してからTHE BUS+で押さえる方法もあります。信号を通す順番は、素材と狙う変化で決まります。

2台の導入可否を左右するのは、空き入出力、往復遅延、レベル、ラック条件です。

SSLの2台接続

SSL FusionとSSL THE BUS+をDAWへつなぐには、未使用のステレオ出力2chとステレオ入力2chが必要です。次の条件がなければ、機材を購入しても音を往復できません。

  • 未使用のライン出力2chから機材へ送り、未使用のライン入力2chへ戻せる。
  • DAWやルーティングソフトで、外部機器の往復遅延を補正して録音できる。
  • 入出力レベルとヘッドルーム(音量の余裕)を調整できる。

両機とも19インチ2U(ラックの高さ2段分)なので、2台を併用するなら合計4U相当の幅・奥行き・放熱・電源が必要です。XLR端子が挿さるだけでは条件を満たさず、空き入出力と設置場所が購入前の確認点になります。

SSL BUS+再現

リコールは、別の曲や修正後の作業で、前と同じ設定へ戻すことです。手作業で同じ状態へ戻す回数が多い環境では、THE BUS+が候補。

THE BUS+は全てのノブが段階式なので、設定値を読み取り、左右の値をそろえやすい設計です。電源を入れ直した後も、スイッチ状態とD-EQの周波数・変化量が保持されます。

Fusionは連続して動くノブを含むため、同じ音へ戻すには写真や記録用のシートが必要。音色を細かく追い込める一方、複数の曲を何度も切り替える作業では手動の記録量が増えます。

THE BUS+にもDAWから設定を呼び出す遠隔操作や、本体へ保存する完全なプリセット機能はありません。瞬時の自動リコールが必要な制作環境では、どちらも条件を満たさず、手動再現で足りるかが購入判断の分かれ目です。

QA

2台接続のケーブルは何本?

FusionとTHE BUS+をステレオで1台ずつつなぐ場合、機材へ送る左右2本と、機材から戻す左右2本の合計4本が基本です。入出力端子やパッチベイの仕様で必要なケーブルは変わるため、端子形状も機材側に合わせる設計。

導入後に音量が上がるだけ?

比較時は、加工前と加工後の音量をそろえた状態が基準。出力レベルが上がったままだと、音が良くなったのではなく、大きく聴こえているだけの可能性があるためです。音量をそろえても変化が乏しい場合は、DAWの送り先・戻り先と入出力レベルが次の確認ポイントです。

FusionとBUS+の色?

両者の色付けは別物。Fusionは倍音や低域の厚み、左右の広がりを個別に足す機材です。THE BUS+はバスコンプへ倍音を加える4K MODEが中心なので、色付けだけを目的にするなら、欲しい変化に近い回路を基準に選ぶと役割の違いが分かります。

SSLFusionかBUS+

すでに満足できるバスコンプがあり、厚み・高域の艶・左右の広がりを足したい人は、SSL Fusionを選ぶと、バスコンプを重ねずに音色の変化を追加できる構成。

バスコンプを持っておらず、1台でまとまり・軽い色付け・帯域制御まで使いたい人は、SSL THE BUS+を選ぶと、バスコンプ・軽い色付け・帯域制御を一台へまとめられます。Fusionの専用トランス回路や左右の幅調整まで一台に求めるなら、THE BUS+単体では不足です。

音量差をまとめる機能とFusionの色付けを両方使いたく、未使用の2入力2出力もある人は、SSL FusionSSL THE BUS+を併用できます。自動で設定を呼び出す機能が必要な場合は、どちらも手動再現で足りるかが判断材料です。

広告
Amazonタイムセール開催中!
割引中の商品を今すぐチェック

Amazon の PC をスコア化してみた

Specsy Hub

Amazonにある8〜14インチの小型WindowsタブレットやノートPCを、スペック別にスコア化して比較・ランキング。

※同一運営者のサイトです。

このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。