
蛾図鑑のおすすめは?成虫・幼虫など観察目的別に比較
蛾図鑑のおすすめは?観察目的別に選ぶ本
蛾の図鑑は掲載種数だけでは決めにくく、どれがよいのか迷いますよね。
成虫と幼虫、生態写真と標本写真では、得意な観察目的が大きく異なります。
身近な成虫を調べる最初の一冊なら、『くらべてわかる蛾 1704種』がおすすめです。
観察目的に合う蛾図鑑と各商品の違いを、早見表にまとめてみました。
目的別早見表
| 読者の条件 | おすすめ商品 | 決め手 |
|---|---|---|
| 初めて身近な成虫を調べる | 山と溪谷社 くらべてわかる蛾 1704種 | 白背景に成虫1704種 |
| 生きた状態の写真から調べる | メイツ出版 改訂版 蛾の生態標本図鑑 | 生態写真と標本写真 |
| 日本産の大蛾類を広く調べる | Gakken 日本の蛾 | 日本産約3000種 |
| 小型の蛾まで詳しく調べる | Gakken 日本の小蛾類 | 日本産小蛾類約3300種 |
| 野外で幼虫を調べる | 小学館 NEO POCKET イモムシとケムシ | 約580種の実物大生体写真 |
| 秋・冬・早春に観察する | メイツ出版 秋冬春の蛾生態図鑑 | 秋冬春の348種 |
| 色や外見から素早く探す | 山と溪谷社 くらべてわかる蛾 1704種 | 色別早見表 |
| 撮影した蛾を同定する | メイツ出版 改訂版 蛾の生態標本図鑑 | 止まった姿と比べやすい |
くらべてわかる蛾
本書は、身近な成虫1704種を白背景で並べた図鑑です。
色別早見表から外見の近い種類を探せるため、初めての一冊に向いています。
幼虫も278種載っていますが、専門図鑑ほど多くの種類は網羅していません。

蛾の生態標本図鑑
本書の強みは、695種の生態写真と標本写真を一緒に見られることです。
野外で止まっている蛾や、撮影した画像から名前を調べる人におすすめです。
掲載種数より写真の比べやすさを重視した内容で、電子版は固定レイアウト式です。

日本の蛾
『Gakken 日本の蛾』は、大蛾類を中心に日本産約3000種を収録しています。
大蛾類はほぼ全種を扱い、分布や発生時期、幼虫が食べる植物も分かります。
価格と情報量は高めですが、日本産の大蛾類を広く調べるなら本書がおすすめです。

日本の小蛾類
小型の蛾を本格的に調べるなら、日本産小蛾類約3300種を収録した本書がおすすめです。
標本写真とともに、分布や発生時期、幼虫が食べる植物を掲載しています。
大型種中心の入門書ではなく、『日本の蛾』を補う専門図鑑なんです。

野外向け幼虫図鑑
野外で幼虫を調べるなら、『小学館 NEO POCKET イモムシとケムシ』がおすすめです。
よく見られる約580種を実物大の生体写真で掲載し、体の形から探せます。
成虫写真も載っていますが、収録の中心は幼虫です。

秋冬春の蛾図鑑
『メイツ出版 秋冬春の蛾生態図鑑』は、秋151種、冬43種、春154種を収録しています。
野外での姿が分かる生態写真が中心で、寒い時期にも観察する人におすすめです。
夏を含まない季節特化の一冊です。主要6冊の違いは次の表にまとめました。

主要6冊を比較
| 比較項目 | 山と溪谷社 くらべてわかる蛾 1704種 | メイツ出版 改訂版 蛾の生態標本図鑑 | Gakken 日本の蛾 | Gakken 日本の小蛾類 | 小学館 NEO POCKET イモムシとケムシ | メイツ出版 秋冬春の蛾生態図鑑 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 主な対象 | 成虫 | 成虫 | 大型の成虫 | 小型の成虫 | 幼虫 | 成虫 |
| 掲載種数 | 成虫1704種 | 695種 | 約3000種 | 約3300種 | 約580種 | 348種 |
| 写真形式 | 白背景 | 生態・標本 | 標本 | 標本 | 生体 | 生態中心 |
| 地域・季節 | 日本・通年 | 日本・通年 | 日本・通年 | 日本・通年 | 野外・通年 | 日本・秋冬春 |
| 主な解説 | 外見と分類 | 生態と分類 | 分布、時期、食草 | 分布、時期、食草 | 体形と成虫 | 季節と生態 |
| 判型・携帯性 | B5・△ | A5・○ | B5・△ | 電子版・○ | 新書・○ | 電子版・○ |
| 難易度 | 初級 | 初中級 | 中上級 | 上級 | 初級 | 初中級 |
| 向いている用途 | 身近な蛾 | 写真との照合 | 大型種の同定 | 小型種の同定 | 幼虫観察 | 寒い季節 |
補助候補の選び分け
主要6冊で目的が合わない場合に役立つ、学習用や鑑賞用の候補を一覧にしました。
- 親子で映像も楽しむなら小学館 図鑑NEO イモムシとケムシ DVDつき
- 幼虫の検索範囲を広げるなら文一総合出版 イモムシハンドブック1・2・3
- チョウとの違いや飼育も学ぶなら創元社 チョウ・ガ図鑑
- 世界の蛾を写真で鑑賞するなら河出書房新社 世界の蛾
- 蛾の美しさをアートから楽しむなら誠文堂新光社 蛾売りおじさんのめくるめく蛾の世界
- かわいさ重視ならジャムハウス 胸キュン!虫図鑑 もふもふ蛾の世界
- 幼虫全般の携帯図鑑ならGakken 幼虫 学研の図鑑LIVEポケット4
目的で選ぶ結論
成虫か幼虫か、必要なのが生態写真か標本写真かで、選ぶ図鑑は決まります。
入門には『くらべてわかる蛾』、大型種には『日本の蛾』、小型種には『日本の小蛾類』がおすすめです。
写真照合なら『蛾の生態標本図鑑』、幼虫なら『NEO POCKET』、寒い季節なら『秋冬春の蛾生態図鑑』がおすすめです。
- 入門なら山と溪谷社 くらべてわかる蛾 1704種
- 写真照合ならメイツ出版 改訂版 蛾の生態標本図鑑
- 大型種ならGakken 日本の蛾
- 小型種ならGakken 日本の小蛾類
- 幼虫なら小学館 NEO POCKET イモムシとケムシ
- 寒い季節ならメイツ出版 秋冬春の蛾生態図鑑

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