
エスノグラフィーの本おすすめ9選|参与観察・記述・入門で選ぶ
エスノグラフィーの本は、入門書と研究書で内容が違うため、どれが自分に合うのか迷いますよね。
初めて学ぶなら石岡丈昇の入門書、実際の調査まで学ぶなら小田博志の改訂版がおすすめです。
この記事では、参与観察や記述、研究、ビジネスなど、目的別のおすすめ本を一覧にしました。
おすすめ早見表
| 読者の条件 | おすすめ本 | 選定理由 |
|---|---|---|
| 完全初心者 | 石岡丈昇『エスノグラフィ入門』 | 核心を新書で学べる |
| 調査を一通り学ぶ | 小田博志『改訂版 エスノグラフィー入門』 | 調査から発表まで扱う |
| 小規模調査 | 原知章『ミニエスノグラフィーの教科書』 | 課題を段階的に進められる |
| 理論と倫理 | 藤田結子・北村文『現代エスノグラフィー』 | 現代的な論点を広く扱う |
| ビジネス活用 | 平田貞代『ビジネスエスノグラフィー入門』 | 観察を仕事へつなげやすい |
| オート実践 | 新曜社『オートエスノグラフィー』 | 自分の経験を研究できる |
| オート研究の俯瞰 | 新曜社『オートエスノグラフィー・マッピング』 | 手法の広がりを見渡せる |
| 現代的な記述例 | 知念渉『〈ヤンチャな子ら〉のエスノグラフィー』 | 生活世界の描写を読める |
| 古典的な記述例 | 佐藤郁哉『暴走族のエスノグラフィー』 | 日本社会の民族誌を読める |
石岡丈昇の入門書
『エスノグラフィ入門』は、方法の核心や面白さを知りたい初心者におすすめです。
現場への参加や、身体で理解したことを記述する意味まで学べます。調査の進め方は小田本のほうが詳しいでしょう。

小田博志の改訂版
『改訂版 エスノグラフィー入門』は、調査から発表まで学びたい人におすすめです。
石岡本より実践的で、卒論や修論の準備にも役立ちます。購入対象は旧版ではなく改訂版です。
ここで扱う商品は電子書籍版です。紙で読むなら、同書の改訂版紙書籍が購入対象になります。

ミニ調査の教科書
短期間の授業課題や小規模調査には、『ミニエスノグラフィーの教科書』がおすすめです。
文献調査から現場調査、執筆、発表までを段階的に扱っています。長期調査の理論を深める本ではありません。

現代理論の入門書
『現代エスノグラフィー』は、調査者の立場や研究倫理まで学びたい人におすすめです。
多様な研究方法と現場の問題を扱っているのが特徴です。専門用語が多く、最初の軽い一冊には向きません。

ビジネス向け入門
商品開発や組織改善に生かすなら、『ビジネスエスノグラフィー入門』がおすすめです。
観察と聞き取りから、隠れた問題や需要を探る内容です。学術論文の執筆を学ぶなら小田本が向いています。

オート実践ガイド
自分の経験と社会や文化を結びつけて研究するなら、『オートエスノグラフィー』がおすすめです。
自分の経験をどう表現するかまで扱う専門書です。参与観察の入門には石岡本か小田本が向いています。

オート研究の地図
手法の種類や位置づけを知るなら、『オートエスノグラフィー・マッピング』がおすすめです。
研究領域の全体像をつかむ用途に向いています。実践の進め方を深く学ぶなら、実践ガイドがよいでしょう。

ヤンチャな子ら
完成した民族誌から学ぶなら、『〈ヤンチャな子ら〉のエスノグラフィー』がおすすめです。
若者の生活世界をどう描くか読める作品です。記述例を読む本で、ここで扱う商品は電子書籍版です。

暴走族の民族誌
日本社会を対象にした古典的な記述を読むなら、『暴走族のエスノグラフィー』がおすすめです。
刊行時の若者文化を対象に、調査対象を文化として描いた民族誌の実例になっています。

主要6冊を比較
| 比較項目 | 石岡丈昇の入門書 | 小田博志の改訂版 | ミニ調査の教科書 | 現代理論の入門書 | ビジネス向け入門 | オート実践ガイド |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 主目的 | 概念理解 | 調査全般 | 小規模調査 | 理論・倫理 | 実務活用 | 自己経験の研究 |
| 対象レベル | 初心者 | 初心者 | 初心者 | 中級者 | 初心者 | 中級者 |
| 参与観察 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | △ |
| 調査設計 | △ | ○ | ○ | ○ | △ | ○ |
| 記述・執筆 | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | ○ |
| 理論・倫理 | △ | ○ | △ | ○ | △ | ○ |
| 主な利用場面 | 独学 | 卒論・修論 | 授業課題 | 大学・大学院 | 仕事 | 質的研究 |
目的別の購入結論
- 基礎から学ぶなら、石岡丈昇『エスノグラフィ入門』、小田博志『改訂版 エスノグラフィー入門』、原知章『ミニエスノグラフィーの教科書』がおすすめ
- 理論や仕事への応用には、藤田結子・北村文『現代エスノグラフィー』と平田貞代『ビジネスエスノグラフィー入門』が適する
- 自分の経験を研究するなら、新曜社『オートエスノグラフィー』と新曜社『オートエスノグラフィー・マッピング』が有力
- 記述例を読むなら、知念渉『〈ヤンチャな子ら〉のエスノグラフィー』と佐藤郁哉『暴走族のエスノグラフィー』がおすすめ

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